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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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あるまじき行為でしたが、ごく一部のマニアに大ウケな話が書けたと本人非常に大満足。
だってそうでもしないと、身体ごと職場放棄しそうだったんだもん。頭の中と魂はとっくに放棄してましたけどね。
いいのいいの、キーボードすーげー一生懸命打ってるように見えてたはずだから。

──良い子のみんなは、こういうズルい大人になっちゃいけないぞ☆

だがまだ続きを書く。


**********

「やれやれ・・・どいつもこいつもいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ」

けっ、と翼で葉っぱを叩いてやさぐれているのは、森の小鳥・ダイスケです。
何だか私情がこもっているような彼の口調ですが、それもそのはず。
ダイスケとモロゾフは、少し前オツキアイをしていたことがあるのです。

「・・・あの男、捨ててやって正解だったな」

彼はコヅにしていたように、本当にメダルを手にいれさせてくれるのですが、その代わりに貞操を差し出さなければならないのです。
しかも彼のえっちは、ガッツリ濃くて、しつこくて、ねちっこくて、翌日は飛んだり跳ねたり滑ったりしている場合ではなくなってしまうのです。
前日の練習で足首や腰を痛めた、といって競技を棄権するひともいますが、そのうちの何割かは別の意味で足腰立たなくなっているに違いないのです(←妄想です)

「──にしても、大天使が魔王を尊敬してる、ってんだから、分かんねぇよなぁ・・・」

全然タイプ違うし、俄然上からだし、明らかにあの本妻の方に好感持ってんじゃねぇか、とぶつくさ呟いていた小鳥ですが、いい加減巣に帰ろう、と思って翼をはためかせました。

「にゃーーーーーーっ!!」

そのとき、下の方からおかしな声が聞こえてきました。
何だ、何だ、と高度を下げると、そこにはまるまるくりくりした仔犬がいました。

「──犬? いや、でも確か」
「にゃーーーー!!」
「そうそう、『にゃー』って吼えて」
「にゃあああああああ!!!!」
「あー、うっせーな! 犬なのか猫なのかはっきりしろよ!!」
「しらないのー、ぼく、しらないのー!!」
「・・・は?」

えぐえぐ泣いている見た目は仔犬、泣き方は猫な変種に近寄ったダイスケは、続いた言葉に黙り込みました。

「ぼく、ぼく、うまれてすぐにすてられたのー。みんなぼくのこと『いぬ』っていうのー。でも、ぼくにミルクをくれたママは『にゃー』ってないたのー。でもぼくが『にゃー』ってなくとみんな『へん』だっていうのー」

にゃああああ、と大泣きし出したお子様に、ダイスケもたじたじです。
その生い立ちに同情もしています。

「・・・お前、何でひとりなんだ」
「しらないのー。気づいたらここにいたのー」
「・・・迷子かよ」

面倒な、と思ったダイスケですが、うるうるした大きな瞳でじっとこちらを見つめてくるお子様とうっかり目を合わせてしまい、特大のため息を吐きました。

「・・・とりあえず、うち来るか?」
「いく!」
「いや、ちょっとは警戒しろよ」
「けいかい・・・?」

頭の中ハテナでいっぱいの顔です。
生まれたばかりのお子様は、世の中の危険など何も知らないのです。
これにも、ため息を吐いたダイスケです。

「お前、名前とかってあるのか?」
「ううん。あ、でも、ママのこと、にんげんが、『パトリシアちゃん』ってよんでた!」
「あぁ、じゃあお前は『パトリック・チャン』で決定だな」
「──ぼくのなまえ?!」
「そうそう」

すーげーどーでもいい感を漂わせている小鳥に対し、パトリックはきらきらしたお目目で飛びつきました。

「ぼくのおなまえなのー!!」
「──ちょ、うわ! お前、いくら仔犬だからって体格差考えろよ!! ちょ、どけーーーーー!!」

森の奥に小鳥の叫びがこだましました。
しかし、無条件に慕われるというのも悪くないな、と頭の片隅で思う小鳥なのです。



──半年後。

「・・・・・・おかしいだろ」
「何が?」
「お前、手のひらサイズだったじゃねぇか」
「だって、生まれたばかりだったし」

くすくすと笑うのは、ダイスケよりだいぶ長身に成長してしまったパトリックです。
そして、パトリックはダイスケを膝の上に乗せて後ろから抱きしめてふふふ、と笑っています。

「・・・暑苦しい」
「うん。でも、足腰冷やすのは良くないから」
「どーでもいいし」
「うん。でも、ダイスケ何かいい匂いする・・・」

くんくん、とダイスケの首筋に鼻先を埋めるパトリック。
ダイスケは飛び上がりそうになりましたが、がっちりホールドされていて身動きが取れません。

──・・・くそ・・・昔は泣き虫で可愛かったのに・・・こんなにデカくなりやがって・・・

そんなことを考えている間に、ダイスケ何だか裸んぼです。

「──はああああ?! お前、どんだけ早業だよ!!」
「文章って便利だね。一行で済んじゃった」

にっこり笑ったパトリック。
相変わらずその人懐こい笑顔は嫌いではないダイスケなのですが、いかんせんソファの上に押し倒されているこの状況は、経験上あまりよろしくない状態だということが分かります。

「・・・まぁ待て。話せば分かる」
「あ、無理無理」

尻尾ふりふり微笑むパトリックは、ダイスケに告げました。

「だって、ぼく今──発情期だから」
「はああ?! っていうか、俺が下かよ?!」
「うん。だってほら、今、年下ブームだし。仔犬萌えだし」
「いやいやいやいや待て待て待て待て・・・・・・・ぁ・・・・・・」

・・・何だこれ・・・こいつの舌ちょー気持ちいい・・・・・・


こうして、小鳥と仔犬改め大型犬も、幸せに暮らしましたとさ。



まだ続くな

**********

見て、この愛の差。
今までの情熱との差(笑)
いえ、これは差別ではなく、区別です。

さ、次はモロゾフとヤグディン陛下かな~。
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