小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
『パパファロットの道楽物語』が異様に書きたくて仕方ない!!(コラ)
そんなことしてる場合じゃない! 場合じゃないんだけど・・・・・・。
そんなことしてる場合じゃない! 場合じゃないんだけど・・・・・・。
背中に流れる金髪を指に絡め、美貌の男は銀色の瞳を細めた。
「──ふむ。さすがにわたしが見込んだだけのことはあるね」
並んでソファに腰掛け、肩を抱くようにして背もたれに腕を置く壮年の男に、ナシアスは嫣然と微笑んでみせた。
「当然でしょう? わたしは何事にも手を抜くことが出来ない性分ですから」
「それは、わたしのため、──と自惚れてもいいのかな・・・?」
「さぁ・・・?」
見詰め合うふたりは、周囲のギャラリーのことなどまるで視界に入っていないかのようで。
むしろ見ているこちらが困る、とシェラなどは頬を染めて横を向いている。
ヴァンツァーは呆れた顔を隠しもしないし、他の面々も面白がるような顔を見せる中で──。
「──気安い」
ベリッ、とばかりにふたりの間に入ったのは、ふんぞり返って腕を組んだ、尊大な様子を微塵も隠そうとしない青年。
「あなたは今回、監督だろう? ホストクラブのときとは違うぞ」
「あぁ、あの頃からわたしたちは良い関係だったね──ナシアス?」
「おや。もう少し前からでしょう?」
「うん?──あぁ、あの話か」
「まさか・・・あなたを手にかけなくてはいけないとは・・・」
悲痛に美貌を歪めるナシアスに、銀髪の男はうっとりと微笑んで見せた。
「それほど、わたしは愛されていた、ということだろう?」
「サリ・・・」
完全にふたりの世界を作っている彼らを見て、バルロが地団駄踏んだことは言うまでもない。
が、当のふたりも、そんなバルロの様子を見て、こっそりと笑みを交わしたのであった。
あー・・・こういうのがいいですよ。ね。
「──ふむ。さすがにわたしが見込んだだけのことはあるね」
並んでソファに腰掛け、肩を抱くようにして背もたれに腕を置く壮年の男に、ナシアスは嫣然と微笑んでみせた。
「当然でしょう? わたしは何事にも手を抜くことが出来ない性分ですから」
「それは、わたしのため、──と自惚れてもいいのかな・・・?」
「さぁ・・・?」
見詰め合うふたりは、周囲のギャラリーのことなどまるで視界に入っていないかのようで。
むしろ見ているこちらが困る、とシェラなどは頬を染めて横を向いている。
ヴァンツァーは呆れた顔を隠しもしないし、他の面々も面白がるような顔を見せる中で──。
「──気安い」
ベリッ、とばかりにふたりの間に入ったのは、ふんぞり返って腕を組んだ、尊大な様子を微塵も隠そうとしない青年。
「あなたは今回、監督だろう? ホストクラブのときとは違うぞ」
「あぁ、あの頃からわたしたちは良い関係だったね──ナシアス?」
「おや。もう少し前からでしょう?」
「うん?──あぁ、あの話か」
「まさか・・・あなたを手にかけなくてはいけないとは・・・」
悲痛に美貌を歪めるナシアスに、銀髪の男はうっとりと微笑んで見せた。
「それほど、わたしは愛されていた、ということだろう?」
「サリ・・・」
完全にふたりの世界を作っている彼らを見て、バルロが地団駄踏んだことは言うまでもない。
が、当のふたりも、そんなバルロの様子を見て、こっそりと笑みを交わしたのであった。
あー・・・こういうのがいいですよ。ね。
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