小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
真央ちゃん、みきてぃ、アッコちゃん、お疲れ様。今日は真央ちゃんまで会社のテレビで観戦しました。みんな、素晴らしかった。日本の代表6人は全員入賞!! これって、相当すごいことだと思う!!
本当に、感動をありがとう。
アッコちゃん、感動しました。素晴らしかった。ミスがないだけでなく、アッコちゃんらしい、元気いっぱいのジャンプ、ステップ。自分に出来る最高の演技をするんだ、という気持ちが伝わってきて、あのストレートラインのエッジの深さは本当に興奮しました。
みきてぃ。クワドを決めてから高難度のジャンプに対する採点が厳しく、減点が大きくなる中、2度目のオリンピックでも様々な政治的陰謀のせいであれだけ点数爆下げされてたのに、それでも美しいクレオパトラを演じたみきてぃを尊敬します。素晴らしかった。応援してくれている皆さんのために、その気持ちが、何よりも美しかったと思います。
そして、真央ちゃん。悔しいね。点数でもなく、メダルの色でもなく、『自分が出来る最高の演技を』ということだけを考えてやってきたからね。『出来るから、やる』、3A跳べる自分を信じているから、オリンピックという最高の舞台で、最高の技を入れた、最高の演技をしたかったんだよね。その強い気持ちは、見ている私たちにも伝わってきました。3A2回決めれば、疲れると思います。後半は、珍しく脚にきてるな、という感じがしました。2Aの高さがいつもより低くて、最後のステップがあんなに苦しそうだったのは、初めて見ました。緊張もあったでしょう。それでも、真央ちゃんの挑戦は、未来へと続く強い光を見せてくれたと思います。
スポーツだもん。より高みを目指すのは当然だよね。より難しいものを、より高い完成度で。それを誰よりも体現してくれたのは、やっぱり真央ちゃんだと思います。採点基準は変わっても、3Aを3回決めた事実は絶対に変わらない。男子だって、3回決めた選手は少ないと思うよ。だから、今回の結果は銀じゃなくて、きっとプラチナほどの価値があるんだろな、と思います。
それでも、「ミスがあったから」と涙を流す真央ちゃんは、またどんどん強くなっていくんでしょうね。何度3Aをダウングレードされても、「次は完璧に」、「誰にも文句言わせないくらい、完璧に跳ぶんだ」、そういう思いが、真央ちゃんをより強い選手にして、他の選手を勝たせるためには馬鹿みたいな加点をしなければならないシステムを作ったのだ、とそろそろ気づいた方がいい。
キムヨナはすごかった。あのFSは、文句なく1位の出来だった。何もマイナスする要素がないくらい、素直に拍手しました。でも、あの点数だけはおかしい。3Aを跳べない女子が、3Aを2度決めた男子のメダリストと同等の点数が取れるわけがないんだ。物理的にね。彼女は彼女に出来る最高の演技をしたと思う。でも、ジャッジがおかしい。彼女の金メダルに、何て馬鹿な評価をするんだ、と憤りすら覚えました。これで、キムヨナは点数のことで叩かれるでしょう。
あの点数が130~135くらいだったら、みんな納得したと思います。それくらい、素晴らしい演技だった。でも、150は出ない。SPも、70は出たかも知れない。私は68行くか行かないかだと思ったけど。でも、78は出ない。ほら、ここで25~30点の上げ底加点がある。それを引くと、真央ちゃんと同程度だよね。それならみんな納得すると思うんだ。その点数で、それでもキムヨナが金メダルです、って言われて、文句言う人はたぶんいないよ。
保険をかけるにも、やりすぎだよ、ジャッジ。まぁ、それくらい真央ちゃんが未知数で驚異的だ、ということを証明しただけなんだけど。ほんと、お馬鹿さんたちだなぁ。
そんなわけで、まぁ、フィギュア小ネタでも(笑)
本当に、感動をありがとう。
アッコちゃん、感動しました。素晴らしかった。ミスがないだけでなく、アッコちゃんらしい、元気いっぱいのジャンプ、ステップ。自分に出来る最高の演技をするんだ、という気持ちが伝わってきて、あのストレートラインのエッジの深さは本当に興奮しました。
みきてぃ。クワドを決めてから高難度のジャンプに対する採点が厳しく、減点が大きくなる中、2度目のオリンピックでも様々な政治的陰謀のせいであれだけ点数爆下げされてたのに、それでも美しいクレオパトラを演じたみきてぃを尊敬します。素晴らしかった。応援してくれている皆さんのために、その気持ちが、何よりも美しかったと思います。
そして、真央ちゃん。悔しいね。点数でもなく、メダルの色でもなく、『自分が出来る最高の演技を』ということだけを考えてやってきたからね。『出来るから、やる』、3A跳べる自分を信じているから、オリンピックという最高の舞台で、最高の技を入れた、最高の演技をしたかったんだよね。その強い気持ちは、見ている私たちにも伝わってきました。3A2回決めれば、疲れると思います。後半は、珍しく脚にきてるな、という感じがしました。2Aの高さがいつもより低くて、最後のステップがあんなに苦しそうだったのは、初めて見ました。緊張もあったでしょう。それでも、真央ちゃんの挑戦は、未来へと続く強い光を見せてくれたと思います。
スポーツだもん。より高みを目指すのは当然だよね。より難しいものを、より高い完成度で。それを誰よりも体現してくれたのは、やっぱり真央ちゃんだと思います。採点基準は変わっても、3Aを3回決めた事実は絶対に変わらない。男子だって、3回決めた選手は少ないと思うよ。だから、今回の結果は銀じゃなくて、きっとプラチナほどの価値があるんだろな、と思います。
それでも、「ミスがあったから」と涙を流す真央ちゃんは、またどんどん強くなっていくんでしょうね。何度3Aをダウングレードされても、「次は完璧に」、「誰にも文句言わせないくらい、完璧に跳ぶんだ」、そういう思いが、真央ちゃんをより強い選手にして、他の選手を勝たせるためには馬鹿みたいな加点をしなければならないシステムを作ったのだ、とそろそろ気づいた方がいい。
キムヨナはすごかった。あのFSは、文句なく1位の出来だった。何もマイナスする要素がないくらい、素直に拍手しました。でも、あの点数だけはおかしい。3Aを跳べない女子が、3Aを2度決めた男子のメダリストと同等の点数が取れるわけがないんだ。物理的にね。彼女は彼女に出来る最高の演技をしたと思う。でも、ジャッジがおかしい。彼女の金メダルに、何て馬鹿な評価をするんだ、と憤りすら覚えました。これで、キムヨナは点数のことで叩かれるでしょう。
あの点数が130~135くらいだったら、みんな納得したと思います。それくらい、素晴らしい演技だった。でも、150は出ない。SPも、70は出たかも知れない。私は68行くか行かないかだと思ったけど。でも、78は出ない。ほら、ここで25~30点の上げ底加点がある。それを引くと、真央ちゃんと同程度だよね。それならみんな納得すると思うんだ。その点数で、それでもキムヨナが金メダルです、って言われて、文句言う人はたぶんいないよ。
保険をかけるにも、やりすぎだよ、ジャッジ。まぁ、それくらい真央ちゃんが未知数で驚異的だ、ということを証明しただけなんだけど。ほんと、お馬鹿さんたちだなぁ。
そんなわけで、まぁ、フィギュア小ネタでも(笑)
**********
飴色の瞳に呆れの色を滲ませ、レティシアは隣の青年に言った。
「なぁ・・・もう20本も3アクセル跳んでんだけどさ、あれいつもやってんの?」
「あぁ」
短く返ってきた答えに、思わず頭を抱えた。
「・・・20本中16本着氷。うち回転不足4回、つまり完璧な着氷12回」
成功率60%、とジロリ、と長身の青年を見上げる。
「男子に転向させる気か、お前・・・」
「百発百中にするそうだ」
「──は?」
見下ろしてくる藍色の瞳が、おかしそうな色を湛えている。
「3Aを、完璧に着氷出来るようになるんだ、と言っていた」
「・・・・・・男子か」
思わず呟いたレティシアに、ヴァンツァーは珍しく喉を鳴らして笑った。
「男とか、女とか、回数とか、あれはそんなことは微塵も考えていない」
「へー」
どうでも良さそうな返事をする友人に、ヴァンツァーは告げた。
「『出来るから、やる』、それだけ」
あれは馬鹿だからな、と、まだ助走の角度と踏み切り位置の確認をしている少女を見つめたまま口にする。
「自分は3アクセルが跳べる。だから、ショートにもフリーにも入れる。フリーだったら2回入れられる。だから跳ぶ。それだけなんだ」
「何で賛成するわけ? 今のジャッジシステムなら、無謀な高難度の技入れるより、加点で稼いだ方がいいだろう」
これに対し、ヴァンツァーは心底不思議だ、という顔つきになた。
「無謀? なぜ?」
「は? だって女子だぜ? 跳べるかどうか分からない3アクセルより、ルッツかフリップ確実に跳ばせた方がいいに決まってるだろうが」
「悪い、レティー。言っていることが分からない。お前の言う無謀というのは、今は60%の確率が、ひと月後に80%にはならない、ということを指しているのか?」
「・・・・・・」
「女子は男子より体力や筋力が足りないから、3アクセルを100%にするのは無理だ、と?」
「ヴァッツ」
「何度も言うが、あいつは馬鹿なんだ。1度跳べたら、2度跳べる。2度跳べたら、100回だって跳べるんだ、と思ってる。それも、真剣にな」
「・・・随分、楽しそうじゃねぇか」
頬杖をついて唇を尖らせる青年に、ヴァンツァーはやはりリンクに視線を投げて口許に笑みを刻んだ。
「プログラムを決めるとき、ジャンプとステップに関しては、まず俺がやって見せる」
「・・・45秒の鬼ストレートか。あんなエッジワーク、男子でもトップスケーターしか出来ねぇよ」
「それを見て、あいつ、何て言うと思う?」
「さぁね」
肩をすくめ、考える素振りも見せない友人に教えてやる。
「──よし、やるぞ」
「・・・・・・」
「俺は、あいつの口から、一度も『無理だ』という言葉を聞いたことがない。難度を下げろと言われたことも──上げろ、と言われたことならあるが」
「──は?!」
「コーチを始めた頃、一度だけな。ステップでレヴェル4を取りたいんだ、と言ってきた。もちろん、そんな女子選手は見たことがない。男子でも一握りの選手しか取れないんだ。俺も、毎回取れたわけじゃない。ステップに集中すれば上体の動きが疎かになる。逆もまた然り。それでも、出来るかどうかはともかく、組み込むことは出来る」
「・・・見たよ。まさかアンダンテでレヴェル4取れるとはね。恐れ入ったよ」
「あれの、強さのひとつだ。身体全体の柔軟性はもちろんだが、驚くほど膝がやわらかい。だから着氷がクリーンで、シットスピンが深く、ステップを踏ませれば水の上を跳ね回っているように軽い」
「欠点がねぇな」
「そうでもない」
軽く肩をすくめる青年に、レティシアは目で訊ねた。
「あれだけ気が強いのに、驚くほどメンタルが弱い」
「──へ?」
「弱いわけではないか・・・神経が鋭敏過ぎるんだろうな。調子がいい日はそれこそ100%近い確率で3アクセルを跳ぶ。だが、跳べない日は1度も跳べないことだってザラにある」
「波が激しい、ってわけか」
「安定したら、誰もあれに勝てないだろうな」
「そこをコントロールしてやるのも、お前の仕事だろうが」
この台詞に、黒髪の青年はくすくすと笑った。
「お前は親切だな。俺は、無意味なことはしない主義でね」
「あ?」
「──シェラ!」
リンクの端にいる少女に、声を投げかける。
振り返る銀髪。
「30分休憩だ」
「まだ出来る!」
「30分後、テストする」
「・・・・・・──はいっ!!」
不満そうだった少女の顔が、喜色満面になる。
何のことだか分からないレティシアは、リンクサイドに戻ってきた少女に訊ねた。
すると、少女は嬉しそうな顔で答えたのだ。
「3アクセルを20本跳んで全部完璧だったら、4回転教えてくれる約束なの!!」
楽しみ、と身体全体で表現している少女に、レティシアは頬を引き攣らせたのだった。
**********
シェラはそのうちクワドジャンパーになる・・・はず(笑)
飴色の瞳に呆れの色を滲ませ、レティシアは隣の青年に言った。
「なぁ・・・もう20本も3アクセル跳んでんだけどさ、あれいつもやってんの?」
「あぁ」
短く返ってきた答えに、思わず頭を抱えた。
「・・・20本中16本着氷。うち回転不足4回、つまり完璧な着氷12回」
成功率60%、とジロリ、と長身の青年を見上げる。
「男子に転向させる気か、お前・・・」
「百発百中にするそうだ」
「──は?」
見下ろしてくる藍色の瞳が、おかしそうな色を湛えている。
「3Aを、完璧に着氷出来るようになるんだ、と言っていた」
「・・・・・・男子か」
思わず呟いたレティシアに、ヴァンツァーは珍しく喉を鳴らして笑った。
「男とか、女とか、回数とか、あれはそんなことは微塵も考えていない」
「へー」
どうでも良さそうな返事をする友人に、ヴァンツァーは告げた。
「『出来るから、やる』、それだけ」
あれは馬鹿だからな、と、まだ助走の角度と踏み切り位置の確認をしている少女を見つめたまま口にする。
「自分は3アクセルが跳べる。だから、ショートにもフリーにも入れる。フリーだったら2回入れられる。だから跳ぶ。それだけなんだ」
「何で賛成するわけ? 今のジャッジシステムなら、無謀な高難度の技入れるより、加点で稼いだ方がいいだろう」
これに対し、ヴァンツァーは心底不思議だ、という顔つきになた。
「無謀? なぜ?」
「は? だって女子だぜ? 跳べるかどうか分からない3アクセルより、ルッツかフリップ確実に跳ばせた方がいいに決まってるだろうが」
「悪い、レティー。言っていることが分からない。お前の言う無謀というのは、今は60%の確率が、ひと月後に80%にはならない、ということを指しているのか?」
「・・・・・・」
「女子は男子より体力や筋力が足りないから、3アクセルを100%にするのは無理だ、と?」
「ヴァッツ」
「何度も言うが、あいつは馬鹿なんだ。1度跳べたら、2度跳べる。2度跳べたら、100回だって跳べるんだ、と思ってる。それも、真剣にな」
「・・・随分、楽しそうじゃねぇか」
頬杖をついて唇を尖らせる青年に、ヴァンツァーはやはりリンクに視線を投げて口許に笑みを刻んだ。
「プログラムを決めるとき、ジャンプとステップに関しては、まず俺がやって見せる」
「・・・45秒の鬼ストレートか。あんなエッジワーク、男子でもトップスケーターしか出来ねぇよ」
「それを見て、あいつ、何て言うと思う?」
「さぁね」
肩をすくめ、考える素振りも見せない友人に教えてやる。
「──よし、やるぞ」
「・・・・・・」
「俺は、あいつの口から、一度も『無理だ』という言葉を聞いたことがない。難度を下げろと言われたことも──上げろ、と言われたことならあるが」
「──は?!」
「コーチを始めた頃、一度だけな。ステップでレヴェル4を取りたいんだ、と言ってきた。もちろん、そんな女子選手は見たことがない。男子でも一握りの選手しか取れないんだ。俺も、毎回取れたわけじゃない。ステップに集中すれば上体の動きが疎かになる。逆もまた然り。それでも、出来るかどうかはともかく、組み込むことは出来る」
「・・・見たよ。まさかアンダンテでレヴェル4取れるとはね。恐れ入ったよ」
「あれの、強さのひとつだ。身体全体の柔軟性はもちろんだが、驚くほど膝がやわらかい。だから着氷がクリーンで、シットスピンが深く、ステップを踏ませれば水の上を跳ね回っているように軽い」
「欠点がねぇな」
「そうでもない」
軽く肩をすくめる青年に、レティシアは目で訊ねた。
「あれだけ気が強いのに、驚くほどメンタルが弱い」
「──へ?」
「弱いわけではないか・・・神経が鋭敏過ぎるんだろうな。調子がいい日はそれこそ100%近い確率で3アクセルを跳ぶ。だが、跳べない日は1度も跳べないことだってザラにある」
「波が激しい、ってわけか」
「安定したら、誰もあれに勝てないだろうな」
「そこをコントロールしてやるのも、お前の仕事だろうが」
この台詞に、黒髪の青年はくすくすと笑った。
「お前は親切だな。俺は、無意味なことはしない主義でね」
「あ?」
「──シェラ!」
リンクの端にいる少女に、声を投げかける。
振り返る銀髪。
「30分休憩だ」
「まだ出来る!」
「30分後、テストする」
「・・・・・・──はいっ!!」
不満そうだった少女の顔が、喜色満面になる。
何のことだか分からないレティシアは、リンクサイドに戻ってきた少女に訊ねた。
すると、少女は嬉しそうな顔で答えたのだ。
「3アクセルを20本跳んで全部完璧だったら、4回転教えてくれる約束なの!!」
楽しみ、と身体全体で表現している少女に、レティシアは頬を引き攣らせたのだった。
**********
シェラはそのうちクワドジャンパーになる・・・はず(笑)
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