小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
一昨日、2ヶ月携わった舞台が無事千秋楽を迎えました。久々の舞台は楽しかったけど、ありえないくらい緊張しました(笑)何年役者やってんだよ、と自分にもつっこみました。
しかし、やはり舞台は魔物が棲んでおりますぞ・・・千秋楽、マチネは良かったのですが、ソワレが・・・地震きましたよ、地震。ソワレ開始直後です。『自信を持て』ってことかな~とか楽観的に考える余裕なんてありません。だって照明ぐらぐら揺れてるんですから・・・役者の上に落ちたら、とか思ってましたけど、当の役者たちは平然としてましたね。お客様も含めて(笑)さすが日本人。震度4までの地震じゃ動じないよね(笑)
とても楽しかったです。でも、すごく悔しくて、すごく残念なのは、一度も満足のいく演技が出来なかったことですね・・・本当に悔しい。2日間、4回公演したのですが、まぁ1回目は一番芸歴長いくせにガチガチのカミカミですよ(笑)自分でもびっくりするくらい噛みました。どんなにいい演技しても、噛んだらそこで台無しです。お客さんの集中力が途切れます。
2回目はリベンジで、夜だったこともあり、比較的のびのび出来ました。あぁ、ここからもっと良くなっていくかな~、という期待が生まれたときですね。自分でやってて『楽しい』と思えました。笑いも取れましたし。もちろん、客層が演劇部の顧問や比較的芝居を見慣れた人たちが多かったというのもあったんですけどね。
3回目、まぁ、何と言うか、舞台は水物なので、何が起こるか分からず、舞台に出て行ったら演出でやっていた立ち位置と違う、なんてよくあることで・・・別にそんなものはいくらでも対応出来るのですが、台詞を言いながら出て行くときは、ちょっと困る。
大道具のドアから出るシーンだったんですけどね。客って、役者が見えないと感情移入しづらいので、どんな面白いこと言っても役者が見えないと笑えないんですよね。・・・せっかく、珍しく笑いを取ろうとしたのに・・・いや、舞台上の役者は私のアドリブに笑いそうになるのを必死で堪えてました。あとで、「何てこと言うんだ!」、「笑っちゃうだろう?!」とたくさん褒めてもらえました。これ、客にも笑って欲しかった・・・「おいくつ?」って訊かれて本当は二十歳なのに「永遠の17歳です!!」ってアドリブをかました役者が前のシーンでいたので、真似して出ていったんですけどねぇ・・・残念。
4回目・・・これが最悪・・・地震が起きたことはまぁいいとして、袖が煩かったり、他の役者やスタッフに緊張感ないのがこちらにまで伝わってきたり、まぁ、イロイロあって、全然集中出来なかったんです・・・昼間より早口だった、と演出に言われました。知ってます(笑)リラックスしていい緊張感を持っていれば、台詞のテンポも、場面の緩急も自分でコントロール出来るんですが、緊張感なかったり、変に緊張しすぎていたりすると全然ダメ。勝手に口が動いちゃうんですよ。これ最悪。脳みそが、記憶している台詞を言おうとしちゃうのね。早口に慣れている人はいいんですけど、舞台ってあんまり早口だと聞き取れなくなることあるんですよねぇ・・・まぁ、私の声は通るので聞こえますが。でも、すんなり入っていく速さと、そうでない速さがあるんでね・・・あー、悔しい。
そんなこんなで、反省することばかりの舞台でした。でも、他の役者は練習よりすごく良くなってたし、少しでもお客さんに楽しんでもらえてたら嬉しいなぁ。高校時代の演劇部の同級生が千秋楽ソワレを見に来てくれたんですが、野田秀樹見たあとに来たんだってよ(笑)やめてよ、比較しちゃうから(笑)しかもよりによって野田かよ(笑)あー、怖い。とても眼の肥えている子なので多少の不安はあったけれど、楽しんでもらえたようで良かったです。
軽く打ち上げして、帰って、演出兼脚本家にメールを送りました。高校演劇でも、今回の芝居でもイロイロあって、本を書く気力がかなり薄れているみたいなんですよね。帰りがけに「またやりましょうね」って言ったら、「久遠ちゃんがやるって言ってる間は俺書くよ? いいの? 書いちゃうよ?」って。あはは。いいの、いいの。彼の脚本が、私はとても好きです。ただぱっと見面白いだけの本じゃない。イロイロ考えさせられるし、役者それぞれに何がしかの成長を促す本なんだ。
「この役者には、ここをもっと伸ばして欲しい」っていう彼のメッセージが、すごく伝わってくる。もう、根っからの教育者なんですよ、彼は。すごく高い場所を見ているの。
傷を舐めてあげるんじゃなくて、縫ってあげる。上手く出来なくて燻っている子や、なかなか成長出来ない子に合わせてあげるんじゃなくて、こっちが引っ張ってあげる。そういう思いで、教壇に上って、脚本を書いている。こんな言い方は彼に失礼かも知れないけれど、私と彼は同じものが見られる人間だ、と思っています。
大変なんだよ、引っ張るのって。面倒くさいし(笑)でも、高い場所から見た方が、絶対景色は綺麗なんだよ。成長したら、もっとたくさんの考え方が身について、人間としての幅も深みも出て、あとあと楽になる。それが、分からない人たちが多いんだな・・・若いときの苦労は買ってでもした方がいいんだって(笑)体力なくなる老後に楽しようよ(笑)
自分で視野を狭くしちゃうのって、すごくもったいない。色んなものが見えたら、もっと色んなことが面白くなって、人生楽しくなるのになぁ。そういうのを伝えられたらな、と思ってまだ役者やったり小説書いたりしてますけど、今回の芝居に関しては、圧倒的に時間が足りなかった・・・そこが悔しい。もっともっと、共演している役者にも、スタッフにも、お客さんにも、伝えたいことたくさんあったのに。
だから、脚本家に言いました。
「絶対満足いく演技は出来ないと思うので、だったら死ぬまでやりましょうよ」
って。まだ返事はないけど(笑)人間の命は限られているから、生きている間に出来るだけたくさん残さないと。考え方や、想いや、形あるものもないものも。出来るだけ、たくさん。
──でもま、ひと段落ついたので、ちょっと芝居は休憩。
・・・で、何が言いたいかというと。
そろそろ、記念小説を書こうかな~と・・・・・・・・・・あああああ! ごめんなさい石は投げないで!! 痛いの嫌っ!!
といっても、この前書いたのからこれっぽっちも書いてないので、今度の週末に多少書いて、ぼちぼち再開するかな、といった程度の見通しなんですが・・・。あと5ヶ月で5周年ですね(笑)きっと5周年もあれ書いてると思います(コラ)
・・・しばらく天然ヘタレアイドル書いてたのに、かっこいいだけのヴァンツァーとか書けるのかなぁ・・・(オイ)
ま、気長にお待ち下さい。小ネタとかそういうのはちょこちょこ書いていくと思われます(^^)v
しかし、やはり舞台は魔物が棲んでおりますぞ・・・千秋楽、マチネは良かったのですが、ソワレが・・・地震きましたよ、地震。ソワレ開始直後です。『自信を持て』ってことかな~とか楽観的に考える余裕なんてありません。だって照明ぐらぐら揺れてるんですから・・・役者の上に落ちたら、とか思ってましたけど、当の役者たちは平然としてましたね。お客様も含めて(笑)さすが日本人。震度4までの地震じゃ動じないよね(笑)
とても楽しかったです。でも、すごく悔しくて、すごく残念なのは、一度も満足のいく演技が出来なかったことですね・・・本当に悔しい。2日間、4回公演したのですが、まぁ1回目は一番芸歴長いくせにガチガチのカミカミですよ(笑)自分でもびっくりするくらい噛みました。どんなにいい演技しても、噛んだらそこで台無しです。お客さんの集中力が途切れます。
2回目はリベンジで、夜だったこともあり、比較的のびのび出来ました。あぁ、ここからもっと良くなっていくかな~、という期待が生まれたときですね。自分でやってて『楽しい』と思えました。笑いも取れましたし。もちろん、客層が演劇部の顧問や比較的芝居を見慣れた人たちが多かったというのもあったんですけどね。
3回目、まぁ、何と言うか、舞台は水物なので、何が起こるか分からず、舞台に出て行ったら演出でやっていた立ち位置と違う、なんてよくあることで・・・別にそんなものはいくらでも対応出来るのですが、台詞を言いながら出て行くときは、ちょっと困る。
大道具のドアから出るシーンだったんですけどね。客って、役者が見えないと感情移入しづらいので、どんな面白いこと言っても役者が見えないと笑えないんですよね。・・・せっかく、珍しく笑いを取ろうとしたのに・・・いや、舞台上の役者は私のアドリブに笑いそうになるのを必死で堪えてました。あとで、「何てこと言うんだ!」、「笑っちゃうだろう?!」とたくさん褒めてもらえました。これ、客にも笑って欲しかった・・・「おいくつ?」って訊かれて本当は二十歳なのに「永遠の17歳です!!」ってアドリブをかました役者が前のシーンでいたので、真似して出ていったんですけどねぇ・・・残念。
4回目・・・これが最悪・・・地震が起きたことはまぁいいとして、袖が煩かったり、他の役者やスタッフに緊張感ないのがこちらにまで伝わってきたり、まぁ、イロイロあって、全然集中出来なかったんです・・・昼間より早口だった、と演出に言われました。知ってます(笑)リラックスしていい緊張感を持っていれば、台詞のテンポも、場面の緩急も自分でコントロール出来るんですが、緊張感なかったり、変に緊張しすぎていたりすると全然ダメ。勝手に口が動いちゃうんですよ。これ最悪。脳みそが、記憶している台詞を言おうとしちゃうのね。早口に慣れている人はいいんですけど、舞台ってあんまり早口だと聞き取れなくなることあるんですよねぇ・・・まぁ、私の声は通るので聞こえますが。でも、すんなり入っていく速さと、そうでない速さがあるんでね・・・あー、悔しい。
そんなこんなで、反省することばかりの舞台でした。でも、他の役者は練習よりすごく良くなってたし、少しでもお客さんに楽しんでもらえてたら嬉しいなぁ。高校時代の演劇部の同級生が千秋楽ソワレを見に来てくれたんですが、野田秀樹見たあとに来たんだってよ(笑)やめてよ、比較しちゃうから(笑)しかもよりによって野田かよ(笑)あー、怖い。とても眼の肥えている子なので多少の不安はあったけれど、楽しんでもらえたようで良かったです。
軽く打ち上げして、帰って、演出兼脚本家にメールを送りました。高校演劇でも、今回の芝居でもイロイロあって、本を書く気力がかなり薄れているみたいなんですよね。帰りがけに「またやりましょうね」って言ったら、「久遠ちゃんがやるって言ってる間は俺書くよ? いいの? 書いちゃうよ?」って。あはは。いいの、いいの。彼の脚本が、私はとても好きです。ただぱっと見面白いだけの本じゃない。イロイロ考えさせられるし、役者それぞれに何がしかの成長を促す本なんだ。
「この役者には、ここをもっと伸ばして欲しい」っていう彼のメッセージが、すごく伝わってくる。もう、根っからの教育者なんですよ、彼は。すごく高い場所を見ているの。
傷を舐めてあげるんじゃなくて、縫ってあげる。上手く出来なくて燻っている子や、なかなか成長出来ない子に合わせてあげるんじゃなくて、こっちが引っ張ってあげる。そういう思いで、教壇に上って、脚本を書いている。こんな言い方は彼に失礼かも知れないけれど、私と彼は同じものが見られる人間だ、と思っています。
大変なんだよ、引っ張るのって。面倒くさいし(笑)でも、高い場所から見た方が、絶対景色は綺麗なんだよ。成長したら、もっとたくさんの考え方が身について、人間としての幅も深みも出て、あとあと楽になる。それが、分からない人たちが多いんだな・・・若いときの苦労は買ってでもした方がいいんだって(笑)体力なくなる老後に楽しようよ(笑)
自分で視野を狭くしちゃうのって、すごくもったいない。色んなものが見えたら、もっと色んなことが面白くなって、人生楽しくなるのになぁ。そういうのを伝えられたらな、と思ってまだ役者やったり小説書いたりしてますけど、今回の芝居に関しては、圧倒的に時間が足りなかった・・・そこが悔しい。もっともっと、共演している役者にも、スタッフにも、お客さんにも、伝えたいことたくさんあったのに。
だから、脚本家に言いました。
「絶対満足いく演技は出来ないと思うので、だったら死ぬまでやりましょうよ」
って。まだ返事はないけど(笑)人間の命は限られているから、生きている間に出来るだけたくさん残さないと。考え方や、想いや、形あるものもないものも。出来るだけ、たくさん。
──でもま、ひと段落ついたので、ちょっと芝居は休憩。
・・・で、何が言いたいかというと。
そろそろ、記念小説を書こうかな~と・・・・・・・・・・あああああ! ごめんなさい石は投げないで!! 痛いの嫌っ!!
といっても、この前書いたのからこれっぽっちも書いてないので、今度の週末に多少書いて、ぼちぼち再開するかな、といった程度の見通しなんですが・・・。あと5ヶ月で5周年ですね(笑)きっと5周年もあれ書いてると思います(コラ)
・・・しばらく天然ヘタレアイドル書いてたのに、かっこいいだけのヴァンツァーとか書けるのかなぁ・・・(オイ)
ま、気長にお待ち下さい。小ネタとかそういうのはちょこちょこ書いていくと思われます(^^)v
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