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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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あっこちゃん、すごい!! 泣いた!! 本気で泣いた!! すでに冒頭の3-3で泣いた(笑)レオノワたんの3-3もそーとーすごかったが、あっこちゃん試合で初3-3おめ!! レオノワたんの演技も本当にすごかったんだ。最初の3-3のときの助走の速さったらないね。更に後半のパイレーツ・オブ・カリビアンになってからが良かった。モロゾフ、最近いい仕事するよなぁ(笑)選手の良さを、よく知っている。


さ、長くなりそうなので、続きに興味がある方はどうぞ。

タラソワはおそらく指導者としては最高の形。選手に課題を与え、乗り越えさせる。その課題も、『今の実力よりちょっと高め』というところより、もう少し高い場所を見ている。乗り越えるか潰れるか、ギリギリのところ。だから、胆力のない選手はついていけない。ただ、ついていければ世界の頂点が見える。
モロゾフは、今ある力を底上げしてくれる。良さが伸びるから、多少のマイナスは見えづらくなるし、出来るだけマイナスを見せないようにするのも上手い。タラソワは、苦手だろうと何だろうと、『これが出来たらNo1だ!』という絶対値を与えている。もう、それは人として到達出来る最高レベルの話でさ(笑)普通無理なんだよね(笑)モロゾフは、そこまでは決して要求しない。今ある力を磨くことで、演技全体の完成度を上げる。無理はさせない。
若い選手は、ついていけるならタラソワについた方が伸びる。飛躍的に伸びる。ある程度年齢のいった選手は、モロゾフにつくと無理せず全体を磨ける。タラソワは、男子だろうと女子だろうと、選手が「4回転を跳びたい!」と言えば、「跳びなさい」と言うだろう。そもそも、男子に限れば4回転を跳ばない男子なぞ、彼女にとっては女子と一緒(笑)モロゾフは、「跳ぶ必要はない。それよりも完成度を上げよう」と言うだろう。ただ、その選手に跳ぶ力があるのなら跳ばせるだろう。けれど、無理だと思ったら試合直前でも止めるはず。それは、どちらも正しい。

答えは教えないけれど、丁寧に解き方を教えてやるのも教育。文法や公式は教えるけど、あとは問題集と睨めっこさせて、行き詰まったら手を貸すのも教育。

まぁ、それはいいとして。レオノワたんも素晴らしかったが、にも増してあっこちゃんは凄まじかった。エドウィン・マートンで滑れるのは、変態プルシェンコくらいだと思ってた(笑)したら、上がいた(笑)プルシェンコは音との調和というよりは、音すら支配する感じ。あっこちゃんは、音を創れるスケーター。解説いいこと言ったなぁ、と久々にフィギュアの解説を褒めたが、あっこちゃんが音楽を生み出している。『みんな踊れ~~~!!』って言ってるよね、あれ(笑)笑いながら泣きました。やっぱりNHKはいいね。ほんと、民放のフィギュアとか、見る価値一切ないからね。特にアナウンサー。全然勉強してないのね。
それにしても、長久保先生の嬉しそうな顔も良かったね。あれは60点台後半余裕でしょ。トゥループの3-3を跳ぶ選手は結構いるけど、それをあれだけの質で跳べる選手はあまりいない。ジャンプの前の助走のスピードもあったし、ランディングも綺麗だったし。セカンドの軸も真っ直ぐでした。ルッツのエッジも綺麗になってたね。さすが長久保先生門下。

そして、真央たん。あはは、相変わらず滑る音がしない(笑)あっこちゃんは音を創るスケーター。真央たんは音そのもの。まぁ、まだ序盤なのでこれからですが、3Aに入る前の助走は良かったよな。あのスピードで跳べたら余裕で回り切るだろうし、ランディングもスムーズだろうな。去年の四大陸選手権のときの3Aが跳べたら、もう敵は男子のみ(笑)
フリップは、去年と違って今の時点で3F-2Lo跳べてるなら、シーズン終わるまでにはフリーでセカンド3回転が見られるかも知れない。SPで見られたらすごいけど、それは是非2年後に。何より良かったのは、スケーティング全体に無駄な動きがまったくないんだよね。たとえばスピンのあとに脚や腕を下ろす動作も、ただ『はい、終わりました。下ろします』っていうんじゃなくて、綺麗な流れがある。相変わらずタラママの振り付けは美しいな。せめてアクセルが2回転だったら、と思わないでもないですが、初戦でこれだけできてるなら、半年後はすごいことになっているでしょうよ。

明日はFS。真央たんの『愛の夢』は絶品だ。去年とどこが変わったかな~。ソトニコワちゃんも滑るけど、現時点ではスケーティングのタイプが全然違うふたりなんだよね。だから、どっちも楽しみ。どちらかといえばタクタミシュワちゃんの方が、真央たんと同じようなタイプかも。以前ソトニコワちゃんは『シェヘラザード』滑ったというし。同じ曲でも、演じる選手によってこんなに違うのか、と思えるのがフィギュアのいいところだよね。
芝居だって落語だって、同じ演目でも役者や噺家によって全然違う。それがいいんだ。みんな同じじゃつまんないでしょ。あとは好み。ソトニコワの、まだ荒削りだけど力のあるスケーティングもいいし、真央たんのふわふわした愛の世界も良い。ふわふわしてるけど、内容は男子(笑)

ただ浅田真央という選手が他のスケーターと決定的に違うのは、演技が外に向かってないということ。彼女のスケーティングは、常に自分の内側にあるスケートとの対話。いいとか悪いとかじゃなくてね。どのスケーターも、『応援してくれる人のために』という気持ちはあると思う。ただそれが、『みんなも楽しんで!』とか『みんなに届け!』という外へのアピールと、『自分に出来る最高の演技をすることこそが感謝の気持ち』というのでは、印象が全然違う。
分かりづらいけど、分かる人間には分かるし、分かったときはもう虜。ただ、その『内側へ』っていうのが、独り善がりになると見るに耐えない代物になる。「勝手にやってろ」みたいな。自己満足は、とても大事。まず自分が満足出来ないなら、やらない方がいい。どんなことでもね。無理してやっても辛いだけだから。ただ、自分だけが満足すればいいっていうのは違うと思う。どっかのボーカリストみたいにな。
まず自分が納得のいくことをする。あとは、その納得している自分を客観視すること。『今の自分は、外から見たらどう見えるだろう?』。これが出来て、初めて表現者としてのスタート地点。

きっとそろそろスケータシェラたんも動き出すと思うんですが(笑)シェラには、次は是非『客観視』を会得して欲しいな。きっとそれは、パパの仕事だな。外にアピールせずとも、既に十分美しい。けれど、その愛にこちらが手を伸ばさずとも触れられるとしたら、向こうから寄ってきてくれるのだとしたら、こんなに感動的なことはない。
浅田真央は美しい。けれど、もしも彼女が外に目を向けることが出来たら、きっと、これまでも、これから先もずっと、ふたりといないオンリーワンのスケーターになるだろうな。ヤグディンは、技術があった上にそれが出来たから史上最高のスケーターなんだ。たぶん、プロになってからの荒川しーちゃんが格段に上手く、また美しくなったのは、『外へ』という意識が強くなったからなんじゃないかな。いや、素人の印象論ですが。
コヅもそうだけど、日本人はシャイだからね。あまり『外へ』という意識が働かない。海外の選手だと、結構当たり前に出来てること。そこが、デー輔やあっこちゃんの強さであり、表現者として素晴らしいところなんだ。あのふたりは、自分が外からどう見えるかを知っている。だから強い。客観視することは、難しいのも難しいし、怖いことでもある。周りの目を気にし過ぎても媚びてしまって骨がなくなるし、恐れてしまうと呑み込まれる。けれど、それが出来るようになると、怖いものがなくなるんだ。コヅも真央たんも、もう少しだと思うんだけどなぁ。

それはともかく、明日のFSもみんな頑張れ!!!!
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