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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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一輝受けなんてありえん・・・とか思ってたんですけど・・・シャカ一輝とかないし、とか思ってたんですけど・・・たまたま覗いたサイトでのキャラ崩壊ぶりが笑えて、笑えて。シャカが崩壊しすぎね(笑)あ、褒めてます。一輝を猫可愛がりするシャカ様とか・・・腹抱えて笑うっつーの。
世の中には、結構シャカ一輝派の方がいらっしゃるみたいですね。そらまー、青銅聖闘士最強の男が、赤ん坊みたいにこてんぱんにやられてましたからね。神にもっとも近い男は伊達じゃないです。たぶん、一輝はシャカとサガ以外だったら黄金にも勝てるんじゃないかな。いや、サガも黒サガなら勝てるだろうな。白サガは無理だ。あれはシャカと張る。銀河砕いちゃうんですからね(笑)
どうやったら一輝が受けに回れるのか知りたいですし、今でも一輝は受けじゃないと思ってますけど、あれはあれでアリかな、と。そうすると、瞬一輝も、それはそれでアリかな、と(コラ)需要があるかどうかは知らないけど、黒瞬×一輝って、黒シェラ×ヴァンツァーくらいの需要はありそうじゃないですか。乙女のような顔と地上で一番心の清い少年としてハーデスに身体を乗っ取られるくらい純粋で、一輝兄さんからもお墨付きをもらっている瞬が、ですよ。人を傷つけるのは嫌いだ、と言いながら、実力ではたぶん星矢なんかより全然強いんじゃねーか、と思うくらい強い瞬が、ですよ。無邪気ににこにこ笑ってKinbakuプレイとか、誰得(笑)ほら、一輝兄さん、瞬には無抵抗だし。ネビュラストリームとか使って拘束してくれても全然イイよ。あれ、黄金でも逃げられないから(笑)ストームだと死んじゃうからね。その辺は加減していただいて。あぁ・・・「あいも変わらずの惰弱な涙」とか言ってた頃の兄さんが懐かしいよ・・・。

そんなこんなで、ネットの世界は誘惑がいっぱい。困った、困った。ちょっと出来心で覗いただけだったのに・・・。

一輝萌え・・・からの、うちのわんこ。


**********

本番前日。
最後の練習日とあって、部活後の自主練習の時間にも、合唱部の顧問は付き合っていた。

「──すごいわ!」

たった2、3日で様変わりした生徒たちの歌に、顧問は瞳を輝かせた。

「うん、いいな」

キニアンも、珍しく晴れやかな表情を浮かべている。
伴奏が交代してからというもの、ダメ出しはされても褒められたことなんてほとんどなかった少女たちは、喜びの歓声を上げた。
確かに、自分たちで歌っていてもこれまでとはまるで違う歌に聴こえるくらいだった。
何より、伴奏が支えてくれるということが、こんなにも心強いものだとは思わなかった少女たちだ。
顧問ですら、この曲は弾けないと言っていた。
本来伴奏であった子も、コンクールが始まった当初は歌に合わせるので精一杯という感じだった。
最近ようやく慣れてきたのだ。
けれども運動部に所属している少年の伴奏は、出過ぎることがなく、また引っ込むこともなく。
中庸と言えば聞こえは良くないかも知れないが、それこそが与えてくる安心感というものは喩えようもなかった。
しかも、この少年は合唱曲の中では難しいとされる伴奏を見事に弾きこなしながら、少女たちの歌声をひとりひとり聴き分け、指示を出せるほどに発達した耳の持ち主だった。

──これは、もしかするともしかするかも知れない。

少年に対して抱いていたのとは別の意味で、少女たちはそう思っていた。

「ありがとう、ミスタ・キニアン。伴奏の子が熱を出したって聞いたときは、半分以上諦めていたのよ」
「いえ。俺も自分の部活があるので、あまり参加出来ていませんが・・・」
「とんでもない! わたしの指導の行き届かなさを痛感していたところよ」
「差し出がましいかとは思ったのですが」

どうしても、耳が『嫌だ』と訴えてきたのだ、というのは伏せておいた。
『やだやだ、この音じゃヤダ! もっと綺麗じゃなきゃヤダ!』と耳が我が儘言うんです、とはさすがの彼も言えなかったのだろう。

とにもかくにも、緊張と興奮と期待が高まる中、カイン校合唱部は本番の日を迎えたのである。


*****

どきどき、わくわく、そわそわ、ルンルン。

そんな表情を浮かべて会場入りしたのは、ファロット一家の面々だった──いや、多少語弊があった。
遠足前の子どものような顔をしているのは、シェラだ。
自分の子どもの晴れ舞台でも見るかのように、その頬は紅潮し、紫水晶のような瞳はきらきらと輝いている。

「アー君すごいね、こんな大きな会場で!」
「すごいのは合唱部だよ。アリスはただの代理」

ご丁寧に訂正を入れたカノンだったが、彼の表情も数日前とは打って変わって明るい。

「でも、きっとアー君かっこいいもん」
「鬼指導してたらしいよ」
「真剣な顔したアー君も、かっこいいんだろうなぁ」
「女の子たちも、最初はきゃーきゃー言ってたんだけどね」

シェラとソナタはくすくすと笑い合っている。
カノンはしれっとした顔をして2階席の最前列、中央に腰を下ろした。

「・・・たいしたことないっていうの」

ぶつくさ言っているカノンの右側で、ヴァンツァーがちいさく笑った。
むぅ、と唇を尖らせてそちらを軽く睨むと、思いがけずやさしい色をした藍色と出会った。
ちょっと怯んだカノンである。

「お前は可愛いな」
「・・・知ってます」

何だか悔しかったので、悪態をついてみた。
そんなカノンの様子にも、ヴァンツァーは喉の鳴らして笑うのだった。

「何組目?」
「んーと、最後から2番目だね」

午後2時から行われるこの合唱コンクールには、全部で15組が出場する。
各校、課題曲と自由曲の2曲を歌うことになっている。
課題曲は、高校生についてはア・カペラだ。

「何だか緊張するなぁ~」

手を擦っているシェラたちの耳に、コンクール開始5分前のベルが届いた。


**********

まだ終わらんのかい。
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