小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
働いてる場合じゃありません(コラ)
あー、それにしても、ゆかりたん引退かぁ・・・世界選手権も怪我で出られないみたいだし・・・残念。
本当に、スケーティングやスピンが美しくて、でも真面目な彼女らしい真っ直ぐで力強い表現もあり、大好きです。フジテロビ入社というのがちょっと気に入りませんが、彼女の前途を祝して。
あー、それにしても、ゆかりたん引退かぁ・・・世界選手権も怪我で出られないみたいだし・・・残念。
本当に、スケーティングやスピンが美しくて、でも真面目な彼女らしい真っ直ぐで力強い表現もあり、大好きです。フジテロビ入社というのがちょっと気に入りませんが、彼女の前途を祝して。
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「いいの?!」
今季のフリースケーティングでは3アクセルを2回入れるというコーチの発言に、菫の瞳を大きく瞠る。
訊かれた青年は僅かに首を傾げた。
「なぜ?」
「だって・・・1回決めるのも確実じゃないし・・・」
味方であるはずの国内のマスコミやスケート連盟からの評価が驚くほど芳しくない少女は、珍しく表情を曇らせた。
「跳びたいんだろう?」
「そりゃあ・・・」
「じゃあ跳べば?」
無責任にも聞こえる言葉に、少女は更に視線を落とした。
「・・・シャーリーちゃんは加点で稼ぐから、お前もそうしろ、って・・・」
みんながそう言う、と口の中でもごもごと喋る少女に、美貌の青年は呆れた表情を向けた。
「だから? それに、お前の言う『みんな』というのは誰だ? 言っておくが、俺はそんな指示を出した覚えは一度もない」
「・・・・・・」
「らしくない。自信がないなら、何時間でも氷の上に乗って、出来るまでやるのがお前だろう?」
「・・・・・・」
「3アクセルでも4回転でも、跳びたいなら跳べばいい。進歩を止めることには、何の意味もない」
「──4回転?」
きらっ、と輝いた瞳は、「やっていいの?!」という意欲に溢れている。
「3アクセルが完璧に着氷出来るようになったら、教えてやるよ」
「ほんと?!」
「あぁ。お前のジャンプは回転が速い。回転の速さで跳ぶスケーターはタイミングが命だ。だから回転不足になったり、跳べなかったり波が出る。──だが、回転が速いからこそ、4回転を跳べる可能性もある」
ぽかん、とした顔をしている猫眼の青年は綺麗さっぱり無視して、ヴァンツァーは言った。
「──お前が行きたいところまで、連れて行ってやる」
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あらら。ちょっとかっこ良くないですか、このヴァンツァーさん! にせものですか?!(コラ)
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