小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
蒼井優は高荷恵じゃないだろ(笑)そもそも薫が違うけど。もっと言えば、健ちゃんも違うけど(笑)蒼井優は嫌いじゃないし、決して下手ではないけれど、高荷恵は違うって。蒼紫様を見るのが怖くなってきた・・・一さんは誰がやるわけ? このキャストじゃ、見ないなぁ・・・るろ剣は私が☆矢の次にハマった漫画だけど、いやー、原作の縁編と同じくらい、いらないと思う・・・。
さ、気を持ち直して。
さ、気を持ち直して。
**********
「アリス、これやって」
自宅で課題曲の練習をしていた青年に、銀色の天使がそう言って携帯端末を見せてきた。
「ん、どれ?」
何かの曲かな、と思って「いいよ」と言うことを前提に画面に目を向け。
「・・・・・・無理」
見なかったことにしよう、と画面から目を逸らした青年に、天使は頬を膨らませた。
「えー、いいじゃん、やってよ──チェロリータ!」
「無理。大体、何でお前はそういう無茶ぶりしかしないんだよ」
これなら、まだ超絶技巧の難曲を指定される方が気が楽だ、と、もうすっかり暗譜している楽譜を眺めるフリをする。
「これ可愛いじゃん!」
「可愛い女の子がやれば可愛いんじゃないの」
カノンの言うことなら何でもホイホイ聞いてやると思ったら大間違いだ、と。
可愛い恋人にだって厳しく接することが出来るオトナの男にならんと日々努力し、半ば玉砕している青年。
190ある男がやってどこが可愛いんだよ、とカノンに見せられた画面の中の女性を脳裏に描く。
赤いゴスロリ衣装に白いチェロという、派手なことこの上ない扮装で演奏をしている少女のような美貌の女性は、チェロの弾き語りという世にも珍しいジャンルの音楽家であった。
キニアンは彼女の存在を知らなかったわけだが、カノンはどうやってこういうものを見つけてくるのだろう。
「いーじゃん。アリス、こういうの好きじゃん」
「は? 別に好きじゃ」
ないけど、と言おうとしたキニアンの目の前に、ぴらり、と一枚の写真が晒された。
そこには、色素の薄い髪をツインテールにし、瞳と同じ翡翠色をしたレースのリボンで結んだ可愛らしい女の子がいた。
衣装も同じ色のひらひらふわふわとしたドレスで、子ども用の8分の1サイズのチェロを手に、嬉しそうに笑っている。
その顔立ちと色彩を見る限り、彼の母親のちいさい頃のようにも見えるが、彼女は生粋のヴァイオリニストである。
そして、写真を見せられた青年の端正な容貌からは、一瞬にして血の気が引いていった。
「──っ、おま、それ!」
「ほら、可愛いじゃんチェロリータ」
「おま、それどこで──ってマリアか!」
珍しく声を荒げて手を伸ばすが、写真を掴む前にひらり、とかわされてしまう。
「っ、返せ俺の黒歴史!」
「こんなに嬉しそうな顔してるんだから、好きなんでしょ?」
「その格好が好きなんじゃない! それは初めて自分用のチェロ買ってもらったときので」
「ちっちゃい頃は、いっつもこういう格好してたってマリアさん言ってたよ」
「それはマリアの趣味であって」
「恥ずかしがらなくてもいいよ。ぼくもこういう格好してたし」
「・・・お前の趣味にとやかく言う気はないが──っていうかむしろ似合ってるが、俺は断じて違う」
青かった顔は羞恥のためか紅くなっていて、カノンはくすくす笑って写真の中の『男の娘』にキスをした。
「か~わいい」
「・・・・・・お願いだから返して下さい」
「ダメ。これぼくのだもん」
「じゃあ、やるから箱に入れて庭の土3mくらい掘り返して埋めておいてくれ」
「やだよ、もったいない」
ひどい頭痛がしてきた青年は、深々とため息を零して恋人を斜に見遣った。
「・・・どーすればいいわけ?」
「だから、やってよチェロリータ」
「何でそんな余計なこと考えちゃったんだよ、お前」
「あ、ひどーい」
「どっちがだ」
ぐったりして項垂れた彼氏に、カノンはもう一度『お願い』した。
「やって?」
「やだ。無理」
「むぅ・・・じゃあ、スカートじゃなくて、ロリータでなくてもいいから、ゴシック衣装でチェロ弾いて?」
「・・・・・・」
「ね?」
お願い、お願い、と視線で訴えてくる天使の顔した小悪魔に、キニアンは肺の中の空気をすべて押し出すようなため息を吐いた。
「・・・分かりました。でも俺そういう服持ってないけど」
「平気。父さんに頼んでおいたから」
にっこりと嬉しそうな笑みを浮かべる美貌に、キニアンは思ったのだ。
────・・・ハメられた。
まだまだ、修行が必要なようである。
**********
カノンだって、本気でロリなキニアン見たかったわけじゃないんだよ。
無理難題のあとのだと、「まぁ、それくらいなら」って思うよね?
という話。
「アリス、これやって」
自宅で課題曲の練習をしていた青年に、銀色の天使がそう言って携帯端末を見せてきた。
「ん、どれ?」
何かの曲かな、と思って「いいよ」と言うことを前提に画面に目を向け。
「・・・・・・無理」
見なかったことにしよう、と画面から目を逸らした青年に、天使は頬を膨らませた。
「えー、いいじゃん、やってよ──チェロリータ!」
「無理。大体、何でお前はそういう無茶ぶりしかしないんだよ」
これなら、まだ超絶技巧の難曲を指定される方が気が楽だ、と、もうすっかり暗譜している楽譜を眺めるフリをする。
「これ可愛いじゃん!」
「可愛い女の子がやれば可愛いんじゃないの」
カノンの言うことなら何でもホイホイ聞いてやると思ったら大間違いだ、と。
可愛い恋人にだって厳しく接することが出来るオトナの男にならんと日々努力し、半ば玉砕している青年。
190ある男がやってどこが可愛いんだよ、とカノンに見せられた画面の中の女性を脳裏に描く。
赤いゴスロリ衣装に白いチェロという、派手なことこの上ない扮装で演奏をしている少女のような美貌の女性は、チェロの弾き語りという世にも珍しいジャンルの音楽家であった。
キニアンは彼女の存在を知らなかったわけだが、カノンはどうやってこういうものを見つけてくるのだろう。
「いーじゃん。アリス、こういうの好きじゃん」
「は? 別に好きじゃ」
ないけど、と言おうとしたキニアンの目の前に、ぴらり、と一枚の写真が晒された。
そこには、色素の薄い髪をツインテールにし、瞳と同じ翡翠色をしたレースのリボンで結んだ可愛らしい女の子がいた。
衣装も同じ色のひらひらふわふわとしたドレスで、子ども用の8分の1サイズのチェロを手に、嬉しそうに笑っている。
その顔立ちと色彩を見る限り、彼の母親のちいさい頃のようにも見えるが、彼女は生粋のヴァイオリニストである。
そして、写真を見せられた青年の端正な容貌からは、一瞬にして血の気が引いていった。
「──っ、おま、それ!」
「ほら、可愛いじゃんチェロリータ」
「おま、それどこで──ってマリアか!」
珍しく声を荒げて手を伸ばすが、写真を掴む前にひらり、とかわされてしまう。
「っ、返せ俺の黒歴史!」
「こんなに嬉しそうな顔してるんだから、好きなんでしょ?」
「その格好が好きなんじゃない! それは初めて自分用のチェロ買ってもらったときので」
「ちっちゃい頃は、いっつもこういう格好してたってマリアさん言ってたよ」
「それはマリアの趣味であって」
「恥ずかしがらなくてもいいよ。ぼくもこういう格好してたし」
「・・・お前の趣味にとやかく言う気はないが──っていうかむしろ似合ってるが、俺は断じて違う」
青かった顔は羞恥のためか紅くなっていて、カノンはくすくす笑って写真の中の『男の娘』にキスをした。
「か~わいい」
「・・・・・・お願いだから返して下さい」
「ダメ。これぼくのだもん」
「じゃあ、やるから箱に入れて庭の土3mくらい掘り返して埋めておいてくれ」
「やだよ、もったいない」
ひどい頭痛がしてきた青年は、深々とため息を零して恋人を斜に見遣った。
「・・・どーすればいいわけ?」
「だから、やってよチェロリータ」
「何でそんな余計なこと考えちゃったんだよ、お前」
「あ、ひどーい」
「どっちがだ」
ぐったりして項垂れた彼氏に、カノンはもう一度『お願い』した。
「やって?」
「やだ。無理」
「むぅ・・・じゃあ、スカートじゃなくて、ロリータでなくてもいいから、ゴシック衣装でチェロ弾いて?」
「・・・・・・」
「ね?」
お願い、お願い、と視線で訴えてくる天使の顔した小悪魔に、キニアンは肺の中の空気をすべて押し出すようなため息を吐いた。
「・・・分かりました。でも俺そういう服持ってないけど」
「平気。父さんに頼んでおいたから」
にっこりと嬉しそうな笑みを浮かべる美貌に、キニアンは思ったのだ。
────・・・ハメられた。
まだまだ、修行が必要なようである。
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カノンだって、本気でロリなキニアン見たかったわけじゃないんだよ。
無理難題のあとのだと、「まぁ、それくらいなら」って思うよね?
という話。
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