小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
フィギュア世界選手権のエキシビ見ました。いやー、アイスダンスはかっこいいな!! やっぱり身体のキレが違うんだよなぁ、巧いよなぁ。シングルの選手でアイスダンスの選手並みに身体動けば、すーげーレベルもらえそうだよなぁ・・・。ペアもいいけど、アイスダンスいいなぁ・・・じゅる(コラ)創作意欲は湧きますが、ルールすらまともに知らないので書けません。でも読みたい。
※続きの後半に、若干(?)小ネタあり。
※続きの後半に、若干(?)小ネタあり。
ジュベールは、エキシビのスローナンバーの方が好きでした。かっこ良かったよ。頂点に立てなかった切なさと相まって、素敵な感じでした。エロスもいいけど、切ない屋さんもいいんじゃないかな。そうそう、捨て犬のような瞳にほだされる男もいるはず!!(コラ)力強さがアピールされるけど、ああいうしっとり系も時々見せるとクラッとくる男とかいると思う(コラコラ)
やっぱパトリックちゃんいいと思うんだよなー。巧いよ、やわらかいし。可愛げあるし。あの仔犬みたいな瞳が可愛い(笑)ウィアー君はそのスケーティング技術でジャンプなしでも間をもたせられるスケーターだけど、パトリックちゃんはステップすげーよなー。高橋のステップとはまた違う技術力。ランディングも綺麗。ジャンプもふわっ。
そしてそして、ライサチェッ君、とりあえず、ダンスナンバーは避けようか(笑)タンゴがいいと思うよ、うん。タンゴ、団子──本気で間違えた──タンゴ。いやー、手足が長いからダイナミックな演技が出来てすごいなー、と思うんだけど、ダンスナンバーはガッ君並みだ。身体が動かないんだよなぁ・・・まぁ、お前が言うなって話ですけど。
ベルネルがプルシェンコに見えたのは私だけでしょうか?(笑)なんだろう、あのセックスアピール(笑)いや、ムーンウォークはすごいなぁ、と思ったけど。何より、本人楽しそうなのがいいなー、と思ったけど。でも、あの金髪といい、プルシェンコに見えた(笑)
女子はさっくり。ジョアニー・ロシェットの『女王様』ばりの『007』はエロくて良かったと思うけど。似合うね、ああいうの。みきてぃーの『ボレロ』は、ライサチェックの『ボレロ』より好きでした。彼女はダンサーなんだろうなぁ、と。スケーターというより、ダンサー。表現者なのだ、と感じました。真央たんのタンゴ、あの子のステップはいつ見ても「どうやって動いてんだこれ」って思います。ものすごい技術力は高いと思うんですよ。すごく難しいプログラムをこなすだけの力はある。あとは、それを自分のものにして昇華する力と精神力。頑張れ~。
あー、あいしゅだんしゅー! 見たいー、読みたいー、書きたいー・・・は、言わない方がいいー(笑)
んーでもさ。たとえば・・・
*****
羽が、生えているんだと思った。
本当に、『ふわっ』と舞い上がって、そのままどこまでも飛んで行ってしまいそうなほど軽やかなジャンプ。
コンパクトな回転から生み出される速度のある3回転。
軸がまったくブレないから、細身の身体ながら筋力がかなりあることが知れる。
着氷時の抵抗などないかのような流れるスケーティング、ジャンプのあとのスケーティングが加速する選手はそうはいない。
スピンの体勢は低く、柔軟性の高さも抜群だ。
これも、ポジションの美しさは世界最高レヴェルだと断言出来る。
「あとは・・・」
ステップ。
水面を蝶が舞うような軽やかなステップだ。
エッジも片一方に収まらない、高い技術力。
──だが。
「・・・足りない」
そう、明らかに、足りない。
ひとつひとつの要素は完璧だと言ってもいい。
高い技術力と、しなやかな表現力。
だが、そのすべてが噛み合わない。
きっと、それは本人が一番自覚しているのだろう。
最後のスピンのあとのポーズが決まると、どんなに良い出来のときでも首を傾げる。
『何か』が違う、けれど、その『何か』が分からず行き詰っている。
だから、声を掛けた。
「アイスダンスをやる気はない?」
リンクから戻ったとき、そう声を掛けられて菫の瞳を瞠った。
「え・・・?」
「アイスダンス。俺と、組む気はない?」
「・・・きみと・・・?」
天使のような美貌が、懐疑的な顔つきになる。
「そう、俺と」
それもそのはず。
話し掛けてきたのは、長身ながら自分より明らかに年下だと分かる少年だったからだ。
「・・・きみ、いくつ?」
「15」
「ジュニア?」
「シニア。ちなみに8級」
「──8?!」
天使が「本当か」という顔をしている。
15歳という年齢の割りに大人びた少年は、その幼さの残る端正な容貌にちいさく笑みを浮かべた。
「アクセルとルッツ以外の4回転なら跳べるよ」
「・・・・・・」
「さすがに4回転-4回転はまだ跳べないけど、4フリップ-3トゥループは得意」
「・・・・・・」
まるで化け物でも見るような顔つきになる天使に、少年はにっこりと微笑みかけた。
もともとが非常に整った容貌の少年なだけに、心臓が跳ねる思いがした。
「・・・それは、本当?」
「どうして?」
「私は、きみを知らない。本当にそれだけの技術があるなら、世界でもトップレヴェルのはずだ」
「公式の大会には、ほとんど出たことがない」
「──は?」
「正確には、出る気がないんだけど」
「・・・・・・」
この少年の言動は明らかにおかしい。
それだけの技術があるなら、国が放っておかない。
確実にメダルを狙えるだけの選手を遊ばせておくほど、この国のスケート協会の上層部は無欲ではないのだから。
だから、菫の瞳に銀髪の天使は断言した。
「嘘を吐くなら、もっとマシな嘘を」
「よく言われる」
肩をすくめた少年は、天使と入れ替わりにリンクに上がった。
そうして、
「──・・・・・・嘘、だろう・・・・・・?」
自ら宣言した通り、4フリップ-3トゥループを完璧な着氷で決めて見せた。
その後、呆然としている天使の前で3アクセル-3トゥループ-2ループも決めた。
高さも、スピードも、スケーティングも、申し分ない。
今すぐに世界選手権に出たとして、確実にメダルを取れる選手だ。
そうして、涼しい顔をして超絶技巧をこなした少年は、瞬きもしていない天使に微笑みかけた。
「もう一度訊く。俺と、アイスダンスをやる気はない?」
「・・・きみなら、シングルでも十分メダルが」
頷かない天使に呆れた視線を向け、少年は「分かった」と言った。
「じゃあ、気乗りしないけど、来年はシニアの公式大会に出場する。世界選手権で金メダルを取ったら、あなたは俺とアイスダンスをやる」
どう? と、もう『お願い』というよりは『強迫』に近い言葉に、天使は眉を顰めた。
世界は、そんなに甘いものじゃない。
この少年の技術は確かだが、リンクの上、世界の舞台は何が起こってもおかしくない。
どれだけメダルが確実視されていても、表彰台にすら上れない選手などザラだ。
だから、天使は不敵に笑った。
「金メダル以外は認めない。それでいいのか?」
「もちろん」
にっこりと微笑んだ少年は年相応の可愛らしさで、右手を差し出した。
「俺はヴァンツァー。ヴァンツァー・ファロット」
「・・・シェラ。シェラ・ファロット」
「奇遇だね。同じFamily nameだなんて」
「・・・」
「あなたも、シニアだよね?」
「あぁ・・・」
「じゃあ、次のシーズンはライバルなわけだ」
「・・・」
小生意気なことを言う少年に、シェラは思い切り眉間に皺を寄せた。
「楽しみにしていて。絶対に世界を取って──あなたを、手に入れるから」
宣言通り、少年は公式戦では世界初となるフリーでの4回転-4回転を決め、金メダルを手にした。
*****
こんな、クソ生意気なヴァンツァー15ちゃい×シェラ20歳なフィギュア話。
書いててヴァンツァーをぶん殴りたくなってきた今日この頃。明日からの仕事のために、そろそろ寝ようかと思います。
やっぱパトリックちゃんいいと思うんだよなー。巧いよ、やわらかいし。可愛げあるし。あの仔犬みたいな瞳が可愛い(笑)ウィアー君はそのスケーティング技術でジャンプなしでも間をもたせられるスケーターだけど、パトリックちゃんはステップすげーよなー。高橋のステップとはまた違う技術力。ランディングも綺麗。ジャンプもふわっ。
そしてそして、ライサチェッ君、とりあえず、ダンスナンバーは避けようか(笑)タンゴがいいと思うよ、うん。タンゴ、団子──本気で間違えた──タンゴ。いやー、手足が長いからダイナミックな演技が出来てすごいなー、と思うんだけど、ダンスナンバーはガッ君並みだ。身体が動かないんだよなぁ・・・まぁ、お前が言うなって話ですけど。
ベルネルがプルシェンコに見えたのは私だけでしょうか?(笑)なんだろう、あのセックスアピール(笑)いや、ムーンウォークはすごいなぁ、と思ったけど。何より、本人楽しそうなのがいいなー、と思ったけど。でも、あの金髪といい、プルシェンコに見えた(笑)
女子はさっくり。ジョアニー・ロシェットの『女王様』ばりの『007』はエロくて良かったと思うけど。似合うね、ああいうの。みきてぃーの『ボレロ』は、ライサチェックの『ボレロ』より好きでした。彼女はダンサーなんだろうなぁ、と。スケーターというより、ダンサー。表現者なのだ、と感じました。真央たんのタンゴ、あの子のステップはいつ見ても「どうやって動いてんだこれ」って思います。ものすごい技術力は高いと思うんですよ。すごく難しいプログラムをこなすだけの力はある。あとは、それを自分のものにして昇華する力と精神力。頑張れ~。
あー、あいしゅだんしゅー! 見たいー、読みたいー、書きたいー・・・は、言わない方がいいー(笑)
んーでもさ。たとえば・・・
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羽が、生えているんだと思った。
本当に、『ふわっ』と舞い上がって、そのままどこまでも飛んで行ってしまいそうなほど軽やかなジャンプ。
コンパクトな回転から生み出される速度のある3回転。
軸がまったくブレないから、細身の身体ながら筋力がかなりあることが知れる。
着氷時の抵抗などないかのような流れるスケーティング、ジャンプのあとのスケーティングが加速する選手はそうはいない。
スピンの体勢は低く、柔軟性の高さも抜群だ。
これも、ポジションの美しさは世界最高レヴェルだと断言出来る。
「あとは・・・」
ステップ。
水面を蝶が舞うような軽やかなステップだ。
エッジも片一方に収まらない、高い技術力。
──だが。
「・・・足りない」
そう、明らかに、足りない。
ひとつひとつの要素は完璧だと言ってもいい。
高い技術力と、しなやかな表現力。
だが、そのすべてが噛み合わない。
きっと、それは本人が一番自覚しているのだろう。
最後のスピンのあとのポーズが決まると、どんなに良い出来のときでも首を傾げる。
『何か』が違う、けれど、その『何か』が分からず行き詰っている。
だから、声を掛けた。
「アイスダンスをやる気はない?」
リンクから戻ったとき、そう声を掛けられて菫の瞳を瞠った。
「え・・・?」
「アイスダンス。俺と、組む気はない?」
「・・・きみと・・・?」
天使のような美貌が、懐疑的な顔つきになる。
「そう、俺と」
それもそのはず。
話し掛けてきたのは、長身ながら自分より明らかに年下だと分かる少年だったからだ。
「・・・きみ、いくつ?」
「15」
「ジュニア?」
「シニア。ちなみに8級」
「──8?!」
天使が「本当か」という顔をしている。
15歳という年齢の割りに大人びた少年は、その幼さの残る端正な容貌にちいさく笑みを浮かべた。
「アクセルとルッツ以外の4回転なら跳べるよ」
「・・・・・・」
「さすがに4回転-4回転はまだ跳べないけど、4フリップ-3トゥループは得意」
「・・・・・・」
まるで化け物でも見るような顔つきになる天使に、少年はにっこりと微笑みかけた。
もともとが非常に整った容貌の少年なだけに、心臓が跳ねる思いがした。
「・・・それは、本当?」
「どうして?」
「私は、きみを知らない。本当にそれだけの技術があるなら、世界でもトップレヴェルのはずだ」
「公式の大会には、ほとんど出たことがない」
「──は?」
「正確には、出る気がないんだけど」
「・・・・・・」
この少年の言動は明らかにおかしい。
それだけの技術があるなら、国が放っておかない。
確実にメダルを狙えるだけの選手を遊ばせておくほど、この国のスケート協会の上層部は無欲ではないのだから。
だから、菫の瞳に銀髪の天使は断言した。
「嘘を吐くなら、もっとマシな嘘を」
「よく言われる」
肩をすくめた少年は、天使と入れ替わりにリンクに上がった。
そうして、
「──・・・・・・嘘、だろう・・・・・・?」
自ら宣言した通り、4フリップ-3トゥループを完璧な着氷で決めて見せた。
その後、呆然としている天使の前で3アクセル-3トゥループ-2ループも決めた。
高さも、スピードも、スケーティングも、申し分ない。
今すぐに世界選手権に出たとして、確実にメダルを取れる選手だ。
そうして、涼しい顔をして超絶技巧をこなした少年は、瞬きもしていない天使に微笑みかけた。
「もう一度訊く。俺と、アイスダンスをやる気はない?」
「・・・きみなら、シングルでも十分メダルが」
頷かない天使に呆れた視線を向け、少年は「分かった」と言った。
「じゃあ、気乗りしないけど、来年はシニアの公式大会に出場する。世界選手権で金メダルを取ったら、あなたは俺とアイスダンスをやる」
どう? と、もう『お願い』というよりは『強迫』に近い言葉に、天使は眉を顰めた。
世界は、そんなに甘いものじゃない。
この少年の技術は確かだが、リンクの上、世界の舞台は何が起こってもおかしくない。
どれだけメダルが確実視されていても、表彰台にすら上れない選手などザラだ。
だから、天使は不敵に笑った。
「金メダル以外は認めない。それでいいのか?」
「もちろん」
にっこりと微笑んだ少年は年相応の可愛らしさで、右手を差し出した。
「俺はヴァンツァー。ヴァンツァー・ファロット」
「・・・シェラ。シェラ・ファロット」
「奇遇だね。同じFamily nameだなんて」
「・・・」
「あなたも、シニアだよね?」
「あぁ・・・」
「じゃあ、次のシーズンはライバルなわけだ」
「・・・」
小生意気なことを言う少年に、シェラは思い切り眉間に皺を寄せた。
「楽しみにしていて。絶対に世界を取って──あなたを、手に入れるから」
宣言通り、少年は公式戦では世界初となるフリーでの4回転-4回転を決め、金メダルを手にした。
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こんな、クソ生意気なヴァンツァー15ちゃい×シェラ20歳なフィギュア話。
書いててヴァンツァーをぶん殴りたくなってきた今日この頃。明日からの仕事のために、そろそろ寝ようかと思います。
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