日曜からまた熱出してました。月曜出社はしましたが、月曜の夜から38度超えてしまったので昨日は休みました。インフルエンザじゃなかったし、熱はともかく頭痛がつらいけど、薬飲んでおけば動けるからいいかなーと出社しました。仕事終わらんからなぁ・・・。
家にいるとき以外マスクして、手洗いうがいして、3食きちんと食べて、それで熱出すんだったら私にどうしろと? 腰を始めとして、節々が痛かったです。長袖の服を着ていると、肌がぴりぴりして嫌です。しかし、医者の処方する薬がロキソニンとイソジンとトローチとかだと、「うちにあるんですけど・・・」っていいたくなりました。でも、さすがに喉の炎症抑える抗生物質は処方箋必要だし、処方箋あるとジェネリックに出来るし、だいぶ安く済みました。給料前に体調崩すな、俺(笑)目下、熱より頭痛が苦しいです。まぁ、今日は昼過ぎからまた熱上がりましたけど、薬飲んだらだいぶ楽になりましたよ。おとなしくしていればいいんですけど、立ち上がるとダメなんだな。頭痛と眩暈起こす。
そうそう、私が体調を崩したからいけないんでしょうけど、うちのオルテス君が腐りました・・・全部ってわけじゃなさそうですけど、昨日突然。一昨日まで何でもなかったのに、昨日の夜になったら大きな葉っぱの真ん中から腐って力なく垂れ下がってました。うちのサンセベリアは厚みと幅のある葉っぱが幾重にも重なってる形なんですが、中心部分はほとんどダメでした。周囲の3~4枚のみ無事かな・・・それでもぐったりしてますが・・・。真ん中は可哀想だけど抜いてしまいました。玄関に置いていたので、寒いというのもあるでしょうが、たぶん家の入り口から入ってくる悪いものをすべて吸収してくれたんだろうな。オルテス君はヘタレだけど、自分の国とリリアたんを守るためには何でもする人ですからね。今は玄関には何もありません。今度は丈夫なライアンにいてもらおうかと思います。ヴァンツァーでもいいや。あいつ根性なさそうだけど・・・。
秋にソナタが枯れた(?)ときもそうですけど、私が忙しくしていたり、体調崩したりすると、うちの子たちが身代わりになってくれます。不甲斐なくてごめんね。ありがとう。おかげで、今回も大事には至りませんでした。オルテス君、ありがとう。しばらくリリアたんの隣に置いておいてあげるからね。回復してね。ソナたんも、春になったら元気になってくれるといいな。カノンは真冬でもぐんぐん伸びてます。すごい、すごい。
週末に見たフィギュア。感想書いていたんですが、そんなこんなで書き上げる余裕がありませんでした。下書きしていたものに、多少手を加えていこうかな、と。
***(以下、下書きより)***
さて、四大陸女子FS。うん、特集する選手を間違ってるよね。なんで出場してない選手を取り上げて、出場している国内選手を取り上げないんだ、っていう抗議は、きっとウジがわいたテレビ局には分からないんだろうなー。J-スポーツでの実況は、とても平和だったらしいですね。いや、ウジだって、余計なアナウンサーやタレントがいなきゃいいんだけどさ。ほんとに、スポーツはNHKだけにしろ。何でほぼリアルタイムで流せる台湾での試合を、録画で流さないといけないの? 馬鹿なの?
とにもかくにも、男女ともワン・ツーってすごいですね。女子は3位に未来ちゃんが入ったのが嬉しかったなー。彼女は日本国籍もあるので、実質女子は日本人で表彰台独占ですね。ものすごい層の厚さです。彼女はSPはすごく強くて、FSで調子が落ちる印象があったのですが、昨日の演技は気迫がありましたね。「世界選手権に未来を選べば良かったって思わせたい」と語っていたようですが、充分伝わったと思います。感動したよ。最後のドヤ顔も可愛かった(笑)
あっこちゃんは、全体的にジャンプを跳ぼう、跳ぼうとしていたように思いますが、それでもやっぱりあのステップはすごいなー。国別対抗出られないのかなぁ? やっぱりかなちゃん出すのかなぁ? あっこちゃんの演技見たいなぁ・・・。あっこちゃんの演技は、見てて気持ち良くて、スカっとするんだよなぁ。そりゃまぁ、イロイロと大人の思惑が働いたせいで世界選手権出られず、モチベーション上がらないでしょうけどね・・・。
みき様、あはは、つえー(笑)さすが勝つためのプログラム。彼女は今年何か懸けている気がします。気迫が違うんだよなー。ジャンプは絶対決める! っていう気迫が。腕の動かし方とかも、すごく綺麗になって、スピンはかなりレベルアップ。FS134点も、200点超えも、当然でしょうね。そして、4回転を入れていない彼女はまだまだ伸びるという(笑)こわ(笑)何はともあれ、世界選手権も楽しみです。
そして真央たん。あの、真央たん贔屓なので、その辺勘弁して下さいね。いや、分かってると思うけど(笑)ジャンプがだんだんと決まるようになってきて、FSはプログラムを手直ししたようです。ローリーやさしい女性だと思ってたけど、実は鬼でした。前のプログラムは、やはりどうしても「薄い・・・?」と思ってしまっておりましたが、きっとこれからとんでもないことになるのでしょうね。まず、後半2A-3T跳んだよね。あは~ん、セカンドに3回転きましたね。これで、今季女子で唯一6種の3回転ジャンプを決めた選手ということですな。何か誰もこのことに触れてないんだけどさ、これがどれだけすごいことか分かってるのかな? いねーんだよ、そんな女子、歴史的に見てもほとんど(笑)どうぞ来年から男子へレッツエントリー。彼女のプログラムは、完成形としては2Aを入れないという、男子でもトップクラスの選手しかしない構成です。まぁ、男子の場合、4回転ジャンパーはザヤックルールがあるから、失敗したときのことを考えて仕方なく2Aにしたりするけど。
その新プログラム。スタート位置についたときのポーズから違ってましたね。音楽始まって滑り出した途端ぼろぼろ泣き出した橘は、ワンセグの画面が滲んでしまって大変なことになっていました。あの笑顔。気持ち悪くないんですよ、あの笑顔。ああいうのを、きっと慈愛に満ちた笑みって言うんだろうなぁ。うーん、ひとりだけ次元の違うところで演技をしているんだなぁ。もちろん、どの選手も一生懸命で、より良い演技を、と思っているところは一緒なんですけどね。物語や音楽を表現出来る選手は結構いますが、音楽そのものになっている選手ってまずいない。きっと、彼女はそこに辿りつける稀有な才能の持ち主だと思います。
以前友人と話したことがあるのですが、『鐘』を見たときに彼女の演技にピカソの『ゲルニカ』を見た思いがしました。ショックと言っていいほどの衝撃。何か、とんでもないものを見てしまった、という高揚と恐怖。綺麗だとか、すごいとか、そんな言葉では表せないんです。ただ、ゾクッとくる。グワッ、と迫ってくる。ガーンッ! とあの青が飛び込んでくる。そんな感じ。見る人に、相応の力を必要とさせる存在。
真央たんの演技は、ぱっと見で面白いとか、かっこいいとか、綺麗とか、そういう感想が出るものってあまりない。気楽に見られる演技じゃないんです。彼女がスロースターターで、完璧な演技をするまでその全容が知れないとうこともある。けれど、それだけじゃなくて、彼女の演技はインパクトそのもの。きっと好きか嫌いかははっきり分かれるけど、どちらにしろ人の心を惹きつけて離さない力を持っている。だから、誰も無関心ではいられない。そういう、特別な力がある。
ルッツはまだエッジエラーだったようですが、スローで見なければほとんどフラットに見えるし、2回転ではアウトで跳べているというのでもう少しでしょう。おい、一番難しいルッツでもう少しって、早いな(笑)点数出たあとでも笑顔が見られたのは本当に久々なので、とても嬉しかったです。また、今までは何がなんでもFSには3Aを2回とか、3-3を入れるとか、跳べるジャンプは跳ぼうという意欲を持っていた真央たんですが、今は佐藤コーチ夫妻の言葉に耳を傾け、精神的に余裕を持った演技が出来るようになってきているのではないでしょうか。
昨日の演技が、4ヶ月前のグランプリシリーズでまともにジャンプが跳べなかった選手の演技ですよ? たった4ヶ月で、ここまで登ってくる根性ってすごい。ごめんなさい、すごいとしか言えない、語彙の少なさで。とりあえず、『浅田は劣化した』とか、『浅田は終わった』とか言ってた人たちには、とても残念なお知らせですね(笑)まだあの演技を見て『劣化した』とか言ってる人がいますけど、気の毒な眼をお持ちですね・・・。見ようとしなければ、物事は見えてこないものですけどね。人間の眼というのは、実に都合よく出来ています。
正直、彼女は「やる」と言ったら必ずやるので、一ファンの橘としてはシリーズ始まる前から何も心配していません。むしろ、こんなに早く表彰台に立っていることに、尊敬を通り越して、「やっぱり妖精さんも変態さんか・・・」と思っているくらいです。すーげー根性だ。これ、来年とか再来年とかどんなとこまで行っちゃうんですかね?
しかし・・・SPの3A、確かに着氷乱れましたけど、GOEで-3つけてるジャッジが半分もいました。-3って、転倒しないと普通つかないんですよ。転倒したって-2で済ますジャッジもいるくらいですからね。じゃあ、あんた真央ちゃん転倒したら何点引く気なの? みたいな。そんなに3A潰したいのか。おかげで、アンダーローテは仕方ないけど、6.0ある基礎点から2点以上引かれて2Aに毛が生えたような点数です。まぁ、ガンガンアンダーローテされてた3Loへの加点が1点以上ついていたのは良かったなー、と思いますが。
FSですら3Aに-1つけたジャッジがいるんだそうです。あれでマイナス評価だったら、男子も軒並みマイナスじゃ。3点の加点をつけたジャッジもいるんです。2点が4人。1点もいました。そりゃ加点つくだろ。高さも着氷も、とても綺麗でした。ふたりだけ、-1。国籍を明かせ。そもそも、女子で3A跳ぶことに対する敬意とかないわけ? じゃあ、ジャッジの皆さん、イトウミドリに同じ評価出せますか? いや、彼女はフェンス超えるほどジャンプ高いし、回転不足やエッジエラーとは無縁ですが(笑)その彼女が「FSに2回の3Aを入れることは、私には出来ません」って断言するようなことをやってのけたアスリートにですよ? ちょっと失礼なんじゃないの? ミドリさんががあまりにも技術的に優れいているので、それまで技術優先だったフィギュアが芸術面優先に変わったくらいですからね。出る杭は打たれるんだなぁ・・・。それは仕方のないことですが、どんなルールにも食いついていく真央ちゃんはすごいわ。
あ、とりあえず、ジャッジは経験者だけで固めて、名前がダメなら国籍くらいは表示して下さい。前はそうだったでしょうが。某銀河点女王様が爆裂スコア出す前は。ジャッジつけあがるから。ちょっと勉強して試験受けただけの素人がジャッジになるんだから、たまんないよね。あんたら3A跳べんの? と言いたくなります。いや、もう3Tとかでもいいや。いや、贅沢は言わない、何かジャンプを跳んでくれ(笑)
まぁ、私も偉そうなこと書いてますけど、だってあのジャッジ見てると、自分でもできそうって思うじゃないですか。普通に評価したら点が出すぎるのは分かりますが、ひとりだけそこまで厳しくしなくてもいいと思うよ。本来なら『常勝の天才』ラインハルトみたいなスケーターってことだよな、真央ちゃんは。ヤグディンが引退してからのプルシェンコみたいな。
3-3や、FSで2回の3Aは佐藤コーチが「まだそんな時期じゃない」と止めているようですが、今でも充分強いので(笑)ゆっくりじっくり、納得のいく形で完成する日を楽しみにしたいと思います。あのキスクラ映像なごむわぁ~。
そんな感じで、ちょこっとだけフィギュア小ネタ。
世界選手権を目前に控えた、四大陸選手権。
オリンピックを除けば最高の舞台である世界選手権に出るため、選手たちは毎日のように必死に練習を繰り返している。
そして、この熾烈な戦いに勝利したものだけが、『王者』、『女王』の称号を与えられるのである。
4年に1度のオリンピックは、誰にとっても特別なもの。
確かに、この祭典で勝利することはアスリートにとって最大の目標でもある。
けれど、毎年王者を決める世界選手権での優勝もまた、名誉なことであった。
国内選手権での選考を通り、シェラは世界選手権に出場できることとなった。
年末はほんの少し休養したが、すぐに練習の日々が始まった。
わくわくした。
ジャンプがだんだんと跳べるようになってきた。
まだまだ完璧とはいかないが、1回転からやり直してきたジャンプも2回転ではほぼ確実にエッジを踏み分けられるようになった。
氷を離れる前の姿勢も、着氷後の流れも、少しずつ、少しずつ良くなってきている。
──まだまだ出来る! もっと、もっと強くなれる!
その思いが、シェラを突き動かしている。
国内選手権から2ヵ月後のこの大会。
出場出来る地域は限られているが、世界選手権にエントリーしている選手も多数いる。
ジャッジへのアピールを行い、自分のジャンプやスピン、ステップなどのレヴェルの確認を行う最後の試合だ。
女子のショートプログラム。
1位は完璧な演技を見せたロザモンドであった。
シェラは冒頭の3アクセルで着氷が乱れたものの、約3点差で2位。
フリーでの逆転も十分可能な点差ではある。
だが、試合後彼女のコーチは無愛想な顔をより不機嫌にさせていた。
「どしたの?」
「別に」
吐き捨てるような物言いが、彼のムシの居所の悪さを表している。
「GOEが気に入らないんだと」
「え?」
代わりに、コリオグラファーの青年が答えてくれた。
「アクセル。半分のジャッジが-3つけたからな」
「でも、確かに着氷良くなかったよ」
「どこの馬鹿が転倒もしてないのに-3なんてつけたんだ! って」
「怒ってるの?」
「らしいね。おかげで2アクセルと変わんねーし」
肩をすくめる青年に、ふぅん、と返すシェラ。
「ヴァンツァーって、意外と真面目だよね」
思わず呟いたら、ジロリと睨まれた。
聞いてはいるらしい。
「お前は、自分の武器が潰されようとしているのに、何も感じないのか?」
「潰される? どうして?」
「だから」
「だって、完璧なアクセル跳んでないもの」
「・・・・・・」
きょとん、とした顔のシェラに、ヴァンツァーは思わず言葉をなくした。
「もう、誰が見たって100点満点のアクセルで、それでも-3がつくなら、おかしいなー、って思うけど・・・回転不足なのも、着氷が綺麗じゃなかったのも、ほんとのことだよ?」
「-3はないだろうが」
「んー、でも、転倒しないと-3つけちゃいけないってルールもないし」
次は完璧に跳ぶよ、と何も考えていないように笑う少女に、さしもの『鬼コーチ』も毒気を抜かれたらしい。
ため息を零したものの、眉間の皺は消えた。
「お前は、馬鹿で良かったな」
「あ、それ褒めてないでしょ。分かるんだからね」
「心底羨ましいよ」
「んもうっ!」
コーチに向かってぷんぷんと頬を膨らませていた少女は、今はフリースケーティングのリンクの上。
瞳と同じ、菫色の衣装。
すっきりと細い身体の線と白い肌によく映える。
ジャンプを跳ぶため、限界ギリギリまで絞っている身体。
風が吹けば飛んでいってしまいそうだというのに、驚くほど芯が強い。
スタート位置に立つ。
国内選手権を終え、振付師を呼んで手直しをしたプログラムのお披露目だ。
今はただ、緊張よりもわくわくしている。
両手を挙げ、天を仰ぎ、再びゆっくりと下ろす。
軽く息を吐き出し、──ひと呼吸。
やわらかなピアノの旋律。
やさしい曲名そのままの、優雅で繊細な振り付け。
だが、その構成は決して簡単ではない。
修正をしている6種類のトリプルをすべて組み込み、今回は回避するが、今後は3回転の連続ジャンプも入れる予定でいる。
3アクセルは1度にするため、2アクセルから3トゥループのコンビネーションも新たに入れた。
およそ女子に出来る、最高難度のプログラムのひとつだと見ていい。
その演技の冒頭、滑り出したシェラを見て、リンクサイドにいたレティシアが呟いた。
「・・・お嬢ちゃんって、何ものなんだろうな」
演技をしているシェラから目を離す気のないヴァンツァーは、友人の言葉を、耳を貸すともなしに聞いていた。
「何か知らねぇけど・・・──勝手に涙出てくるんだよ」
実際に泣いてはいなかったが、プログラムを見慣れているレティシアでさえそう思っている。
ジャンプを跳ぶ前、音楽が鳴り、滑り出した直後だというのに、もう心が震える。
ジャッジ席とは反対側で跳ぶアクセルの助走に入る。
テイクオフ。
「──よし」
ちいさく、ヴァンツァーが呟いた。
彼の眼から見ても、完璧な3アクセル。
回転不足の心配など微塵もない鋭い回転のジャンプは驚くほどの高さがあり、着氷後の流れも美しい。
現役男子選手と並べても、何ら見劣りしないどころか、もっとも美しい部類に入るであろうジャンプだった。
そこからのジャンプは、僅かな回転不足はあるものの、ジャンプが抜けたり、大きなミスをすることはなかった。
スピンも、ステップも、今シェラが持てる力をすべて発揮した演技だ。
かなり手直しをしたストレートラインステップ、演技終盤だというのに高さの落ちない3ループ、最後のスピンからコレオスパイラルで余韻を持たせ、あっという間に演技が終わってしまった。
会場からは、万雷の拍手とスタンディングオベーション。
シェラは笑顔で手を振っている。
氷の上でぴょんぴょんと跳ね、嬉しさをアピールしている。
「教えてやろうか」
ジャッジと客席へ礼をしたシェラが、リンクサイドに戻ってくる。
その直前、ヴァンツァーはようやくレティシアに言った。
時間が空きすぎて、当のレティシアが何のことか分からなかったくらいだ。
「『──すべての芸術は、須く音楽に憧れる』」
眼に見えない、形にも残らない、人の心に息づくだけのもの──けれど、それは一時魂を揺さぶり、忘れ得ぬ記憶として人々を捉えて離さない。
「あいつは・・・──『音楽』なんだよ」
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本当に、いつ見ても、何度見ても涙が出ます。