小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
12年12月12日。去年のぽっきーの日に続き、100年に1度の1日ですね。何にも思い浮かばないんですけどね(笑)
久々に、ヴァンシェラふたりきりのお話で。暗いような、らぶいような。まぁ、天真爛漫な子どもたち抜きのこのふたりは、いっつもこんな感じ(笑)似たり寄ったりの話ですみません。
久々に、ヴァンシェラふたりきりのお話で。暗いような、らぶいような。まぁ、天真爛漫な子どもたち抜きのこのふたりは、いっつもこんな感じ(笑)似たり寄ったりの話ですみません。
**********
とても、とても。
この上もなく幸せなのに。
無性に泣きたくなることがある。
傍にいるだけで幸福で。
触れ合うたびに切なくなって。
笑顔を見れば、嬉しいはずなのに苦しくて。
泣きそうな笑顔を返せば、仕方なさそうに微笑んで口づけをくれる。
──『胸が張り裂ける』とは、きっとこのことを言うのだろう。
いっそ、本当にそうなってしまえばいい。
ちっぽけな身体からこの心を取り出せば、上手く言葉に出来ない想いを見せることが出来るのに。
「分かっているよ、お前の気持ちは」
嘘だ。
分かってなんていない。
「安心していい」
違う。
そんなの欲しくない。
どう言えば伝わるのだろう。
『どこへも行かないで』
『ずっと傍にいて』
「約束する」
本当に・・・?
その言葉は、信じてもいいのだろうか?
「泣くな。俺は、お前の傍にいるから」
そうだろうか?
ずっと、一緒にいてくれるのだろうか?
だって・・・怖いんだ。
「無理に信じようとしなくていい。お前は、俺が傍にいることを・・・赦してくれればそれでいい」
ゆるす・・・?
赦されたいのだろうか、この男は。
なにを?
泣いているのは私なのに、この男も泣きそうな顔をしている。
・・・それは何だか嫌だった。
哀しい顔も、辛そうな顔も、もういらない。
笑った顔が見たい。
一緒にいるのに・・・一緒にいられる時間が、あとどれくらいかも分からないのに、哀しいのは嫌だ。
笑顔を見たって、ときに胸が痛んで、苦しくて、泣いてしまうこともあるけれど。
やさしく穏やかな時間が嬉しくて、零す涙もあるのだから。
「笑ってくれ」
『約束』には何の意味もないことを知っているけれど、瞼に落とされる唇のあたたかさは、信じてみよう。
少しずつ、一歩ずつ。
どうすれば伝わるだろ?
どうすれば、この男も笑ってくれるのだろう?
「──・・・すき」
ちいさく、ちいさく呟く。
自分の耳にも、やっと届くくらいのちいさな。
「・・・すき」
これしか、言えない。
だって──『愛してる』なんて、分からないから。
「すき」
伝わるだろうか?
くすぐったくて、甘くて、痛くて、切なくて、幸せなこの。
だったこれだけの言葉で、届くのだろうか?
「す──っ」
顔を見ようとしたら痛いくらいに抱きしめられて、広い肩しか見えなくなった。
あたたかい身体の奥から、とくとくとく、と鼓動が伝わってくる。
何だかそれが嬉しくて。
「・・・──すき」
あぁ、今度は伝わった気がする。
抱きしめてくる腕が強くなった。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。
抱き返したら、もっとちゃんと、伝わるのかな?
毎日、色々、試してみよう。
**********
一歩ずつ。三歩進んで二歩下がる。それくらいでちょうどいい。
むしろ彼らの場合、一歩進んで二歩下がる。
乙女シェラたんってば、ちょー可愛いよね。
タイトルは、歌姫テレサ・テンさんの名曲『別れの予感』(コラ)より。
好きなんですよー。
『海よりもまだ深く 空よりもまだ青く
あなたをこれ以上愛するなんて 私にはできない』
とても、とても。
この上もなく幸せなのに。
無性に泣きたくなることがある。
傍にいるだけで幸福で。
触れ合うたびに切なくなって。
笑顔を見れば、嬉しいはずなのに苦しくて。
泣きそうな笑顔を返せば、仕方なさそうに微笑んで口づけをくれる。
──『胸が張り裂ける』とは、きっとこのことを言うのだろう。
いっそ、本当にそうなってしまえばいい。
ちっぽけな身体からこの心を取り出せば、上手く言葉に出来ない想いを見せることが出来るのに。
「分かっているよ、お前の気持ちは」
嘘だ。
分かってなんていない。
「安心していい」
違う。
そんなの欲しくない。
どう言えば伝わるのだろう。
『どこへも行かないで』
『ずっと傍にいて』
「約束する」
本当に・・・?
その言葉は、信じてもいいのだろうか?
「泣くな。俺は、お前の傍にいるから」
そうだろうか?
ずっと、一緒にいてくれるのだろうか?
だって・・・怖いんだ。
「無理に信じようとしなくていい。お前は、俺が傍にいることを・・・赦してくれればそれでいい」
ゆるす・・・?
赦されたいのだろうか、この男は。
なにを?
泣いているのは私なのに、この男も泣きそうな顔をしている。
・・・それは何だか嫌だった。
哀しい顔も、辛そうな顔も、もういらない。
笑った顔が見たい。
一緒にいるのに・・・一緒にいられる時間が、あとどれくらいかも分からないのに、哀しいのは嫌だ。
笑顔を見たって、ときに胸が痛んで、苦しくて、泣いてしまうこともあるけれど。
やさしく穏やかな時間が嬉しくて、零す涙もあるのだから。
「笑ってくれ」
『約束』には何の意味もないことを知っているけれど、瞼に落とされる唇のあたたかさは、信じてみよう。
少しずつ、一歩ずつ。
どうすれば伝わるだろ?
どうすれば、この男も笑ってくれるのだろう?
「──・・・すき」
ちいさく、ちいさく呟く。
自分の耳にも、やっと届くくらいのちいさな。
「・・・すき」
これしか、言えない。
だって──『愛してる』なんて、分からないから。
「すき」
伝わるだろうか?
くすぐったくて、甘くて、痛くて、切なくて、幸せなこの。
だったこれだけの言葉で、届くのだろうか?
「す──っ」
顔を見ようとしたら痛いくらいに抱きしめられて、広い肩しか見えなくなった。
あたたかい身体の奥から、とくとくとく、と鼓動が伝わってくる。
何だかそれが嬉しくて。
「・・・──すき」
あぁ、今度は伝わった気がする。
抱きしめてくる腕が強くなった。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。
抱き返したら、もっとちゃんと、伝わるのかな?
毎日、色々、試してみよう。
**********
一歩ずつ。三歩進んで二歩下がる。それくらいでちょうどいい。
むしろ彼らの場合、一歩進んで二歩下がる。
乙女シェラたんってば、ちょー可愛いよね。
タイトルは、歌姫テレサ・テンさんの名曲『別れの予感』(コラ)より。
好きなんですよー。
『海よりもまだ深く 空よりもまだ青く
あなたをこれ以上愛するなんて 私にはできない』
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