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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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──と思いながら手に取ったのは、そう、あれです。

小説『君の名は。』

映画、ものすごい評判ですよね。私も、時間が取れれば見に行こうかと思っていたんですけど、人混み嫌いだし・・・(コラ)
友人が、「これすごくいいらしい。ヴァンシェラで書いて」と言うので。「まぁ、新作どころか連載中のも進んでないし」と、何かのきっかけになれば、と思い。
高校生の女の子と、高校生の男の子が、夢の中で別人に入れ替わっているのに気づき・・・という、ネタとしてはありがちなヤツです(コラ)
それがまぁ、何というか、人間というのは『感情』の生き物なのだと気付かされる作品です。一人称で、視点はコロコロ変わるんですが、高校生の女の子と男の子がそこに生きて、見て、知って、感じて。そういうのが、何の敷居もなく、こちら側に入ってくる。

小説の冒頭。男の子の視点なのですが。

目が覚めた。夢を見ていた。ただの夢だ。意味なんかない。それでも、俺の鼓動は異常に高鳴っている。奇妙に胸が重い。とりあえず息を吸い込んだ。空気の通り道が、いつもより細い。胸が奇妙に重い。物理的に重い。自分の身体に目を落とす。そこには胸の谷間がある。胸の谷間がある──もんでおくか。

──もんでおくか?!(笑)

どうしてそうなった、と思いつつも、そうだよな、男子高校生ならそうだよな、と。風景や情景、身体の状態、感じたこと。冷静に、刻銘に描写しているようでいて、やっぱりそこには少年としての感情があって。
そんなヒーローの様子を見ていて、私は思いました。

──あかん、これヴァンツァーやない、キニアンや・・・。

だって! だって!! ヴァンツァーがこんなに可愛げのある男の子なわけないじゃないですか!! シェラがヒロインをやるのは可としても、ヴァンツァーに初々しい男子高校生の役なんて出来るわけが・・・初々しい・・・うい・・・ほら嫌な予感しかしない。
キニアンが演じれば可愛い男の子になるでしょうが、ヴァンツァーがやったら取り返しのつかないことになるに決まっています。

そんなわけで、『ヴァンシェラde君の名は?』は始まる前からお蔵入りです。うーん。『あらしのよるに?』を書いていたときの自分は天才だと思っていましたが、あのときのように上手いこと書ける気がしない。ですので皆様どうぞ、映画もしくは小説を大いに楽しんで下さい。

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