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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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12月初旬で氷点下って、なにーーーーーーー?!

あったまりたいので、流行りだというアレいってみよう。一応ヴァンシェラ。

**********

──バンッ!

すぐ耳元で聞こえた音は、家が揺れるのではないかという力で壁が殴られ──否、叩かれた音。
目の前にはついぞ見たこともないようなギラギラとした眼で、射るように見つめてくる美貌。
痛かったのではないか、と右頬の真横にある手をチラリと見た瞬間。

「──どこを見ている」

声に込められた力の強さに、思わず顔を戻した。
ゆっくりと、殊更見せつけるようにじんわりと唇を持ち上げた男は、しかし瞳の力まで緩めてはいなかった。

「なぜ避ける?」

軽く首を傾げて、猫撫で声で話しかけてくる。
にっこりと微笑めば男でも女でも簡単に虜に出来る美貌が、今はどこか邪悪にすら見える。

「・・・避けてなど」
「いないと? 言えるのか?」
「・・・あれは、お前が」
「──あぁ、確かに」

最後まで言わせてもらえない。
これは相当に機嫌が悪いらしい。
せめてこの追い詰められた状況から抜け出せないかと、視線を揺らしたのがいけなかった。

「──ッ、つ・・・」

思い切り顎を掴まれ、思わず顔を顰めた。
この程度のことで顔に出るなど、ヤキが回ったらしい。
身体を鍛えることを疎かにしたりはしていないが、どうもこの男相手だと調子が狂う。

「確かに、最初に冷たくしたのはこちらだったな」

悪かった、赦せ。
全然悪びれた様子もなくそんな風に言って、ペロリと唇を舐められた。
それだけのことで背筋が震える。
そんなこちらの様子を見て、男は喉の奥で笑った。

「お前がそんなに動揺するのは珍しい」
「・・・離せ」
「離したら逃げるだろう?」

何を言っているんだ? と子どもに言い聞かせるような口調。

「なぁ・・・こんなに長いこと触れ合っていないのは久々だから──溜まってるんだろう?」
「やめ──ぅ、っ・・・」

あぁ、こんなときに獲物を追い詰めている男がどう出るかくらい、頭では分かっているはずなのに。
本当にヤキが回った。

──マズい・・・。

何より、本当に久しぶり過ぎて、身体が粘膜の接触を最優先で求めている。
くちゅくちゅと、頭の中で音がする。
口の中を勝手に動き回る舌が、脳まで掻き混ぜているようで・・・。

「っ、は・・・」

情けないことに、立っていられなくなった。
たかが口づけでこんな有り様になるなど、情けないのを通り越していっそ感心する。

「──何だ。ほんとにそんなに溜まってたのか?」
「・・・煩い」
「欲しいなら、素直にそう言えばいいだろうに」
「再三言った」
「きっちり三度で諦める方が悪い」

自分は悪くないとでも言いたげな口調に、さすがに少し腹が立った。

「安心しろ。今日は存分に可愛がって──」

──ダンッ!

音だけは派手だが、怪我を負わせるようなそんな馬鹿な真似はしない。
床に叩きつけられたのはこちらの手。
相手の頭は、左手でちゃんと支えている。
今まで優位を確信していた瞳が、驚きに大きく見開かれているのが心地良い。
見上げてくる瞳が、ほんの少し不安気に揺れている。

「おま、え・・・」
「さぁ。遊びの時間は終わりだ────シェラ」

何かを言おうと開かれた唇を塞ぐと、その晩、そこから意味のある言葉が漏れることはなかった──。


**********

ヴァンツァーとシェラの壁ドン対決ヴァンツァーは床だけどね編(コラ)

もしくは。

あんまりヴァンツァーがウザいからお触りとかキスとかにゃんにゃんとか無視してたら逆に全然触ってこなくなっちゃってイライラムカムカムラムラが爆発どーーーーーーーん! ってなっちゃったシェラたんと、もういっそ俺下でもいいから流されちゃおうかなと思ったけどやっぱりちょっとお仕置きしといた方がいいと思ったヴァンツァーさんの攻防。

っていうか、疲れたり寒かったりすると、私はヴァンツァーを受けにしたくて仕方なくなるらしい(オイ)シェラヴァンいいと思うんだけどなー、シェラヴァン。

・・・俺は反省も後悔もしない!(コラ)
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