小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
フィギュアネタ書いて寝ましょうね。
お友達とのメールのやり取りで生まれたものです。
えー、この前アップした小ネタに対して、1首詠んでくれました。
シェラたんに
『抱いて』と言われ
拒むなど
もうEDか
おいヴァンツァーよ
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「お前か。シェラに妙なことを吹き込んだのは」
「──へ?」
きょとん、とした顔になる小柄なダンサー。
「違うのか」
ならいい、とリンクに顔を戻して話を終わらせようとする青年の肩をガシッ、と引き寄せ、猫眼の青年はにやり、と口角を吊り上げた。
「──で? 何の話?」
この男相手に話題を振ってしまったことを激しく後悔したヴァンツァーだったが、教えなかったらシェラ本人に訊くに違いない。
それよりは幾分マシか、と仕方なく口を開いた。
「──ぷっ! 可愛いことするなぁ、お嬢ちゃん!!」
「・・・どこがだ」
うんざり、といった顔になる青年に、レティシアは「けど、誰だろうな?」と首を傾げた。
「──あぁ、僕かな」
いつの間に現れたのか、しなやかな肢体を誇る青年がにこやかに笑っている。
「アスティン・・・お前か」
リンクサイドで頭を抱えたヴァンツァーに、コケティッシュな魅力に溢れた青年はにっこりと笑った。
「だって、あなたはシェラが可愛くて仕方ないみたいだから。恋のキューピッドのつもりだったんですけど?」
現役時代のヴァンツァーのファンでもあり、目標にもしていた、という青年は、一見邪気のない表情で小首を傾げた。
ヴァンツァーは心底嫌そうな顔になる。
「あいつは信じられないくらい馬鹿なんだ。余計なことを吹き込むな」
「まんざらでもなかったんじゃないですか?」
「あれの能力は買っているが、それだけだ」
これには目を瞠ったアスティンである。
「──え、ヴァンツァーさん、その歳でEDなんですか?!」
大声を上げる青年に、ヴァンツァーは額に青筋を立てて拳を握り、レティシアは腹を抱えて笑っている。
「可哀想・・・良かったら、治るかどうか、僕が試してあげましょうか?」
「・・・勝手にひとを病気扱いするな」
「違うんですか?」
「当たり前だ」
「だって、あんなに可愛いシェラに『抱いて!』って言われて反応しないなんて・・・」
視線が思い切り『隠さなくてもいいのに』的な、同情の色を浮かべている。
「あんな子どもにいちいち欲情していて、コーチが務まるか」
「その蕾を開かせるのが、また楽しいんじゃありませんか」
「お前の趣味を俺に押し付けるな」
「あと3年もしたら、抜群の美女になりますよ?」
「顔より、頭の中身が問題だ」
なかなか手強い青年に、アスティンはため息を零した。
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うん。こんなところだけど寝よう(笑)
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