小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
やっぱり更新出来ませんでしたね・・・昨日も頑張って書いていたんですけど、もう23時前に眠気のピークで・・・更新は週末になりそうです(^^;)
さて、昨日の日記、生きがいはガッ君だけ、と書きましたが、訂正。フィギュアもありました。毎月大きな大会があります。
4大陸とー、五輪とー、世界選手権とー。たぶん4月にはまた国別対抗やるよねー。楽しみー。
しかし、眠い・・・ちょこっとだけ子ネタでも書いて、手を動かして頭を起こさないと・・・。
さて、昨日の日記、生きがいはガッ君だけ、と書きましたが、訂正。フィギュアもありました。毎月大きな大会があります。
4大陸とー、五輪とー、世界選手権とー。たぶん4月にはまた国別対抗やるよねー。楽しみー。
しかし、眠い・・・ちょこっとだけ子ネタでも書いて、手を動かして頭を起こさないと・・・。
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「ライアンって、こういうお店によく来るの?」
真っ白いケープで雪うさぎのようだったソナタは、今は藍色のドレスが華やかなちょっぴり大人の女性へと変身していた。
目の前に座るスーパーモデル体型の美女にしか見えない青年も、平素のカジュアルな服とは違ってスーツを身に纏っている。
赤いシャツに黒いネクタイ、白いジャケット。
おいそれとは着られないような色味の服を、厭味でなく着こなしてしまうあたり、さすが美術に造詣が深いだけのことはある。
「ん~、美味しいところならどこでも」
クリスマス・イヴであり可愛い恋人の誕生日でもあるからか、ライアンがソナタを伴ったのは普段のデートならば行かないようなホテルのレストランだった。
現在ふたりはコース料理に舌鼓を打っている。
カジュアルなフレンチだが、素材の味を活かした調理方法にはふたりとも大満足だった。
「・・・でも、こういうところって高くない?」
ちょっと心配になったソナタだ。
良い材料を腕のいいシェフが調理すれば、それだけでそれなりの値段はしてしまうのである。
ソナタは、ライアンとのデートのときに財布を出したことがない。
出させてくれないのだ。
それなりに裕福な家だから、お小遣いだってもらっている。
それでも、この青年は首を縦に振らない。
「いいんだよ、そんなこと気にしなくて」
「でも」
「美味しくない?」
「すごく美味しい」
「なら良かった」
ソナタのグラスにはジュースだが、ライアンのそれには現在白ワインが注がれている。
ひと口飲んだ青年はにこっと笑って言ったものである。
「デートのときは、女の子のバッグの中は口紅とハンカチだけ入ってればいいの」
「・・・・・・」
あとは最高の笑顔だね、と臆面もなく言い切った。
外見からしてモテるに違いない、とは思っていたが、二十歳そこそこでこんなことを言えてしまうほどとは思っていなかった。
常日頃は突拍子もないことを言って笑わせてくれる青年だが、実は父なんかよりも余程デキる男なのではないか、と思う瞬間だ。
「ん~、満足」
デザートの盛り合わせも完食し、ソナタは言葉通り満足そうな笑みを浮かべた。
「良かった」
「ありがとう、ライアン」
「どういたしまして──さて、と」
ひとつ息を吐いた青年に、もう帰るのかな、と思ってしまったソナタである。
まだ20時前だ。
もうちょっと一緒にいたいな、と思ってしまうのは当然だろう。
「じゃあ、ソナタちゃんに、誕生日プレゼント」
「──え? さっきもらったよ」
現在左手に嵌められているピンクゴールドの指輪。
さっき会ったときにもらったものだ。
「それはクリスマスプレゼント」
「え・・・?」
「誕生日プレゼントは、──こっち」
言ってテーブルの上を滑らせたのは、1枚のカード──カードキーだ。
「受け取ってもらえるかな?」
「・・・・・・」
「ダメなら、シェラさんたちのところに送っていく」
「・・・・・・」
「おれは、ソナタちゃんと一緒にいたいな」
笑みとともに告げられた言葉に、ソナタはちいさく頷いた。
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ほらね。一番デキる子だ。
あー、若いっていーわー。
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