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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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皆様お久しぶりです。先週は毎日のように22時頃まで働き、今週は月曜から疲労困憊。
そんなお疲れちゃんなときにはTHE ALFEEの『Brave Love~Galaxy Express 999』これです。かっこいいんだ、抜群に。60超えたおじいちゃんたちの集まりとは思えないよ。クソかっこいいんだよ、この曲。桜井さんの微動だにしないくせにスパッと出る高音も、坂崎さんのアコギも、高見沢さんの作る詞とメロディーの美しさも、全部がとにかくかっこいい!
銀河繋がりだと、アルフィーの宇宙戦艦ヤマトとかもすごいぜ。イスカンダルなんて、楽勝で往復しそうなところが(笑)ささきいさおの重厚感もいいけど、ささきさんの歌って『ドッゴーーーンッ!』って感じじゃないですか。アルフィーのはこう、『ピシュゥゥンッ!!』みたいな? レーザービームみたいじゃん、アルフィーって。ね?

さ、気分が浮上したところで、書いてみますかね・・・書けるかな、かっこいいヴァンツァー・・・(すでに不安)


**********

意識が浮上する。
だが、おかしい。
あまりにもゆっくりなそれに危機感を覚え、無理やり跳ね起きる。
室内の明るさとは逆に、頭が重い。
酒を酩酊するほど飲むことはなく、薬品や毒物の影響というほど酷くもない。
これは、まるで。

「ん・・・ヴァ、ツァー・・・?」

声が聴こえて、飛び退りそうになった。

──人がいるのに、熟睡だと・・・?

下半身を受け止める寝具は適度な弾力で、さらりとしたシーツの感触も相まって高級であろうことが感じ取れる。
今は何の任務だったか、と頭を巡らせ、視線を声をした方へ向け──目を瞠った。

「んむー・・・さむい・・・」

長い銀色の髪、細い肩。
露わになった背中は白く、薄い。
女のようにも思えるが──違う。
髪の間から覗くその顔は。

「──・・・銀色・・・?」

あぁ、そうだ。
間違いない。

「ふふ・・・懐かしい呼び方」

ゆっくりと開かれた瞼の奥には、けぶるような紫水晶の瞳。

「おはよう」

しどけない様子で横たわり、ふわりと微笑む顔は、見知ったものよりもいくらか年を重ね、艶を増したように思えた。
固く閉じた蕾であったものが、いつ、このようなむせ返るほどの芳香を放つ開花を迎えたというのか。
何より、この状況は──。

「──夢か・・・?」

今抱えるどのような任務であろうと、この銀色と同衾するような展開にはなり得ない。
だが、この銀色が任務でもなく自分に微笑みかけることがあるだろうか。

「どうしたんだ、ヴァン──」

訝しげだった表情が、みるみるうちに強張っていった。
あぁ、そう。
この表情ならば知っている。

「おまえ・・・」

ゆっくりと上体を起こした銀色は何も身に着けてはおらず、その事実に思わず顔を顰めた。

──夢にしては、随分と性質の悪い・・・。

少しでも情報を得ようと周囲を見渡す。
見慣れない調度が多くあるが、悪くない部屋だ。
逢引宿などではあり得ない。
銀色の様子と『懐かしい』という先ほどの言葉から判断すれば、ここは──。

「コンコン、入るよー」

新たに聴こえた声と同時に、部屋の扉が開いた。
そこにいたのは。

「おっはよー、シェラ、パパ!」
「銀色・・・?」

だが、黒髪だ。
それに、体つきは少女のようだ。
膝がすっかり見えてしまうほど丈の短い、見慣れない服を着ている。
何よりも。

「・・・パパ?」

誰がだ、と口にする前に、黒髪の少女の後ろから、銀色の頭がひょっこりと覗く。

「おはよー、って、あれ? 何か雰囲気変じゃない?」

朝から喧嘩? と呟く少年は、銀髪に菫色の瞳の──。

「俺・・・?」

いや、俺自身よりは随分と表情と色彩が明るく、幼い。

「これは」
「──カノン、ソナタ。ちょっと向こうに行ってて」
「「え、でも」」
「こいつと・・・ヴァンツァーと、少し話がある」

強張りの解けない銀色の様子に少年と少女は顔を見合わせたものの、黙って扉を閉めた。
部屋の前から遠ざかる足音は聞こえないものの、気配はなくなった。
彼らも我らと同じか、それとも。

「ヴァンツァー」

声を掛けられ、視線を動かす。
怯えるでも、臆するでもなく、静かに真っ直ぐ見つめてくるその様子に、続く言葉が想像出来る気がした。

「ここは・・・アベルドルンではない」
「そうか」
「リィの・・・デルフィニアの妃将軍の生まれ故郷だ。お前は・・・」

一瞬固く目を閉じ、ゆっくりと震える瞼が持ち上げられた。

「・・・お前は、私が倒した」
「そうか」
「アベルドルン大陸の戦乱は、デルフィニアの勝利で幕を閉じた。お前と、リィに倒されたレティシアは、リィの友人である聖霊の力によってこちらの世界へ連れて来られ、生き返った」
「迷惑な話だな」
「っ・・・」
「続けろ」
「・・・この世界で私たちは学生として過ごし、お前はデザイナーとなって会社を興した」
「デザイナー?」
「この世界に私たちを連れてきたリィとルウ──聖霊は、一般市民として生きている。だから、私たちもそれに倣い、学生として勉強し、仕事をすることになった」
「それで、デザイナー?」
「レティシアは医者になった」
「──・・・医者?」

馬鹿な。
あれは、天性の殺人者だ。
無差別に人を傷つけることはしないが、あれほど鮮やかに人を殺せる男を俺は知らない。

「かつての私たちとは、まったく違う生き方だ。だがそれは、誰かに押し付けられたものではない。私たちが、自ら選んだ道だ」

銀色の言葉に、自嘲の笑みが浮かぶ。
自ら道を選べるようであったなら、あんな生き方はしていない。

「本当だ。本当に、私たちは」
「それで? 俺自ら選んだ道の先に、お前がいたと?」
「・・・」
「あの子どもたちは? 同族か?」

しばらく俯いていた銀色が、ポツリと呟いた。

「・・・私の子だ」
「──お前の?」

ゆっくりを顔が上がり、ひた、と視線がぶつかる。
ゾクッとするような、挑戦的な瞳。

「お前の子でもある」
「・・・」
「あの子たちは、お前の種を胎に受け、私が生んだ子だ」


**********

から始まる、二度目ましての恋とかどうでしょう?

1つだけ失敗したことがある。
視点をシェラにすべきだった・・・もしくは三人称。この男は考えていることが表に出ると途端にヘタれるというのに、分かっていながらなぜヴァンツァー視点にしたんだ、俺。
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