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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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を、見てきました。昨日、銀座松坂屋で。ガッ君デザインのネックレスの展示会が先月30日から本日まで行われているので、まぁ、歩いて3分ですし、行ってきました(笑)
ソロになって10周年を記念して、こだわりにこだわって造ったネックレス。シルバー、イエローゴールド、ホワイトゴールドの3種類の地金に、それぞれ2種類のデザインのクロスのネックレス。結構ごつい、というか、細工が半端ない細かいんです。世界で3本の指に入るというくらいの腕を持った職人さん(日本人)が「レプリカを造れるものなら造ってみて下さい」と宣言するほどの細工。
とても綺麗でした。シルバーにシトリンのものですら30万するので、ホワイトゴールドにVSクラス・エクセレントカットのダイヤ使った300万のものなんて手も出ませんが(笑)イエローゴールドはルビーにグリーンドパーズだったかな? それも綺麗でした。
高価なものなのに、「実際に触れて、間近で見て欲しい」というガッ君の意向で、試着もさせてもらえちゃった。別に警備員とかいるわけじゃないんですよ? 展示会場もほんとうに売り場の一角にちいさくオープンスペースが設けられてるくらいで。
試着したのはホワイトゴールドの、女性向けデザインのもので『Re:PURE』という名前。男性向け・女性向けという明確な違いがあるわけではないけれど、女性用にデザインされた方は形が丸めで可愛らしい感じ。もうひとつは結構大きめのクロスで『ETERNITY』という名前。どちらもとても綺麗で可愛かったけれど、ネックレス自体に存在感ありすぎて、「あぁ・・・『これが似合う女になれ』というメッセージなのね・・・」と感慨に耽っておりました(笑)

10年間妥協せずに走り続けてきた彼の、美しいものへのこだわりを見せていただきました。展示会場にいたファンの方々も、「シルバーの分くらいは頭金貯めたい・・・!」って言ってたし、愛されてるなぁ、ガッ君。


さて。そんな美しいものを見ていても、頭の中はほどよく腐っていくのですよね。うちのヴァンツァーも、あれくらいこだわって仕事してるんだろうなぁ、と思ったら、ちょっとかっこ良く思えてきてしまいました。不思議(笑)
あ、そうそう。本日・・・というか、七夕に合わせて更新予定です。いや、ごめんなさい、地下室です(笑)七夕に地下室とか、馬鹿じゃないの? と思うんですが、ちょこちょこ書いてきたカノキニが書きあがったので・・・しかもカノキニかよ、って話です。ここ、ヴァンシェラサイトなんですけど(笑)
まぁ、そんなこたぁ、どうでもいいんですよ。ヘタレわんこと女王様が、今夜も皆様の前に登場いたします。はい。

その前に・・・


**********

「パパ~~~~~!」

明るく大きな声に呼ばれ、ヴァンツァーは顔を上げた。
見遣った先には、肩口で切り揃えた銀髪をふわり、ふわり、と揺らして駆け寄ってくる少女の姿。
非常に愛らしい、天使のような少女である。
真っ白な肌と同じく白いワンピースには、苺の模様がプリントされている。
燦々と照りつける太陽の光を弾くようなきらめく笑顔の少女を、ヴァンツァーも笑みを浮かべて迎えた。
むぎゅっ、と足元に抱きついてきた少女の頭に、麦わら帽子を載せてやる。
へへっ、とはにかんだように笑う少女は、その笑顔だけで周囲の人間を幸せにしてくれるようだ。

「ただいまっ!」
「おかえり」
「せんせぇ、さようなら!」
「はい、さようなら」

少女の通う幼稚園は、バスでの送迎がある。
くすくすと笑う教諭に、ヴァンツァーは軽く頭を下げた。
教諭も礼儀正しく頭を下げて、バスは次の子を送るために発進した。
彼の美貌を前にして顔色を変えない女性というのも珍しい。
無遠慮なまでにまじまじと顔を見つめられることも少なくないので、新鮮な驚きと、ほんの少しの好ましさを覚えたヴァンツァーだった。

「パパ。あのね、あのね」
「うん?」

バスは自宅前で停められたわけだが、門から母屋までが遠い。
資産家の祖父から受け継いだ邸宅は、彼にとっては広いばかりで使い勝手の悪い家だった。
その代わり、都会にあって閑静で緑が多いため、子どもの養育には向いているのだろう、と思う。

「きょうね、シェラ、おえかきしたんだよ!」
「へぇ。何を描いたんだ?」

毎日こうして送り迎えに出て、手を繋いで家までの道を歩く。
その間も、家に帰ってからも、シェラは幼稚園で自分がどんな楽しい毎日を過ごしているのかを教えてくれる。
身体が弱くて、まともに幼稚園や学校へ通った記憶のないヴァンツァーにとっては、すべてが新鮮だった。

「おかえりなさいませ。お坊ちゃま方」
「ただいま」
「ただいまっ」

品の良い執事に頭を下げられ、ふたりは同時に返事をした。
そう、少女のようにしか見えない、苺模様のワンピースに身を包んだシェラも、『お坊ちゃま』なのである。

「カーサ、きょうのおやつはなぁに?」
「はい。スコーンを焼いてございます」
「チョコのはいった?」
「はい。たっぷりと」
「──きゃあ!」

歓声を上げて飛び上がった天使に、年長者ふたりは目を細めたのだった。


**********

ヴァンツァーは実の父ではなく、ヴァンツァーの祖父であるパパファロットの息子がシェラという、年下なのにおじさん的な設定が萌えポイントかな。
シェラが生まれてまもなくパパファロットおよび奥さん他界のため、引き取った、的な?
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