小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
寝坊してやったぜ☆きっちぃなー。眠くて頭痛いからね(笑)ま、どんだけ寝坊しても間に合ってる私偉い(コラ)
ようやく週末です。明日は小学校の頃の友達たちと飲み会です。・・・なのに、大雨なんだろ? やーめーてーよー。
さて。ちょっと頭を起こさねば・・・
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「──お前、可愛いよなぁ」
真顔でしみじみと言われ、カノンは菫色の瞳を真ん丸にした。
日曜の午後。
強すぎる日差しを避けるためにカフェに立ち寄ったのだが、運ばれてきた珈琲をひと口飲んだところで無愛想な男がそう言ったのだ。
普段頼んだってそんなこと言わないくせに。
自分が可愛いことなんて百も承知しているカノンだったが、この彼氏が突発的に口にする賛辞だけ、なぜかとても恥ずかしい。
半ば無理やり言わせた台詞には、「当然でしょ?」と返せるのに。
ドギマギしてしまって、目が泳ぐ。
「な・・・何、突然」
「いや、可愛いなぁ、って」
「だから何っ」
頬杖をついてじーっとこちらを見てくる彼氏を、思わず睨み返してしまった。
「何、って・・・真っ白だし、髪ふわっふわだし、睫毛長いし」
ほっぺたなんてやーばいやわらかいし、と手を伸ばしてくる。
ふよ、と触られて、思わずぴくり、と反応する。
店内の空調で冷えた頬に、あたたかい手の感触が心地良いは心地良いのだが。
「あぁ・・・ほら」
ふよ、ふよ、と頬を撫でてくる手に、何なの?! と思いはしても、いつものように口に出来ない。
「あ・・・アリス・・・」
少し眉を寄せて俯き加減になったカノンの頬は薔薇色に染まっていて、恥ずかしくて軽く泣きそうになっている顔が可愛すぎる。
「──あー・・・カノンさん」
「・・・なに・・・?」
上目遣いに見上げてくる美貌に、くらっと眩暈がする。
──やばやばやばやば。
彼の内心を表現するなら、こんな感じだろうか。
「ちょっと・・・その顔、反則」
「はぁ?」
意味分かんないけど、と睨まれて、余計にくらくらキた。
──待て待て待て待て。
落ち着け俺、といったところか。
そんな風に思っていても、右手はやわらかな頬から離れようとしない。
──何だこの右手、はしたないっ!
と、他人事のように罵倒する。
どうにかこうにか手を引っ込めると、カノンが不思議そうな顔で見つめてきていた。
──いやいや、だからその顔反則・・・。
もう、こいつは俺をどうしたいんだ、と我に返ったキニアンは狼狽しまくっていた。
そんな彼氏の様子を首を傾げながら眺めているカノン。
目をぱちくりさせている美貌の天使に、キニアンは訊ねた。
「・・・予定、繰り上げてもいいですか・・・?」
一瞬『何のことだ?』という顔になったが、もとより頭の巡りは良いカノンだ。
ぽんっ、と頬を染めた。
それを見た瞬間、
「うん、っていうか、繰り上げます」
無愛想な彼氏は、これまた無表情のままそう告げたのだった。
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真っ昼間から なにしてるんだろ この子たち (字余り)
一句出来ましたな(コラ)
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