小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
頭をスッキリさせる方法はないものか・・・眠いですなぁ。
今日こそは、ニノとジャファルを仲間にしてやろうと思います。あーあ、ちゃんとソシアルナイト育てておくんだった・・・ついつい思い入れのあるキャラばかりを出撃させてしまうので、いっつもレイヴァンとルセアだけが異様に強くなっちゃうんです。ソシアルナイトもクラスチェンジさせてパラディンにすれば能力値が大きく上がるのですが、ソシアルナイト状態だと結構使い勝手が悪くて・・・良くも悪くも、パラメーターが平均的なんですよね。弱点がない代わりに強みもないという、面白みのないジョブなので(笑)それよりかは、速さに定評のある剣士とか、移動距離と速さ、魔防が高いペガサスナイトとか使ってしまうんです。まぁ、飛行系のユニットは弓が弱点なので、敵にアーチャーがいるとなかなか前線に進めないんですが。
さ。今日はヲタヴァンいってみましょうか。
今日こそは、ニノとジャファルを仲間にしてやろうと思います。あーあ、ちゃんとソシアルナイト育てておくんだった・・・ついつい思い入れのあるキャラばかりを出撃させてしまうので、いっつもレイヴァンとルセアだけが異様に強くなっちゃうんです。ソシアルナイトもクラスチェンジさせてパラディンにすれば能力値が大きく上がるのですが、ソシアルナイト状態だと結構使い勝手が悪くて・・・良くも悪くも、パラメーターが平均的なんですよね。弱点がない代わりに強みもないという、面白みのないジョブなので(笑)それよりかは、速さに定評のある剣士とか、移動距離と速さ、魔防が高いペガサスナイトとか使ってしまうんです。まぁ、飛行系のユニットは弓が弱点なので、敵にアーチャーがいるとなかなか前線に進めないんですが。
さ。今日はヲタヴァンいってみましょうか。
**********
いきなり手を掴まれ、目の前には妖艶な美貌。
真剣な瞳は深く澄み切っていて、これでどきどきするなという方が無理だ。
「あ・・・あの」
かぁぁぁぁ、っと頬が熱くなってきてしまい、シェラは意図せず困ったように眉を下げた。
──こ、これは何か期待しちゃってもいい系?! いやいや、でも相手はあのヴァンツァーだし・・・
そんなことを考えながら、とりあえず目でも瞑ってみようか、と考え出したシェラの手をこれまた唐突に放すヴァンツァー。
──・・・ほらな、やっぱり。
肩透かしを食らったシェラだったが、がっくりと項垂れる彼の前でヴァンツァーは何やらキャビネットをガサゴソやり出し、取り出したものをシェラの前にドン、と置いた。
「え・・・ES?」
ESとは、天天堂が販売している携帯用ゲーム機のことだ。
パカッと開いた手帳型ゲーム機の上下に液晶がついており、下半分はタッチパネル式となっている。
「今手元にピアノブラックしかない。今度好きなのを買ってやる」
「──え?!」
ヴァンツァーにプレゼントなんてされたことないぞ、と。
驚愕に目を瞠るシェラ。
この際、それがゲーム機かどうかなんてどうでもいい。
「だからこれ全部やれ」
「・・・・・・」
積み上げられたソフトは、どうやらシミュレーションRPGシリーズのようだ。
『炎の紋章』と書いてある。
「え、やれ・・・って?」
「とりあえず、ノーマルモードだけでいい。全章クリアしろ」
「・・・・・・」
ちょっと待て、と頭を抱えたシェラだった。
ソフトは4本ある。
全部で何章あるのか知らないが、1本あたり1日2日でクリア出来るようなものではないだろう。
「いや、あの──」
反論しようとしたシェラだったが、意思に反して口を噤んで──否、噤まされてしまった。
むぎゅっと一瞬強く押し付けられて離れたのは、感触からして唇なのだろう。
見開いた目の焦点が合わないほど近くに、意外とやわらかな黒髪。
「やれ」
「・・・はい」
ぼーっとしているシェラにもう一度言うと、満足したのかヴァンツァーは自分のゲーム機に意識を戻した。
シェラはそこから3分くらい、へたり、と座り込んだ状態のまま動けないでいた。
そして、ようやく意識がこっち側に戻ってくると、そっと自分の唇に触れたのである。
──・・・・・・ちゅー、・・・しちゃ・・・ったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
きゃーーーーーーー!! と。
我に返ってしまえば恥ずかしいのを通り越した恐慌状態で。
もぞもぞそわそわどころでなく、ジタバタ暴れだしそうな勢いだ。
真っ赤になった頬を両手で押さえて、やんやん、と上半身を捻って悶えている。
──ヴァ・・・ヴァンツァーからって・・・もしかして初めてじゃない?! じゃない?!
よし、赤飯でも炊こう! と決意したシェラは、すっくと立ち上がると、そのまま部屋を出そうになり、慌ててゲーム機とソフトを取りに戻った。
そして、はた、と気づいてちらりと婚約者の横顔を見る。
──やっぱりかっこいい・・・って、違う、違う。
「あ、あの、ヴァンツァー・・・?」
「何だ」
あ、返事してくれた、と、そんな些細なことが嬉しくて仕方ない。
「あの・・・新しいの買いに行くのって、いつでもいいの?」
「いいけど」
「じゃあ、じゃあ、明日でもいい?」
「いいよ」
「──っ!!」
──即答、だと・・・?!
今までこんなことがあっただろうか。
思い返してみて、少なくともシェラから誘ったときに、嫌な顔ひとつせずに了承したことはなかったように思う。
そう考えると、
──・・・私って、結構可哀想な子だったんだな・・・。
と思ってしまうシェラなのだった。
「その代わり」
「え?」
「明日までに、1作目のノーマルモード、全員生存状態で3章以上進めること」
「え・・・えええええ?!」
「出来ないなら行かない」
「・・・・・・」
返事はしてくれるものの、ちらりともこちらを見ない男。
きっと、シェラが「無理」と言えば「あっそ」で終わってしまうのだろう。
「・・・わかった。頑張る」
「うん」
「そ、その代わり!」
「なに」
「・・・ゲーム買ったあと、別のお店も寄っていい・・・?」
「ならあと2章追加」
「っ!!」
ずるい! と思ったものの、これはシェラが折れるしかない。
「・・・やり方分からなくなったら、聞いてもいい?」
「いいよ」
ダメ元で言ったのに、これまた了承が得られた。
内容がどうであれ、会話が出来るということだ。
──頑張れるかも・・・!!
そして、シェラはゲーム機とソフトを抱えると、居間にいるはずの義父と義兄の元へと報告に行ったのだった。
**********
そして、シェラたんもゲーム漬けに・・・。
いきなり手を掴まれ、目の前には妖艶な美貌。
真剣な瞳は深く澄み切っていて、これでどきどきするなという方が無理だ。
「あ・・・あの」
かぁぁぁぁ、っと頬が熱くなってきてしまい、シェラは意図せず困ったように眉を下げた。
──こ、これは何か期待しちゃってもいい系?! いやいや、でも相手はあのヴァンツァーだし・・・
そんなことを考えながら、とりあえず目でも瞑ってみようか、と考え出したシェラの手をこれまた唐突に放すヴァンツァー。
──・・・ほらな、やっぱり。
肩透かしを食らったシェラだったが、がっくりと項垂れる彼の前でヴァンツァーは何やらキャビネットをガサゴソやり出し、取り出したものをシェラの前にドン、と置いた。
「え・・・ES?」
ESとは、天天堂が販売している携帯用ゲーム機のことだ。
パカッと開いた手帳型ゲーム機の上下に液晶がついており、下半分はタッチパネル式となっている。
「今手元にピアノブラックしかない。今度好きなのを買ってやる」
「──え?!」
ヴァンツァーにプレゼントなんてされたことないぞ、と。
驚愕に目を瞠るシェラ。
この際、それがゲーム機かどうかなんてどうでもいい。
「だからこれ全部やれ」
「・・・・・・」
積み上げられたソフトは、どうやらシミュレーションRPGシリーズのようだ。
『炎の紋章』と書いてある。
「え、やれ・・・って?」
「とりあえず、ノーマルモードだけでいい。全章クリアしろ」
「・・・・・・」
ちょっと待て、と頭を抱えたシェラだった。
ソフトは4本ある。
全部で何章あるのか知らないが、1本あたり1日2日でクリア出来るようなものではないだろう。
「いや、あの──」
反論しようとしたシェラだったが、意思に反して口を噤んで──否、噤まされてしまった。
むぎゅっと一瞬強く押し付けられて離れたのは、感触からして唇なのだろう。
見開いた目の焦点が合わないほど近くに、意外とやわらかな黒髪。
「やれ」
「・・・はい」
ぼーっとしているシェラにもう一度言うと、満足したのかヴァンツァーは自分のゲーム機に意識を戻した。
シェラはそこから3分くらい、へたり、と座り込んだ状態のまま動けないでいた。
そして、ようやく意識がこっち側に戻ってくると、そっと自分の唇に触れたのである。
──・・・・・・ちゅー、・・・しちゃ・・・ったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
きゃーーーーーーー!! と。
我に返ってしまえば恥ずかしいのを通り越した恐慌状態で。
もぞもぞそわそわどころでなく、ジタバタ暴れだしそうな勢いだ。
真っ赤になった頬を両手で押さえて、やんやん、と上半身を捻って悶えている。
──ヴァ・・・ヴァンツァーからって・・・もしかして初めてじゃない?! じゃない?!
よし、赤飯でも炊こう! と決意したシェラは、すっくと立ち上がると、そのまま部屋を出そうになり、慌ててゲーム機とソフトを取りに戻った。
そして、はた、と気づいてちらりと婚約者の横顔を見る。
──やっぱりかっこいい・・・って、違う、違う。
「あ、あの、ヴァンツァー・・・?」
「何だ」
あ、返事してくれた、と、そんな些細なことが嬉しくて仕方ない。
「あの・・・新しいの買いに行くのって、いつでもいいの?」
「いいけど」
「じゃあ、じゃあ、明日でもいい?」
「いいよ」
「──っ!!」
──即答、だと・・・?!
今までこんなことがあっただろうか。
思い返してみて、少なくともシェラから誘ったときに、嫌な顔ひとつせずに了承したことはなかったように思う。
そう考えると、
──・・・私って、結構可哀想な子だったんだな・・・。
と思ってしまうシェラなのだった。
「その代わり」
「え?」
「明日までに、1作目のノーマルモード、全員生存状態で3章以上進めること」
「え・・・えええええ?!」
「出来ないなら行かない」
「・・・・・・」
返事はしてくれるものの、ちらりともこちらを見ない男。
きっと、シェラが「無理」と言えば「あっそ」で終わってしまうのだろう。
「・・・わかった。頑張る」
「うん」
「そ、その代わり!」
「なに」
「・・・ゲーム買ったあと、別のお店も寄っていい・・・?」
「ならあと2章追加」
「っ!!」
ずるい! と思ったものの、これはシェラが折れるしかない。
「・・・やり方分からなくなったら、聞いてもいい?」
「いいよ」
ダメ元で言ったのに、これまた了承が得られた。
内容がどうであれ、会話が出来るということだ。
──頑張れるかも・・・!!
そして、シェラはゲーム機とソフトを抱えると、居間にいるはずの義父と義兄の元へと報告に行ったのだった。
**********
そして、シェラたんもゲーム漬けに・・・。
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