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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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ですよね、フィギュアの。冬場の唯一の楽しみです(笑)

しかも今季は、高橋、プルシェンコ、そしてランビエール様の演技が見られます。まぁ、バンクーバーの頂上決戦はこの辺かなぁ? プルシェンコは精密機械だから、FPで4-3-3は間違いなく入れてくると思うんです。でも、高橋は4大陸選手権で、FPの世界新出した男ですからね。さすがにステップはプルシェンコに勝てないだろうけど、すごくどのエレメンツを取ってもバランスの取れた選手なので、FPで4回転を2回決めれば、金メダル取れると思います。
ただ、3アクセル決めたらランビエール。4回転跳べるのに3アクセル苦手なランビエール様が愛しいです。彼の演技は芸術点がものすごく高いので、3アクセル決めたら金取れるかも。もう、スピンは毎度レヴェル4ですし、ステップのエッジは深いし、何より本当に演技が美しい。
プルシェンコは、まぁ、黙ってれば当然のように金が来るような気もするんですが・・・あの力で圧倒する感じは、他のどの選手にもない魅力だと思います。軽々と決める3アクセルも綺麗ですしね。しっかし、何でか知らんけど、『すげー』とは思うけど、『感動~』ってのはないんだよな・・・妙ちくりんな振り付けのせいだとは思いますが(笑)

あとは、4回転決まればウィアー君もメダル圏内でしょうし、技の荒さがどうにも気に入らないけどジュベールも上位に食い込んでくると思います・・・まだ引退してないよね・・・?(コラ)パトリックちゃんの美しいスケーティングは世界最高レヴェルですね。ライサチェックは・・・タンゴやりな、タンゴ。たぶん、振り付けはタラソワじゃない方がいいと思う。タラソワの振り付けは鬼だから滑り切ったら高得点出せるけど、如何せんキャラに合ってない。
殿は本当にチャップリンなのか?(笑)いや、まぁ、顔が喜げき・・・ぐふごほ。コヅ、今年もぷりてぃーなきみを応援してるよ♪ でも、ユニクロミオは卒業しな。なんせ、怖いお兄さん(プルやランビ)たちは、みんな、もう、背負ってるオーラがきらきらしいからな(笑)負けんな。

女子は、うん、頑張れ。どうも、ジャッジがキムヨナ贔屓な気がして気に入らんのですが・・・キムヨナはすごいよ。国背負ってノーミスの演技をする精神力は、あの年齢では考えられないくらい。でも、ノーミスだからって感動はしないんですよね、プルシェンコと一緒で。氷の上は、本当に人格が出ます。
3アクセル3回(SPで1、FPで2、そのうち1つは3アクセル-3トゥループという男子プロ/笑)決めたら真央ちゃんでしょうね。あのステップは、他の誰にも追いつけないレヴェルだと思います。国別対抗のときなんて、ほぼすべての要素がレヴェル4だったと思います。メンタルがどうにかなれば、金です。そして、そして、個人的にみきてぃ注目です。蜘蛛女とクレオパトラって、モロがどんだけ真性のドMか分かりますね。


さて、シーズンが来ると書きたくなるフィギュアネタ。・・・いかんな・・・いや、でも今季はヴァンシェラで小ネタ。


**********

「──引退だって?」

リンクへと続く廊下で、そう声を掛けられた。
だいぶ低い位置にある、女のような美貌の男。

「・・・あぁ」

その顔を、姿を目に入れないようにして、横を通り過ぎようとした。

「なぜ?」

『氷上の天使』と呼ばれるほどの美貌の男は、射抜くように鋭い菫の瞳を長身の男に向けた。

「・・・別に。オリンピックで金も取った。他に、することもない」
「はっ。さすが、『常勝の天才』は言うことが違う」
「──・・・お前以外の誰にも、俺は負けない」

自嘲の笑みをその秀麗な口許に刷き、射干玉の髪を持つ美貌の男はようやく左手の男に視線を寄越した。
肩で切り揃えられた銀色の髪。
ふわり、と舞い上がり、会場の照明に銀髪を煌かせながら軽々とクワドラブルを決める姿は忘れられない。
人生で一度──たった一度だけ、表彰台の一番上に立てなかった試合。
ノーミスの演技ですら、金メダルを取れなかった。

──それ以降、一度も負けていない。

「お前がいないリンクで、俺は誰にも負けない」

そう、この銀髪の男がいない試合など、出る意味がない。
憎しみすらこもった藍色の瞳に、銀髪の男は薄く微笑んだ。

「良かったじゃないか。貧しい祖国のために、お前は勝ち続けなければならない。スケートをやめたりしたら、上から何を言われるか分からないぞ」
「・・・お前には関係ない」
「そうでもない」

肩をすくめる男に、目で先を促す。

「──私は、また必ずリンクに立つ」
「──・・・・・・」

思わず、目を瞠った。
無理だ、というのが一番先に思い浮かんだ言葉だ。

「この脚では無理だ、と言いたいようだな」
「・・・事実だろう」
「だが、私は戻る。そうして、お前のいない世界でトップに立つ」
「・・・・・・」
「簡単だろうな。私にとっても、お前以外に敵はいない」
「・・・・・・」

もし、この男が以前と同じように滑れるのなら、それは確かに簡単な話だろう。
この男以上に美しいトリプルアクセルは見たことがない──自分でも、及ばない。
その上、3種類のクワドラブルまで試合で成功させた。
4回転から3回転のコンビネーションですら、3回転のみのそれのように流れを止めずに決めてみせる。
神がかった演技に、魂が震えた。
滑走順がこの男の前であったことに感謝したほどに。

「じゃあな。4年後のオリンピックで世界を取るのは──私だ」

そう言って、車椅子の男は行ってしまった。
事故による、右大腿部の複雑骨折──選手生命は絶望的だ。
普通に歩けるようになるのがやっとだろう。

「・・・・・・無理だ」

あの脚で、スケートを──それも、世界を取るために必須とされる4回転を跳べるわけがない。
もっとも得意としていたトリプルアクセルだって、不可能だ。
リンクに立てたとしても、ジャンプを決めることは出来ない。

「絶対に・・・」

無理だ、と分かっているのに、手が震える。
恐怖でも怒りでもなく──歓喜に。
また、あの男と滑れる、競い合うことが出来る、と思うと、身体が勝手に震える。
不可能だ、と理性が否定する裏で、Kiss&Cry で得点を待つ間の緊張感を思い出す。
点数が出るときに祈りを捧げたことなど、あの男との試合以外ではなかった。

「・・・──4年」

帰ってくるというのか。
同じ、リンクに。
また、滑れるのだろうか。

「──4年」

それなら、あと4年、続けてみようか。
あの男以外に敵はいないと言っても、あの男が出した世界最高得点を超えることは出来ていない。

それならば。

「・・・──お前が、二度と超えられない得点を用意して、待っててやる」

口許に笑みを浮かべ、長身の男は颯爽とリンクへ向かった。


**********

・・・何でだ・・・何でヘタレなんだ・・・おかしいだろ。何で、いつもヘタレるんだ・・・。
あ、ちなみに、ふたりとも二十歳くらいです。
ヤグプル時代@ヴァンシェラとでも思っていただければ(笑)精密機械ヴァンツァーと史上最高の神スケーターシェラだな。うん。
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