７日　２２：２６
久遠さんこんにちは。先日は突然のお願いにも関わらずお願いを聞いてくださりありがとうございます。どのお話というよりも蔵出し品をもう一度読みたいなという気持ちが強いので、どのお話でも大感激です。でも、我儘を言えば、続き物で現在非公開になっている3周年記念小説が読める機会を頂ければと思います。
宜しければご検討ください。
 今は何度目かのサイト内読み直し中です。何度読んでもキュンキュンします。幸せです。 by 桃子


桃子様
こんばんは（＾＾）何度も読み返していただいて、ありがとうございます。3周年に何を書いていたのか覚えていなくて、慌てて小説部屋を見直しました（笑）あれですね、『ヴァンシェラde高校教師』。では、今の1周年記念は今月いっぱいくらいの公開にして、次は3周年記念を載せましょうかね。
そのときそのときの、自分の中に溜まったものを文章にしているような感じなので、キュンキュンだったりドロドロだったりしますが（笑）どんなときも、何かしらの幸せの形があればいいなぁ、と思って書いていますので、そう仰っていただけて嬉しいです。
しばらく多忙なので、掲載が遅れてしまったら申し訳ありません。でも、必ず再掲載させていただきますね（＾＾）



拍手を下さった皆様、訪問して下さっている皆様、ありがとうございます。そういえば、今サイトをアップしているジオシティーズがサービスを終了するそうで・・・次の春くらいまでに、別のホスティングサービスを探さなくてはいけません。まぁ、そうするとドメインも変わるんですよねー。サイト名を変更することはしませんが、URLが変わってしまうのはご了承ください。

リンク張って下さっているサイト様は、運営されていないところもありそうなので、申し訳ありませんが引っ越し先が決まってもこちらからプッシュ通知はいたしません。できるだけ、既存のサーバと新サーバとで重なる期間があるようにして移動させようとは思います。

ほんとはうちのサイトもレスポンシブにしたいんですが、全然仕事以外でコーディングしたいと思えなくて・・・申し訳ありません。もしかすると、本当にそのまま移植するだけになるかも知れません。んー、どうしよう。

ちょっと悩みまーす。ではでは、おやすみなさい！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ゆっくりと意識が浮上する感覚は、もう珍しいものではなくなった。
他人が傍にいるときに熟睡したことなどなく──いや、それはひとりのときですら変わらなかった。
短時間で身体的な疲労を回復する術は会得していたし、そもそも睡眠そのものも必要最低限以外を摂ろうとは思わなかった。

「・・・いない」

口にせずとも分かっていることだが、うまく回らない頭が無駄とも思えることを舌に上らせる。
これもまた分かりきっているというのに、すっかり冷えたシーツに触れ、ゆっくりと身を起こした。
遮光カーテンの向こうに、強い日差し。
今日は暑くなると言っていた。
ベッドから足を下ろし、下履きを身に着けて寝室を出た。
リビングに人の姿はなく──水の音。
キッチンよりも遠い場所。
ゆっくりとそちらに向かえば、洗面所に。

「──いた・・・」
「──うわっ！」

背後から抱きすくめると、細い身体が驚き後ろに倒れてきた。
好都合と、懐深く囲い込む。

「おまっ、心臓止まるだろうが！」

泡だらけの手を洗面台に向けたまま、鏡越しに睨まれる。

「いないお前が悪い」
「ぐっすり寝てるお前も悪い」

一理あるが、認めると離れる口実を与えてしまう。
黙って肩口に顔を埋めたままいると、軽く身じろぎされた。

「・・・なぁ、今庭仕事してたんだ」
「お疲れ様」
「うん・・・いや、それで・・・汗、結構かいたし」
「気にしない」
「そ、そうか・・・？」

強張っていた肩から、力が抜ける。
何だ、そんなことを気にしていたのか。

「あぁ、気にしない──むしろ・・・イイ」

──すん。

「や、やだ馬鹿っ！！」

シャンプーと太陽と、水と土・・・それから薄く、汗の匂い。

「・・・シェラ」

呼んだ声が掠れたのは、寝起きだからだ。

「～～～うぅぅぅぅぅ・・・」
「シェラ？」

唸るような声に顔を上げれば、鏡の中に赤い頬。
軽く俯いているから髪に隠れてそれくらいしか見えないが、触れた身体が熱い。

「・・・かわいい」
「っ、寝言は寝て言え」
「起きてるよ」

熱い頬にキスをすると、もっと熱くなるのが面白くて思わず笑った。

「・・・馬鹿にした」
「褒めた」

こめかみにもキスをすると、「きゅう」とか「みゅう」とか言って、余計俯いてしまった。

「気になるなら、風呂に入ろう」
「・・・一緒に？」
「寝起きだからな。風呂場で転ぶかも知れない」
「・・・起きてるんだろう」
「風呂場でまた寝るかも知れないぞ？」
「──ぷっ」

ちいさく吹き出したシェラは、ようやく顔を上げて鏡越しにこちらを見てきた。

「素直に一緒に入りたい、って言え」
「一緒に入りたい」
「何だ、寂しかったのか？」

からかうような菫色の瞳を、見つめ返す。

「自分でも驚くくらい」

言って頷くと、真ん丸になった瞳が、直接見上げてきた。

「──ほんとか？」
「嘘を吐くなら隠す方だろう」
「それもそうか」

ふふっ、とシェラは機嫌良さそうに笑った。

「風呂を出て朝食を食べたら、たまには昼寝もいいな」
「あぁ」


朝も、昼も夜も。
お前がいれば、それだけで。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

おねむなヴァンツァーがうだうだしているだけの話。
だからうちにかっこいいヴァンツァーなんていないんだっつーの。

8月29日　22:17
お久し振りです！と言ってもそこまで経ってないんですけど、お久し振りです！
帰ってきた瞬間、何か凄い安心感がありました。流石ですね。館ですね。
此からも宜しくお願い致します。
私は読むのも書くのも好きなので、月の館はとっても素敵な場所です。
此からも頑張って下さいね！
待ってます。いつでも。 by 二宮百合


二宮百合様
こんばんは（＾＾）おかえりなさい。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。また、素敵なお話もありがとうございました。ちょっと余力がないのですが、後日、必ずサイトの方に掲載させていただきます。
ウォルとイヴンは、新しいですね（笑）私の中では、彼らは最大の理解者であり同志であり、背中を預けられる戦友でもあり。ちょっとだけ、ウォルとリィの関係に似ているのかなぁ、と思っています。
私も、読むのも書くのも大好きです。最近、脳疲労がひどすぎて画面見ていられないので遠ざかりがちですが、仕事が落ち着いたら好きなだけ本読みたいなぁ。あ、もちろん、お話も書きますよ！！（笑）


拍手を下さった皆様、サイトにいらして下さっている皆様、ありがとうございます。
なんか、知らない間に８月が終わってました（＾＾；）夏季休暇終わったばっかりなのに、もう２週間も経ってんのかよ・・・まぁ、暇よりいいですけどね。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様どうぞご自愛下さい。

ではでは～～（＾＾）

13日　19:16
久遠さんこんにちは。
以前違う名前でコメントさせていただいた気がしますが、どの名前を使っていたか忘れてしまい、新しくこの名前でご連絡させていただきました。サイト13周年おめでとうございます。
多分4-5周年のときからサイトに来させていただいて、隅から隅まで堪能させていただいています。
久しぶりにまた、記念小説読むことができて、うれしく思います。
いつでもお忙しそうですが、更新しやすいときに続けていただけると嬉しいなと思います。
 不躾なお願いですが、昔公開されていたものなど目にできる機会があれば嬉しいです。
これからも楽しみにしています！ by 桃子

桃子様
こんばんは（＾＾）どんなお名前でも、いらしていただけていて嬉しいです。ありがとうございます。4-5周年ですか・・・私自身、何を書いていたのか覚えていません（コラ）あぁ、『Flower』を書き始めて、延々今まで来ている感じですかね。あはは。笑い事ではないのですが・・・。見切り発車はいつものことですが、あれはあまりにも見切りすぎました（＾＾；）
昔公開していたお話ですか・・・たとえばどの辺ですかね？　何か読みたいものがあれば、リクエストください。とはいえ、新作書いてなさすぎて、お読みになっていないものもほとんどないのではないかと思いますが・・・。よろしければ、ご連絡くださいね。


拍手を下さった皆様、ありがとうございます。友人とふたりでワインボトル３本空けてきましたが、水を１杯飲めば通常に戻る自分の強い肝臓が好きです（笑）アルコールは加水分解ですので、お水も飲まないとダメですよー。
明日からのお休みは、多少仕事もする予定です。終わらねーのでね。皆様は、夏季休暇中の方もいらっしゃるでしょうし、学業、お仕事に勤しんでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。それぞれの夏を過ごしていることと思いますが、かなりの酷暑ですので、どうぞ体調にはお気をつけて。
ではではまた～～～。