小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
おはよーございます。今日も私は元気です。若干眠いけどね。日曜には、家にエアコンつくぜ。明日は歯医者。とりあえず、もちろん今夜は『SAMURAI7』を最後まで見ます。・・・見たいような、見たくないような・・・。見ますよ。見ますけどね。はぁ・・・。
きゅーちゃんきゅーちゃん言ってる自分かなりキモイですが、でも、幸せになって欲しいんだよなぁ。ヴァンシェラ書き始めたときと一緒。幸せになって欲しい。それがどんな形かは分からないけれど。「生きてみたくなった」と言った彼が、生きていることを実感出来るように。今度は、「もう少し、生きていたい」と言えるように。戦場で生を実感出来るのなら、それもいいけれど。その中で、ほんの僅かでも穏やかな時間があるのなら、嬉しいなぁ。
そんなわけで、やってみましょ。
きゅーちゃんきゅーちゃん言ってる自分かなりキモイですが、でも、幸せになって欲しいんだよなぁ。ヴァンシェラ書き始めたときと一緒。幸せになって欲しい。それがどんな形かは分からないけれど。「生きてみたくなった」と言った彼が、生きていることを実感出来るように。今度は、「もう少し、生きていたい」と言えるように。戦場で生を実感出来るのなら、それもいいけれど。その中で、ほんの僅かでも穏やかな時間があるのなら、嬉しいなぁ。
そんなわけで、やってみましょ。
**********
──おや、珍しい。
シチロージは、通りがかった部屋の片隅を見てそう思った。
壁に背を預け、片膝を立て、愛刀を抱えるようにして眠るのは、彼の常。
民家でも宿でも、彼が布団の上で寝ているのを見たことがなかった。
いつなんどき敵が現れても対処出来るように。
深く眠らないことが当たり前になっている。
戦ののちは用心棒として雇われていた彼だから、主を守るためにそうするのは当然なのだろうけれど。
「・・・猫でげすね」
思わずくすっと笑みが零れるのは、キュウゾウがこっくりこっくりと船を漕いで眠っているからだ。
開け放たれた縁側の窓から、あたたかな日射しが差し込んでいる。
それを受け、彼にしては非常に珍しいことだが、本気で眠ってしまっているのだろう。
陽に透ける金色の髪が、ふわりと風になびく。
きっと足音ひとつで目覚めてしまうのだろうけれど、もう少し近くで見たい、とシチロージは思った。
起こしてしまうかも知れない申し訳なさと、自分の興味と、天秤にかけたら後者が重かった。
これでも、カンベエと一緒に数々の戦場を生き残ってきた身。
身の軽さには自信があったし、気配を操る術は心得ている。
そろり、そろりと近づいていって、とうとうあと3歩というところまできた。
神速で愛刀を抜かれても、ぎりぎり避けられる距離。
それでも、キュウゾウはまだ目を開かない。
もしかすると、よほど深く眠っているのかも知れない。
冷たい瞳が開かれているときつい印象を与える顔も、どこかあどけない。
──・・・これは、あとでカンベエ様に自慢しなくては。
かつての上官が羨ましがる顔を容易に想像出来、シチロージはとても気分が良くなった。
そうなると、人間とは大胆になるものだ。
そーっと、そっと、シチロージは音を立てないように歩いて、とうとうキュウゾウの隣に腰を降ろすことに成功してしまった。
自分でやっておきながら、驚きに目を瞠ってしまったシチロージだった。
呼吸はしているようだから死んでいるということはないだろうが、まさか小太刀の間合いより内側に入れるとは思ってもみなかった。
この状態では、きっとキュウゾウが刀を抜く前に取り押さえることが出来る。
──・・・警戒するにも値しないと思われているのか、はたまた・・・。
どうしたものか、とキュウゾウの寝顔を見つめた。
と、まさか、と思うことが起こった。
────とん。
左の肩に、軽い振動。
さして重みもなかったが、受け取った衝撃は計り知れない。
固まってしまったまま動けなくなったシチロージは、恐る恐る視線を下げた。
すやすやと眠る青年。
規則正しい寝息。
──これは・・・参りました・・・。
戦場を駆け抜け、遊郭で幇間として働いていた自分に、よもや対処に困る事態が訪れるとは思ってもみなかったのだった。
**********
みんなのアイドルきゅーちゃん。
──おや、珍しい。
シチロージは、通りがかった部屋の片隅を見てそう思った。
壁に背を預け、片膝を立て、愛刀を抱えるようにして眠るのは、彼の常。
民家でも宿でも、彼が布団の上で寝ているのを見たことがなかった。
いつなんどき敵が現れても対処出来るように。
深く眠らないことが当たり前になっている。
戦ののちは用心棒として雇われていた彼だから、主を守るためにそうするのは当然なのだろうけれど。
「・・・猫でげすね」
思わずくすっと笑みが零れるのは、キュウゾウがこっくりこっくりと船を漕いで眠っているからだ。
開け放たれた縁側の窓から、あたたかな日射しが差し込んでいる。
それを受け、彼にしては非常に珍しいことだが、本気で眠ってしまっているのだろう。
陽に透ける金色の髪が、ふわりと風になびく。
きっと足音ひとつで目覚めてしまうのだろうけれど、もう少し近くで見たい、とシチロージは思った。
起こしてしまうかも知れない申し訳なさと、自分の興味と、天秤にかけたら後者が重かった。
これでも、カンベエと一緒に数々の戦場を生き残ってきた身。
身の軽さには自信があったし、気配を操る術は心得ている。
そろり、そろりと近づいていって、とうとうあと3歩というところまできた。
神速で愛刀を抜かれても、ぎりぎり避けられる距離。
それでも、キュウゾウはまだ目を開かない。
もしかすると、よほど深く眠っているのかも知れない。
冷たい瞳が開かれているときつい印象を与える顔も、どこかあどけない。
──・・・これは、あとでカンベエ様に自慢しなくては。
かつての上官が羨ましがる顔を容易に想像出来、シチロージはとても気分が良くなった。
そうなると、人間とは大胆になるものだ。
そーっと、そっと、シチロージは音を立てないように歩いて、とうとうキュウゾウの隣に腰を降ろすことに成功してしまった。
自分でやっておきながら、驚きに目を瞠ってしまったシチロージだった。
呼吸はしているようだから死んでいるということはないだろうが、まさか小太刀の間合いより内側に入れるとは思ってもみなかった。
この状態では、きっとキュウゾウが刀を抜く前に取り押さえることが出来る。
──・・・警戒するにも値しないと思われているのか、はたまた・・・。
どうしたものか、とキュウゾウの寝顔を見つめた。
と、まさか、と思うことが起こった。
────とん。
左の肩に、軽い振動。
さして重みもなかったが、受け取った衝撃は計り知れない。
固まってしまったまま動けなくなったシチロージは、恐る恐る視線を下げた。
すやすやと眠る青年。
規則正しい寝息。
──これは・・・参りました・・・。
戦場を駆け抜け、遊郭で幇間として働いていた自分に、よもや対処に困る事態が訪れるとは思ってもみなかったのだった。
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みんなのアイドルきゅーちゃん。
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