小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
今日・・・もう昨日ですが、2日は親戚の家に新年の挨拶に行って参りました。作っていった料理を美味しいと言ってもらえてほっとしました。
大根、玉ねぎ、キュウリ、パプリカ(赤・黄)のピクルスと、ちょっと怖くなるくらいの砂糖をブチ込んだスジコン(牛スジ、こんにゃく、大根の煮たの)と、茹でただけの牛スジにおばの家にあったネギとポン酢をかけて。持っていった分、全部食べてもらえて嬉しかったです。やればデキる子(笑)
スジコンも美味いけど、シンプルにネギポンで食べる牛スジも美味いよなぁ。ピクルスは、お酢と砂糖と、ピクリングスパイスで。ピクリングスパイスってすごいんですよ! すっごい美味しいピクルス出来るの! 私が使ったのは、マスコットのやつですね。
料理を作っていると思うんですが、食材と調味料は、お金かけた方がいいです。特に調味料は、お酢でも醤油でも全然違います。最近一番感動したのはみりんですね。『三河みりん』がすごい! 飲めるんですよ、このみりん。おいっしいの! お酢は千鳥酢、醤油は紫峰。探せばもっといいものがあるかも知れませんが、うちの近所のスーパーなんかで買えるのはこの辺。多少お高いですけど、味と身体のこと考えたら、橘は一人暮らしでさして調味料なんて減って行きませんし、美味しいもの大好きなので、まぁいいかな、と。
さてさて、長くなってしまいましたが、新年一発目の小ネタでも。記念小説は鋭意執筆中ですので、今しばらくお待ち下さいませ。
大根、玉ねぎ、キュウリ、パプリカ(赤・黄)のピクルスと、ちょっと怖くなるくらいの砂糖をブチ込んだスジコン(牛スジ、こんにゃく、大根の煮たの)と、茹でただけの牛スジにおばの家にあったネギとポン酢をかけて。持っていった分、全部食べてもらえて嬉しかったです。やればデキる子(笑)
スジコンも美味いけど、シンプルにネギポンで食べる牛スジも美味いよなぁ。ピクルスは、お酢と砂糖と、ピクリングスパイスで。ピクリングスパイスってすごいんですよ! すっごい美味しいピクルス出来るの! 私が使ったのは、マスコットのやつですね。
料理を作っていると思うんですが、食材と調味料は、お金かけた方がいいです。特に調味料は、お酢でも醤油でも全然違います。最近一番感動したのはみりんですね。『三河みりん』がすごい! 飲めるんですよ、このみりん。おいっしいの! お酢は千鳥酢、醤油は紫峰。探せばもっといいものがあるかも知れませんが、うちの近所のスーパーなんかで買えるのはこの辺。多少お高いですけど、味と身体のこと考えたら、橘は一人暮らしでさして調味料なんて減って行きませんし、美味しいもの大好きなので、まぁいいかな、と。
さてさて、長くなってしまいましたが、新年一発目の小ネタでも。記念小説は鋭意執筆中ですので、今しばらくお待ち下さいませ。
**********
年末から新年にかけて、雪が降った。
ファロット邸の広大な敷地は、すっかり美しく雪化粧されている。
母屋の周りにもふんわりと綿のような雪が積もっており、四つ子の子どもたちは目覚めてすぐに外へと飛び出した。
子ども部屋は両親の寝室とは離れた場所にあり、カノンとソナタは別棟に暮らしているので、四人は誰にも気づかれることなく新雪に埋もれて遊んでいた。
本当に起きてすぐ、寝間着のまま外へ出ようとした兄妹たちを止めたフーガのおかげで、防寒対策はバッチリだ。
最初はきゃーきゃー言いながら雪を投げたり足跡をつけたりしていた四つ子だったのだけれど、アリアとリチェルカーレがちょっと大きな雪玉を作り始めたので、兄ふたりもそれに倣った。
「アーちゃん、りっちゃん、何作ってるの?」
ロンドが雪玉を大きくしながら訊ねると、妹たちは声を揃えた。
「「──おらふ!!」」
首を傾げているロンドの横で、フーガが笑った。
「──あぁ、雪だるまか」
「──あ! 映画の!」
ロンドにも分かったらしい。
微笑ましく思いながら妹たちの作業を見ていたロンドとフーガだったけれど、キョロキョロ周りを見渡したと思ったらしょんぼりしてしまった妹たちの様子に焦った。
「ど、どうしたの?」
「上手く出来てるぞ?」
あたふたとフォローする兄ふたりに、アリアとリチェルカーレは色違いの瞳を潤ませて訴えた。
「・・・おめめがないの」
「・・・おてても・・・おはなもないの・・・」
なるほど、周りは一面銀世界。
松ぼっくりや枯れ枝など、近くには見当たらない。
「探してきてあげるよ」
「ふたりはそのまま作っててね」
可愛い妹たちのためならエンヤコラなロンドとフーガは、長靴を履いた足でズボズボ新雪を踏みしめて雪だるまの材料集めに向かった。
+++
ファロット邸はとにかく広く、敷地内に森も川もある。
枯れ枝も木の実も、探せばいくらでも落ちている。
「ちょっと多めに持って行くか」
「余ったら、ぼくたちも作ればいいもんね!」
鼻にする人参は、家の外にある食料庫から失敬した。
そうしてロンドとフーガは、雪だるまをふたつ、三つ作れるくらいの材料を持って妹たちの元へ向かった。
「──・・・これは・・・予想外に・・・」
呆然と現場を見つめるフーガの隣で、ロンドもポカンとしている。
「・・・すごい量だ」
そんなに長い時間離れていたつもりはなかったが、ロンドとフーガが戻ると、アリアとリチェルカーレの周りには十体もの雪だるまが並んでいた。
「あ・・・アーちゃん、りっちゃん・・・これ、みんな作ったの?」
「うん!」
「みんな! つくったの!」
嬉しそうに微笑み、アリアとリチェルカーレは雪だるまを端から指さしていった。
「これがシェラで」
「これがパパ!」
「ロンちゃんとフーちゃんと」
「にぃたまと、ねぇたま!」
「「あーちゃんとあんちゃんも!」」
みんないるよ! と説明を受けて、ロンドとフーガはこの雪だるま群が自分たちなのだと知った。
「壮観だな」
くすっと笑みを零したフーガは、妹たちに拾ってきた木の実や小枝などを手渡した。
「ちょっと足りないみたいだから、また取ってくるな」
「アーちゃん、りっちゃん、他に必要なものある?」
兄達の言葉に顔を見合わせた少女ふたりは、「「うん!」」と大きく頷いた。
「「これつくったら、みんなにおはようする!」」
この言葉には、ロンドもフーガも破顔した。
「そうだね。せっかくの超大作だもんね」
「みんなをびっくりさせような」
よしよし、と妹たちの頭を撫で、兄ふたりは更なる材料集めに出発したのだった。
**********
冷凍庫に入っている雪だるまをヴァンツァーが見つける、という話も少し考えたのですが、うまく纏まらなかったので・・・。新年最初の小ネタは、四つ子ちゃんでした。
年末から新年にかけて、雪が降った。
ファロット邸の広大な敷地は、すっかり美しく雪化粧されている。
母屋の周りにもふんわりと綿のような雪が積もっており、四つ子の子どもたちは目覚めてすぐに外へと飛び出した。
子ども部屋は両親の寝室とは離れた場所にあり、カノンとソナタは別棟に暮らしているので、四人は誰にも気づかれることなく新雪に埋もれて遊んでいた。
本当に起きてすぐ、寝間着のまま外へ出ようとした兄妹たちを止めたフーガのおかげで、防寒対策はバッチリだ。
最初はきゃーきゃー言いながら雪を投げたり足跡をつけたりしていた四つ子だったのだけれど、アリアとリチェルカーレがちょっと大きな雪玉を作り始めたので、兄ふたりもそれに倣った。
「アーちゃん、りっちゃん、何作ってるの?」
ロンドが雪玉を大きくしながら訊ねると、妹たちは声を揃えた。
「「──おらふ!!」」
首を傾げているロンドの横で、フーガが笑った。
「──あぁ、雪だるまか」
「──あ! 映画の!」
ロンドにも分かったらしい。
微笑ましく思いながら妹たちの作業を見ていたロンドとフーガだったけれど、キョロキョロ周りを見渡したと思ったらしょんぼりしてしまった妹たちの様子に焦った。
「ど、どうしたの?」
「上手く出来てるぞ?」
あたふたとフォローする兄ふたりに、アリアとリチェルカーレは色違いの瞳を潤ませて訴えた。
「・・・おめめがないの」
「・・・おてても・・・おはなもないの・・・」
なるほど、周りは一面銀世界。
松ぼっくりや枯れ枝など、近くには見当たらない。
「探してきてあげるよ」
「ふたりはそのまま作っててね」
可愛い妹たちのためならエンヤコラなロンドとフーガは、長靴を履いた足でズボズボ新雪を踏みしめて雪だるまの材料集めに向かった。
+++
ファロット邸はとにかく広く、敷地内に森も川もある。
枯れ枝も木の実も、探せばいくらでも落ちている。
「ちょっと多めに持って行くか」
「余ったら、ぼくたちも作ればいいもんね!」
鼻にする人参は、家の外にある食料庫から失敬した。
そうしてロンドとフーガは、雪だるまをふたつ、三つ作れるくらいの材料を持って妹たちの元へ向かった。
「──・・・これは・・・予想外に・・・」
呆然と現場を見つめるフーガの隣で、ロンドもポカンとしている。
「・・・すごい量だ」
そんなに長い時間離れていたつもりはなかったが、ロンドとフーガが戻ると、アリアとリチェルカーレの周りには十体もの雪だるまが並んでいた。
「あ・・・アーちゃん、りっちゃん・・・これ、みんな作ったの?」
「うん!」
「みんな! つくったの!」
嬉しそうに微笑み、アリアとリチェルカーレは雪だるまを端から指さしていった。
「これがシェラで」
「これがパパ!」
「ロンちゃんとフーちゃんと」
「にぃたまと、ねぇたま!」
「「あーちゃんとあんちゃんも!」」
みんないるよ! と説明を受けて、ロンドとフーガはこの雪だるま群が自分たちなのだと知った。
「壮観だな」
くすっと笑みを零したフーガは、妹たちに拾ってきた木の実や小枝などを手渡した。
「ちょっと足りないみたいだから、また取ってくるな」
「アーちゃん、りっちゃん、他に必要なものある?」
兄達の言葉に顔を見合わせた少女ふたりは、「「うん!」」と大きく頷いた。
「「これつくったら、みんなにおはようする!」」
この言葉には、ロンドもフーガも破顔した。
「そうだね。せっかくの超大作だもんね」
「みんなをびっくりさせような」
よしよし、と妹たちの頭を撫で、兄ふたりは更なる材料集めに出発したのだった。
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冷凍庫に入っている雪だるまをヴァンツァーが見つける、という話も少し考えたのですが、うまく纏まらなかったので・・・。新年最初の小ネタは、四つ子ちゃんでした。
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