小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
医者モノを読んでいたら、自分も書きたくなっている橘ですどうもおはようございます。昼メロ書けばいいんですけど、その前にまず4周年だろ、とか思うわけです。でも実は今時間を見つけてちょこちょこ書いてる裏をもっとも書きたいわけです。
とりあえず、どなたか私に1日が48時間になっちゃう魔法の世界へのご招待状を下さい(コラ)
昨日は節分でした。何もしていません(笑)いつもは何だかんだ双子がちっちゃい頃の節分の話とか書いていた気がします。年が明けてもうひと月経ったのかと思うと、恐ろしくていけません。この調子でどんどん時間は進んで行くと、秋の引越しまでに家が片付くのか、もっと言えば引越し資金は溜まって、引越し先が決まるのか、そんな根本的なところから心配しています(笑)
そういえば、今年は初詣に行ってません。おみくじ引いてないなぁ・・・どんな年になるんだろう? 去年は『珠磨かざれば光なし』な1年だったようです。磨いたのか原石のままなのか分かりませんが、まぁ、生き残ってこれたから良しとしましょう。
そんなこんなで(←どんなだ)、とても眠いので何か書きましょう。
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ソナタの最初の子は、母親にとてもよく似た可愛い女の子だった。
「でかした!!」と大喜びしていたライアンは、愛する妻そっくりの娘を溺愛していて、暇さえあれば石膏だの銅像だのを作っているから家中娘で溢れているのだ、とソナタは苦笑して、それでも嬉しそうにしていた。
妹のそんな姿をとても喜ばしく思うと同時に、少し寂しくなったカノンだった。
昔は何をするにも一緒で、お互いが一番の理解者だった。
もちろん、それは今でも変わらない部分はあるけれど、それぞれが成長し、大切な人を見つけ、新しい道を歩んでいく。
当たり前のことだ、と分かっていても、ほんの少し、心に隙間が出来てしまうことを止めることは出来なかった。
「・・・赤ちゃん、欲しくないの?」
だから、そう訊いてしまったのかも知れない。
言われた方はきょとん、として新緑色の瞳を丸くしていた。
言った方は深く俯き、手にした空っぽのマグカップをじっと見つめている。
「何で?」
「・・・ソナタの赤ちゃん、可愛いって言った」
「実際可愛いだろう?」
「可愛いよ。とてつもなく可愛いよ。天使だよ」
「──ぷっ。ならいいじゃん」
「でも・・・ぼく、赤ちゃん産めないもん」
ボソッ、と呟かれた言葉に、キニアンは思わず苦笑した。
「俺さ、馬鹿だけど、それくらいは分かってるよ?」
「・・・・・・」
「それでも俺はお前がいいんだけど、それじゃダメなのか?」
「欲しくないの・・・?」
「分かんないよ。もしかしたら、これからそう思うときは来るのかも知れない」
「・・・・・・」
「でも、だからといって他の女に産んでもらおう、とか、産めないからお前と別れよう、とか、そんなことは絶対に思わないよ」
「・・・それこそ、分かんないじゃん」
「分かるよ」
「・・・何で」
この話題を切り出してから一度もこちらを見ようとしない気の強い、けれどとても寂しがりやな女王様に、キニアンは言った。
「何となく」
「・・・何、それ。何の根拠もないじゃない」
「うん。根拠はないけど、確信してる」
「・・・馬鹿じゃないの?」
「だから、そう言ってるだろう?」
よいしょ、と相変わらず軽い身体を抱き上げて膝の上に乗せる。
銀色の頭を肩に寄せ、ふわふわとした髪をぽんぽん、と叩く。
「とりあえず、今が幸せなら良くないか?」
何も考えていないように聞こえる言葉に、カノンはもう一度「馬鹿」と呟いた。
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相変わらず、何が書きたいのか自分。
きっと、キニアン救済月間とかそういうことなんだ。
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