小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
真央たん、ひとり別次元のスケーティング(笑)技の難度もそうですが、スケートの滑りそのものが別次元でした。さらさら滑ってるけど、あれそーとー難しいことやってるぞ。さすが、タラソワが「あら、何でも上手に出来るのね!」って驚いてただけのことはあるよ。柔軟性の低い選手は、ビールマンが出来てもスピンで脚を降ろすときに『どすんっ』て落としてしまうんですけど、真央たんのは回転しながら手も一緒に『くるりんっ♪』て降りてくるんですよ(笑)
そして、嬉しかったのはステップでレベル4をもらえたこと!! レオノワたんもですね。 素晴らしい!! 音がきらきらしてるのと一緒に、ステップまでちいさな鐘を鳴らすみたいなきらきらした音がするんですよ。あれはすごい。
最初のアクセルは、助走がもうダブル用でしたが、まー、綺麗でございました。そういえば、2Aは基礎点が下がって3.3になってましたね。加点加えたら4点以上は取ってるでしょうね。プロトコル見たら、加点1点ついてました。そらそうだ。もっとついたっていいよ。
やー、それにしてもすごいね。私がスケーターシェラに行って欲しい高みというのがあるんですが、あくまでニ次元の話でさ(笑)真央たん、現実でやっちゃいそうだなぁ・・・
レオノワたんもすごかった。ほんと、モロゾフやればデキる子(笑)中堅選手の育成に関しては、右に出るものはいないね。そして、今井さんの清らかさ。ゆかせんせー門下は、アボたんといい、アリッサたんといい、素敵な子ばかりです。
ソトニコワちゃんは、もう少しゆっくり育ててあげれば? ものすごい才能はあるのよ。でも、無理やりシニアの、それもトップレベルの選手でもおいそれと出来ないような内容を詰め込んだら、15歳はパンクするよ。彼女がこなすにはまだまだ厳しいプログラム。ジャンプもスピンもステップも全部最高難度を盛り込んだら、どれに力入れていいか分かんなくなっちゃうでしょ。若いんだから。彼女は自分で緩急をつけられるほど、まだ器用さは会得していないしね。
たとえば3Lz-3Loを跳ぶなら、つなぎをちょっと薄くしてジャンプに集中出来るようにするとか。すごく複雑なステップを踏む力はあるけど、それを自分のものに出来てないから音も振り付けも借りてきてるだけになっちゃってたりするのもすごくもったいない。要素数を減らせないなら、組み合わせを変えるとか。あんまり詳しいことは分からないけど、明らかに今は消化不良でしょ。
今からゆっくりやったって、ソチにも十分間に合うし、次の五輪にだって出られるよ、彼女ならきっと。コーチ陣がピリピリしちゃってんだよなぁ・・・思春期の子どもには、どっしり構えられる人じゃないとなぁ・・・天才と呼ばれる人にはよくあることだけど、神経が過敏なんだろうな。だから、色々感じ取り過ぎてパンクしてしまう。ゆっくりおやり。
さ。明日のFSも楽しみでごじゃいましゅ。
そして、嬉しかったのはステップでレベル4をもらえたこと!! レオノワたんもですね。 素晴らしい!! 音がきらきらしてるのと一緒に、ステップまでちいさな鐘を鳴らすみたいなきらきらした音がするんですよ。あれはすごい。
最初のアクセルは、助走がもうダブル用でしたが、まー、綺麗でございました。そういえば、2Aは基礎点が下がって3.3になってましたね。加点加えたら4点以上は取ってるでしょうね。プロトコル見たら、加点1点ついてました。そらそうだ。もっとついたっていいよ。
やー、それにしてもすごいね。私がスケーターシェラに行って欲しい高みというのがあるんですが、あくまでニ次元の話でさ(笑)真央たん、現実でやっちゃいそうだなぁ・・・
レオノワたんもすごかった。ほんと、モロゾフやればデキる子(笑)中堅選手の育成に関しては、右に出るものはいないね。そして、今井さんの清らかさ。ゆかせんせー門下は、アボたんといい、アリッサたんといい、素敵な子ばかりです。
ソトニコワちゃんは、もう少しゆっくり育ててあげれば? ものすごい才能はあるのよ。でも、無理やりシニアの、それもトップレベルの選手でもおいそれと出来ないような内容を詰め込んだら、15歳はパンクするよ。彼女がこなすにはまだまだ厳しいプログラム。ジャンプもスピンもステップも全部最高難度を盛り込んだら、どれに力入れていいか分かんなくなっちゃうでしょ。若いんだから。彼女は自分で緩急をつけられるほど、まだ器用さは会得していないしね。
たとえば3Lz-3Loを跳ぶなら、つなぎをちょっと薄くしてジャンプに集中出来るようにするとか。すごく複雑なステップを踏む力はあるけど、それを自分のものに出来てないから音も振り付けも借りてきてるだけになっちゃってたりするのもすごくもったいない。要素数を減らせないなら、組み合わせを変えるとか。あんまり詳しいことは分からないけど、明らかに今は消化不良でしょ。
今からゆっくりやったって、ソチにも十分間に合うし、次の五輪にだって出られるよ、彼女ならきっと。コーチ陣がピリピリしちゃってんだよなぁ・・・思春期の子どもには、どっしり構えられる人じゃないとなぁ・・・天才と呼ばれる人にはよくあることだけど、神経が過敏なんだろうな。だから、色々感じ取り過ぎてパンクしてしまう。ゆっくりおやり。
さ。明日のFSも楽しみでごじゃいましゅ。
**********
再スタート2年目の年のグランプリシリーズ初戦。
時間をかけてジャンプを見直しているだけあって調子は悪くなくて、練習でも3回に1回はトリプルアクセルを決めていた。
演技直前の6分間練習でも、アクセルを決めることが出来たから試合で挑んだ。
──結果はシングルアクセル。
跳びたい、という気持ちが強すぎたのだろう。
得点も、沈みに沈んだ去年よりは悪くなかったが、決して良くもない。
それでも、アクセル以外のジャンプや、スピン、ステップといった要素全体のレベルが上がっている手応えは感じた。
スケーティングが滑らかになってスピードも出るようになったから、ジャンプも跳びやすくなっている。
本当に、あと少しなのだ。
「もし、最初からアクセルをダブルにしていたら、得点はもっと伸びていただろうね」
試合後のミーティングで、伯爵はシェラにそう告げた。
決して厳しい口調ではない。
諭すというのでもなく、ただ見たままの意見を述べる彼に、シェラも浅く頷いた。
跳びたい気持ちはとても強いし、トリプルアクセルは自分の武器だ。
自分の最高の演技には、どうしても必要なもの。
絶対に決めたい。
「きみは芸術家であると同時に、アスリートでもある。そしてきみにとってトリプルアクセルは大きな武器だ」
静かな口調で語る伯爵に、シェラは唇を引き結んでただ耳を澄ませていた。
「武器を使わずに戦うというのはとても恐ろしいことだろう」
けれど、と伯爵は微笑みを浮かべた。
「わたしは、きみの最大の武器は美しさだと思うんだ」
「・・・伯爵さん?」
「もちろん、きみの跳ぶトリプルアクセルはとても魅力的だ。高く、真っ直ぐな軸で回転速度も速い。けれど、それだけではなくて、たとえば深いシットスピンや、I字と変わらないくらい真っ直ぐ脚の上がるY字スピン、複雑なステップをディープエッジで踏み分けていくストレートラインステップに、──そうそう、音のしないスケーティングそのものもとても美しい」
「・・・・・・」
「話は変わるけれどきみはお芝居の舞台は見たことがあるかい?」
きょとんとした顔で、シェラは首を振った。
「バレエなら、ありますけど・・・」
「そう。じゃあ、今度一緒に行こうか」
「あの・・・?」
「生の芝居というものはとても面白くてね。映画と違ってやり直しが利かない。一度きりの真剣勝負。その緊張感を、役者も観客も一体となって味わうことが出来る」
「・・・・・・」
「あぁ、そうそう。これも面白いんだが、巧い役者ばかりが揃っていても、舞台は面白くないんだよ」
「──え?」
「不思議だろう?」
「はい」
「巧い役者が揃うと、緩急自在で台詞回しも耳に心地よく、およそ予測出来る最高の芝居が見られる」
「それなら・・・」
楽しいお芝居なんじゃないだろうか、と首を傾げるシェラに、伯爵はひとつ頷いた。
「そう、とても楽しい芝居になる──ただし、あくまで想像の範疇で、だ」
「──あ・・・」
「ここに、予測もつかない動きをする役者をひとり投入すると、舞台にいる役者も、見ている観客も、その人物ひとりのために次の展開が気になって仕方なくなる」
「・・・・・・」
「結果、舞台には良い緊張が生まれ、芝居が引き締まる──きみのトリプルアクセルが、その異端の役者だ」
表情を引き締めるシェラに、伯爵は歌うような口調で語る。
「他の誰にも予測できない動きをする役者。投入すれば、確実に盛り上がる──ただし、周りの役者の腕が確かなら、の話だ。もしも周りの役者がその異端者に引きずられてしまっては、舞台は台無しになってしまうからね」
「・・・・・・」
「きみのアクセルも同じだ。トリプルアクセルが決まれば、他の要素の出来が多少悪くてもカバー出来てしまうくらいの大技だ。しかし、もしアクセルが失敗した上に、他の要素も引きずられてしまったら・・・? 異端の役者は、周囲の役者で土台を固めて初めて活きてくる。きみのアクセルも、他の要素すべてが完璧に揃って初めて、それらすべてを更なる高みに押し上げる力があるのだよ」
「・・・私には、まだその力がない」
伯爵は首を振った。
「それも少し違う」
「どういうことですか?」
「きみは、ルッツとサルコウが苦手だったね?」
「はい」
「ルッツはアウトエッジで跳んだことがなかったし、サルコウは回りすぎてしまうから上手く着氷出来なかった」
こくん、と頷くシェラ。
「そして、どちらも『跳ぼう』と意識しすぎてしまって、逆に跳べなかった」
「あ・・・」
「ようやくルッツとサルコウも意識せずに跳べるようにはなってきた。そうなると、残る大物はトリプルアクセルだ。だがここで、やはりきみは『跳びたい』、『跳ぼう』と思ってしまっている」
「・・・・・・」
「その意識が押し上げてくれることもあるが、足枷になることもある。もっとも上質なジャンプとは、余計な力の入っていない、助走すらも必要としないようなジャンプだ。エッジの踏み分けなど、頭をよぎりもしない」
少なくとも、と伯爵はシェラの肩を軽く叩いた。
「きみのアクセルが異端として活きてくるには、まだ跳ぶことを意識しすぎている」
「・・・はい」
「もしアクセルすら意識せずに跳ぶことが出来たなら」
「・・・出来たなら・・・?」
不安そうな顔をするシェラに、伯爵はにっこりと微笑んだ。
「きみはスケートの神様──いや、女神様になるだろうね」
**********
フラグだろうか?
どうでもいいが、ヴァンツァーいっこも出て来なかった・・・生きてるか、あの男・・・?
再スタート2年目の年のグランプリシリーズ初戦。
時間をかけてジャンプを見直しているだけあって調子は悪くなくて、練習でも3回に1回はトリプルアクセルを決めていた。
演技直前の6分間練習でも、アクセルを決めることが出来たから試合で挑んだ。
──結果はシングルアクセル。
跳びたい、という気持ちが強すぎたのだろう。
得点も、沈みに沈んだ去年よりは悪くなかったが、決して良くもない。
それでも、アクセル以外のジャンプや、スピン、ステップといった要素全体のレベルが上がっている手応えは感じた。
スケーティングが滑らかになってスピードも出るようになったから、ジャンプも跳びやすくなっている。
本当に、あと少しなのだ。
「もし、最初からアクセルをダブルにしていたら、得点はもっと伸びていただろうね」
試合後のミーティングで、伯爵はシェラにそう告げた。
決して厳しい口調ではない。
諭すというのでもなく、ただ見たままの意見を述べる彼に、シェラも浅く頷いた。
跳びたい気持ちはとても強いし、トリプルアクセルは自分の武器だ。
自分の最高の演技には、どうしても必要なもの。
絶対に決めたい。
「きみは芸術家であると同時に、アスリートでもある。そしてきみにとってトリプルアクセルは大きな武器だ」
静かな口調で語る伯爵に、シェラは唇を引き結んでただ耳を澄ませていた。
「武器を使わずに戦うというのはとても恐ろしいことだろう」
けれど、と伯爵は微笑みを浮かべた。
「わたしは、きみの最大の武器は美しさだと思うんだ」
「・・・伯爵さん?」
「もちろん、きみの跳ぶトリプルアクセルはとても魅力的だ。高く、真っ直ぐな軸で回転速度も速い。けれど、それだけではなくて、たとえば深いシットスピンや、I字と変わらないくらい真っ直ぐ脚の上がるY字スピン、複雑なステップをディープエッジで踏み分けていくストレートラインステップに、──そうそう、音のしないスケーティングそのものもとても美しい」
「・・・・・・」
「話は変わるけれどきみはお芝居の舞台は見たことがあるかい?」
きょとんとした顔で、シェラは首を振った。
「バレエなら、ありますけど・・・」
「そう。じゃあ、今度一緒に行こうか」
「あの・・・?」
「生の芝居というものはとても面白くてね。映画と違ってやり直しが利かない。一度きりの真剣勝負。その緊張感を、役者も観客も一体となって味わうことが出来る」
「・・・・・・」
「あぁ、そうそう。これも面白いんだが、巧い役者ばかりが揃っていても、舞台は面白くないんだよ」
「──え?」
「不思議だろう?」
「はい」
「巧い役者が揃うと、緩急自在で台詞回しも耳に心地よく、およそ予測出来る最高の芝居が見られる」
「それなら・・・」
楽しいお芝居なんじゃないだろうか、と首を傾げるシェラに、伯爵はひとつ頷いた。
「そう、とても楽しい芝居になる──ただし、あくまで想像の範疇で、だ」
「──あ・・・」
「ここに、予測もつかない動きをする役者をひとり投入すると、舞台にいる役者も、見ている観客も、その人物ひとりのために次の展開が気になって仕方なくなる」
「・・・・・・」
「結果、舞台には良い緊張が生まれ、芝居が引き締まる──きみのトリプルアクセルが、その異端の役者だ」
表情を引き締めるシェラに、伯爵は歌うような口調で語る。
「他の誰にも予測できない動きをする役者。投入すれば、確実に盛り上がる──ただし、周りの役者の腕が確かなら、の話だ。もしも周りの役者がその異端者に引きずられてしまっては、舞台は台無しになってしまうからね」
「・・・・・・」
「きみのアクセルも同じだ。トリプルアクセルが決まれば、他の要素の出来が多少悪くてもカバー出来てしまうくらいの大技だ。しかし、もしアクセルが失敗した上に、他の要素も引きずられてしまったら・・・? 異端の役者は、周囲の役者で土台を固めて初めて活きてくる。きみのアクセルも、他の要素すべてが完璧に揃って初めて、それらすべてを更なる高みに押し上げる力があるのだよ」
「・・・私には、まだその力がない」
伯爵は首を振った。
「それも少し違う」
「どういうことですか?」
「きみは、ルッツとサルコウが苦手だったね?」
「はい」
「ルッツはアウトエッジで跳んだことがなかったし、サルコウは回りすぎてしまうから上手く着氷出来なかった」
こくん、と頷くシェラ。
「そして、どちらも『跳ぼう』と意識しすぎてしまって、逆に跳べなかった」
「あ・・・」
「ようやくルッツとサルコウも意識せずに跳べるようにはなってきた。そうなると、残る大物はトリプルアクセルだ。だがここで、やはりきみは『跳びたい』、『跳ぼう』と思ってしまっている」
「・・・・・・」
「その意識が押し上げてくれることもあるが、足枷になることもある。もっとも上質なジャンプとは、余計な力の入っていない、助走すらも必要としないようなジャンプだ。エッジの踏み分けなど、頭をよぎりもしない」
少なくとも、と伯爵はシェラの肩を軽く叩いた。
「きみのアクセルが異端として活きてくるには、まだ跳ぶことを意識しすぎている」
「・・・はい」
「もしアクセルすら意識せずに跳ぶことが出来たなら」
「・・・出来たなら・・・?」
不安そうな顔をするシェラに、伯爵はにっこりと微笑んだ。
「きみはスケートの神様──いや、女神様になるだろうね」
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フラグだろうか?
どうでもいいが、ヴァンツァーいっこも出て来なかった・・・生きてるか、あの男・・・?
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