友人とメールしていたら、双子で小ネタを思いついたので、書こうと思って書き始めたら眠気に耐えきれず、あえなく23時前に撃沈・・・双子についてはクリスマスらしく【マフラーとセーター】をテーマにいこうかと思います。あ、でも全然、何か読みたいのとかあったら言って下さいね。書けたら書きます(コラ)
で、ヴァンシェラは月9で書くのでいいとして、でも夫婦漫才も書いてあげようか、という私の親心どうよ。
まったく頭が働かないので、日本語として成立していなくてもわかちこ。
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──別に、あいつのために編んだわけじゃないんだ。
「俺のだろう?」
それなのに、そんな風に当然のような顔をするから。
「・・・ソナタたちに教えるために編んでるだけで、別にお前のじゃ」
「でも、俺のだろう?」
「・・・・・・何でそうなるんだ」
思い切り嫌そうな顔をしていたはずなのに、ヴァンツァーはちいさく笑った。
「お前がアイボリーの糸を使うときは、俺のだよ」
「・・・・・・」
そんなまさか。
いや、そんなはずはない。
そんなこと、全然まったくこれっぽっちも考えたことなどなかった。
シェラのそんな表情を見て、毛足の長いラグに長身を横たえている男は唇を吊り上げた。
「王妃にやるときはもっと濃い色を使うし、カノンにやるには飾り気がなさすぎるからな」
「・・・・・・」
思わず黙り込んだシェラだったが、何か言わねば、と拳を握った。
「あ・・・アー君とかライアンにあげるかも知れないじゃないか」
今度は呆れたように眉を持ち上げたヴァンツァーである。
「お前が? 子どもたちの楽しみを奪って? その彼氏たちに毛糸のセーター編むのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
──むかつく。
「・・・・・・あげない」
「え?」
「絶対、絶対、お前になんかあげない!!」
「何で?」
「あげないったらあげない!!」
ふいっ、と横を向いて膨れているシェラに思わず笑い出しそうになったが、どうにか堪えたヴァンツァーは起き上がってラグの上で胡坐をかいた。
そうして、じっとシェラの横顔を見つめたのである。
「くれよ」
「やだ」
「俺のだろう?」
「違う」
「シェラ」
ふんっ、と余計に顔を背けてしまったシェラに、今度こそヴァンツァーは肩を震わせた。
そうして、膝立ちになるとシェラの肩を引き寄せた。
文句を言おうとしたシェラだったが、藍色の瞳に真っ直ぐ見下ろされて何も言えなくなってしまった。
腹が立つことに、今の自分はまるっきり女の子みたいな表情でこの男を見上げているに違いない。
そんなことは百も承知で両腕をシェラの首に回し、額がくっつきそうな距離でヴァンツァーはささやいた。
「──ありがとう」
軽く頬にキスをしてくる男に、ひどい眩暈を感じたシェラだった。
ずるい。
反則だ。
卑怯者め。
そんな言葉が頭の中をぐるぐるしていたが、結局白旗を揚げたのは、珍しくもシェラだった。
「・・・・・・百倍にして返せよ」
「うん」
嬉しそうな声と表情で頷かれて、それ以上何も言えなくなってしまったシェラなのだった。
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若干『vs嵐』の影響がないかといえば嘘になる・・・いや、だってあんなの反則だ・・・私だってあの『サービス』ちょー欲しいもん・・・いいなぁ・・・『美女になってる!!』の気持ち、分かる気がする(笑)何だかんだいって指輪もあげてるしね。薬指かよ、おい、と突っ込んでみたり。何より、「一番危ないとこ!」と言い張るガッ君が可愛くて仕方なかった・・・本気の遊び、大好きだもんね。たぶんガッ君の言う通り9番にしていたら勝ったんじゃないか、と思う今日この頃。
ボーリングが世界一嫌いな、左利きのガッ君に萌えた良き時間でありました。録画してくれた友人に感謝。