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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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昨日の夜書いてたんですが、保存しようとしたらアクセス過多で拒否られて飛んだので・・・その前に保存していた部分から、続けてみようと思います。

**********

昨日は16時過ぎたら各自の判断で帰っていいと言われました。今日から通常勤務だそうです。仕事はたくさんありました・・・というか、HPに災害へのお見舞い文や、社員向けに義援金募集のCGIを作って載せろと親会社から依頼があったので。朝9時過ぎに言われ、午後イチでテストページを見せることに。さすがにイチからCGI作る技術も時間もないので、プログラムは借り物ですけど。それでも、まぁ、ある程度希望に沿ったものを作ることが出来ました。

仕事早いね、と言ってもらえて嬉しかったですが、うん、だって午後イチまでって言うから(笑)午後イチで見せたページに若干の手直しをして、親会社の人は偉い人たちに見せたようです。まぁ、偉い人たちっていうのは何かあったときに責任を取らなければならない分、自分ではできないことを部下に「こうして、ああして」言うのが仕事だと私は思っているのですが、今回も例に漏れず。CGIにあれこれ手を入れてくれ、という話。間に入っていた親会社の人に、「・・・ごめんなさい。さすがに時間なくてそこまでは・・・」と言わざるを得ませんでした。

ヘタレ技術者ですが、『出来ません』って言いたくないんです。実際に出来ている人がいるんだから、時間さえあれば私にも出来るはずなんです。また、「こうしたい」というクライアントの希望があったとして、人間が考え付く内容なんだから、同じ人間が実現できないはずがないんです。私はそう思って仕事をしています。でも、すみません、勉強不足と限られた時間に、今回は『不可能』という判断を下さざるを得ませんでした。・・・悔しかった・・・でも、『出来ない』と決断することも、大事なことなんです。発注があったら、自動的に納期が発生します。その納期までに、いかに理想に近いものを、出来ればクライアントの期待を良い意味で裏切れるものを作れるか。ズルズル伸ばしたって、いいものなんて出来るはずがないんです。だから、悔しいけど、今回は外せないところは網羅したけど、完全に要望に沿うものは作れませんでした。
間に入ってくださった親会社の方が、「そうだよなー。ちょっとキツいよなぁ・・・よし、俺が出来るところまでで納得させる!」と言って掛け合ってきてくれました。かっけーなー(笑)上司じゃないけど、上司ってコレよ、コレ(笑)

作ること自体は好きなので、楽しかったです。でも、疲れたのも事実。17時半まで仕事して、ちょっとほっとしたかったのでスタバで珈琲買いました。停電の関係で閉店間際でした。そしたら、ケーキくれたの。売れ残りだと思いますが、チョコケーキ。ほくほくしながら電車に。乗り換えの駅で、『混雑のため、ホームへの入場規制を行っております』のアナウンス。コンコースは人で溢れていました。ようやくホームに降り、電車に乗ろうとしましたが、あまりにも人がすごくて・・・でも、態度はともかく身体はとてもミニサイズな橘。押されて押されて、抜け出そうにも抜け出せず、しかし飽和状態の電車には乗ることが出来ず・・・。

──スタバの紙袋が中身ごと潰れました・・・

えぇ、ホームびしゃびしゃです。3口くらいしか飲んでなかったベンティサイズのカフェモカが・・・残りひと口になってしまいました。泣きたくなった私に、隣の女性がティッシュを差し出してくれました。ボタボタ紙袋から珈琲零しているハタ迷惑な女に。すみません、とありがとうを何度も繰り返していると、後ろにいた女性がビニール袋を差し出してくれました。「これに入れて下さい」って。紙袋はもう、零れた珈琲でどろどろなわけです。なので、ビニールなら濡れないだろう、と差し出してくれました。こちらにも何度もすみませんとありがとうを言いました。

疲れたけど、人のやさしさというものをたくさん感じた日でした。うん。まだ頑張れるぜ。


**********

「──ふぅ、間に合ったかな?」

残すところあと3組というところで、ファロット一家はもうひとりの聴衆を迎えた。
3組ごとに10分の休憩が入るため、現在客席には人の姿がまばらだ。
人が集まっても彼らの席の周りだけ背後と左右に2、3席ずつ空きが出来ているのだが、合唱よりも遠巻きにファロット一家を眺めることに忙しかった聴衆たちはその5人目の登場にも度肝を抜かれた。

「あ、ライアン。うちの学校次の次だよ」
「ほんと? 良かった~」

黒髪の美少女の隣に、金髪碧眼の美女が腰を下ろす。
かなり長身で、モデルでもやっているのだろうか、と思わせる均整の取れた身体と美貌の主が男だとは、誰も気づかない。

「どんな感じ?」
「今さっき終わった学校、去年連邦大会に出場した強豪なの。メンバーは変わってるだろうけど、もう、すんごい迫力! 音が、ドンッて身体を突き抜けるみたいに!」
「へぇ。じゃあ、あとの組は歌いづらいかも知れないねぇ」
「歌声があんなに重いとは思わなかったー」

最後のスーパーブローを喰らった気分だわ、と話すソナタに、ライアンは明るく笑った。

「『ギャラクティカ・マグナムっ!!』みたいな?」
「ううん、『ギャラクティカ・ファントムっっ!!!!』だった!」

これには大笑いして涙まで零したライアンだったが、周りのファロット一家は目が点になって首を傾げている。

「火の玉かぁ。それはすごいなぁ」

あはは、とまだ笑っているライアン。

「じゃあ、それを超えるには『ブーメラン・テリオス』しかないねぇ」
「唯一永遠のライバルだし」
「いいねぇ。青春って感じだ」

しかも、と美形カップルは顔を見合わせた。

「「──セコンドは最強の菊姉ちゃん!」」

と言う割には、ふたりの脳内に浮かんでいるのは無愛想ながらどこか温厚な大型犬を思わせる心やさしい青年。
彼がセコンドについて「立て! お前は黄金のニホンJr.だ!!」とか言ってもまったく迫力がない。
これっぽっちも迫力はないが、しかし、こと内容が音楽になると、普段口を閉ざしているのは小宇宙を高めるためなのではないか? と思うくらいに饒舌になる。

「キニアンの口を開かせるな!」
「五感がことごとく剥奪されるぞ!」

言いながらきゃはは、とおかしそうに笑っているふたりを、やはりファロット一家の面々は不思議そうな顔で見ている。
今度どういうことなのかソナタに聞いてみよう、とカノンは心に決めた。

「──でも、おかげでセブンセンシズに目覚めちゃうかも知れない」

ちょっと冗談っぽく言ったライアンに、ソナタもにっと笑った。

「──火時計の炎は、あと3つよ」

知っているものが聞けば「あと3組どこいった」と言うだろうが、周囲にはまったく分からない会話を続ける美女カップルは、わくわくしながらそのときを待った。


*****


──続きまして、カイン校合唱部。

アナウンスに呼ばれて袖からステージに向かう少女たち。
最後に伴奏者がピアノの脇に立つのを見て、審査員のひとりは「あら」と眉を持ち上げた。
段差のついたステージに少女たちが並んだとき、会場からちいさくはない歓声が上がって合唱部の少女たちは若干怯んだ。
しかし、思い当たる節があったので顔を見合わせ、声には出さずちいさく笑った。
きっと、原因となっている青年は相変わらずきょとん、とした顔をしているに違いない。
笑ったら、何だか肩の力が抜けた。
大きく深呼吸をし、会場を見渡す。
大きな会場だ。
照明のおかげで客席は見えないが、そこには多くのライバルがいる。
自然と、気分が高揚するのを感じた少女たちであった。

──課題曲『君をのせて』。自由曲『青葉の歌』。

課題曲は、有名なアニメ映画の主題歌だ。
本来は伴奏のある曲だが、どこか物悲しく、けれど美しい旋律を人の声だけで表現する。
課題曲に選ばれる曲は、元々ア・カペラでないものも多い。
今年の曲は誰でも知っている歌、だからこそ歌い手の力量が試される曲だ。
曲目の次に、指揮者と伴奏者が紹介される。
次に、部長が自分たちの活動内容と、自由曲を選んだ経緯などを話す。
そうして、位置につくと指揮者が伴奏者に合図を送る。
課題曲のア・カペラのため、最初の1音を出す。
ごくちいさな音を、各パート分。
ハミングで音を取り、指揮者の合図で止める。
さっと手を上げる指揮者に合わせ、脚を肩幅に開く。
緊張の中にも笑みを浮かべる指揮者に、ソプラノからアルトまで、20数名の少女たちも目を大きく開き、頬骨を高く上げた。
指揮者の手が、拍子を刻む。

──あぁ・・・綺麗だ。

ピアノの前に座る青年は、そう思って笑みを浮かべた。
20数名の部員では、会場を覆うほどの声量はない。
圧倒的な技工があるわけでもない。
それでも、少女たちの奏でる音楽は、胸が締め付けられるほどに美しかった。
ソプラノが主旋律を歌い、アルトが支え、メゾソプラノが伴奏部分を歌う。
ア・カペラは、声だけ。
旋律と、声量と、響きのバランスが純粋に表に出る。
声だけの勝負。
微分音すら聴き取る青年の指導でこの3日間練習を続けた少女たちの歌声は、決して大きくはなかったがよく響き、よく通った。
それは、彼女たちの思いが集約されているからに他ならない。
心をひとつにして、仲間の声に耳を澄ませる。

──本番に強いな。

くすっと笑みを浮かべた青年。
リハーサルのときは緊張していた少女たちだったが、今はどの練習のときよりも声が伸びている。
真っ直ぐに響くその歌声を正面から受け取るのは2階席の正面辺りか、とキニアンはそちらに目を向けた。
きらり、と何かが光った気がして、まさかそんな目立つところに? と思ったが、気にしないことにした。
自分には、すべきことがある。
自分の力が必要とされている。
余計なことは考えず、今素晴らしい声を聴かせてくれた少女たちのために、自分も出来る限りのことをしよう。
そう考えたキニアンの耳に、拍手が届いた。
その力強い拍手は、とてもお義理には聞こえない。

──さて、俺も行きますか。

軽く息を吐き出し、本日限りの相棒に目を移す。

──よろしくな。

ちいさく微笑みかけ、鍵盤に触れる。
指揮者を見、ひと呼吸。

・・・────ふっ。

そんな風に手を振り下ろす指揮者の息遣いすら聴こえてきそうな静寂の中、光が生まれた。


***********

次で終わるといいね。

ってか、だから誰がリンかけとか☆矢とか知ってんだよ・・・いや、2、3人は知っていて、爆笑してくれているに違いない。あぁそうさ。俺はプロ1戦目で世界チャンプになった非常識な男が好きなのさ。

あ、それとついでにアイオロス、アイオリア兄弟は腐向けにならないとか言ってごめんなさい。リアはならないけど、ロス兄さんは余裕だったわ。だって彼には誰よりも美しく、聡明で、強い、銀河をも砕く力を持った奥さんがいたんだもの──ね、サガ(笑)いやー、聖戦後にみんな生き返って聖域で幸せに暮らしててくれないかなー? 次期教皇のロス兄さんと、次期教皇補佐のサガが、毎日痴話喧嘩してるの。
ロス兄さんって、真面目過ぎて腐向けにならないと思ってたんですけど、何も考えてない(ように見える)脳みそ筋肉の男だったら、サガに殺されたこととか気にしないだろうし。ってか、それすら愛しく思ってそう。でも、普段はちょー馬鹿なのに、時々真面目な顔して、何でも分かっている静かな瞳を向けられたりしちゃう懐の大きさを見せると、サガたんはめろめろになっちゃうのです。ありがとう、神よ。なんかうちのヴァンツァーみたいで残念だけど(笑)
そして、ダークホースはやっぱりラダマンティスとカノンだよなぁ・・・ここも「俺の獲物」宣言してたし。部下に「お前らが何百人いてもそいつには勝てん」的なこと言ってたしなぁ、ラダ・・・まー、あんたは超絶美人で我が儘で気の強い年上の恋人の尻に敷かれてればいいよ、うん。でも、たぶんカノンはサガより繊細な気がする。サガは実は誰より容赦なさそう(笑)自分にも、他人にも厳しい人です。

さ、そんなこんなですよ。ふふふふふ。
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