小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
タブロウ・ゲートの12~14と、アザゼルさんの9~11と、聖闘士星矢LC外伝・双子座。
タブロウ・ゲートは、アレイスターの壁ドンに萌えかけたんですが、何せレ版アレイだからなぁ・・・サ版アレイだったら萌え禿げたけど(笑)サ版アレイはヤバイよなぁ。ですます口調で、僕で、最強(笑)レ版アレイはアホの子だからな(笑)いや、好きだけど。
そして、主夫なエリファスも好きだけど、やっぱり剣聖がたまらん。サ版ヴァイオレットちゃんのキャワワなことといったら! サ版レーヴもかっこ可愛かったし、サ版のタブロウは好きな子多いですね。しかし、ラストで全部を持っていったのが、人型ブラヴァッキー(笑)おい、エロオヤジ、イケメンすぎんだろwww
アザゼルさんは、相変わらず下衆い(笑)だがそこがイイ(笑)さくまさんに執着する芥辺さん萌え。しかし、まさかさくまさんちゅーされちゃうとは・・・なぜ芥辺さんがあんなにさくまさんに執着するのか・・・これから謎が解かれていくんでしょうかね。
LCは、ごめん、やっぱりアルバフィカ編よりいい出来の外伝がない・・・次のシオン様で最後かな? んー、惜しい、惜しいなぁ・・・蟹と魚に関しては、手代木版に言うことないんだが、やはり双子座は本家かなぁ。乙女座は、電波な本家も、ピュアなLCも大好きですよ。
さて、そんな流れからの、ヴァンシェラ。
タブロウ・ゲートは、アレイスターの壁ドンに萌えかけたんですが、何せレ版アレイだからなぁ・・・サ版アレイだったら萌え禿げたけど(笑)サ版アレイはヤバイよなぁ。ですます口調で、僕で、最強(笑)レ版アレイはアホの子だからな(笑)いや、好きだけど。
そして、主夫なエリファスも好きだけど、やっぱり剣聖がたまらん。サ版ヴァイオレットちゃんのキャワワなことといったら! サ版レーヴもかっこ可愛かったし、サ版のタブロウは好きな子多いですね。しかし、ラストで全部を持っていったのが、人型ブラヴァッキー(笑)おい、エロオヤジ、イケメンすぎんだろwww
アザゼルさんは、相変わらず下衆い(笑)だがそこがイイ(笑)さくまさんに執着する芥辺さん萌え。しかし、まさかさくまさんちゅーされちゃうとは・・・なぜ芥辺さんがあんなにさくまさんに執着するのか・・・これから謎が解かれていくんでしょうかね。
LCは、ごめん、やっぱりアルバフィカ編よりいい出来の外伝がない・・・次のシオン様で最後かな? んー、惜しい、惜しいなぁ・・・蟹と魚に関しては、手代木版に言うことないんだが、やはり双子座は本家かなぁ。乙女座は、電波な本家も、ピュアなLCも大好きですよ。
さて、そんな流れからの、ヴァンシェラ。
**********
──優れた女優には、花を贈るものだ。
「とか何とか言って・・・キザったらしい」
ふんっ、とついつい口調が尖る。
「薔薇の花一輪だと? 5本でも10本でもなく・・・」
あれはもう、何年──いや、少なくとも二十年以上は前のことだ。
「薔薇は色だけでなく、贈る本数にも意味があるって・・・知っててやったんだろう」
自分を見ても眼の色を変えない女ならば好きだという、贅沢極まりない好みの男のことだ。
きっと分かっていて、彼女にあの花を贈ったのだろう。
ヴァンツァーの美貌で花など贈られようものなら、薔薇でなく道端に咲いているタンポポだって女の子は舞い上がるに決っている。
「それを、わざわざ1本だけなんて・・・」
──ひと目惚れ。
それが、1本の薔薇の持つ意味だ。
実際惚れていたかどうかはともかくとして、好ましく思ってはいたのだろう。
そうでなくて、どうしてあんなキザな真似が出来ようか。
「だいたい」
「──シェラ」
更に言い募ろうかと思って口を開いたが、名前を呼ばれて反射的に言葉を飲み込んだ。
声のした方を睨むように見遣れば、あの時代には決して見ることのなかった、にこにこと機嫌の良さそうな笑み。
──・・・朝っぱらから、何て眩しい笑顔をしているんだ、暑苦しい・・・。
そうだ、暑苦しいのだ。
だから、何だか顔が熱い気がするのも、全部この男のせいなのだ。
「おはよう」
「・・・」
「何だか顔が険しいが、夢見でも悪かったのか?」
ヴァンツァーがいるのは、私の視線よりもだいぶ低い。
私はベッドの上に起き上がったばかり、この世紀の馬鹿は、ベッドの下に膝をついている。
自然と睥睨するようになってしまっても、それは不可抗力というものだ。
「昨夜は控えめにしたつもりだったが、辛かったか?」
しれっとそんなことを言ってくる男の頭をゲンコツで殴りたくなったが、どうにか堪えた。
私は何て寛大なんだろう。
「・・・何だこの有り様は」
我ながら、呪詛のような声音だと思った。
決して、昨夜の行為で声を上げ過ぎたからとか、そういう恥ずかしい理由からではない。
この男があまりに馬鹿だから、うっかり呪いでもかけたくなってしまっただけなのだ。
「有り様?」
「貴様の目は節穴か」
「これでも目はいい方だ」
知っている。
知っているが、問題は視力そのものではなく、その視神経が繋がる先にあると思う。
「ここは寝室だ」
「そうだな」
「温室じゃない」
「お前がいるなら、俺にとっては似たようなものだ」
もう冬だというのに、湧いたらしい。
きっと頭の中は脳みそでなくヨーグルトでも詰まっているのだ。
「私の記憶が確かなら、今日はなんでもない、ごくごく普通の日曜だと思ったが?」
「俺の記憶でもそうなっている」
「なら何で」
──寝室が真っ赤に染まっているんだっ!!
叫んだ声が聞こえなかったのか、ヴァンツァーは憎らしいほど整ったその顔に満面の笑みを浮かべている。
「薔薇の海で眠るお前は、さながら眠り姫のようだった」
「・・・・・・」
二十年前のこの男と足して2で割ったらちょうどいいと思うが、どうか。
何だか怒る気力も失せた私は、広い寝室を埋め尽くす勢いの薔薇を見て、深く深くため息を零した。
「・・・何本あるんだ、これ」
訊ねたわけではなく、ただの呟きだったのだが。
「これで千本」
差し出されたのはやはり2~30本ほどの薔薇の花束で、拒否するのも疲れると思って黙って受け取った。
「千本?」
キリは良いけれど、また特に意味のなさそうな数字だ。
彼女には1本の薔薇を寄越したというのに。
面白くなくて花束を見つめたが、1本だけ色が違うことに気づいた。
「ピンクだ」
他はすべて深紅なのに。
何でだろう? と内心で首を傾げると、ヴァンツァーの手が伸びてきて、そのたった1本のピンクの薔薇を花束から抜き取った。
「これは、別」
「──別?」
「この1本と、あと全部」
はい、と改めてピンクの薔薇を渡された。
もちろん棘などない。
しっとりとした花弁の、綺麗な薔薇だ。
「意味が分からん。千本なんだろう? 何で1本だけ、べ・・・つ・・ッ!!」
瞬時に頭が沸騰しそうになった。
怒りではない。
怒りではないけれど──。
「俺としては、あの花の髪飾りで伝えたつもりだったんだが」
お前は信じられないくらい鈍感だったからな、と形の良い唇が三日月型に吊り上がる。
「『改めまして』の薔薇1本と、──『どうぞよろしく』の999本だ」
「・・・・・・」
「俺の今の生も、一応生まれ変わったことになるのかな?」
くすっと笑った男は、薔薇の花束を抱えて放心している私にちいさくキスをした。
「3本くらいから始めた方が良かったか?」
からかうような声音にも、私は何も返せなかった。
999本の薔薇の意味。
それは──。
──何度生まれ変わっても、あなたを愛します。
**********
むっつりめ。
──優れた女優には、花を贈るものだ。
「とか何とか言って・・・キザったらしい」
ふんっ、とついつい口調が尖る。
「薔薇の花一輪だと? 5本でも10本でもなく・・・」
あれはもう、何年──いや、少なくとも二十年以上は前のことだ。
「薔薇は色だけでなく、贈る本数にも意味があるって・・・知っててやったんだろう」
自分を見ても眼の色を変えない女ならば好きだという、贅沢極まりない好みの男のことだ。
きっと分かっていて、彼女にあの花を贈ったのだろう。
ヴァンツァーの美貌で花など贈られようものなら、薔薇でなく道端に咲いているタンポポだって女の子は舞い上がるに決っている。
「それを、わざわざ1本だけなんて・・・」
──ひと目惚れ。
それが、1本の薔薇の持つ意味だ。
実際惚れていたかどうかはともかくとして、好ましく思ってはいたのだろう。
そうでなくて、どうしてあんなキザな真似が出来ようか。
「だいたい」
「──シェラ」
更に言い募ろうかと思って口を開いたが、名前を呼ばれて反射的に言葉を飲み込んだ。
声のした方を睨むように見遣れば、あの時代には決して見ることのなかった、にこにこと機嫌の良さそうな笑み。
──・・・朝っぱらから、何て眩しい笑顔をしているんだ、暑苦しい・・・。
そうだ、暑苦しいのだ。
だから、何だか顔が熱い気がするのも、全部この男のせいなのだ。
「おはよう」
「・・・」
「何だか顔が険しいが、夢見でも悪かったのか?」
ヴァンツァーがいるのは、私の視線よりもだいぶ低い。
私はベッドの上に起き上がったばかり、この世紀の馬鹿は、ベッドの下に膝をついている。
自然と睥睨するようになってしまっても、それは不可抗力というものだ。
「昨夜は控えめにしたつもりだったが、辛かったか?」
しれっとそんなことを言ってくる男の頭をゲンコツで殴りたくなったが、どうにか堪えた。
私は何て寛大なんだろう。
「・・・何だこの有り様は」
我ながら、呪詛のような声音だと思った。
決して、昨夜の行為で声を上げ過ぎたからとか、そういう恥ずかしい理由からではない。
この男があまりに馬鹿だから、うっかり呪いでもかけたくなってしまっただけなのだ。
「有り様?」
「貴様の目は節穴か」
「これでも目はいい方だ」
知っている。
知っているが、問題は視力そのものではなく、その視神経が繋がる先にあると思う。
「ここは寝室だ」
「そうだな」
「温室じゃない」
「お前がいるなら、俺にとっては似たようなものだ」
もう冬だというのに、湧いたらしい。
きっと頭の中は脳みそでなくヨーグルトでも詰まっているのだ。
「私の記憶が確かなら、今日はなんでもない、ごくごく普通の日曜だと思ったが?」
「俺の記憶でもそうなっている」
「なら何で」
──寝室が真っ赤に染まっているんだっ!!
叫んだ声が聞こえなかったのか、ヴァンツァーは憎らしいほど整ったその顔に満面の笑みを浮かべている。
「薔薇の海で眠るお前は、さながら眠り姫のようだった」
「・・・・・・」
二十年前のこの男と足して2で割ったらちょうどいいと思うが、どうか。
何だか怒る気力も失せた私は、広い寝室を埋め尽くす勢いの薔薇を見て、深く深くため息を零した。
「・・・何本あるんだ、これ」
訊ねたわけではなく、ただの呟きだったのだが。
「これで千本」
差し出されたのはやはり2~30本ほどの薔薇の花束で、拒否するのも疲れると思って黙って受け取った。
「千本?」
キリは良いけれど、また特に意味のなさそうな数字だ。
彼女には1本の薔薇を寄越したというのに。
面白くなくて花束を見つめたが、1本だけ色が違うことに気づいた。
「ピンクだ」
他はすべて深紅なのに。
何でだろう? と内心で首を傾げると、ヴァンツァーの手が伸びてきて、そのたった1本のピンクの薔薇を花束から抜き取った。
「これは、別」
「──別?」
「この1本と、あと全部」
はい、と改めてピンクの薔薇を渡された。
もちろん棘などない。
しっとりとした花弁の、綺麗な薔薇だ。
「意味が分からん。千本なんだろう? 何で1本だけ、べ・・・つ・・ッ!!」
瞬時に頭が沸騰しそうになった。
怒りではない。
怒りではないけれど──。
「俺としては、あの花の髪飾りで伝えたつもりだったんだが」
お前は信じられないくらい鈍感だったからな、と形の良い唇が三日月型に吊り上がる。
「『改めまして』の薔薇1本と、──『どうぞよろしく』の999本だ」
「・・・・・・」
「俺の今の生も、一応生まれ変わったことになるのかな?」
くすっと笑った男は、薔薇の花束を抱えて放心している私にちいさくキスをした。
「3本くらいから始めた方が良かったか?」
からかうような声音にも、私は何も返せなかった。
999本の薔薇の意味。
それは──。
──何度生まれ変わっても、あなたを愛します。
**********
むっつりめ。
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