小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
大丈夫だ、問題ない!
そんなわけで、『エルシャダイ』、ネット流行語大賞だそうです(笑)だから、まだ発売されてねーっつーの(笑)よくあれだけのPVで関連動画再生100万超とかいくよなー(笑)
1回書くとヤバい気がするけど、やっちゃってみましょうか。
あ、もちろん発売前なので90%超捏造です。
そんなわけで、『エルシャダイ』、ネット流行語大賞だそうです(笑)だから、まだ発売されてねーっつーの(笑)よくあれだけのPVで関連動画再生100万超とかいくよなー(笑)
1回書くとヤバい気がするけど、やっちゃってみましょうか。
あ、もちろん発売前なので90%超捏造です。
**********
人に憧れ堕天した、グリゴリの天使たち。
アザゼルは『進化』という、人間の持つ無限の可能性に惹かれた。
飢えも病も、死すらない天界において、天使たちの日々は穏やかというよりは怠惰であった。
『進化』や『技術』を司る彼が堕天したことで、地上に様々な技術をもたらした。
エゼキエルは『愛』に憧れた。
家族や子どもを想う心の尊さ、美しさに、どうしようもなく惹かれた。
彼女の愛情はときに一方的ではあったけれど、彼女は真の意味で万人を愛した。
サリエルは人間の男女の愛の美しさに魅了された。
人を愛し、また愛されるそのために、彼は堕天したのだ。
決して神に反発したわけではなく、堕天してもなお、彼にとって神は畏敬の対象であった。
強い信念を持った人格者であり、人々からも敬愛されていた。
「──なぁ、イーノック」
『タワー』と呼ばれる、天空を貫かんばかりの高さを誇る塔の最上階。
堕天使たちのもたらした技術により、人間はこの塔を立てた。
煉瓦とアスファルトで造られたこの塔を見て、神は激怒した。
人間が、神のいる天界へ土足で踏み込んでこようとしている。
神の与えた地上だけでは飽き足りず、天界までをも侵そうとしているのか、と。
だから、『洪水計画』を実行しようとしたのだ。
一度すべてを流し、真に心の清いものだけを地上に住まわせるために。
「またダメだったなぁ」
お前は、わたしの話を聞かないからな、と黒髪に紅い瞳の天使は喉の奥で笑った。
『明けの明星』の異名を取る美貌の天使。
神の被造物の中で最高の力を持ち、全天使の頂点に君臨していた彼は、誰よりも神の寵愛を受けていた。
けれど極度の人間嫌いで、神からアダムとイヴに仕えろと言われたことに反発して堕天した。
そんな自分に、彼は「人間の手助けをしろ」と言ってきたのだ。
こうして彼が傷つき、死にかけるのを見るのも、もう何度目だろうか。
「さぁ──やり直しだ」
パチン、とルシフェルが指を鳴らすと、世界はめまぐるしくその様子を変えた──否、元あった様子に、戻ろうとしていた。
『タワー』の最上階、扉を開き、驚愕の表情で自分を見つめるイーノックに出会うまで。
「──・・・ルシフェル・・・?」
もう、何度繰り返したか覚えていない。
時間を操るルシフェルにとって、前後や時の感覚などないに等しい。
元人間の書記官のくせに人の話を聞かなくて、銅の装備で堕天使たちに向かっていくような無鉄砲な男だった。
今も、この塔を昇ってくる間に自分が与えた装備はだいぶ剥がれてしまっていた。
「そんな装備で大丈夫か?」
これはもう、自分の口癖のようになっていた。
最初は、『頭は大丈夫か?』という意味で使っていたように思う。
強力な力を持った堕天使たちに立ち向かうのに、その装備はないだろう、と。
別に、心配していたわけではなかった。
それなのに、今自分は苦笑しながら彼の姿を眺めている。
ボロボロに傷つき、それでもなお堕天使の捕縛することは自分の使命なのだ、と。
そうしなければ、人間界に洪水を起こすという神を止めることは出来ないのだから。
「・・・なぜ、あなたが・・・?」
「わたしで最後だ」
「・・・──嘘だ」
「わたしはきみに嘘を吐いたことはない」
「嘘だ!」
何かを振り払うかのような絶叫に、ルシフェルは微笑した。
「きみは、今まで人間にとって最良の道を選んできた。──今も、最良の道を選ばなければならない」
「あなたとは戦えない!」
「では、人間界に洪水を起こすか?」
ぐっ、と言葉に詰まるイーノック。
彼には、『戦わない』という選択は出来ない。
それを選んでしまえば、人間たちは死に絶え、彼が今までしてきたこともすべて無に帰すのだから。
「なぁに、簡単なことさ。わたしを倒すくらい、今のきみならば造作もないだろう?」
「・・・全天使の中で、最高の力を持つあなたを倒す力など、わたしにはない」
「そうかな? 今まで、わたしがサポートしてきたきみは、どんどん力をつけていっただろう?」
「それでも!」
やるせない表情のイーノック。
ルシフェルは微笑んだ。
「──さぁ、始めよう」
**********
続く(コラ)
人に憧れ堕天した、グリゴリの天使たち。
アザゼルは『進化』という、人間の持つ無限の可能性に惹かれた。
飢えも病も、死すらない天界において、天使たちの日々は穏やかというよりは怠惰であった。
『進化』や『技術』を司る彼が堕天したことで、地上に様々な技術をもたらした。
エゼキエルは『愛』に憧れた。
家族や子どもを想う心の尊さ、美しさに、どうしようもなく惹かれた。
彼女の愛情はときに一方的ではあったけれど、彼女は真の意味で万人を愛した。
サリエルは人間の男女の愛の美しさに魅了された。
人を愛し、また愛されるそのために、彼は堕天したのだ。
決して神に反発したわけではなく、堕天してもなお、彼にとって神は畏敬の対象であった。
強い信念を持った人格者であり、人々からも敬愛されていた。
「──なぁ、イーノック」
『タワー』と呼ばれる、天空を貫かんばかりの高さを誇る塔の最上階。
堕天使たちのもたらした技術により、人間はこの塔を立てた。
煉瓦とアスファルトで造られたこの塔を見て、神は激怒した。
人間が、神のいる天界へ土足で踏み込んでこようとしている。
神の与えた地上だけでは飽き足りず、天界までをも侵そうとしているのか、と。
だから、『洪水計画』を実行しようとしたのだ。
一度すべてを流し、真に心の清いものだけを地上に住まわせるために。
「またダメだったなぁ」
お前は、わたしの話を聞かないからな、と黒髪に紅い瞳の天使は喉の奥で笑った。
『明けの明星』の異名を取る美貌の天使。
神の被造物の中で最高の力を持ち、全天使の頂点に君臨していた彼は、誰よりも神の寵愛を受けていた。
けれど極度の人間嫌いで、神からアダムとイヴに仕えろと言われたことに反発して堕天した。
そんな自分に、彼は「人間の手助けをしろ」と言ってきたのだ。
こうして彼が傷つき、死にかけるのを見るのも、もう何度目だろうか。
「さぁ──やり直しだ」
パチン、とルシフェルが指を鳴らすと、世界はめまぐるしくその様子を変えた──否、元あった様子に、戻ろうとしていた。
『タワー』の最上階、扉を開き、驚愕の表情で自分を見つめるイーノックに出会うまで。
「──・・・ルシフェル・・・?」
もう、何度繰り返したか覚えていない。
時間を操るルシフェルにとって、前後や時の感覚などないに等しい。
元人間の書記官のくせに人の話を聞かなくて、銅の装備で堕天使たちに向かっていくような無鉄砲な男だった。
今も、この塔を昇ってくる間に自分が与えた装備はだいぶ剥がれてしまっていた。
「そんな装備で大丈夫か?」
これはもう、自分の口癖のようになっていた。
最初は、『頭は大丈夫か?』という意味で使っていたように思う。
強力な力を持った堕天使たちに立ち向かうのに、その装備はないだろう、と。
別に、心配していたわけではなかった。
それなのに、今自分は苦笑しながら彼の姿を眺めている。
ボロボロに傷つき、それでもなお堕天使の捕縛することは自分の使命なのだ、と。
そうしなければ、人間界に洪水を起こすという神を止めることは出来ないのだから。
「・・・なぜ、あなたが・・・?」
「わたしで最後だ」
「・・・──嘘だ」
「わたしはきみに嘘を吐いたことはない」
「嘘だ!」
何かを振り払うかのような絶叫に、ルシフェルは微笑した。
「きみは、今まで人間にとって最良の道を選んできた。──今も、最良の道を選ばなければならない」
「あなたとは戦えない!」
「では、人間界に洪水を起こすか?」
ぐっ、と言葉に詰まるイーノック。
彼には、『戦わない』という選択は出来ない。
それを選んでしまえば、人間たちは死に絶え、彼が今までしてきたこともすべて無に帰すのだから。
「なぁに、簡単なことさ。わたしを倒すくらい、今のきみならば造作もないだろう?」
「・・・全天使の中で、最高の力を持つあなたを倒す力など、わたしにはない」
「そうかな? 今まで、わたしがサポートしてきたきみは、どんどん力をつけていっただろう?」
「それでも!」
やるせない表情のイーノック。
ルシフェルは微笑んだ。
「──さぁ、始めよう」
**********
続く(コラ)
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