小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
いや、すみません。ご無沙汰しております・・・。忙しいのと疲れてるのと眠いのと暑いのとで、サイトどころか日記すら書けていない、という。日々いらして下さって、拍手まで残してくださっている皆様には大変申し訳ない気持ちです。
さて、当サイトは、なんと間もなく10周年を迎えます。ほんとか!(笑)そんなにやってるのか!(笑)
記念すべき年だというのに、橘は去年の話すら終わらせていない、という体たらく。10周年は天使と悪魔の続きを書くとして、他に何が出来るでしょうか・・・いや、去年の話すら終わらせられないお前が『他に』とか言ってんじゃねーよ、って話なのですが。
4周年から書き始めて進んでない記念小説も、『10周年までには終わるだろう』とか言ってて終わってないですしね。ダメダメです。
書く気持ちはたくさんありますし、少し前にお話した拍手の『ホストと花屋』の続編のようなものはほぼ書き上がっているので、近々更新します。
今も、やふのトップから『愛妻家になる男性の特徴5つ』とかいうのを読んでて、「何気にヴァンツァー当てはまるし・・・」と思った次第でございます。
ほんのちょっとだけ、書いてみますか。
さて、当サイトは、なんと間もなく10周年を迎えます。ほんとか!(笑)そんなにやってるのか!(笑)
記念すべき年だというのに、橘は去年の話すら終わらせていない、という体たらく。10周年は天使と悪魔の続きを書くとして、他に何が出来るでしょうか・・・いや、去年の話すら終わらせられないお前が『他に』とか言ってんじゃねーよ、って話なのですが。
4周年から書き始めて進んでない記念小説も、『10周年までには終わるだろう』とか言ってて終わってないですしね。ダメダメです。
書く気持ちはたくさんありますし、少し前にお話した拍手の『ホストと花屋』の続編のようなものはほぼ書き上がっているので、近々更新します。
今も、やふのトップから『愛妻家になる男性の特徴5つ』とかいうのを読んでて、「何気にヴァンツァー当てはまるし・・・」と思った次第でございます。
ほんのちょっとだけ、書いてみますか。
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「えーと、なになに。『愛妻家になる男の特徴』は、『1.おもいやりがある。2.仕事に対して真面目。3.謙虚。4.気が利く。5.ポジティブ』──だ、そうですよ、シェラさん?」
胡乱げな顔つきのカノンの言葉に、シェラはどうでも良さそうな顔で「ふぅん」と返してアイスティーを啜った。
「──で? 抜きん出て『5』に偏っているお前は、何が言いたいんだ?」
働く女性向けらしい雑誌──そんなものまで読むらしい──を渡してきた男に、シェラは訊ねた。
彼らしくなく、ソファの背にだらしなく頬杖をついた状態というのが、彼のやる気のなさを表している。
「『2』だってかなりのものだ」
何だか自信満々な男の様子に若干イラッとしたシェラだった。
どちらかと言えば『1』とか『4』が大事なのではないかと思うのだ。
「だからどうした。お前が『愛妻家』だとでも言いたいのか?」
「まるで違うみたいな言い方だな」
心外だ、とその無駄に麗しい顔に書いてある男に向かって、シェラは深々とため息を零した。
「別に。──今更お前の愛情を疑ったりはしない」
ツン、と明後日の方向を見ながらそう呟いたシェラに、ヴァンツァーは藍色の瞳を丸くした。
そして、傍にいる息子と娘、果てはその婿たちにまで、「聞いた? 聞いた?」という視線を送った。
それに対して返されたのは、生暖かい視線が3対と、「良かったですね!」という満面の笑みが1つだ。
「おれは『3』がないなぁ」
金髪碧眼の美人が情けない顔をすれば、緑の目の音楽家が神妙な顔になる。
「俺は絶望的に『4』がない気がする」
「アリスは『5』もない」
バッサリと恋人に切り捨てられたキニアンは意気消沈して俯いたが、「でも」と続く言葉に顔を上げた。
「その分馬鹿みたいに『1』が突出してるよね」
呆れたような物言いなのだが、それが悪口でないことはキニアンにも分かる。
「──カノン!」
「暑苦しい!」
抱きつかれて、思わず「ハウス!」と叫んだカノンだった。
「ライアンは、『4』がメーター振り切ってると思うけど?」
黒髪の美少女の言葉に、金髪美人は困った顔になった。
「えー。やっぱり男は可愛げじゃない? アー君みたいな、謙虚で可愛いのがいいとおれは思うよ」
「えー。でも、ソナタはライアンが好きだよ?」
それじゃダメかな? と小首を傾げる少女に、「ハニー!」と感激した青年が抱きつく。
「・・・何だこの状況」
カオスだ、と呟いたシェラは、直後「ま、子どもたちが仲良くしてるなら、いいか」と気を取り直した。
「シェラ」
「何だ」
煩いな、とでも言わんばかりの顔つきで隣を見たシェラに、ヴァンツァーは言った。
「俺もハg」
「──しない」
「なぜ」
「なんでも」
「理由がないなら拒否は認めない」
「・・・お前、ほんとに『3』がないよな」
「時には押しの強さも必要だ」
「押してダメなら引いてみろ、って言うだろうが」
「今は引くときじゃない」
女っ誑しの専門家は、こういうところばかり有能で困る。
面倒くさくなったシェラは、「はいはい」と言って鍛えられた長身に軽く抱きつき、パンパンと背中を叩いてやった。
「これで」
満足だろう、と離れようとしたが、当然離してもらえなかった。
そんなこんなで、その日のファロット一家のリビングは、空調の効いた部屋だというのに何だか暖かかった。
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俺の頭の中がカオスだな。
纏まらなくてすみません。
今日も1日頑張ります。
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