金曜の朝書いていたものです。いかに平和だったか・・・アホなこと書いてますけど、生存確認として。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

橘は、最近笑いが欲しくて仕方がありません。でも、テレビは嫌いなので主に読み物で笑いを摂取します。
最近専ら☆矢です。オリジナルも、二次も読みます。一度ハマると、しばらく同じものばかり楽しむ性格なので、飽きるまで同じものをひたすら追いかけます。そして、どの分野でも神というのは存在するのです。

蟹・・・蟹よ、お前はなぜそんなにかっこいいのだ・・・？　嘘だ・・・嘘だ、デスマスクがかっこいいなんて嘘だ・・・。聖衣には逃げられ、紫龍に倒され、ムウ様に冥界送りにされ、「あじゃぱー」だの「○○だっぴ！」なんぞという接尾語をつけ、完全ヤラレキャラだったはずのお前が、なぜ聖域随一の伊達男になっているのだ・・・！　イタリア人だからか？！　銀髪紅眼だからか？！　料理が上手くて、女にモテて、面倒くさがりながらも実は仲間思い・・・ううう、おかしい・・・おかしい・・・蟹なんてノーマークだったのに・・・蟹魚とか、完全ツボじゃないか・・・。
それもこれも、蟹＝レティー的なノリだからいけないんだ・・・くそ、蟹のくせに・・・。魚が・・・アフロディーテが可愛すぎるのもいけないんだ！　なんだ、シェラじゃないかっ！　ツンデレの極地だ！　魚は女顔だけど男前で攻めだ！　とか思ってたけど、蟹相手なら仕方ない、と思えるほど蟹が男前だとは・・・くっ、魚→サガかと思っていたが、それはただ単に白サガ総受けだっただけなのか・・・？！

しかも、アテナに傅くカノンがかっこいいとはどういう了見だ！　アテナの前に跪くカノン・・・やばい、普通にかっこいい・・・海王編では一輝やソレントにすら「倒す価値もない」と言われていた男が・・・冥王編でずるいくらい強かったからか・・・？！　やはり、サガの弟だからか？！　あのふたりの強さはシャカ同様チートだろ！　アイオリアが聖闘士１、２を争う実力者とか言われてるけど、それって神（にもっとも近い男）と神の化身（と崇められている男）とその双子の弟を除けば、って話か？！　いや、アイオリアは強いけどな。まー、気持ちいいくらい真っ直ぐな男だよ。いや、漢だよ。あれこそ、男が惚れる漢だよ。でも、やっぱりシャカと双子はチートだと思うんだ！　言うなれば、乙女と双子が神で、獅子が人間代表、そんな感じだ。いや、カノンはたぶん人間寄りだけど。でも本気のカノンは強すぎる・・・。「悪の心しか持ちあわせておらん！」とかいいながら、正義に目覚めた途端にあの強さとかっこ良さはずるい！！　ちょっとラダマンティスとのロマンスも気になってきた今日この頃（笑）でも、カノンはチャラ男系より、サガほど堅くないけどミロほど熱くない、くらいがいいと思うんだ。シードラゴンだった頃もあのヘタレっぷりは愛すべきだと思うけど、やっぱり双子座の聖衣着たカノンが一番かっこいい。あー、あのふたりはべらしてぇ・・・（コラ）

そんなここ数日です。

・・・ごめんなさいねぇ・・・きっと大半のお嬢さんは知らないと思うんですよ。１３～１５歳の少年たちが海王だの冥王だのと命がけで戦って地上の平和を守るという昨今のPTAに怒られそうな内容なんですけどね。紫龍なんて４回くらい死んでるし（笑）黄金ですら２０歳前後・・・聖闘士最年長のサガとカノンだって２８歳・・・もちろん老師とシオン様は抜きでね。サガたち２８かよ・・・一番イイ年齢じゃないですか（笑）『美青年』とくりゃ２７、８って相場は決まってるんです。カミュとか二十歳だよ？　ってか、一輝兄さん１５歳とか（笑）ないない、「片腹痛いわっ！！」とか「笑止！！」とか言う１５歳ヤだもん（笑）
車田先生は神だけど、あの年齢設定はネタとしか・・・ダイダロス先生が十代ってないでしょ？（笑）４０行ってるもん、絶対。まぁ、偉大なダイダロス先生のクロスを、微笑みとともに指一本触れずに木っ端微塵にした瞬の黒さが大好きなんだけどな。絶対可愛い顔してそんなことばっかりやってるからどのサイト見ても黒瞬なんだよ（笑）いや、大好きだけどね。ヤンデレな弟と極度のブラコンな兄さん・・・じゅる（コラ）「相も変わらずの惰弱な涙」って瞬に言ってた人が、どの口で「我が最愛の弟瞬云々・・・」って言うのかな？
ハタ迷惑な兄弟喧嘩をする双子座兄弟萌え。カノンはただのヘタレだったのに。海王編は可哀想だったわ・・・その分、冥王編は鬼のような強さを発揮してましたけどね。十二宮でサガが双子座の聖衣を着て双児宮を守るカノンを見て涙したところなんて、そらもー、大泣きですよ。白サガ万歳！！　車田漫画は、男どもがはらり、と涙を流すのでなく、滂沱と泣くのがイイんだ（笑）だばだば泣くのがイイんだよ（笑）

さて、そんな勢いですが・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

合唱コンクールは、地区大会の予選・本選、地方大会、州大会、大陸大会を経て連邦大会が行われる。
各大会上位３校が次の大会に進むことが出来る。
カイン校の合唱部は歴史のある部活で、かつて連邦大会に出場したこともあったほどだ。
地方大会の常連であり、州大会に出場することもあるが、ここ数年入選はしても大陸大会まで行くことはなかった。
圧倒的な実力差があるならばまだしも、芸術系の大会というものは審査員の好みで結果が決まってしまうことが少なくない。
運動部のように、タイムや得点を競うわけではないのだ。
納得行かない結果になることがないとは言わないが、その分審査員は音楽大学の教員であったり、プロの演奏家であったりして、大会後には講評もしてくれる。
それを糧に、少年少女たちはまた歌声を響かせるのである。

「──え、アドバイス？」

残すところあと５組、というところまでコンクールが進んでいる会場の控え室。
スーツに身を包んだキニアンは、少女たちに囲まれてたじろいでいた。
何だか異様な熱気のこもった瞳で見つめられ、脅されている気分にすらなってしまった。

「最後のアドバイス！　下さい！！」

部員のひとり、メゾソプラノの少女が拳を固めてそんなことを言う。
顧問を差し置いてなぜ自分に、と思ったキニアンである。

「いやぁ・・・もう、別にないけどなぁ・・・」

リハーサルや会場に着いてからの練習では少し緊張していた少女たちだったが、昨日までの練習通りに歌えるのであれば特に言うことはない。
本当にそう思っていたキニアンだったが、あと僅かでも何かプラスになることを、と思っているのだろう少女たちの無言の気迫に押されて、苦笑しながら口を開いた。

「あるとすれば・・・」

すれば？！　という瞳に、僅かに視線を落とした。

「──耳を、澄ませること・・・かな」

顔を見合わせている少女たちの様子が見なくても分かるキニアンは、言葉を続けた。

「お互いの声、気配、会場の空気・・・そういうの全部に耳を澄ませて、受け入れること。俺は、チェロを弾くときはひとりでやることが多いけど、それでも相棒の声に耳を傾ける。そうすると、向こうから話しかけてきてくれているのが分かる。あとは、お喋りをするんだ」

お喋り？　と誰かが呟いた。
顔を上げたキニアンは、ちいさく笑みを浮かべた。

「うん。お喋り。演説なんて難しいこと、俺には出来ないし、やっても疲れるだけだから。音楽って、音色を楽しむものだけど、まず演奏している人間が楽しくないと絶対に伝わらないと思うんだ。俺が相棒の音に耳を澄ますように、あんたたちは仲間の声に。それで、楽しんで歌えば、それでいいんじゃないかな？」

やわらかい光を浮かべる翡翠の瞳に、少女たちはこの一見無愛想な青年が心から音楽を愛していることを知った。
そうして、緊張で忘れかけていた大切なことを思い出させてもらって、何だか嬉しくなった。

「今日は、あなたも仲間よ」

勝気な表情を浮かべた部長にそう言われ、キニアンは少し驚いた表情をし、それからゆっくりと笑みを浮かべて頷いた。


──幕が、上がる。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

もうちょっとだけ続く。
ふざけたタイトルつけたのに、何でこんなに長くなった・・・しかもキニアン無駄にかっけーし（笑）さぁ、カノンよ、惚れ直すが良い！

・・・無理かな・・・？