・聖闘士星矢ロストキャンバス外伝（１）・・・聖戦で散っていった黄金たちに焦点を当てていくようです。１冊目はアルバフィカ。・・・・・・・・・・・・・アルバフィカ、きたーーーーーーーーーーーっ！！！！　やっぱりかっけーわ。また、切ないね。あ、今回ので、私の中でアルバフィカとシオン様の、友達以上恋人未満説が確定いたしました。シオン様はアルバフィカに触れるけど、アルバフィカは避けている。任務から帰ってきたアルバフィカが傷を負っているのを心配して手首を掴んだシオン様を、アルバフィカは「なぜ何度言っても分からない？　私に触るな！」と拒絶するのですが、やはりシオン様男前。「それは、私がお前の毒の血を恐れぬからだ」。あはは、この腐女子製造機がっ！！（コラ）また、シオン様が可愛いんだな。駄々っ子みたいで。カプでもいいし、カプ未満でもいいし。どうせ百合だし（笑）まぁ、この百合カップルは置いておくにしても、アルバフィカの話は、本編もそうですが毎度泣かされます。ペフコいい子だったなー。

・リコーダーとランドセル（１～２）・・・これ、ずっと気になってたんですよ（笑）高校２年生のお姉ちゃん（身長１３７センチ）と、小学５年生の弟（身長１８０センチ）の姉弟物語なんですけどね。『見た目は子ども、頭脳はなんちゃら』とは逆ですね。見た目は大人（しかも結構イケメン/笑）なのに、頭の中は小学生。なので、お友達の女の子と一緒に下校しようもんなら毎度毎度警官に不審者としてしょっぴかれ（笑）ねーちゃんはねーちゃんで、身長のちいささと童顔ゆえに小学生と間違われ。そんなデコボコ姉弟の楽しい毎日。声出して笑った。残念な感じがヴァンツァーそっくりで（笑）

・夏目友人帳（１２）・・・夏目には毎回毎回泣かされてます。泣かなかった巻はないと断言出来るくらい、毎回泣いてます（笑）みんな、やさしいんだよ。やさしいから傷つく。でも、傷ついても手を伸ばすことをやめない。人間、まだまだ捨てたもんじゃないなぁ、と思います。心が洗われますね。なんだかんだ言って夏目を助けるにゃんこ先生が好きです（笑）『うしおととら』のトラちゃん見てるみたいで。

・蛍火の杜へ・・・夏目書いてる漫画家さんの、短篇集かな？　まー、これもどれ読んでも泣くってどうよ、俺（笑）どんだけ涙腺ゆるいの（笑）人と人とのつながりって、素敵です。

・青の祓魔師（２～７）・・・うぉぉぉぉ。ほんとに２巻から面白くなってきたーーーーーっ！（笑）というか、２巻からこれも毎回泣かされている（笑）わかっちゃいたけど、人と人との絆を書いた話に、私は恐ろしいくらい弱いです（笑）やっぱ兄さん最強だしね。あの誑し具合は半端ねーよ（そっちか）。クロちゃん可愛いし、アマイモン可愛いし、メッフィー素敵すぎるし。メッフィーのことを「兄上ー！」と呼ぶアマイモンが可愛くて仕方ない。アマイモン強いのに、それでもメッフィーに軽くあしらわれているもんなー。メッフィー強いんだよなーあのナリで。京都組も楽しいし。坊かっけーよなー。志摩の軽さと子猫ちゃんの可愛さに癒される。でも、志摩はただ軽いだけじゃないんだろうな。しえちゃんの天然っぷりはもう国で保護すべきだし、出雲ちゃんは実はいい子だしね。さ、雪ちゃんが悪魔落ちするのか、踏みとどまるのか・・・落ちたら落ちたでオイシイけど、雪ちゃん自力では戻って来られない気がするからなぁ・・・それを燐が助けるというのも、とてもオイシイ状況ではありますな。はてさて、本誌は読んでないので、どうなることやら・・・。

・眼鏡カフェGlass・・・友達が好きなBL作家（？）さんの、一応一般向けらしい漫画ですが、まぁ、腐ってない人は手に取っちゃダメだよね（笑）私はこの方の描くヘタレた攻めが好きなんですが（笑）えー、そっちが攻めー？！　ってくらい、ヘタレてる（笑）で、結構見た目ガッチリしてる方が受けだったりする。そういう逆転現象好きです（笑）タイトル通り、眼鏡を掛けた男性店員がお客様をもてなすカフェです。が、なぜか小芝居で店員どうしのホモネタ寸劇が展開されるという（笑）まぁ、行ったことはないですが、執事喫茶が度を越えるとこんな感じでしょうか（笑）主役は美形な店員たちではなく、地味～な眼鏡男子。だが影が薄い（笑）ひょんなことからバイトをすることになるのですが、地味男君は影は薄くとも可愛がられキャラという。地味ではあるけど不細工ではないし、大変オイシイです（笑）疲れた頭には、こういう話が必要なんです（笑）


小説もちょっとは書いていたんですが、アップ出来るほどではなさそうです。あとは披露宴をサクッと・・・書けたらいいね。

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ピピピ、ピピピ・・・

「・・・・・・」

ちいさな電子音が、やけに耳につく。
それはそうだ。
今日は耳のボリュームがまったく絞れない。
眼の奥が熱くて開けるのも億劫だったが、脇に挟んだ体温計を取り出し。

「・・・・・・・」

ないわ、と胸中で呟いて、重い腕をパタンとベッドに落とした。
３９．２度。
こんな高熱は実に十年ぶりだった。
寒いし頭はガンガンするし喉は痛いし咳は止まらないし身体は怠いし関節は痛いし何より耳鳴りがひどい。
学生向けのアパートではあるが、プライヴァシーを守ることの出来ない防音効果が低い建物など連邦大学惑星にあるわけもなく。
楽器を演奏するにも何ら頓着する必要のない家の中は騒音に晒される心配など皆無であるはずだというのに、まったく気が休まらない。
神経が過敏になっているせいだろう、聴覚は鋭さを増し、風が窓を揺らす音ですら耳元で鐘を鳴らされているように感じる。
薬を飲まなければ、とは思うのだけれど、常備薬の類はなく。
喉の渇きはそろそろ限界で、せめて水だけでも、と思うのだけれどキッチンまで歩けるわけもない。

──ヴーヴーヴー。

枕元で振動する携帯が、受信だか着信だかを伝えてくる。
誰だよ、と眉を顰めたが、表示されている名前に思わず手を伸ばした。

『──あ、やっと出たー』
「・・・・・・」

ちょっと怒ったような声だったけれど、どうしてだろう、煩くない。
風の音すら気に障るのに、耳元の声は逆立っていた神経をやさしく撫でるようだった。

『アリス？』
「・・・・・・わり」

掠れた声でそれだけ言うと、電話の向こうではっとする気配。
そんなことすら感じ取れてしまうくらい神経は尖っているのに、なぜか口許に笑みが浮かぶ。

『・・・具合、悪いの？』
「ん」
『熱・・・？』
「ん」
『薬、飲んだ？』
「んーん」

口を開くことが出来なくて、いつも以上に愛想のない返事をする。

「・・・約束、してたっけ・・・？」

だったら悪いことをしたなぁ、と。
全然働かない頭でぼんやりと思う。
我ながら酷い声で、きちんと喋れているのかどうかもよく分からない。
咳き込むと、息を呑む気配がした。

『・・・こんなときに、人の心配するな』
「はは・・・わり」
『・・・・・・』
「カノン？」

昂っていた神経が、ゆっくりと和いでいく。
頭痛は辛かったが、この声は聴いていたいな、と思った。

『・・・おとなしく寝てろ、病人』
「え、おい────あ・・・」

ツーツー、と無機質な音が頭に響く。
フリップを閉じ、バタン、と腕を下ろした。
怒ったのかなぁ？　と二、三度瞬きをして、結局目を閉じた。
治ったら、ちゃんと謝ろう。
何だかんだいって、あいつは分かってくれるから。

──・・・ごめんな、カノン・・・。

脳裏に浮かぶ天使の美貌に頭を下げ、キニアンはすぅぅ、と落ちるようにして眠りに就いた。


＋＋＋


──ひやっ。

感じる冷たさに、意識が浮上する。
咳き込む口から吐き出される息が熱い。
寒気はなくなったが、とにかく熱い。
目は重くて開かないけれど、代わりに「アリス？」と自分を呼ぶ声が鮮明に聴こえた。
はっとしてどうにか瞼を持ち上げると、滲んだ視界の向こうには心配そうにこちらを見下ろす美貌。

「──カ・・・」
「喋るな」
「・・・・・・」

どうして、と目で問えば、氷水で冷やしたらしいタオルでこめかみや首筋の汗を拭われた。
冷たさが心地良くて、思わず目を閉じる。

「水、飲む？」

言われて、カラカラに喉が渇いていたことを思い出す。
ちいさく頷けば、そっと頭を支えてくれる腕を感じた。
口許に宛てがわれたコップから、コクリ、コクリ、と水を飲む。
食道を通って胃に落ちて行く感覚が気持ちよくて、ほとんどひと息に飲み干した。

「もっと飲む？」

これには首を振ると、またゆっくりと枕に頭が下ろされた。

「・・・・・・ど、・・・て？」

訊ねれば、枕元に置いた氷水入りの洗面器からタオルを取り出したカノンは、それを絞りながら口を開いた。

「鍵持ってるし」
「そ、じゃ」

なくて、と言おうとしたが、咳き込んで言葉が途切れる。

「あー、もー。喋るなっていうのに」

まったく、とため息を零して額に濡れタオルを置く手は、驚くほどやさしい。
また、氷水に触って冷たくなった手が気持ちいい。
思わず頬をすり寄せると、くすくすとちいさく笑う気配。

──あぁ・・・やっぱり・・・。

神経に障らない。
僅かな空気の振動も嵐となって耳に届くはずだというのに、やはりカノンは人間ではなくて天使なのかも知れない。
ぼんやりと思ったキニアンだったが、一度深呼吸をすると目を開けて菫の瞳を見つめた。

「・・・かえ、れ」
「──え？」
「うつ、る」
「・・・・・・」
「たす、かった・・・けど・・・」

早く帰りなさい、と言おうとしたら、ツン、と顔を逸らされた。
その仕草は見慣れたものだったけれど、頭が働かなくて反応が遅れる。

「治ったら帰ってあげる」
「・・・・・・」

それじゃあ遅いでしょうが、と言いたいのに口を開けない。

「おかゆと擦りりんごと、どっちがいい？」
「・・・・・・」

こちらを向いたカノンは、妙にきらきらとした瞳をしている。
熱があるから、視界が滲んでそう見えるのかも知れない。
きっと、「そんなことはいいから帰りなさい」と言ってもきかないのだろうな、と思って「りんご」と答えた。

「ちょっと待ってて」

言うと、音もなく立ち上がってキッチンへ向かう。
すぐに戻ってきたから、もしかすると既に用意してあったのかも知れない。

「ちょっとだけ、蜂蜜入れてあるから」
「・・・ん」

『ありがとう』の代わりにゆっくりと瞬きをして、起き上がろうとして止められた。

「あーん」
「・・・・・・」

ぱちぱち、と。
ゆっくり瞬きをすると、カノンはもう一度「あーん」と言って自分で口を開けて見せた。
同じことをしろ、と言いたいに違いない。
無理無理、と一切表情を動かさないまま内心で突っ込みを入れたキニアンだったけれど、カノンは「ほら、あーん」とスプーンを持って待っている。

「・・・・・・」

何だか考えるのが面倒になってきて、キニアンは大人しく口を開いた。
口の中に、甘い果汁と擦ったりんごのふんわりとした感触が広がる。
蜂蜜は、くどく感じるほど入れはしなかったのだろう。
相変わらず喉は痛かったけれど、水だけでは足りずに水分を欲している身体は、勝手にキニアンの口を開かせた。

「スポーツドリンク、飲めるよね？」

こくん、と頷くと、コップに冷やしたスポーツドリンクが注がれる。

「冷たい方が早く吸収されるんだって」

そうなんだ、とどこか他人ごとのように思いながら注がれた分を飲み干す。

「もっといる？」

これにも黙って頷く。
ちいさく笑う気配がした。
それも、『まぁ、いいや』と思って、またコップを空ける。
そこで力尽きて横になったキニアンだったが、「もうちょっとだけ頑張って」と言われて薬を飲んだ。

──・・・結構世話焼きなんだなぁ・・・。

シェラに似たんだろうか、とぼんやり思ったキニアンは、額のタオルを取替えられ、冷たい両手で左手を包まれると、安堵して眠ったのだった。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

もうちょっと回復すると、「帰りなさい」と言うキニアンと、「帰りません」とそっぽを向くカノンの攻防戦が始まり。
弾みでベッドに押し倒されたカノンは、いつも以上に余裕がないためにSくさいキニアンに『きゅんっ』とかしてればいい。あー、可愛い。

最近BGMはABCが多いので、といっても『BLACK LIST』しか入ってませんが、通勤の行き帰りとか、聴きながら昔書いた小説を読み返していました。何 回か再掲載してる話なんですけどね。高校教師なシェラと高校生のヴァンツァーの話。いやー、途中までヴァンツァーが「誰？！」ってくらいかっこいいんで す。途中までね。ヴァンシェラあり、レティヴァンあり、ヴァンナシあり、ナシシェラあり、バルナシあり、バルシェラもちょこっと、という雑食ぶり。昼メロ みたいな展開でしたが、ABCにそれのテーマソングっぽいのがありました。
オープニングは『scar』ですかね。挿入歌が『少女の祈り』と『sins』。エンディングは、どなたががON/OFFの『ロンド』がそれっぽいと仰って下さった気がするので、ずっとそれですね。

『scar』は、『傷』のことですが・・・

泣いて・・・枯れて・・・眠り・・・泣いて
あなたを忘れられない
深く刻み込まれた想いは　愛しい痛み

とか、

髪に・・・首に・・・舌に・・・子宮（なか）に
キスしてない場所はない
触れて　噛み付いて　傷をつけて
その唇で

とか。この痛くてえろい感じがたまらん（笑）シェラ視点っぽいよね、と。

『少女の祈り』もシェラですかねぇ。

口づけて　まだやめないで
命が燃え尽きるまで　愛に溺れさせて
仮にそれで死ぬのなら
このまま生きてるより　怖くなんかない

ただ愛されたかった　少女の祈り

とかね。

『sins』は７つの大罪をテーマにしてるんだと思います。『肉欲』、『嫉妬』、『憤怒』、『怠惰』、『高慢』、『強欲』に関するエピソード。『暴食』がないですけど、歌詞には英語では入ってきてますね。

そういうのを聴きながら読んでると、頭の中でアニメに変換してくれます（笑）私がもっと絵を描ける人間なら、自作OPとか、自作EDとか作るんですけどね。アニメーターさんってすごいよなぁ。同じ顔を二度と描けない私には絶対に出来ません。尊敬します。

・・・何がしたかったんだろう？　本当は、平和なカノキニ話とか書きたかった気がする・・・何か、無意味にいちゃいちゃしてる可愛いカップルが書きたい・・・というか、読みたい（笑）キニアーーーン。何かしてよーーー。