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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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いよいよ眠狂四郎無頼控の凱旋公演見に行く日です。一緒に行く友人は、仕事が入ってしまって開場時間ギリギリかなぁ。舞台始まる前に一緒に行こうと色々なお店や食事処などをピックアップしていたらしいですが、かなり嘆いてました。ぼくも夕方までひとりでいるのは味気ないです。グッズを買って待ってようと思います。

そういえばガッ君繋がりですが、この前熱出したとき、ライヴで買ったストラップが壊れました(笑)金属のプレートなので、紐が切れたんですが、なぜそこをピンポイントで?! と。熱があってぼーっとしてる上に車も走ってる中、チャリーンと落ちた音が聴こえて良かったよ。偏に愛です。

昨日はニコニコ生放送に出てました。いいなー、ガッ君と電話で話せた人。でも、私不幸じゃないから不幸自慢出来ないし(笑)むしろとても幸せな人間だと思うので、ガッ君とは話したいけど、でもかけられない・・・とジレンマでした。逆に、昨日も舞台で疲れてるだろうに、人様の愚痴に付き合わなければいけないガッ君は大変だなぁ、と彼のファンとしてはそれが不幸だったよ。相変わらず会話が面白くて大好きです。また、言うことがかっこいいよな。本当に、彼の考え方は素敵だなぁ。ま、「ぼくは車13台全損させたけど生きてるから、全然不幸じゃない。むしろ悪運強い」と言い張っていたのが可愛くて笑えたけど。ないだろ。20年くらいのドライバー人生で13台全損って。ほぼ毎年車替えてる計算かい。よく生きててくれました。ありがとう。

そして、あとちょっと、3月3日にはデュオデシムが届きます。ふふふ。プロログスをやってますが、Wolさんが使いやすくなっててびっくり! もしかして、ちゃんとレベル上げれば使える人だったのかなぁ・・・? それとも、そういうプログラムにしたのかなぁ? セフィロスも使えましたが、あれ絶対チートだよ。シャントット様のエアロハメまではいかないけど、剣士なのに剣圧という名の飛び道具使うし。神業剣技だから手数多いし。そもそも、2m近く身長あるセフィロスより長い刀って、リーチ長すぎ。かといって懐にも飛び込めない(笑)
今回は、コスモス側とカオス側が若干入れ替わっていたりします。あー、クラウドはあっち組っぽい(笑)せっかくティファ来るのに、一緒にいられないのか。ティーダは意外だったけど。ジェクトはコスモスだしね。あれ、クラウドあっち組ってことは、セフィロスこっち組? いや、どっちもあっち組? 仲間なの、あのふたり(笑)公式サイトあんまり覗いてないんでよく分かりませんがとにかく楽しみです。
でも、肝心のライトニングさんが使いづらいんだよなぁ・・・戦闘タイプ3種類もいるの? セシルのパラディンと暗黒騎士みたいに勝手に変わるならまだしも、使える技の性質上自分で切り替えないといけない、ってのがなぁ。あと、意外とアシストが役に立たない(笑)まぁ、アクションモノのセンスは皆無なので、またチートで勝っていくんでしょう。
あーもー、早くラグナに会いたいんだよ~~~~~!!

そんな勢いとはまったく関係ありませんが。

**********

「えー、どうしよう!!」

晴れた冬の日、寒くはあるが冴えた空気が気持ち良い朝のこと。
寮から校舎へとやってきたキニアンは、廊下まで聞こえるクラスメイトの声に首をかしげながら教室に入った。

「あと3日しかないんだよ?!」
「でも、インフルエンザじゃ仕方ないよ・・・」
「じゃあどうしろって言うの?!」

朝っぱらから大声で喚いているクラスメイトに、いつもより少しボリュームをちいさめに設定するキニアン。
若干耳が痛いが、すぐに治るだろう──これ以上、ヒートアップしなければ、の話だが。

「せっかく州大会まで出られることになったのに!!」
「そうだけど・・・教員って、出ちゃいけないんだっけ?」
「ダメよ! 生徒だけ。あー、もう! 今回の曲難しいんだから。3日やそこらで弾ける人間探すなんて無理!」

曲だの弾くだの、キニアンには割と慣れた単語が耳に入ってくる。
そういえば、この学校の合唱部が州大会に出るとか言っていた気がする。
ということは、話の流れ的にピアニストがインフルエンザで倒れたということだろう。
気の毒な話である。

「──おっはよー」

こちらも朝から元気いっぱい教室に入ってきたのは、黒髪に藍色の瞳の美少女だ。

「おはよ、キニアン」
「おはよう」

にこり、ともしないが、彼はこれが標準装備。
機嫌が悪いわけではないし、ソナタもそれをよく分かっている。

「どっかにピアノの巧い生徒いないわけ?!」

ひと際大きくなった声に、キニアンはまたボリュームを下げた。
ソプラノのパートリーダーをしている彼女の声は、非常に頭に響く。
思わず顔を顰めてしまった。

「どうかしたの?」

ソナタが、騒いでいるクラスメイトの元へ向かう。
ちょっと迷惑そうな顔をした女子生徒だったけれど、苛立ちをそのままソナタにぶつけるようなことはなかった。
けれど、ちょっと不貞腐れたような顔と声で、経緯を話したのである。

「ピアノ弾ける子がいればいいの?」
「まぁ・・・」
「どんな子でもいいの?」
「うちの生徒なら──あ、結構難しい曲だから、経験者じゃないとダメよ」

言うことを言った少女は、またあーでもないこーでもないと周りの合唱部の子たちと話を始めた。
ふぅん、と思ったソナタは、背後でこめかみを押している少年に訊いてみた。

「土曜日って、部活?」
「え? いや、今週は休み」
「カノンとデート?」
「・・・予定は未定です」
「人助け、する気ある?」
「え?」
「ピアノ、弾けるよね?」
「・・・・・・」

何だか、とても嫌な予感がする。
ものすごい既視感だ。
ここでうっかり「はい」とか答えると、えらい目に遭う気がする。

「・・・・・・はい」

けれど、正直者の少年は若干頬を引き攣らせ、タラタラと冷や汗を流しながらも頷いたのである。

「あ、でも、俺ピアノは専門じゃ」
「とりあえず、楽譜見てみるとか」
「・・・・・・」

分かった、分かった、分かりました、と言わないまでも顔に書いている少年は、席を立ってクラスメイトの元へ向かった。

「・・・楽譜、ある?」
「え?」
「合唱コンクールで歌う曲の楽譜」
「あるけど・・・何で?」
「え、あー、まー、少しなら、ピアノ弾けるから」

ポリポリ、と頭を掻いた長身の少年を、胡散臭そうな目で見上げる少女たち。
バスケ部に所属しているのは知っているし、ハンサムではあるが、ちょっとやそっとで弾ける曲ではないのだ。
ソプラノのパートリーダーがジロリ、と睨むように見つめてくるのに居心地悪そうにしていたキニアンに、アルトの少女が楽譜を差し出した。
こちらは、藁でも掴もうという表情である。
パラパラと楽譜をめくったキニアンは、ほっと息を吐き出した。

「大丈夫、弾ける」
「「──え?!」」
「これくらいなら弾けるよ」

ありがとう、と言って楽譜を返す。

「これくらい・・・って」

伴奏を担当している子も、4歳からピアノを習っているが、それでも四苦八苦していたのだ。
それを、チラッと楽譜を見ただけで弾けるかどうか分かるわけがない。

「・・・弾けるの?」

アルトの少女の言葉に、もう一度頷くキニアン。

「あぁ、もう覚えたから。たぶん、2、3回弾けば大丈夫」
「はぁっ?! 覚えた?!」
「2、3回・・・」

当然のような顔をしているクラスメイトに、少女たちはぽかん、とした顔を向けている。

「大丈夫そうなの?」

ソナタの言葉にも頷く。

「あぁ、平気。難しいっていうから、ショパンとかリストみたいなの出されて初見で弾け、とか言われたらさすがにどうしようかと思ったけど」

お前の兄貴の無茶振りより全然楽、と苦笑して見せる。

「そっかー。カノンの『お願い』で鍛えられたのね」

何だか仲が良さそうに話しているふたりの周りに、合唱部の少女たちが集まってくる。

「あの・・・本当に弾けるなら、お願いしたいんだけど・・・」
「あぁ、うん。構わないけど、でも俺も部活があるから」
「この際贅沢なこと言ってられないし、昼休みにでも、ちょっと聴かせてもらえない?」
「分かった」

頷くキニアンの隣に立ったソナタが、ぽつり、と呟いた。

「先輩たちに、カノンから『お願い』してもらおうか?」
「──やめてくれ」

即座に否定が返る。
『カノン天使教』の敬虔な信者である先輩たちは、きっとふたつ返事で頷くに違いない。
練習に参加するのを遅らすことも、休むことも、きっと文句は言わないだろう。
けれど、自分はあくまでバスケ部員だったし、ピアニストでもない。
まして、カノンをダシに使うような真似は絶対にしたくなかった。

「うん、分かった」

ごめんなさい、と頭を下げるソナタに、キニアンは慌てて首を振った。
別に謝ることではない。
この双子は、とんでもない言動をする割にとても礼儀正しく、一緒にいて気持ちが良い。

「合唱コンクールって、一般人も聴いたり出来るの?」
「問題ないけど、1階席は出場する生徒たちが座ることも多いから、2階とかになっちゃうかも・・・」
「あぁ、全然平気」
「・・・おい」

嫌な予感がしたキニアンは、まさかと思ってソナタに声をかけた。
にっこりと綺麗に微笑んだ少女は、わくわく、と満面に書いて言った。

「カノンとふたりで見に行くね!」

人助けだというのに、何だかとんでもない罰ゲームのような気分になったキニアンだった。


***********

優秀ピアニスト賞とかに選ばれて、大慌てで辞退すればいい。
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