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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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同僚の女性が、4月末で退職されるそうです。まぁなぁ・・・色々あるよなぁ・・・精神的なものが原因であまり体調も良くなさそうですし、会社内は前からめんどくさかったのに、更にどんどんめんどくさいことになってるし。採用の面接で「この人と働きたいなぁ」と思った本部長(当時の社長)も、あと2年あまりで定年退職ですしねぇ。本部長が退職されたあとの面子を見ると、「大丈夫かよ・・・」とかなり不安で。明るいヴィジョンが見えないんだよなぁ。まぁ、辞めたら辞めたで、このご時世ですから明るい未来はあまり望めないかも知れませんが(笑)

ま、時間があって、会社が色々資格を取らせてくれるうちに、技術を身につけておこうかなぁ、と。昨年度はちょっと業績が良かったのでPhotoshopという名の玩具も買ってもらえましたし、また何かちょっとでも楽しいこと考えながら仕事しよう、っと。

さ、そんなうだうだした話はおしまいにして。ヲタヴァン休憩して、ファロット一家+αでどうぞ。

**********

「アルって、何型?」

明るく開放的なリビングで、午後の優雅なティータイム。
紅茶に珈琲にクッキー、マフィン、スコーンなどなど。
シェラと、現在『花婿修行中』のキニアンが作ったお菓子をみんなで楽しく頬張っているそのときに。
ソナタの何気ないひと言に、キニアンはちょっと首を傾げた。

「血液型? ABだけど」
「「「「「──あ~あ」」」」」

なるほどね、と。
5人が5人揃って同じ反応を返すので、当の青年はこの季節萌え出てきた若葉と同じ色の目をぱちくりさせた。

「それって、マエストロがA型で、マリアさんがBってことだよね?」
「あぁ、うん。よく分かるな」

カノンの言葉に「すごいな」と返したキニアンに、他の顔ぶれは全員『分からいでか』と思った。

「お前は?」
「ぼくはA」
「うちは、わたし以外みんなA型よ」
「じゃあお前は?」
「ソナタちゃんは、『おおらか』なO型だよね~」
「ライアンは『天才肌』のBだよね~」

きゃっきゃうふふ、と両手を合わせる新婚夫婦。
ふ~ん、と。
血液型になってこれまで興味を持ったことのないキニアンだったのだけれど、何だかみんなそれぞれの血液型の予想がついているようで気になった。

「今ね、うちで血液型占いが流行ってるの」
「──占い?」
「うん。まぁ、占いっていうか、性格診断みたいな感じ? ソナタの買ってきた雑誌見てたら結構面白くて」

にこにこ、と。
機嫌良さそうに微笑んでいるシェラの隣で、ヴァンツァーは「科学的な根拠はないんだがな」としながらも、彼自身多少なりとも楽しんでいるらしい。

「恋人の失敗を根に持つA型とか~」
「「──そんなことないったら!」」

ソナタの言葉に、シェラとカノンが声を揃えた。

「恋人からのメールに絵文字がないと不安になるAB型とか~」
「・・・・・・」

あるかも、と思ってしまったキニアンだった。

「初対面の異性に対して『好みかも♪』って妄想モードに入っちゃうB型とか~」
「あはは、あるある!」

実際そうだったし、と笑うライアン。

「AB型は、好みにハマる相手だったら暴走モードに入っちゃうんだって~」
「・・・・・・」

だいぶあるかも、と思ったキニアン。

「結婚願望が強いO型と、恋愛=結婚なB型のソナタたちは、いいカップルだよね」
「ね~」

うふふ、と同じ顔して笑みを浮かべるシェラとソナタ。

「ちょっとびっくりしたのが、『A型は道ならぬ恋が好きだから、結婚出来ない相手を選ぶことが多い』ってやつで。まぁ、うちの男性陣は揃いも揃って、って感じよね」

ソナタがしみじみ呟く。

「そういうソナタは、『ルックス重視』なO型じゃない」
「えへへ」

カノンの言葉に、ぺろっと舌を出すのが可愛らしい。

「あ、おれもそう」
「あ~、B型もそうらしいね。まぁ、ライアンの場合、『ルックス=骨格』だけど」
「あ、ABはすごい理想が高いんだって」
「そりゃ、お兄ちゃんクラスじゃないと満足出来ないはずだよ」

ね~、と雑誌を覗き込むようにして顔を寄せ合うソナタとライアン。

「あ、ABって浮気上手って書いてある」
「──は?!」

お前、何でそこでそういう話題を口に出すんだよ! と慌てるキニアン。
しかし、怒るかと思ったカノンは実に優雅な様子で紅茶のカップを口に運んでいる。

「アリスに浮気なんて出来るわけないじゃん。嘘吐けないのに」
「・・・・・・」

ごもっとも、とかしこまるキニアン。
え~と、とライアンが雑誌の記事を読み上げる。

「A型は頭で考え過ぎちゃってなかなか恋人出来なかったり」
「あはは、シェラとパパだ!」
「Bは『どストライク』にしかバットを振らない──当たりだ」
「モテそうに見えるんだったら本当にモテるAB、だって」
「あはは。アー君、自覚ないだけでモテるもんね」

そんなことないんだけどなぁ、と首を傾げているキニアンは、きっとその気になれば遊び放題だろうに、とここにいる誰もが──もちろんカノンも含め──思っていた。

「でもまぁ、結構当たるんだな」

呟いたキニアンは、「じゃあさ」と雑誌を持っているソナタとライアンに顔を向けた。

「──血液型別の相性とか、あるのか?」

どきどき、と。
無愛想なようでいて考えていることが意外と顔に出やすい青年の質問に答えるのは、また別の機会に・・・。



**********

うちの子たちは、可愛いなぁ。
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