小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
一昨日、2ヶ月携わった舞台が無事千秋楽を迎えました。久々の舞台は楽しかったけど、ありえないくらい緊張しました(笑)何年役者やってんだよ、と自分にもつっこみました。
しかし、やはり舞台は魔物が棲んでおりますぞ・・・千秋楽、マチネは良かったのですが、ソワレが・・・地震きましたよ、地震。ソワレ開始直後です。『自信を持て』ってことかな~とか楽観的に考える余裕なんてありません。だって照明ぐらぐら揺れてるんですから・・・役者の上に落ちたら、とか思ってましたけど、当の役者たちは平然としてましたね。お客様も含めて(笑)さすが日本人。震度4までの地震じゃ動じないよね(笑)
とても楽しかったです。でも、すごく悔しくて、すごく残念なのは、一度も満足のいく演技が出来なかったことですね・・・本当に悔しい。2日間、4回公演したのですが、まぁ1回目は一番芸歴長いくせにガチガチのカミカミですよ(笑)自分でもびっくりするくらい噛みました。どんなにいい演技しても、噛んだらそこで台無しです。お客さんの集中力が途切れます。
2回目はリベンジで、夜だったこともあり、比較的のびのび出来ました。あぁ、ここからもっと良くなっていくかな~、という期待が生まれたときですね。自分でやってて『楽しい』と思えました。笑いも取れましたし。もちろん、客層が演劇部の顧問や比較的芝居を見慣れた人たちが多かったというのもあったんですけどね。
3回目、まぁ、何と言うか、舞台は水物なので、何が起こるか分からず、舞台に出て行ったら演出でやっていた立ち位置と違う、なんてよくあることで・・・別にそんなものはいくらでも対応出来るのですが、台詞を言いながら出て行くときは、ちょっと困る。
大道具のドアから出るシーンだったんですけどね。客って、役者が見えないと感情移入しづらいので、どんな面白いこと言っても役者が見えないと笑えないんですよね。・・・せっかく、珍しく笑いを取ろうとしたのに・・・いや、舞台上の役者は私のアドリブに笑いそうになるのを必死で堪えてました。あとで、「何てこと言うんだ!」、「笑っちゃうだろう?!」とたくさん褒めてもらえました。これ、客にも笑って欲しかった・・・「おいくつ?」って訊かれて本当は二十歳なのに「永遠の17歳です!!」ってアドリブをかました役者が前のシーンでいたので、真似して出ていったんですけどねぇ・・・残念。
4回目・・・これが最悪・・・地震が起きたことはまぁいいとして、袖が煩かったり、他の役者やスタッフに緊張感ないのがこちらにまで伝わってきたり、まぁ、イロイロあって、全然集中出来なかったんです・・・昼間より早口だった、と演出に言われました。知ってます(笑)リラックスしていい緊張感を持っていれば、台詞のテンポも、場面の緩急も自分でコントロール出来るんですが、緊張感なかったり、変に緊張しすぎていたりすると全然ダメ。勝手に口が動いちゃうんですよ。これ最悪。脳みそが、記憶している台詞を言おうとしちゃうのね。早口に慣れている人はいいんですけど、舞台ってあんまり早口だと聞き取れなくなることあるんですよねぇ・・・まぁ、私の声は通るので聞こえますが。でも、すんなり入っていく速さと、そうでない速さがあるんでね・・・あー、悔しい。
そんなこんなで、反省することばかりの舞台でした。でも、他の役者は練習よりすごく良くなってたし、少しでもお客さんに楽しんでもらえてたら嬉しいなぁ。高校時代の演劇部の同級生が千秋楽ソワレを見に来てくれたんですが、野田秀樹見たあとに来たんだってよ(笑)やめてよ、比較しちゃうから(笑)しかもよりによって野田かよ(笑)あー、怖い。とても眼の肥えている子なので多少の不安はあったけれど、楽しんでもらえたようで良かったです。
軽く打ち上げして、帰って、演出兼脚本家にメールを送りました。高校演劇でも、今回の芝居でもイロイロあって、本を書く気力がかなり薄れているみたいなんですよね。帰りがけに「またやりましょうね」って言ったら、「久遠ちゃんがやるって言ってる間は俺書くよ? いいの? 書いちゃうよ?」って。あはは。いいの、いいの。彼の脚本が、私はとても好きです。ただぱっと見面白いだけの本じゃない。イロイロ考えさせられるし、役者それぞれに何がしかの成長を促す本なんだ。
「この役者には、ここをもっと伸ばして欲しい」っていう彼のメッセージが、すごく伝わってくる。もう、根っからの教育者なんですよ、彼は。すごく高い場所を見ているの。
傷を舐めてあげるんじゃなくて、縫ってあげる。上手く出来なくて燻っている子や、なかなか成長出来ない子に合わせてあげるんじゃなくて、こっちが引っ張ってあげる。そういう思いで、教壇に上って、脚本を書いている。こんな言い方は彼に失礼かも知れないけれど、私と彼は同じものが見られる人間だ、と思っています。
大変なんだよ、引っ張るのって。面倒くさいし(笑)でも、高い場所から見た方が、絶対景色は綺麗なんだよ。成長したら、もっとたくさんの考え方が身について、人間としての幅も深みも出て、あとあと楽になる。それが、分からない人たちが多いんだな・・・若いときの苦労は買ってでもした方がいいんだって(笑)体力なくなる老後に楽しようよ(笑)
自分で視野を狭くしちゃうのって、すごくもったいない。色んなものが見えたら、もっと色んなことが面白くなって、人生楽しくなるのになぁ。そういうのを伝えられたらな、と思ってまだ役者やったり小説書いたりしてますけど、今回の芝居に関しては、圧倒的に時間が足りなかった・・・そこが悔しい。もっともっと、共演している役者にも、スタッフにも、お客さんにも、伝えたいことたくさんあったのに。
だから、脚本家に言いました。
「絶対満足いく演技は出来ないと思うので、だったら死ぬまでやりましょうよ」
って。まだ返事はないけど(笑)人間の命は限られているから、生きている間に出来るだけたくさん残さないと。考え方や、想いや、形あるものもないものも。出来るだけ、たくさん。
──でもま、ひと段落ついたので、ちょっと芝居は休憩。
・・・で、何が言いたいかというと。
そろそろ、記念小説を書こうかな~と・・・・・・・・・・あああああ! ごめんなさい石は投げないで!! 痛いの嫌っ!!
といっても、この前書いたのからこれっぽっちも書いてないので、今度の週末に多少書いて、ぼちぼち再開するかな、といった程度の見通しなんですが・・・。あと5ヶ月で5周年ですね(笑)きっと5周年もあれ書いてると思います(コラ)
・・・しばらく天然ヘタレアイドル書いてたのに、かっこいいだけのヴァンツァーとか書けるのかなぁ・・・(オイ)
ま、気長にお待ち下さい。小ネタとかそういうのはちょこちょこ書いていくと思われます(^^)v
しかし、やはり舞台は魔物が棲んでおりますぞ・・・千秋楽、マチネは良かったのですが、ソワレが・・・地震きましたよ、地震。ソワレ開始直後です。『自信を持て』ってことかな~とか楽観的に考える余裕なんてありません。だって照明ぐらぐら揺れてるんですから・・・役者の上に落ちたら、とか思ってましたけど、当の役者たちは平然としてましたね。お客様も含めて(笑)さすが日本人。震度4までの地震じゃ動じないよね(笑)
とても楽しかったです。でも、すごく悔しくて、すごく残念なのは、一度も満足のいく演技が出来なかったことですね・・・本当に悔しい。2日間、4回公演したのですが、まぁ1回目は一番芸歴長いくせにガチガチのカミカミですよ(笑)自分でもびっくりするくらい噛みました。どんなにいい演技しても、噛んだらそこで台無しです。お客さんの集中力が途切れます。
2回目はリベンジで、夜だったこともあり、比較的のびのび出来ました。あぁ、ここからもっと良くなっていくかな~、という期待が生まれたときですね。自分でやってて『楽しい』と思えました。笑いも取れましたし。もちろん、客層が演劇部の顧問や比較的芝居を見慣れた人たちが多かったというのもあったんですけどね。
3回目、まぁ、何と言うか、舞台は水物なので、何が起こるか分からず、舞台に出て行ったら演出でやっていた立ち位置と違う、なんてよくあることで・・・別にそんなものはいくらでも対応出来るのですが、台詞を言いながら出て行くときは、ちょっと困る。
大道具のドアから出るシーンだったんですけどね。客って、役者が見えないと感情移入しづらいので、どんな面白いこと言っても役者が見えないと笑えないんですよね。・・・せっかく、珍しく笑いを取ろうとしたのに・・・いや、舞台上の役者は私のアドリブに笑いそうになるのを必死で堪えてました。あとで、「何てこと言うんだ!」、「笑っちゃうだろう?!」とたくさん褒めてもらえました。これ、客にも笑って欲しかった・・・「おいくつ?」って訊かれて本当は二十歳なのに「永遠の17歳です!!」ってアドリブをかました役者が前のシーンでいたので、真似して出ていったんですけどねぇ・・・残念。
4回目・・・これが最悪・・・地震が起きたことはまぁいいとして、袖が煩かったり、他の役者やスタッフに緊張感ないのがこちらにまで伝わってきたり、まぁ、イロイロあって、全然集中出来なかったんです・・・昼間より早口だった、と演出に言われました。知ってます(笑)リラックスしていい緊張感を持っていれば、台詞のテンポも、場面の緩急も自分でコントロール出来るんですが、緊張感なかったり、変に緊張しすぎていたりすると全然ダメ。勝手に口が動いちゃうんですよ。これ最悪。脳みそが、記憶している台詞を言おうとしちゃうのね。早口に慣れている人はいいんですけど、舞台ってあんまり早口だと聞き取れなくなることあるんですよねぇ・・・まぁ、私の声は通るので聞こえますが。でも、すんなり入っていく速さと、そうでない速さがあるんでね・・・あー、悔しい。
そんなこんなで、反省することばかりの舞台でした。でも、他の役者は練習よりすごく良くなってたし、少しでもお客さんに楽しんでもらえてたら嬉しいなぁ。高校時代の演劇部の同級生が千秋楽ソワレを見に来てくれたんですが、野田秀樹見たあとに来たんだってよ(笑)やめてよ、比較しちゃうから(笑)しかもよりによって野田かよ(笑)あー、怖い。とても眼の肥えている子なので多少の不安はあったけれど、楽しんでもらえたようで良かったです。
軽く打ち上げして、帰って、演出兼脚本家にメールを送りました。高校演劇でも、今回の芝居でもイロイロあって、本を書く気力がかなり薄れているみたいなんですよね。帰りがけに「またやりましょうね」って言ったら、「久遠ちゃんがやるって言ってる間は俺書くよ? いいの? 書いちゃうよ?」って。あはは。いいの、いいの。彼の脚本が、私はとても好きです。ただぱっと見面白いだけの本じゃない。イロイロ考えさせられるし、役者それぞれに何がしかの成長を促す本なんだ。
「この役者には、ここをもっと伸ばして欲しい」っていう彼のメッセージが、すごく伝わってくる。もう、根っからの教育者なんですよ、彼は。すごく高い場所を見ているの。
傷を舐めてあげるんじゃなくて、縫ってあげる。上手く出来なくて燻っている子や、なかなか成長出来ない子に合わせてあげるんじゃなくて、こっちが引っ張ってあげる。そういう思いで、教壇に上って、脚本を書いている。こんな言い方は彼に失礼かも知れないけれど、私と彼は同じものが見られる人間だ、と思っています。
大変なんだよ、引っ張るのって。面倒くさいし(笑)でも、高い場所から見た方が、絶対景色は綺麗なんだよ。成長したら、もっとたくさんの考え方が身について、人間としての幅も深みも出て、あとあと楽になる。それが、分からない人たちが多いんだな・・・若いときの苦労は買ってでもした方がいいんだって(笑)体力なくなる老後に楽しようよ(笑)
自分で視野を狭くしちゃうのって、すごくもったいない。色んなものが見えたら、もっと色んなことが面白くなって、人生楽しくなるのになぁ。そういうのを伝えられたらな、と思ってまだ役者やったり小説書いたりしてますけど、今回の芝居に関しては、圧倒的に時間が足りなかった・・・そこが悔しい。もっともっと、共演している役者にも、スタッフにも、お客さんにも、伝えたいことたくさんあったのに。
だから、脚本家に言いました。
「絶対満足いく演技は出来ないと思うので、だったら死ぬまでやりましょうよ」
って。まだ返事はないけど(笑)人間の命は限られているから、生きている間に出来るだけたくさん残さないと。考え方や、想いや、形あるものもないものも。出来るだけ、たくさん。
──でもま、ひと段落ついたので、ちょっと芝居は休憩。
・・・で、何が言いたいかというと。
そろそろ、記念小説を書こうかな~と・・・・・・・・・・あああああ! ごめんなさい石は投げないで!! 痛いの嫌っ!!
といっても、この前書いたのからこれっぽっちも書いてないので、今度の週末に多少書いて、ぼちぼち再開するかな、といった程度の見通しなんですが・・・。あと5ヶ月で5周年ですね(笑)きっと5周年もあれ書いてると思います(コラ)
・・・しばらく天然ヘタレアイドル書いてたのに、かっこいいだけのヴァンツァーとか書けるのかなぁ・・・(オイ)
ま、気長にお待ち下さい。小ネタとかそういうのはちょこちょこ書いていくと思われます(^^)v
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「みんな~、今日はゲネだから気楽に行こうね~」
と言っていた私が一番緊張していて、昼の部はグダグダでした・・・もう、ものすごい自己嫌悪・・・他の役者が良かっただけに、本当に申し訳なかったです。なので、夜の部でリベンジしました(笑)
反省する点は多々あるけれど、でも、やっぱり舞台はいいな~。還ってきた、って感じがします(笑)役者の反応、客席の反応、そういうの全部ひっくるめて、会場がひとつになる瞬間。たまんないよね(笑)
今日は、申し訳ないですが昼間のお客様にはごめんなさい。いや、昼間の私に出来る精一杯の演技はしましたが、あまりにもグダグダすぎて・・・夜は、まぁまぁ楽しむ余裕があったかな。何せ夜型人間なもので(笑)
明日も、自分たちもお客様も楽しめる空間を作れたらいいな、と思います。
さて。そんなこんなですが、何だか世間はホワイトデーらしいので・・・ちょこっとだけ。
自分に都合のいいように生きて、自分にやさしい世界、自分に甘い人たちだけに囲まれていたいなら、そーゆー人間集めて無人島にでも行け。
今やってる芝居の主役が、悩んでましてねぇ。まぁ、社会人になる時期ってみんなある程度不安定になるものなんですけどね。ぼくも『消えたい』とか『死にたい』とか、そんなことしか考えてなかった(笑)プチ家出繰り返してましたからねぇ。
でもさ、社会人やってりゃ上手くいかないことなんて山ほどあるわけ。というか、ほとんど自分の思った通りになんていかないわけで。それでも、そんな中でどう折り合いをつけていくかが大事なわけですよ。
「思っていたことと違う」
「そんなつもりはなかった」
「いまさらこんなこと言っても仕方ないけど」
よくある、よくある(笑)主役の子が、高校の先生に脚本頼んで、役者が集まったんですが、本の内容が自分の思っていたことと違うから演技出来ないんだって(笑)稽古始めたの1月ですよ。土曜日は本番です。稽古中から悩んでるのは見ていて分かってたけど、お前、何年役者やってんだよ、って話だよ(笑)
ぼくは彼女の能力をものすごく買っている。すごい役者なんだ。感性の役者なのに、頭でガチガチに考えるの(笑)考えちゃダメな役者なのに、考えるから余計深みにハマるのね(笑)
でも、ふとしたときにものすごい演技をするの。絶対意識してないんだよ。3年前に一緒に舞台に立ったとき、すごい役者がいたもんだ、と感動したもんです。けど、大学生活で何かあったのかなぁ・・・ものすごい殻が出来てましてねぇ・・・分厚いバリアが、ガチガチに彼女を囲ってるわけ。これがまた、壊せないんだ(笑)ぼくは自分を過小評価しないので、役者としての自分の能力はほぼ素人としては相当高いと思っているんですが、それでも、こっちが投げるエネルギーを受け取る気がない役者には何をしても無駄なのね(笑)最悪な意味で、のれんに腕押しなんですよ。
分かるんですよ、舞台に立ってれば。人の目は見ないし、見てもこっちの顔色伺ってるし、台詞にも瞳にも力はないし・・・こんな死んだような演技する子じゃなかったんだけどなぁ、と。このまま社会に出たら、彼女は早々に潰れるでしょうね。
だって、思い通りになんて進むわけがないんだから。開き直らないと生きていけないんだよ、社会人って。で、がむしゃらにやって、ひっかきまわして。若手の仕事って、今までガチガチに固まってた会社の体制とか上司を動かして、壊して、で、新しいことを創造することだと思ってるんですけど・・・うーん、心配。
彼女は、『人を嫌いになることもある、でもどうしたって人から離れていけない。人が怖くなることもあるけれど、でもやっぱり人を信じたいと思う。どうしようもなく苦しんでいる人にそっと手を差し出す、そういう芝居をしたい』って言ってるんです。でも、そう言ってる彼女自身が、舞台の上にいる仲間である役者を信用してないんだなぁ(笑)キツいけど、そう言ってやりました。泣かせちゃったよ(笑)でも、ぼくは甘いだけの冷たい人間じゃないんだ。厳しいことも言うけど、でも絶対差し出した手は離さない。こっちからはね。向こうはどうだか知らないけど(笑)
やさしさの反対は厳しさなんだ、と脚本家が言ってました。甘さの反対が冷たさなんだ、と。その通りだと思う。だって、甘くするのって簡単なんだもん。答えを教えてやるのって、すごく楽なんだよ。でも、本当は考え方を教えてやらなきゃいけないんだ。「はい、ここテスト出ま~す」って言って授業やってテストして、みんな満点で、「はい、良かったね~」なんて、そんなふざけた生き方したくないんだよ(笑)
自分で立てないときに、人の力を借りるのはいい。人は支えあうものだから。でも、もたれちゃダメなんだ。それじゃ、ただのお荷物だから。自分が楽な分、人が苦しくなる。支えてくれる人が苦しいなんて、絶対嫌だ。「ちょっと今だけ力を貸してね」って手を繋いでもらって、元気になったら今度はこっちが支える番。そういうもんだろ、人間って。
自分に都合のいい考え方だけ並べて安心したいなら、どんどん切り捨てていけばいいんだよ。絶対に成長出来ないけど、気持ちのいい空間は出来る。自分の人生くらい、自分にやさしくしてやっていい、とぼくは思っているけど、でもそれって自分のやるべきこともやらずに楽をするって意味じゃない。
綺麗に生きなくていい。がむしゃらでいい。ひたむきに頑張ってる姿に、そのエネルギーに、人はどうしようもなく惹かれ、力を貸したくなるものだから。頑張ってる人間にはね、自然と手が差し伸べられるものなんだ。みんな自分のことで精一杯だから、人のこと考える余裕なんてそうそうない。それでも、「あぁ、この人のお手伝いが出来たらいいな。嬉しいな」って思うことがある。人を助けることで、自分が救われる。人と人の関係って、そういうものなんじゃないかな、と思う今日この頃です。
何だか長くなった上に思ったことをつらつら書いているのでめちゃくちゃでしょうが、それもまた一興(笑)
ぼくの演技を見て、「台詞がブレなくてストレートに届くから、すごく重い」と言う人たちがいる。それは、自分の中に揺るがないものがあるから。それさえ忘れなければ、何をしてても還る場所はひとつ。ちゃんと芯の通った人間に見えるんだ。人間だから、あれこれ悩む。あれこれ考える。でも、信じているものはある。それが他人の目からどう見えても、それはどうでもいいことなんだ。
ぼくは、他の誰でもないぼくの人生を生きている。舞台上でも、今このときでも。芝居だから主役はいる。でも、それぞれのキャストすべてが、それぞれの人生の主役なんだと思う。誰かを目立たせなきゃ、とか、誰かの都合のいいように、とか、そんなこと考えて生きなくていい。みんなが輝けば、すごく強い光になる。信じるって、そういうこと。自分が目立つとあの人が目立たなくなるから・・・そんなのは、その人の力を信じていないから。信じてるなら、「ここまで来いよ」って言ってやらないと。自分が降りていくんじゃない。引っ張り上げてやればいい。
俯いて歩いている人に、空の青さを知ってもらえたら。
そう思って、ぼくは今日も生きている。
さて、拍手レスの前に何でこんなに語ったんだ、ぼくは(笑)
今やってる芝居の主役が、悩んでましてねぇ。まぁ、社会人になる時期ってみんなある程度不安定になるものなんですけどね。ぼくも『消えたい』とか『死にたい』とか、そんなことしか考えてなかった(笑)プチ家出繰り返してましたからねぇ。
でもさ、社会人やってりゃ上手くいかないことなんて山ほどあるわけ。というか、ほとんど自分の思った通りになんていかないわけで。それでも、そんな中でどう折り合いをつけていくかが大事なわけですよ。
「思っていたことと違う」
「そんなつもりはなかった」
「いまさらこんなこと言っても仕方ないけど」
よくある、よくある(笑)主役の子が、高校の先生に脚本頼んで、役者が集まったんですが、本の内容が自分の思っていたことと違うから演技出来ないんだって(笑)稽古始めたの1月ですよ。土曜日は本番です。稽古中から悩んでるのは見ていて分かってたけど、お前、何年役者やってんだよ、って話だよ(笑)
ぼくは彼女の能力をものすごく買っている。すごい役者なんだ。感性の役者なのに、頭でガチガチに考えるの(笑)考えちゃダメな役者なのに、考えるから余計深みにハマるのね(笑)
でも、ふとしたときにものすごい演技をするの。絶対意識してないんだよ。3年前に一緒に舞台に立ったとき、すごい役者がいたもんだ、と感動したもんです。けど、大学生活で何かあったのかなぁ・・・ものすごい殻が出来てましてねぇ・・・分厚いバリアが、ガチガチに彼女を囲ってるわけ。これがまた、壊せないんだ(笑)ぼくは自分を過小評価しないので、役者としての自分の能力はほぼ素人としては相当高いと思っているんですが、それでも、こっちが投げるエネルギーを受け取る気がない役者には何をしても無駄なのね(笑)最悪な意味で、のれんに腕押しなんですよ。
分かるんですよ、舞台に立ってれば。人の目は見ないし、見てもこっちの顔色伺ってるし、台詞にも瞳にも力はないし・・・こんな死んだような演技する子じゃなかったんだけどなぁ、と。このまま社会に出たら、彼女は早々に潰れるでしょうね。
だって、思い通りになんて進むわけがないんだから。開き直らないと生きていけないんだよ、社会人って。で、がむしゃらにやって、ひっかきまわして。若手の仕事って、今までガチガチに固まってた会社の体制とか上司を動かして、壊して、で、新しいことを創造することだと思ってるんですけど・・・うーん、心配。
彼女は、『人を嫌いになることもある、でもどうしたって人から離れていけない。人が怖くなることもあるけれど、でもやっぱり人を信じたいと思う。どうしようもなく苦しんでいる人にそっと手を差し出す、そういう芝居をしたい』って言ってるんです。でも、そう言ってる彼女自身が、舞台の上にいる仲間である役者を信用してないんだなぁ(笑)キツいけど、そう言ってやりました。泣かせちゃったよ(笑)でも、ぼくは甘いだけの冷たい人間じゃないんだ。厳しいことも言うけど、でも絶対差し出した手は離さない。こっちからはね。向こうはどうだか知らないけど(笑)
やさしさの反対は厳しさなんだ、と脚本家が言ってました。甘さの反対が冷たさなんだ、と。その通りだと思う。だって、甘くするのって簡単なんだもん。答えを教えてやるのって、すごく楽なんだよ。でも、本当は考え方を教えてやらなきゃいけないんだ。「はい、ここテスト出ま~す」って言って授業やってテストして、みんな満点で、「はい、良かったね~」なんて、そんなふざけた生き方したくないんだよ(笑)
自分で立てないときに、人の力を借りるのはいい。人は支えあうものだから。でも、もたれちゃダメなんだ。それじゃ、ただのお荷物だから。自分が楽な分、人が苦しくなる。支えてくれる人が苦しいなんて、絶対嫌だ。「ちょっと今だけ力を貸してね」って手を繋いでもらって、元気になったら今度はこっちが支える番。そういうもんだろ、人間って。
自分に都合のいい考え方だけ並べて安心したいなら、どんどん切り捨てていけばいいんだよ。絶対に成長出来ないけど、気持ちのいい空間は出来る。自分の人生くらい、自分にやさしくしてやっていい、とぼくは思っているけど、でもそれって自分のやるべきこともやらずに楽をするって意味じゃない。
綺麗に生きなくていい。がむしゃらでいい。ひたむきに頑張ってる姿に、そのエネルギーに、人はどうしようもなく惹かれ、力を貸したくなるものだから。頑張ってる人間にはね、自然と手が差し伸べられるものなんだ。みんな自分のことで精一杯だから、人のこと考える余裕なんてそうそうない。それでも、「あぁ、この人のお手伝いが出来たらいいな。嬉しいな」って思うことがある。人を助けることで、自分が救われる。人と人の関係って、そういうものなんじゃないかな、と思う今日この頃です。
何だか長くなった上に思ったことをつらつら書いているのでめちゃくちゃでしょうが、それもまた一興(笑)
ぼくの演技を見て、「台詞がブレなくてストレートに届くから、すごく重い」と言う人たちがいる。それは、自分の中に揺るがないものがあるから。それさえ忘れなければ、何をしてても還る場所はひとつ。ちゃんと芯の通った人間に見えるんだ。人間だから、あれこれ悩む。あれこれ考える。でも、信じているものはある。それが他人の目からどう見えても、それはどうでもいいことなんだ。
ぼくは、他の誰でもないぼくの人生を生きている。舞台上でも、今このときでも。芝居だから主役はいる。でも、それぞれのキャストすべてが、それぞれの人生の主役なんだと思う。誰かを目立たせなきゃ、とか、誰かの都合のいいように、とか、そんなこと考えて生きなくていい。みんなが輝けば、すごく強い光になる。信じるって、そういうこと。自分が目立つとあの人が目立たなくなるから・・・そんなのは、その人の力を信じていないから。信じてるなら、「ここまで来いよ」って言ってやらないと。自分が降りていくんじゃない。引っ張り上げてやればいい。
俯いて歩いている人に、空の青さを知ってもらえたら。
そう思って、ぼくは今日も生きている。
さて、拍手レスの前に何でこんなに語ったんだ、ぼくは(笑)
『エロ紳士』というか『変態紳士』というか、そういうのが居座ってて困っています。