小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
1月31日、『愛妻の日』でございます。一昨年は「小悪魔になりたい!」と言い出したシェラに振り回されるファロット一家を、去年はちょうど書いていたクリスマス企画のアイドルヴァンツァーを書きました。
今年はどうしましょうかねぇ。あ、そういえば、橘はまたこの週末に熱を出していました(笑)土曜に妹の子どもの子守を頼まれていたので、マスク装備で行きました。マスクに眼鏡に帽子という、不審者確定の格好で行ったら、部屋に入った途端パパにしがみつくちびすけ。近づいていったら、走って逃げて今度はママの元へ(笑)
マスク外したら気づいたらしくて近寄ってきました。アンパンマンの絵本持って(笑)読め、ということです。えぇ、何十回も読まされます。『いないいないばぁ』とかアンパンマンのビデオつけると、それも何十回も見させられます。いや、見てれば大人しいから私は隣でゲームしてましたけど(コラ)
ん~、特に何も思いつかないので、シェラには正月の私になってもらいましょう(笑)
あ、クリスマス部屋は明日あたり撤去するかもです。時間があれば(^^;)
それと、たくさんいただいている拍手は、ヴァンツァー総受けに対する興味でしょうか?(笑)それとも、黒シェラへの応援でしょうか?(笑)何にせよ、ありがとうございます。
今年はどうしましょうかねぇ。あ、そういえば、橘はまたこの週末に熱を出していました(笑)土曜に妹の子どもの子守を頼まれていたので、マスク装備で行きました。マスクに眼鏡に帽子という、不審者確定の格好で行ったら、部屋に入った途端パパにしがみつくちびすけ。近づいていったら、走って逃げて今度はママの元へ(笑)
マスク外したら気づいたらしくて近寄ってきました。アンパンマンの絵本持って(笑)読め、ということです。えぇ、何十回も読まされます。『いないいないばぁ』とかアンパンマンのビデオつけると、それも何十回も見させられます。いや、見てれば大人しいから私は隣でゲームしてましたけど(コラ)
ん~、特に何も思いつかないので、シェラには正月の私になってもらいましょう(笑)
あ、クリスマス部屋は明日あたり撤去するかもです。時間があれば(^^;)
それと、たくさんいただいている拍手は、ヴァンツァー総受けに対する興味でしょうか?(笑)それとも、黒シェラへの応援でしょうか?(笑)何にせよ、ありがとうございます。
**********
「──39.5度」
体温計の数字を読み上げたヴァンツァーは、片眉を持ち上げた。
「立派な病人だな」
寝ていろ、と言うと、腰掛けたベッドから音もなく立ち上がる。
「・・・ン、ツァ・・・」
苦しそうな息遣いと咳の向こうから呼ばれ、膝を折って目線を下げる。
熱で潤んだ瞳は不安気に揺れている。
ふだんは風邪らしい風邪もひかないくらい丈夫だから、思うように動かない身体が余計に苦しく、心細いのだろう。
「どうした」
ヴァンツァーの低い声は、相手によってはいくらでも冷たくなるというのに、今は穏やかでやわらかい。
関節や喉の痛みに加え、ひどい頭痛も患っているシェラにとっては、とてもありがたいものだった。
「ごめ・・・」
「何がだ」
「・・・こん、な・・・って・・・」
夜眠る前までは何でもなかったのに、今朝目覚めたら途端に襲ってきた倦怠感と悪寒。
風邪か、と自覚してから起き上がれなくなるまで熱が上がるのはあっという間だった。
新しい年を迎え、また1年よろしく、と。
そう、言うつもりだったのに。
情けなくて、涙が出てくる。
「ごめ・・・」
「構わん。身体が休めと言っているんだ。素直に耳を傾けろ」
自分のことは棚に上げてそんなことを言う男に、シェラは「でも」と言おうとして咳き込んだ。
激しく咳き込み、息が出来ない苦しさに身体を丸め、胸と口許を押さえる。
背中を擦ってくれる大きな手に、安堵と同時に申し訳なさも感じた。
「・・・へ、き・・・から」
言葉を紡ごうと息を吸い込むと、咳が出る。
涙が出てくるほど苦しくて、思わずヴァンツァーの服の袖を掴んだ。
ここにいる、とでも言う風に、背を擦る手。
咳のせいで涙が出るのか、ただ泣いているのか、熱に侵され痛む頭ではまるで分からなかった。
──コンコン。
部屋をノックする音に、ヴァンツァーはそちらへ顔を向けた。
「・・・シェラ、大丈夫?」
「ぼくたち、何か出来ることある・・・?」
心配そうな顔をしている双子に、ヴァンツァーはちいさく笑みを浮かべた。
「氷水とタオルを。それから、白湯を持ってきてくれ」
「うん」
「それから?」
「そうしたら、ヴィッキーたちのところへ行っておいで」
迎えは頼んである、と言えば、途端に双子が非難する顔つきになった。
苦しそうなシェラを残して、行けるはずがないではないか。
何てことを言うんだ、と目で訴える双子に、ヴァンツァーはシェラの背を撫でながら静かに言った。
「お前たちにうつったら、今度はシェラが心配する」
「でも」
「明日は彼氏たちと初詣に行くんだろう?」
「・・・でも」
寝室の入り口でじっとシェラを見つめている双子。
リィとルウは大好きだ。
恋人のことだって大事だ。
でも、シェラは特別なのだ。
カノンとソナタにとって──ヴァンツァーにも同じことが言えるが──シェラは世界そのものだった。
愛であり、やさしさであり、幸福であり、希望。
シェラがいなくなることなど考えられないくらい、絶対の存在。
「・・・──カノン、ソナタ・・・」
そのときシェラに呼ばれて、双子ははっとして部屋の中に入った。
本当はもっと近くに行きたかったけれど、ヴァンツァーにまなざしで止められる。
「・・・ごめんね、心配かけて」
「い・・・いいんだよ、そんなの」
「苦しいでしょ? 喋らなくていいよ?」
何だか泣きそうになってしまっている双子に、シェラも涙目のままでささやくように言葉を紡ぐ。
「・・・すぐ元気になるから、そしたら・・・またお正月しよう・・・?」
苦しいだろうににっこりと微笑む最愛の人に、双子は涙を零して大きく頷いた。
そして、父に言われた通りのものを用意すると、迎えに来てくれたリィたちと一緒に出発したのである。
熱でぬるくなったタオルを冷えたものに換えてくれたヴァンツァーに、シェラは呟いた。
「・・・お前も・・・うつる、ぞ・・・」
「そうだな」
「仕事・・・出来なくなるぞ」
仕事馬鹿なこの男にとっては辛いに違いない、と思って口にしたシェラだったが、くすくすと笑われてしまった。
口を開くのが億劫で視線で理由を訊ねれば、くしゃり、と髪を撫でられた。
「たまにはいいさ」
そんな風に微笑む男に、シェラは「ばーか」と呟いて、頭まで布団を被った。
**********
体調を崩すと、とても心細くなるのです。
双子にはうつしたくないけど、ヴァンツァーまでどっかに行っちゃうのは嫌。そんな感じのお話。
そうそう、今朝うちの水道凍ってましてねぇ(笑)台所、洗面所、風呂場、どの蛇口を捻っても水が出てこなかったので、仕方なくミネラルウォーターで顔洗いました・・・もったいない・・・。それはいいんですけど、蛇口捻ったまま止めるの忘れてたところがあったらしく、帰ってきたら「さぁぁぁぁ・・・」という怖い音、洗面所を覗いて愕然としました。お湯の方の蛇口、捻りっぱなしでした・・・しかもかなりジャージャーと。ガスは数時間で勝手に止まるからいいんですけど、水って止まらないのよね・・・家を出てから14時間・・・一体何時間分の水なんでしょうか・・・次の請求が怖すぎる・・・。
「──39.5度」
体温計の数字を読み上げたヴァンツァーは、片眉を持ち上げた。
「立派な病人だな」
寝ていろ、と言うと、腰掛けたベッドから音もなく立ち上がる。
「・・・ン、ツァ・・・」
苦しそうな息遣いと咳の向こうから呼ばれ、膝を折って目線を下げる。
熱で潤んだ瞳は不安気に揺れている。
ふだんは風邪らしい風邪もひかないくらい丈夫だから、思うように動かない身体が余計に苦しく、心細いのだろう。
「どうした」
ヴァンツァーの低い声は、相手によってはいくらでも冷たくなるというのに、今は穏やかでやわらかい。
関節や喉の痛みに加え、ひどい頭痛も患っているシェラにとっては、とてもありがたいものだった。
「ごめ・・・」
「何がだ」
「・・・こん、な・・・って・・・」
夜眠る前までは何でもなかったのに、今朝目覚めたら途端に襲ってきた倦怠感と悪寒。
風邪か、と自覚してから起き上がれなくなるまで熱が上がるのはあっという間だった。
新しい年を迎え、また1年よろしく、と。
そう、言うつもりだったのに。
情けなくて、涙が出てくる。
「ごめ・・・」
「構わん。身体が休めと言っているんだ。素直に耳を傾けろ」
自分のことは棚に上げてそんなことを言う男に、シェラは「でも」と言おうとして咳き込んだ。
激しく咳き込み、息が出来ない苦しさに身体を丸め、胸と口許を押さえる。
背中を擦ってくれる大きな手に、安堵と同時に申し訳なさも感じた。
「・・・へ、き・・・から」
言葉を紡ごうと息を吸い込むと、咳が出る。
涙が出てくるほど苦しくて、思わずヴァンツァーの服の袖を掴んだ。
ここにいる、とでも言う風に、背を擦る手。
咳のせいで涙が出るのか、ただ泣いているのか、熱に侵され痛む頭ではまるで分からなかった。
──コンコン。
部屋をノックする音に、ヴァンツァーはそちらへ顔を向けた。
「・・・シェラ、大丈夫?」
「ぼくたち、何か出来ることある・・・?」
心配そうな顔をしている双子に、ヴァンツァーはちいさく笑みを浮かべた。
「氷水とタオルを。それから、白湯を持ってきてくれ」
「うん」
「それから?」
「そうしたら、ヴィッキーたちのところへ行っておいで」
迎えは頼んである、と言えば、途端に双子が非難する顔つきになった。
苦しそうなシェラを残して、行けるはずがないではないか。
何てことを言うんだ、と目で訴える双子に、ヴァンツァーはシェラの背を撫でながら静かに言った。
「お前たちにうつったら、今度はシェラが心配する」
「でも」
「明日は彼氏たちと初詣に行くんだろう?」
「・・・でも」
寝室の入り口でじっとシェラを見つめている双子。
リィとルウは大好きだ。
恋人のことだって大事だ。
でも、シェラは特別なのだ。
カノンとソナタにとって──ヴァンツァーにも同じことが言えるが──シェラは世界そのものだった。
愛であり、やさしさであり、幸福であり、希望。
シェラがいなくなることなど考えられないくらい、絶対の存在。
「・・・──カノン、ソナタ・・・」
そのときシェラに呼ばれて、双子ははっとして部屋の中に入った。
本当はもっと近くに行きたかったけれど、ヴァンツァーにまなざしで止められる。
「・・・ごめんね、心配かけて」
「い・・・いいんだよ、そんなの」
「苦しいでしょ? 喋らなくていいよ?」
何だか泣きそうになってしまっている双子に、シェラも涙目のままでささやくように言葉を紡ぐ。
「・・・すぐ元気になるから、そしたら・・・またお正月しよう・・・?」
苦しいだろうににっこりと微笑む最愛の人に、双子は涙を零して大きく頷いた。
そして、父に言われた通りのものを用意すると、迎えに来てくれたリィたちと一緒に出発したのである。
熱でぬるくなったタオルを冷えたものに換えてくれたヴァンツァーに、シェラは呟いた。
「・・・お前も・・・うつる、ぞ・・・」
「そうだな」
「仕事・・・出来なくなるぞ」
仕事馬鹿なこの男にとっては辛いに違いない、と思って口にしたシェラだったが、くすくすと笑われてしまった。
口を開くのが億劫で視線で理由を訊ねれば、くしゃり、と髪を撫でられた。
「たまにはいいさ」
そんな風に微笑む男に、シェラは「ばーか」と呟いて、頭まで布団を被った。
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体調を崩すと、とても心細くなるのです。
双子にはうつしたくないけど、ヴァンツァーまでどっかに行っちゃうのは嫌。そんな感じのお話。
そうそう、今朝うちの水道凍ってましてねぇ(笑)台所、洗面所、風呂場、どの蛇口を捻っても水が出てこなかったので、仕方なくミネラルウォーターで顔洗いました・・・もったいない・・・。それはいいんですけど、蛇口捻ったまま止めるの忘れてたところがあったらしく、帰ってきたら「さぁぁぁぁ・・・」という怖い音、洗面所を覗いて愕然としました。お湯の方の蛇口、捻りっぱなしでした・・・しかもかなりジャージャーと。ガスは数時間で勝手に止まるからいいんですけど、水って止まらないのよね・・・家を出てから14時間・・・一体何時間分の水なんでしょうか・・・次の請求が怖すぎる・・・。
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