小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
キュウゾウの死因それっ?! おいおいおいおい・・・勘弁してくれ・・・ウィキペで覗くんじゃなかった・・・あああ・・・っていうか、あれだろ。みんな死ぬんだろ。それなんて銀英伝? あ、でもカンベエ様とシチロージさんとカツノジは生き残るのか。うーん・・・うーん・・・ヤンが死ぬところすら見られず、双璧相撃つのも嫌がった私が、キュウゾウのその死に方は耐えられんだろうな・・・。キルヒアイスじゃねーか。うーん、うーん・・・。
まぁ、ちょこっと映像流れたのを見ただけで、キュウゾウが最強の剣士だというのを見抜いた私の眼はかなり確かだな。うん。またさ、赤いコート着てるんですけど、その中に着てるインナーがエロいんだよねぇ・・・さすがスタイリッシュ宇宙人。それだけ肩出す必要はあったの? とか、それボンデージですよね? とか。なんですか、そんなに華奢なのに剣の達人って、とか。色々ツッコミが追いつかない感じですけど、キューちゃん・・・そうか・・・。
そして橘、ヘイハチ君も好きです。いやー、だって、あのにこにこ笑顔は絶対伏線だって。怒るとちょーこえーに決まってるよ。ほら、ゼロスみたいに、目を開かせちゃいけないタイプ。あ、シャカと一緒だ(笑)こえー、こえー。
さて。ごくごく軽く、ぼくがいかにキューちゃんを愛しているかというのを書いてみよう。
まぁ、ちょこっと映像流れたのを見ただけで、キュウゾウが最強の剣士だというのを見抜いた私の眼はかなり確かだな。うん。またさ、赤いコート着てるんですけど、その中に着てるインナーがエロいんだよねぇ・・・さすがスタイリッシュ宇宙人。それだけ肩出す必要はあったの? とか、それボンデージですよね? とか。なんですか、そんなに華奢なのに剣の達人って、とか。色々ツッコミが追いつかない感じですけど、キューちゃん・・・そうか・・・。
そして橘、ヘイハチ君も好きです。いやー、だって、あのにこにこ笑顔は絶対伏線だって。怒るとちょーこえーに決まってるよ。ほら、ゼロスみたいに、目を開かせちゃいけないタイプ。あ、シャカと一緒だ(笑)こえー、こえー。
さて。ごくごく軽く、ぼくがいかにキューちゃんを愛しているかというのを書いてみよう。
**********
「お主、侍か?」
カンベエは、今カツシロウとキララが降りてきた階段を見上げ、誰何の声を上げた。
誰の姿もない、林立した鉄パイプの向こうから、ゆっくりと赤い影が現れた。
「・・・やはりいたか」
「尾行られたな、カツシロウ」
カンベエの視線の先には、痩身を赤いコートに包んだ金髪の男。
血の色にも似た鋭い眼光は、一切の感情を浮かべない。
ふわり、と宙に身を躍らせた男は、ゆうに3メートルはあろうかという高さなどないかのように、音もなく地面に着地した。
その赤い瞳は、カンベエから外れることはない。
カンベエも、また。
じり、じり、と。
互いにほとんどすべての神経を傾けたまま、同じ距離を保って円を描くように足を滑らせる。
「わしは島田カンベエ。そのほう、名は何と申す?」
「キュウゾウ」
低い声が、それだけを告げる。
カンベエの視線も、キュウゾウのそれも、殺意を纏わせてはいない──だが、気を緩めているわけでもない。
一瞬の隙があれば、勝負はそこで決する。
ふたりは、ひと目見たその瞬間に、互いの力量を悟っていた。
「お主を侍と見込んで頼みがある」
告げるカンベエに、キュウゾウは足を止めた。
すらり、と背に負った鞘の両側から剣を抜く。
二刀流の小太刀。
「抜け」
「・・・・・・」
カンベエは目を眇めた。
す、とキュウゾウが左手の剣を顔の前に構える。
じり、と地面を踏みしめる足。
「・・・なるほど──侍だな」
──チャッ。
鯉口を切ったカンベエに、キュウゾウは右手の小太刀を返し、身を沈める。
「──参る」
静かな、絶対零度の劫火を纏い、キュウゾウが地を蹴った。
カンベエも飛ぶようにキュウゾウに向かっていきざま剣を抜く。
──キィィィン。
鋼のぶつかる音に、キュウゾウは目を瞠った。
初手で決まらない。
そんなことは、これまでになかった。
左手の小太刀はカンベエの右手の剣で、右手の小太刀は鞘で止められた。
弾かれ、二手、三手と切り結ぶ。
神速で迫り来るそのすべて、カンベエはあるいは剣で止め、あるいは避けた。
「──ぬぅっ!」
カツシロウとキララが息を止めて見入る中、ふたりの足が止まった。
互いの首筋に、ぴたり、と切っ先が宛てがわれている。
ほんの髪ひと筋分で、頸動脈が断たれる緊迫感。
つ、とキュウゾウの白い首筋を赤い雫が伝った。
それでも、彼の瞳はじっとカンベエを見据えている。
カンベエの表情にこそ、緊張の色が窺える。
争いの気配に人が集まり、身を寄せていた家からゴロベエやコマチも出てきた。
一触即発。
まさに、そんな極限の状態にいるカンベエとキュウゾウ。
「──惚れた」
「──っ?!」
カンベエの言葉に、一瞬キュウゾウが怯んだ。
その僅かな隙を突いて、カンベエは今にも己の命を絶とうとしていたキュウゾウ剣から抜け出し──そのまま、斬りつける。
「っ!」
高い跳躍でその一撃を避けたキュウゾウは、また足音もなく地面に降り立つ。
「お主の腕にな!」
カンベエも、剣を構え直す。
ぎりっ、とキュウゾウの視線が鋭さを増し、やがて「ふっ」と口許に笑みが浮かんだ。
「理由あって練達の士を求めている。力を貸してもらえぬか?」
呼吸ひとつ乱すことなくそう告げてくる男に、「相手は野伏であろう」とキュウゾウは返した。
「知っておるなら話は早い。どうだ?」
「──断るっ!!」
ひと蹴りでカンベエの目の前まで迫るキュウゾウ。
小太刀を振り上げ、跳躍した足でカンベエの右手を蹴りつけ剣を手放させた。
一気に勝負を決めようとしたキュウゾウであったが、思いがけないものが向かってきて足を止めた。
「残念だな!」
背後の鉄パイプを掴んでは投げ、投げては掴みを繰り返すカンベエ。
さすがのキュウゾウも一瞬足を止めたが、神速で閃く剣閃は鉄すら紙切れのように切り捨てる。
迫り来るキュウゾウに、カンベエは落とした剣を拾い、高く飛び上がって鉄パイプを支えている梁の上に昇った。
キュウゾウはその梁すら切り捨て、大量の鉄パイプが雪崩を起こして周囲に土埃を上げさせた。
「先生!!」
カツシロウの声も、倒れた鉄パイプの上げる轟音に届かない。
土埃で視界が閉ざされる中、カンベエとキュウゾウは剣を交える。
──しかし。
背後から両の手首を押さえられ、キュウゾウは目を瞠って肩越しに振り返った。
「・・・わしは、お主には敵わん」
すぐ耳元で喋る男を、キュウゾウはきつい瞳で見つめる。
「しかし、お主に斬られる前に、是が非でも果たさねばならぬことがある」
「・・・・・・」
不快気に眉を寄せるキュウゾウに、カンベエは律儀にも断りを入れた。
「すまんが、背を向けさせてもらうぞ」
そうして、押さえていたキュウゾウの手首を解放すると、本当に背を向けたのだった。
カンベエは、己の腕をキュウゾウに及ばないものと言った。
だか、剣をふるうことが出来ない今は絶好の機会であったはずだ。
それをみすみす捨てるなど、とキュウゾウはカンベエの背に目を向けた。
「キュウゾウと言ったか・・・お主と相まみえるのは、野伏を斬ったあとだ。それまで待て」
それとも、とカンベエはキュウゾウに向けて視線を流した。
「この場でわしを斬るか・・・?」
覚悟をしているのか、それともハッタリか。
背を向けたままでいるカンベエに、キュウゾウは「ふぅん・・・」とおかしそうに唇を吊り上げた
**********
さて。もうすぐふたりの出逢い編がひと段落ですが、寝ます(笑)
PR
この記事にコメントする