小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
昨日からずーっとトキヤ君の『Moonlight』をエンドレスリピートです。私の中で、キニアンの歌声がたぶんあんな感じ。で、きーやんがライアンで、ユニット組んで歌出せばいいよ。うん。うたプリでも、ファン投票の結果、なっちゃんとトキヤでユニットが出来て、CD出てましたね。ちょっと買おうかな、と思ってしまいました(笑)
それとはあんまり関係ないですが、何か可愛い人たちを愛でたくなったので小ネタ。
それとはあんまり関係ないですが、何か可愛い人たちを愛でたくなったので小ネタ。
**********
「──ねぇ、ハニー。アレどこやったっけ?」
リビングのドアを開けてそう訊いてきた男に、一同一瞬動きを止めた。
「右の引き出しの一番上じゃない──ダーリン?」
そう返事をするソナタに、これまた一同目を丸くしたわけだが、実はもうひとり驚いた顔をした男がいた。
「あぁ、そうかも」
言った本人がそれである。
「ありがとう、ハニー」
「どういたしまして」
ひらひら~、と手を振るソナタに、同じように手を振り返した男は、何だかいつも以上に嬉しそうな顔で笑って部屋を出て行った。
「──ばっっっかじゃないの!」
ぶすっとした顔でカノンが吐き捨てる。
「可愛い呼び方だね」
くすくすとシェラが微笑めば、「突然どうしちゃったんだろうね」とソナタが軽く首を傾げた。
「え、いきなり?」
「うん」
キニアンの言葉に頷くソナタ。
「まぁ、製作中のライアンは、たまに変だから」
「いつも変だよ」
笑みを浮かべてのソナタの言葉に、きっちり訂正を入れるカノン。
「ソナタに『ダーリン』とか呼ばれてデレデレしちゃってさ! ふんっ」
「あぁ、カノンも『ハニー』って呼んでほし」
「ちがーーーーーうっ!」
真っ赤な顔で否定しても可愛いだけだよ、とカノンの鼻の頭をツンツンつついているソナタ。
何だか出来の良いお人形のようなふたりを「可愛いなぁ」と眺めているキニアンも可愛いなぁ、と満足気味のシェラは、肩に重みを感じて横を向き──思い切り心臓を跳ねさせて身を引いた。
「・・・近い」
呪詛のような声音で、焦点も合わないくらい近くにあった美貌を睨みつける。
ヴァンツァーはシェラの肩の上に顎を載せていたものだから、横を向いたシェラはキスをしてしまいそうな距離に反射的に身を引いてしまったというわけだ。
「何で避けるんだ」
「何で避けないと思うんだ」
馬鹿かお前、とヴァンツァーを引き剥がし、テーブルの上にあった紅茶のカップを手に取る。
熱い紅茶のカップを持っていれば、この馬鹿も無茶なことはしないだろう、と思ってのことだ。
「好きな顔が近くにあったら嬉しいだろう?」
「あー、飽きた、飽きた」
わざとらしく冷たい口調でそう言ってそっぽを向くシェラに、ヴァンツァーは軽く顔を顰めた。
「なら、ちょっと整形して」
「待て!!」
慌ててカップを置き、立ち上がりかけたヴァンツァーの腕を思い切り引いてソファに座らせるシェラ。
「何だ、やっぱり好きなんじゃ」
「お前から『美形』を取ったらただのめんどくさい男になるだろうが」
「・・・酷い言われようだ」
「そこで拗ねる意味が分からん」
私は事実しか口にしていない、と真顔で告げるシェラに、やはりヴァンツァーは憮然とした顔のままだ。
「何か、みんな楽しそうでいいですね」
珍しく機嫌良さそうに微笑しているキニアンの太腿を、思い切りペチンッと叩くカノン。
「いたっ。何だよ・・・」
「知らないっ!」
ふんっ! と横を向くカノンの考えていることが分からず困惑の表情を浮かべるキニアンに、ソナタはそっと耳打ちしてやった。
「え? いや、でもそれは・・・」
「──やれ」
何とも男前なソナタの命令口調に、躊躇いがちながらも頷きを返したキニアンは、向こうを向いてしまったカノンの方をポンポンと叩いた。
「こっちを向いてよハニー?」
とても棒読みなそれに、音速で振り返るカノン。
「あ、向いた。お前すごいな。さすが双子」
ソナタに感心したようなきらきらとした瞳を向けたキニアンだったが、カノンは真っ赤な顔で「ばっかじゃないの?!」と叫んだ。
「なぁ、こいつ何でこんなに怒ってるんだ?」
不思議そうな顔をしているキニアンに、ソナタは「だって、だってなんだもん♪」と、キニアンにはよく分からない言葉を返した。
そういうものなのか、と納得したキニアンは、毛を逆立てた猫のようなカノンの頭をよしよしと撫でてやった。
機嫌が悪いときでも、こうすると大人しくなるのだ。
何だかペットシッターになったようでくすぐったい感じのするキニアンだった。
「・・・いいなぁ、可愛いなぁ」
羨ましそうに子どもたちを見つめたシェラに、「俺がいr」と言いかけて思い切り睨まれたヴァンツァー。
「ほぉ、じゃあ私をキュン死にさせてみろ」
腕組みをして言い放ったシェラに、ヴァンツァーは一瞬何事かを考えて首を傾げた。
そして何を思ったのか、くすっと笑うとシェラの唇にごくごく軽いキスをした。
「・・・何の真似だ、貴様」
「いや、マルチーズが仁王立ちしているみたいで可愛かったから」
「っ! 表へ出ろ!」
「車を出すか?」
「は? 何の話だ」
「デートだろう?」
「~~~~~!!!!」
もう、『馬鹿』とすら出てこないシェラは、パシンッ! とヴァンツァーの両頬を両手で叩いた。
実はそんなに力は入っていないのだが、とても良い音がリビングに響いた。
双子はともかく、大きな音にキニアンは驚いた顔になった。
「・・・暴力は良くない」
「躾だ。シェパードだと思ったらとんだ駄犬を掴まされた私の身にもなれ」
「思うのはそっちの勝手だ」
「昔はもっとかっこ良かった!」
思わず言ってしまったシェラに、ふたごは「「あ~あ」」と声を揃えた。
きっとこのまま、シェラを宥めに入った父に丸め込まれてしまうに違いない。
なんだかんだ言っても、シェラは父のことが大好きなのだから、と思ってそれぞれのカップに手を伸ばした双子に、キニアンはコソッと訊いた。
「シェラって、たまにすごい惚気るよな」
『お前もな』とは、賢明にも言い返さなかった双子であった。
**********
ライアンに、ソナタのことを「ハニー」と呼ばせたかっただけ(笑)
それに驚きつつも、ナチュラルに「ダーリン」と返すソナタと、「ダーリン」言われて逆にびっくりするライアンって可愛いんじゃねーかと。
で、そんなのを周りで見せつけられた面々のあれこれ。
「──ねぇ、ハニー。アレどこやったっけ?」
リビングのドアを開けてそう訊いてきた男に、一同一瞬動きを止めた。
「右の引き出しの一番上じゃない──ダーリン?」
そう返事をするソナタに、これまた一同目を丸くしたわけだが、実はもうひとり驚いた顔をした男がいた。
「あぁ、そうかも」
言った本人がそれである。
「ありがとう、ハニー」
「どういたしまして」
ひらひら~、と手を振るソナタに、同じように手を振り返した男は、何だかいつも以上に嬉しそうな顔で笑って部屋を出て行った。
「──ばっっっかじゃないの!」
ぶすっとした顔でカノンが吐き捨てる。
「可愛い呼び方だね」
くすくすとシェラが微笑めば、「突然どうしちゃったんだろうね」とソナタが軽く首を傾げた。
「え、いきなり?」
「うん」
キニアンの言葉に頷くソナタ。
「まぁ、製作中のライアンは、たまに変だから」
「いつも変だよ」
笑みを浮かべてのソナタの言葉に、きっちり訂正を入れるカノン。
「ソナタに『ダーリン』とか呼ばれてデレデレしちゃってさ! ふんっ」
「あぁ、カノンも『ハニー』って呼んでほし」
「ちがーーーーーうっ!」
真っ赤な顔で否定しても可愛いだけだよ、とカノンの鼻の頭をツンツンつついているソナタ。
何だか出来の良いお人形のようなふたりを「可愛いなぁ」と眺めているキニアンも可愛いなぁ、と満足気味のシェラは、肩に重みを感じて横を向き──思い切り心臓を跳ねさせて身を引いた。
「・・・近い」
呪詛のような声音で、焦点も合わないくらい近くにあった美貌を睨みつける。
ヴァンツァーはシェラの肩の上に顎を載せていたものだから、横を向いたシェラはキスをしてしまいそうな距離に反射的に身を引いてしまったというわけだ。
「何で避けるんだ」
「何で避けないと思うんだ」
馬鹿かお前、とヴァンツァーを引き剥がし、テーブルの上にあった紅茶のカップを手に取る。
熱い紅茶のカップを持っていれば、この馬鹿も無茶なことはしないだろう、と思ってのことだ。
「好きな顔が近くにあったら嬉しいだろう?」
「あー、飽きた、飽きた」
わざとらしく冷たい口調でそう言ってそっぽを向くシェラに、ヴァンツァーは軽く顔を顰めた。
「なら、ちょっと整形して」
「待て!!」
慌ててカップを置き、立ち上がりかけたヴァンツァーの腕を思い切り引いてソファに座らせるシェラ。
「何だ、やっぱり好きなんじゃ」
「お前から『美形』を取ったらただのめんどくさい男になるだろうが」
「・・・酷い言われようだ」
「そこで拗ねる意味が分からん」
私は事実しか口にしていない、と真顔で告げるシェラに、やはりヴァンツァーは憮然とした顔のままだ。
「何か、みんな楽しそうでいいですね」
珍しく機嫌良さそうに微笑しているキニアンの太腿を、思い切りペチンッと叩くカノン。
「いたっ。何だよ・・・」
「知らないっ!」
ふんっ! と横を向くカノンの考えていることが分からず困惑の表情を浮かべるキニアンに、ソナタはそっと耳打ちしてやった。
「え? いや、でもそれは・・・」
「──やれ」
何とも男前なソナタの命令口調に、躊躇いがちながらも頷きを返したキニアンは、向こうを向いてしまったカノンの方をポンポンと叩いた。
「こっちを向いてよハニー?」
とても棒読みなそれに、音速で振り返るカノン。
「あ、向いた。お前すごいな。さすが双子」
ソナタに感心したようなきらきらとした瞳を向けたキニアンだったが、カノンは真っ赤な顔で「ばっかじゃないの?!」と叫んだ。
「なぁ、こいつ何でこんなに怒ってるんだ?」
不思議そうな顔をしているキニアンに、ソナタは「だって、だってなんだもん♪」と、キニアンにはよく分からない言葉を返した。
そういうものなのか、と納得したキニアンは、毛を逆立てた猫のようなカノンの頭をよしよしと撫でてやった。
機嫌が悪いときでも、こうすると大人しくなるのだ。
何だかペットシッターになったようでくすぐったい感じのするキニアンだった。
「・・・いいなぁ、可愛いなぁ」
羨ましそうに子どもたちを見つめたシェラに、「俺がいr」と言いかけて思い切り睨まれたヴァンツァー。
「ほぉ、じゃあ私をキュン死にさせてみろ」
腕組みをして言い放ったシェラに、ヴァンツァーは一瞬何事かを考えて首を傾げた。
そして何を思ったのか、くすっと笑うとシェラの唇にごくごく軽いキスをした。
「・・・何の真似だ、貴様」
「いや、マルチーズが仁王立ちしているみたいで可愛かったから」
「っ! 表へ出ろ!」
「車を出すか?」
「は? 何の話だ」
「デートだろう?」
「~~~~~!!!!」
もう、『馬鹿』とすら出てこないシェラは、パシンッ! とヴァンツァーの両頬を両手で叩いた。
実はそんなに力は入っていないのだが、とても良い音がリビングに響いた。
双子はともかく、大きな音にキニアンは驚いた顔になった。
「・・・暴力は良くない」
「躾だ。シェパードだと思ったらとんだ駄犬を掴まされた私の身にもなれ」
「思うのはそっちの勝手だ」
「昔はもっとかっこ良かった!」
思わず言ってしまったシェラに、ふたごは「「あ~あ」」と声を揃えた。
きっとこのまま、シェラを宥めに入った父に丸め込まれてしまうに違いない。
なんだかんだ言っても、シェラは父のことが大好きなのだから、と思ってそれぞれのカップに手を伸ばした双子に、キニアンはコソッと訊いた。
「シェラって、たまにすごい惚気るよな」
『お前もな』とは、賢明にも言い返さなかった双子であった。
**********
ライアンに、ソナタのことを「ハニー」と呼ばせたかっただけ(笑)
それに驚きつつも、ナチュラルに「ダーリン」と返すソナタと、「ダーリン」言われて逆にびっくりするライアンって可愛いんじゃねーかと。
で、そんなのを周りで見せつけられた面々のあれこれ。
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