小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
のおかげで、風邪ひきました・・・って書いたっけ? もうそんなことも考えられないほど、頭が働いていません。
鼻はひどいし、咳出るし、気管支苦しいし・・・軽く熱もあるんですが、気づかなかったことにします。いや、背中寒いから間違いないんだけどさ、あはは。病は気から。大丈夫、大丈夫。
妖精さんに、癒してもらおう、そうしよう。
この前のは9.5扱いすることにしました。男どもの座談会、みたいな位置づけで。
鼻はひどいし、咳出るし、気管支苦しいし・・・軽く熱もあるんですが、気づかなかったことにします。いや、背中寒いから間違いないんだけどさ、あはは。病は気から。大丈夫、大丈夫。
妖精さんに、癒してもらおう、そうしよう。
この前のは9.5扱いすることにしました。男どもの座談会、みたいな位置づけで。
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ショートプログラムでは、ほとんどの選手が最後に2アクセルを持ってくる。
体力のある前半に、3回転ジャンプをコンビネーションと単独で確実に決めるためだ。
アクセルは唯一前向きに踏み切るジャンプで、実は選手にとって一番恐怖心が起こりやすい。
女子のショートプログラムに規定されたアクセルは2回転で、回転数はショートで跳ぶべき他の3回転より少ないが、アクセルを苦手とする選手が多いのは事実だった。
シェラのプログラムも、アクセルは最後。
──だが、シェラは他のどんなジャンプよりもアクセルが得意だった。
「──高い! すごい高さの2アクセルです」
実況が、興奮した調子で叫ぶ。
3アクセルを跳ぶシェラにとって、2アクセルはさしたる助走もなしに跳べるジャンプである。
だから、ステップの直後や、イーグルの直後に跳ぶことが出来、加点も多い。
今季のショートはタンゴ。
コリオグラファー曰く「良心的な振り付け」だそうだが、ジャンプ前だけでなく直後にもステップの入る難度の高いプログラムだ。
完璧な着氷が出来るスケーターでなければ、とてもではないがこなせない。
「ん~・・・高い芸術点が出ていますが、技術点が伸びません。どうやら、コンビネーションジャンプのルッツ、トゥループでともにダウングレード、ルッツは更にエッジエラーによる減点があったようです」
スピン、スパイラルではレヴェル4、ステップではレヴェル3を取っているが、肝心のジャンプで得点が伸ばせない。
3ルッツ-3トゥループのコンビネーションが決まれば基礎点10点、更に加点があればそれ以上で、単独4回転ジャンプにも匹敵する高得点となる。
だが、これが2回転にダウングレードされるとコンビネーションでも3点に止まる。
芸術点は7点台後半から8点台の高い評価で、2アクセルやスピン、スパイラルに加点がついたとしても、ジャンプで7点も差が出てしまうのでは思うように得点を伸ばせない。
キス&クライで得点を待つ間、シェラもその隣に座るコーチも、表情は芳しくない。
70点近い点数が出て然るべきプログラムだが、実際は60点にようやく乗った、といった感じ。
シェラ自身も、もちろんコーチも、もっと言えばコリオグラファーでさえも、とてもではないが納得のいく演技ではない。
「ルッツ、やめるかい?」
そう、金茶色の髪の青年に訊かれたとき、シェラは思い切り眉を顰めた。
『お前には無理だろう?』と言われた気がしたのだ。
「フリップとトゥループのコンビネーションと、持ちジャンプの幅を見せるならループ。お嬢ちゃんの単独ループは鉄板だろ」
「・・・・・・」
顰めっ面の美少女に、レティシアは肩をすくめてコーチを見遣った。
ヴァンツァーは軽く嘆息すると、口を開いた。
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だめだ。頭がぼーっとしていて言葉も話も纏まらない・・・。
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