小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
え、『策』?(笑)まぁ、いいや。このシリーズ誰かの陰謀っぽいし(←明らかにお前の妄想の産物だよ)
それでは、フィギュア界の女王様──おおっと、皇帝陛下と、その下僕のお話。
それでは、フィギュア界の女王様──おおっと、皇帝陛下と、その下僕のお話。
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「──で?」
上から見下ろしてくる視線に、モロゾフは喉を引き攣らせました。
「え・・・で、って言われても・・・」
「するんですか? しないんですか?」
そんなに難しいことを訊きましたかねぇ、と首を振る青年に、男はしばらく考えた後にこう答えました。
「・・・する」
「うん?」
にっこりと微笑まれて、頬を乗馬鞭で叩かれます。
軽くとはいえ、痛いものは痛いのです。
それは人に対して使うものではないだろう! と言えるほどの度胸を持っていたら、モロゾフは、後ろ手に縛られた上で床に転がされ、マウントポジションを取られるだなどという目には遭っていないかったでしょう。
涙目になったモロゾフを美しい微笑みで見下ろしているヤグディン女王──失礼、皇帝陛下は、パシ、パシ、と鞭を掴んだり離したりしています。
下はきちんとズボンを穿いていますが、上着の前は肌蹴られ、白い肌が露になっています。
全部脱ぐより、半裸って響きが大好きです、むしろ大好物です!(興奮)
「し・・・したい」
「よく聞こえませんねぇ」
ピシッ、と今度はモロゾフの太腿を鞭で打ちます。
ぬあっ! という呻き声が聞こえた気がしましたが、あー、あー、聞こえません、全然聞こえません、陛下、どうぞ続けて下さい。
「ありがとう」
「・・・誰に言ってるんだ」
「こちらの話です。──それより」
頬に鞭を宛がうと、ひっ、とモロゾフは顔を青褪めさせました。
いい気味です、うけけ。
「言葉の使い方が、なっていないようですねぇ。貴族として、恥ずかしいとは思いませんか?」
「・・・」
「さぁ。もう一度仰ってごらんなさい」
縛られた腕は身体の下なわけですから、体重が掛かって痛いですし、痺れてもきました。
額に汗をダラダラさせながら、ようやくのことでモロゾフは口を開きました。
「・・・・・・させて、下さい・・・・・・?」
自信がなさそうなのはご愛嬌。
顔色を伺いながらの言に、この国の最高権力者であるヤグディン様はにっこりと微笑みました。
「いいですよ」
ほっとしたモロゾフです。
何だかんだ言ったって、ヤグディン様こそ、彼の本命なのです。
強く、美しく、気高い、最高の人なのです。
実は、さっきから服の端からちらちら見え隠れする皇帝陛下の胸元が、気になって仕方ないのです。
今日はヤり倒すはずだったのにヤり倒され、欲求不満なのです──生意気な。
「ありが──☆▲◎♪◇@▽???!!!」
そのとき、声にならない叫びが、室内にこだましました。
それもそのはず。
「──まずは、その節操のないモノを調教し直してあげましょうね」
ヤグディン様は、鞭でモロゾフをピーッを引っ叩いたのです!
なんたる男前!
それでこそ、それでこそヤグディン様です!!
大好きです!!(←私情)
そして、縛られた上に乗っかられているためにどうすることも出来ないモロゾフは、まるで腹筋運動をするようにして、痛みを紛らわせようとしたのです。
「あぁ、腹筋ですか? いいじゃないですか、最近メタボ気味だって専らの噂ですよ?」
昔のあなたはスレンダーだったのに、と嘆く陛下に、モロゾフはこくこく頷いて息も絶え絶えに「退いて・・・退いて・・・」と訴えています。
「あぁ、そうだ。ブライアンが帰ってきているようですから、あとで城へ呼んでお茶にしましょう。あの子は昔からお菓子作りが上手でしたからね」
ほくほくと笑みを浮かべるヤグディン様は、それはそれは美しく、モロゾフは痛みと屈辱と劣情とちょっぴりの快感の中でどうしたらいいか分からずにのた打ち回るのでした。
おしまい・・・?
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私はヤグディン様が大好きなのだと再確認。
だってちょーかっこいい(≧▽≦)
ジュベールは王弟陛下とかで、魔王に政略結婚で嫁いでいるといいよ(笑)
で、敬愛する兄を目のカタキにしている魔王との夫婦仲は最悪なんだけど、ウィアー君という天使のおかげで人間界と魔界の平和は保たれているのです。でもウィアー君の身体がもたないって専らの噂(笑)
・・・あぁ、しかし、明日からの勤務時間、何をして過ごそう・・・(←仕事しろよ)
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