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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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1.某C国のPちゃんの点数。
2.異様なまでのみきてぃ、あっこちゃん下げ。
3.猫缶詰まれると、ほいほい点数を出す猫ジャッジども。

申し訳ないですけど、怒ってるのでお見苦しい点があります。小ネタだけ読む方は、ガンガンスクロールして下さい。小ネタもまともに書けるかどうかわかんないけどな。


殿は、大事なところで・・・いや、でも2Aでコケるとは思わなかったよ。4Tはお約束としても、悪いけど、笑っちゃったよ。女子でもコケんよ、あそこは。3A-3T決めて、3-3もう1つ決めて、何で2Aよ(笑)デー輔は、きっと衝突したときにどこか痛めたんだろうな。彼はそういうのは絶対に口にしないだろうけど、4Fに挑んだとはいえ、彼のジャンプはあそこまで乱れない。それも、デー輔の3Aは男子でも珍しいくらいほぼ鉄板だ。コヅも良かった。さすがにフランス大会の神演技はそうそうできるものではないと思うけど、良かったんだよ。

でもさ、Pちゃんの点数。ありゃねーよ。174だよ? 175をデー輔が出したときは、4回転2回跳んでんだよ? で、ほぼジャンプミスなかったんだ。私はあのロミジュリ覚えている。この前コヅが170出したときは、鳥肌立つくらいの神演技だった。あんなノーブルな演技が出来る選手は、今はほとんどいない。今日うちの妹が、「コヅっていいとこのお坊ちゃんなの? 何か、動きが高級」と言っていた。そんな優雅なスケーティングの彼だから、あれは、170出て然るべき演技だった。冒頭の4回転の着氷乱れくらいしかマイナス要素がないような、素晴らしい演技だった。
けどさ、ジャンプミスあり、着氷乱れて手ぇついて、あのステップで174は出ねぇっつーの。Pちゃん嫌いじゃないよ? スケーティング綺麗だし、冒頭の4回転は本当に綺麗だった。スケーティングだけならコヅだって綺麗だし、着氷の加点という意味では殿の方が断然上だ。行っても160前後だろ。15点の爆上げって、どこの銀河点女王の再来だよ。彼はいい選手だよ。でも、あの演技にあの点数で満足している姿がちょっと残念すぎる。170出したコヅは、点数出たときは喜んでたけど、あとで見直して「音外してる場所があるから、まだ完璧じゃない」って言ってたんだぜ。え? どこで音外したのかな? ごめん、素人で、と思ったよ。ジャッジ、ほんと出直してこい。

まぁ、男子はいいよ。Pちゃんへの爆加点は、傾向としてもう分かったから。どうせ世界選手権も彼が優勝だと思います。いや、オリンピックのときの女王様もそうでしたが、優勝したっていいんだけど、点数がおかしいんだって。まぁ、今のジャッジが爆上げしている選手は、10年後、人々の記憶には残らんだろうよ。人間はね、主義思想のない物は、事件だろうと演技だろうと、すぐに忘れる生き物なんだよ。だから、アメリカ人が選ぶスケーター・オブ・ザ・イヤーは、五輪の王者でなく、ウィアー君なんだ。自分の国の選手だって、こうだからな。人間って、残酷なんだぜ。

そして、問題は女子だ。

フィギュアを見ていて、悔しくて泣いたのは初めてです。友達に電話して、泣きながら悔しさを訴えました。だってありえないだろ。何であのみきてぃの演技に130出さないんだよ。あの演技こそ、讃えられるべきだろうが。少なくとも126以上は出る演技だった。逆転優勝したって、誰からも文句の出ない演技だった。あれこそ、ファイナル女王の演技だったと思うよ。
終わったあと、ガッツポーズ出してあんなに満足そうに笑うみきてぃを初めて見た。冒頭のLz-Loは3-2だったけど、後半に2A-3Tを決め、きっちり後半5個ジャンプを入れ、あの鬼ステップで、2回転は2Aとセカンドだけ。そんな鬼構成で挑んで、完璧にこなした彼女に、何て馬鹿な点数を出したんだ。男子に迫る構成で、ノーミスだぞ?
それからあっこちゃん。何であの演技に120が出ないんだ。みきてぃもあっこちゃんも、本来出すべき点数より10点は低い。理由は分かってるよ。かなちゃんがふたりより上じゃないと、アイドルにならないもんな。かなちゃんは良かった。ジャンプ抜けたけど、トゥループとはいえ3-3決めたし、無難にまとめてきたよ。だから、かなちゃんの点数はいいと思うんだ。でも、みきてぃとあっこちゃん下げすぎ。このふたりに点数出すと、かなちゃん勝てないからな。格が違うのは、誰の目からも明らかなんだ。彼女は、表彰台には早い。
本人も分かってると思うよ。どうせ今かなちゃん上げたって、マスゴミは数年後にはこきおろすんだろ、みきてぃとか真央ちゃんのときみたいに。かなちゃんに、そこから這い上がってくる精神力があるか、っていったら、たぶんないと思う。伸び代も、申し訳ないけどそこまである選手じゃない。人と比べるのは良くないけど、たとえば、彼女はルッツやループといった高難度のジャンプが苦手だけど、ルッツやサルコウが苦手な代わりに3Aが跳べる真央ちゃんのように、何か武器があるかと言えば実はない。ジャンプ、スケーティング、スピン、ステップ、どこかに特筆すべきものがあるかといえば、ないと思う。
彼女の尊敬する銀河点女王様同様、良く言えば纏める力がある、悪く言えば『お上手ね』で終わってしまう。若いから練習で良くなっていく部分はたくさんあるだろうけど、過剰な期待と、アイドル扱い、その後の異様なまでの不当な評価という流れを経ると、確実に潰れると思う。また、利権だのスポンサーだの広告だの下らないことのために選手が潰されるのかと思うと、悔しくて仕方ない。楽しいと思っている今のまま、伸び伸びと演技をしてもらいたい。銀河点女王様も、昔は良かったんだよ。怪我と戦いながら上を目指していた彼女は、いい選手だったのに。昔の彼女を好きだっていうフィギュアファンは多いよ。

みきてぃもあっこちゃんも、自分の演技に満足してるならそれでいいんだ。私が騒ぐことじゃない。分かってるけど、悔しくて仕方ないんだよ。おかしいよ。どこを見てたらあんな点数が出せるんだよ。男子は爆上げ、女子は爆下げ、いい加減にしろ。こんなことしてるからファンが離れていくんだよ。誰が優勝したっていいよ。でも、納得のいく勝ち方をして欲しいんだ。6点満点の評価の頃は、採点システムとしては良くないけど、でも勝つべき選手が勝ってたと思う。競争することが当たり前のスポーツ界に、何ゆとり教育導入してんだよ。
みきてぃは、正直トリノ五輪の頃って好きじゃなかった。挫折して、叩かれて、そこから這い上がってきてから彼女はとても強く、美しくなった。オーラが違う。今日のみきてぃは、本当に綺麗だった。デー輔も、あの頃は好きじゃなかった。怪我から復帰した彼の演技は、粗い部分もあるけど、それでも人を惹きつけるスター性を持ってる。

もう、今こうやって思い出しながら書いていても、涙が溢れてくる。感動でなく流す涙は、痛くて、苦しくて、ただ虚しいだけで。きっと、世界中で同じことを思ってる人がたくさんいると思う。世界選手権の結果が今から見えているというのが馬鹿馬鹿しくて仕方ないけど、まぁ、誰が何と言おうと、私は自分の眼と感性を信じている。最後に、人の記憶に残る選手になるのは誰か、きっと、本物のスケーターと、コアなファンなら分かってると思う。

**********

リンクの上に、ただ立っている。
それだけの姿が、こんなにも美しいと思えるのは彼女の気高さの表れに違いない。
黒衣に身を包んだロザモンドの背後に、黄金の玉座が見える気すらする。
場を支配する圧倒的な存在感。
グランプリシリーズの勝者たちが一同に会するファイナルの場。
これから始まる4分間の演技で何かが起こる、そう見ているものに予感させるのに十分過ぎるほど、彼女の立ち姿は美しかった。
見ているこちらが息を呑み、姿勢を正すほどの緊張感。
両腕を伸ばし、視線を落とす。
それが、演技開始の合図。

──まさしく、女王。

神がかった演技というものは、こういうものを言うに違いない。
会場にいたすべての観客がそう思ったはずだ。
冒頭は3ルッツ-3ループのコンビネーションを予定しているが、今回は3ルッツ-2ループ。
コーチとの打ち合わせなのか独自の判断なのかは分からないが、それでも一切の乱れのないジャンプだった。
演技前半に、ジャンプは2つ。
通常、女子は体力のある前半のうちに3つのジャンプを跳ぶ。
後半は点数が1.1倍になるが、その分スタミナが落ちて失敗する確率も高くなる。
しかし、彼女にそんな心配は無用だった。
2アクセル-3トゥループから始まる後半のジャンプ。
今まではセカンドのトゥループがダブルになってしまうこともあったが、今回は完璧な回転と高さで決めてきた。
そこからの5連続ジャンプは、ただただ圧巻のひと言。
最後の2アクセルからの3連続コンビネーションまで、まったく乱れることのないジャンプ。
4回転ジャンプすら跳んでしまう天才ジャンパーの、本領発揮といったところだ。
そして、細かい足捌きのストレートラインステップ。
彼女のコーチ兼振付師は、かつてアイスダンスの選手だった。
引退し、今でも史上最高のスケーターと言われる男子スケーターの振付をしていた頃、そのステップの細かさと斬新さは高い評価を受けていた。
そんな男が振付けたステップ。
弱音を吐くことを良しとしないロザモンドが「細かくて苦しい」と言うくらいの難度だった。
ロザモンドの演技はジャンプに目が行きがちだが、今季素晴らしいのはそのステップとスピンだ。
スピンは、誰の目から見ても明らかなくらいにポジションが美しくなった。
フィニッシュのポーズ後、「よしっ」と叫びながらガッツポーズをする彼女の姿が世界に晒されるのは初めてのことだった。
高い理想を掲げる彼女にとって、自分の演技はいつでも不満の残るもので、たとえジャッジから高い評価を受けても「点数が出すぎ」と口にするような気高い魂の持ち主だった。
きっと誰もが、彼女に高得点が出ることを期待しただろう。
リンクサイドで待っていたコーチは、彼女のジャンプがひとつ決まるたびに雄たけびを上げ、フィニッシュしたときには彼女と一緒にガッツポーズをしていた。
少なくともフリーに限って言えば、彼女が女王だと疑いもしなかった。
Kiss&Cryで点数を待つ間も、始終にこやかな顔をしている彼女は珍しい。
いつも自分の演技に納得がいかず、コーチの言葉にも渋面でいることが多かったのだから。
本来彼女の目指す演技では冒頭のルッツには3回転のセカンドがつくはずであったが、それを除いてもほぼ完璧といっていい出来だった。

──122.70

彼女の、フリーの得点だ。
結果論から言えば、彼女はフリーではトップだったが総合で4位。
表彰台を逃した。
前日のショートプログラムではジャンプで転倒があり、点数が思わしくなかったことが原因ではある。
しかし、彼女のフリーの演技は、更に高い点数が出てもおかしくないような、素晴らしい演技だった。
ショートでは1位の選手と13点の差があったが、フリーで逆転してもどこからも文句が出ないような演技だったのだ。
このところ、彼女の演技は『演技構成点』の点数が異様に低く抑えられることがある。
現在の採点システムが悪名高い理由のひとつだ。
『演技構成点』だなどというわけの分からないものが、10点満点で5項目。
ジャッジの好きなように点数を操作できる格好の餌食となる場所だ。
実はファイナルでは、ショートプログラムの演目を変えた。
それは、一部のジャッジ受けがかなり悪かったからだ。
急遽変更したショートでのミス。
フリーではどんなに素晴らしい演技をしても『演技構成点』が出ない。
努力の甲斐のない点数に、不満を抱いても仕方がない。
けれど、彼女は違う。
どちらかといえばコーチの方が不満そうな顔をしている。

「お前が優勝だった」

獰猛な虎のように唸りながらそう言ってくるコーチに、ロザモンドは苦笑を返した。

「ショートでのミスが響いた。フリーはシーズンベスト。わたしの力不足だ」
「いいや。俺はあのフリーには130点出てもおかしくないと思った」
「それはお前の判断であって、ジャッジの判断ではない」
「少なくとも127以上は出るべきだ! 表彰台に乗るのは、お前だったはずだ」
「表彰台に乗れなかったのは悔しいが、わたしは今日の自分の演技は理想に一歩近づけた出来だったと思っている」
「だから、お前が優勝すべきだったのだ!!」

バルロ、とロザモンドはどこか子どもをあやすような口調になった。

「確かに、わたしも点数に満足してはいない。だが、それは今に始まったことではないし、言っても仕方のないことだ──どこかの選手のように、疑惑だらけの点数が出て勝たせてもらっても、嬉しくもなんともない」

あくまで自分の力で勝つことに意味があるのだ、と言い切る凛とした表情に、バルロは相変わらず不満そうな様子ではあったがとりあえず口を噤んだ。

「勝つなら、誰にでも胸を張れるような勝ち方をしたい。点数が出ないのなら、出るような演技をするだけだ」
「・・・無駄かも知れんぞ」
「そうだな」
「お前はそれでいいのか?!」
「悔しくないのか、という意味ならば、それは悔しい。勝ちたくないわけじゃないからな」
「それなら」
「──それでも、わたしはわたしを貫く。わたしを応援してくれるファンのためにも、わたし自身のためにも」
「・・・・・・」

ロザモンドは美しく、芯の強い女性だ。
バルロはそれを良く知っている。
自分があれこれ言うことは、彼女のプライドを傷つけることになる。
そんなことは分かっているが、それでも、彼女の演技こそ女王の演技だった。
それが、何より悔しい。

「──それから、お前のためにも、だ。バルロ」
「・・・なに?」
「お前は生き様は実にいい加減な男だが、自分の仕事には誇りを持っている。選手よりも喜んだり、悔しがったりするのが証拠だ」
「・・・・・・」
「わたしは、お前が後ろ指を差されるような勝ち方をするつもりはない。絶対に、だ」
「・・・ロザモンド」
「少なくとも、お前と、きっとファンのいくらかはわたしの今日の演技を評価してくれる。今は、それでいい」

晴れやかな笑みを浮かべるロザモンド。
その瞳は、より高みを目指している者だけが持つ高潔な輝きを放っている。
だから、バルロは苦笑した。

「・・・分かった。俺は、俺に出来る仕事をすればいいわけだな」
「そういうことだ。──次は絶対に、ルッツ-ループを跳ぶ」

回転数は口にしないが、もちろんどちらも3回転だ。
女子選手が跳べる3回転コンビネーションジャンプの最高峰だ。
セカンドに3回転のループをつけられる選手は、男子でもそうそういない。
今まで、このジャンプが確実に跳べた女子選手はひとりしかいない。

「出来ればクワドサルコウも、か?」
「世界選手権で跳べたら、最高だな」
「そうしたら、来年から男子にエントリーしてやるよ」

肩をすくめるバルロに、ロザモンドは珍しく上機嫌な笑みを返した。



**********

そうそう、みきてぃはシリル様です。バルロ=モロはぴったりすぎだよな(笑)
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