小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
ですね。昨日は雨でちょっと寒かったんですが、今日はお天気も良くてぽかぽかです。昼間は観葉植物の植え替えをしました。土も鉢も全部100均ですが・・・鉢は、プラスティックは使わないようにしているんですが、ちっちゃいサボテンなんかは鉢だと仰々しいのでグラスに入れてます。持ち手つきの透明なグラスとか、あとスープカップとか。結構可愛いんですよ。
あ、植物自体も4つほど100均で買いました(笑)白いヒポエステス3つとプテリス。そういえば、何だかパキラに元気がないんですよ。パキラってすごく丈夫で、ひと冬水あげなくてもへっちゃらなんですが、葉色が悪くてしおしおで・・・根が詰まってるのかなぁ、と思って植え替えをしてみました。元気になってくれるといいんだけどな、ヴァンツァーとライアン・・・なんの話だって感じですが(笑)
ソナタは3代目です。いや、ぷちサイズが全部萎れたので、大きいのを去年の秋くらいに買ったんですよ。それはさすがに丈夫です。ヒポエステスのカノンも3代目かな。去年の秋に100均買ったピンクのと、今日100均で買った白いので寄せ植えにしました。ピンクのハートがいっぱい描かれた鉢に植えてます。
ライアンは苔玉だったんですけど、苔を枯らしてしまったので、鉢に植え替えです。白いヒポエステスと、プテリスと一緒に寄せ植え。ハートカズラのシェラたんはとっくの昔に枯れ、サンセベリアのオルテス君とリリアたんも腐り、現役ばりばりで元気いっぱいなのはポトスのキニアンくらいですかねぇ・・・さすが成長期(笑)アロエ翡翠殿のナシアス様とセダムのバルロは、まぁ、サボテンさん系ですから元気です。
そんなことしたり、ゲームしたりした1日でした。小説書いてないですね。この前更新したのは、ヴァレンタイン前後でしたっけ? 2ヶ月とか・・・GWくらいまでには、ヲタヴァンがハネムーンに行ってくれるかなぁ・・・
ということで、書いてみましょう。
あ、植物自体も4つほど100均で買いました(笑)白いヒポエステス3つとプテリス。そういえば、何だかパキラに元気がないんですよ。パキラってすごく丈夫で、ひと冬水あげなくてもへっちゃらなんですが、葉色が悪くてしおしおで・・・根が詰まってるのかなぁ、と思って植え替えをしてみました。元気になってくれるといいんだけどな、ヴァンツァーとライアン・・・なんの話だって感じですが(笑)
ソナタは3代目です。いや、ぷちサイズが全部萎れたので、大きいのを去年の秋くらいに買ったんですよ。それはさすがに丈夫です。ヒポエステスのカノンも3代目かな。去年の秋に100均買ったピンクのと、今日100均で買った白いので寄せ植えにしました。ピンクのハートがいっぱい描かれた鉢に植えてます。
ライアンは苔玉だったんですけど、苔を枯らしてしまったので、鉢に植え替えです。白いヒポエステスと、プテリスと一緒に寄せ植え。ハートカズラのシェラたんはとっくの昔に枯れ、サンセベリアのオルテス君とリリアたんも腐り、現役ばりばりで元気いっぱいなのはポトスのキニアンくらいですかねぇ・・・さすが成長期(笑)アロエ翡翠殿のナシアス様とセダムのバルロは、まぁ、サボテンさん系ですから元気です。
そんなことしたり、ゲームしたりした1日でした。小説書いてないですね。この前更新したのは、ヴァレンタイン前後でしたっけ? 2ヶ月とか・・・GWくらいまでには、ヲタヴァンがハネムーンに行ってくれるかなぁ・・・
ということで、書いてみましょう。
**********
むむむ、と目に力を入れて義父と義兄を見つめるシェラ。
男ふたりは顔を見合わせると、肩をすくめた。
「お嬢ちゃん、ゲームは好きかい?」
「え? まぁ・・・嫌いじゃないですよ。小学校の頃『マ○オカート』とか『ぶよぶよ』流行りましたもん」
「RPGをやったことは?」
「ないです。兄は『ドラゴン探索』シリーズ好きでやってましたけど。私はどうもあのキャラクターデザインが好きになれなくて・・・」
「あぁ、お嬢ちゃんは『最終幻想』の方が好きそうだよな」
「そうなんです! 美形がいっぱい!!」
きらきらと菫色の瞳を輝かせる少女のような美貌の青年に、年長者3名は思わず微笑した。
そんな大人たちの様子には気づいていないらしいシェラは、「でも」と唇を尖らせた。
「兄が『最終幻想』なんて軟弱なゲーム、俺はやらん、って言ってやってくれないんですよぅ」
「軟弱?」
「HPが9999とかまで上がるのが訳分からん、って」
「ははぁ。確かに、『ドラゴン探索』じゃあ、ダメージはせいぜい100ちょっと。HPも1000いくつとかだからな」
「そうなんです。だから簡単にクリア出来るに決まってる、って」
「雑魚はともかく、ボス戦なんかはそうでもねぇんだけどな」
「何か、『最終幻想』派と『ドラゴン探索』派で派閥があるらしくて」
「あるある」
「両方やればいいじゃない、って言ったら、そんな煮え切らんことはしない、って・・・そんな、ゲームごときで真剣にならなくても・・・」
言ってしまってから、はっとしたシェラである。
「ご、ごめんなさい・・・お義兄様たちも、開発してらっしゃるのに・・・」
「いや、構わねぇよ? そういうどうでもいいことで熱くなれちまうのが、男だからな」
困ったもんだ、と苦笑する様子も様になっている男は、「それなら」とテーブルの上に肘をついて指を組んだ。
「ちょーっとばっかし、お嬢ちゃんには厳しいかもなぁ」
「・・・厳しい?」
「そのゲームさ。それはシミュレーションRPG。自分が軍師になって軍隊を動かし、敵を倒すゲームだ」
「RPGと何か違うんですか?」
「まぁ、大きく違うのは行動範囲と攻撃方法が特殊ってことだ」
「特殊?」
「フィールドはマス目状に区切られていて、ユニットによって行動可能範囲が違う。たとえば騎馬系ユニットは行動範囲が広く、歩兵系、特に重歩兵系は動きが遅く行動範囲も狭い」
「たくさん動ける方が有利そう」
「ところが、そうでもない。重歩兵は守備力が高い。魔法攻撃には弱いが、相手が物理攻撃を仕掛けてくる場合ダメージが少ない」
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
「ん?」
「どの攻撃に強いとか、弱いとかあるんですか?」
「あぁ。重歩兵は守備力は高いが魔法防御力が低く魔法に弱い。ドラゴンナイトやペガサスナイトは行動範囲は広いが弓兵に弱い。武器の相性で『3すくみ』ってのもあって」
「ちょ・・・ちょっ・・・」
頭を抱え出したシェラであった。
「武器の相性・・・?」
「槍は剣に強く、剣は斧に強く、斧は槍に強い。魔法にも同じように相性がある」
「・・・・・・全部魔法でどかーんっとかないんですか?」
「戦闘は必ず1対1。だいたい、フィールドには味方12~3人、敵がその3倍以上。敵には増援が来る。そして、魔道士は守備力が低いから前線に出すぎると返り討ちに遭う」
「・・・・・・それって、武器やユニットの相性を考慮しながら、移動距離の違うユニットを工夫して動かして、多勢に無勢な状況で勝たなきゃいけないってことですか?」
「完璧な理解だな」
「いや、褒められても・・・」
そんなん無理だろ、初心者に・・・と絶望的な顔になったシェラだったが、「大丈夫だよ」とサリエラは慈愛に満ちた表情を浮かべた。
「最初の3章とか5章なら、そんなに難しくはないからね。ユニットの動かし方を覚えるための練習ステージみたいなものだ」
「明日までに出来ますか・・・?」
「食事の時間以外を費やせばね」
「・・・・・・」
「あとは、明日の何時までに終わらせたいか、ということかな」
「早い方がいいですよ・・・その方が、長い時間デート出来ますもん・・・」
デートなんてまともにしたことないんだから、と唇を尖らせるシェラに、ジャスミンは提案した。
「時間を気にするなら、海賊にでもやってもらえ」
「──え?」
「ひと通りクリアしてるはずだ」
「・・・ダメです」
「3時間もあれば終わるぞ?」
「う・・・」
それはとても魅力的だけれど・・・とシェラはため息を吐いた。
「自分でやらないと。だって、ヴァンツァーから話しかけてくれたし、分からなかったら訊いていいって言ってくれたし、それに・・・私を黙らせるためとはいえ、キスまでしてくれたから・・・」
あれが愛情のこもったキスだったら、もっと嬉しかったのになぁ、と苦笑するシェラ。
「いや、十分愛情はこもってると思うぜ?」
「え、ど、どういうことですか?」
ケリーの言葉に、思わず身を乗り出す。
「何ていうか・・・それは、あいつなりの『お願い』なのさ」
「おね・・・がい?」
「まぁ、俺と親父がいけないんだけどな」
「・・・何ですか」
「いや、昔、あいつが天使みたいに可愛かったときにな? 玩具やゲームを欲しがったら、『キスしたら何でも言うこと聞いてやるよ』って、言っててな」
「・・・・・・」
「そうしたら、『おねがいっ!』って言いながらちゅーって・・・あぁ、思い出しても可愛い・・・」
額を抑えてまるで嘆いているかのようだが、その実悶えているに違いない男前。
「じゃ、じゃあ、ヴァンツァーは誰にでも」
「いや、それは違う」
「・・・お義父様・・・?」
「あの子はなかなか人見知りが激しくてね。心を許した相手にしか、そんなことはしない。それに、今のあの子は昔と違って欲しいものは自分の力で手に入れることが出来るからね」
「じゃあ、どうして・・・」
これには苦笑したサリエラであった。
「たぶん、分からなかったんじゃないかな」
「分からない・・・?」
「どうやったら、きみがお願いを聞いてくれるのか。分からないから、わたしたちにしていたようにしたんだろう」
「・・・・・・」
「だから、あの子にとっては、きっときみはわたしたち家族と同じくらいには、大事な存在なんだと思うよ」
「・・・・・・そうでしょうか・・・?」
「そうでなければ、あの子が自分のテリトリーに他人を入れるわけがないからね」
「──テリトリー?」
「そう。きみに、自分の大好きなゲームをやって欲しかった。それは、共通の話題が欲しいということだ。ゲームについて質問してもいいと言っていたんだろう?」
「はい・・・」
「きみも驚いていたように、あの子は自分の空間に他人が入ってくることを極端に嫌っている。だから、ゲームに集中している間に話しかけるとすこぶる不機嫌になる」
「はい」
「けれど、今回は話しかけてもいいと言っていた──つまり、ちょっと大袈裟だけれど、きみはあの子のテリトリーに入ることを許されたということだ」
「・・・・・・」
確かに、そう言われるとすごいことのような気がしてきた。
「・・・ヴァンツァーは本当に私と結婚する気があるんでしょうか・・・」
これには、ジャスミンが反応した。
「この国の法律では、同性の結婚は許されていない」
「はい。でも、書類の上とかじゃなくて・・・」
「挙式とか、披露宴とか?」
「すごく、憧れます。私は男だし、同性愛者でもないです。でもヴァンツァーのこと好きで、一緒にいたいなって思って・・・ヴァンツァーも、そうなのかな、どうなのかな、って・・・男である私と結婚したいって言えば、家の人たちが煩く言うこともなくなるから、って・・・」
「──煩く? あの子がそう言ったのかい?」
「・・・? はい・・・あの・・・?」
これには、また顔を見合わせたサリエラとケリーであった。
**********
そのうち終わるよ。うん。
それでは、おやすみなさ~い。
むむむ、と目に力を入れて義父と義兄を見つめるシェラ。
男ふたりは顔を見合わせると、肩をすくめた。
「お嬢ちゃん、ゲームは好きかい?」
「え? まぁ・・・嫌いじゃないですよ。小学校の頃『マ○オカート』とか『ぶよぶよ』流行りましたもん」
「RPGをやったことは?」
「ないです。兄は『ドラゴン探索』シリーズ好きでやってましたけど。私はどうもあのキャラクターデザインが好きになれなくて・・・」
「あぁ、お嬢ちゃんは『最終幻想』の方が好きそうだよな」
「そうなんです! 美形がいっぱい!!」
きらきらと菫色の瞳を輝かせる少女のような美貌の青年に、年長者3名は思わず微笑した。
そんな大人たちの様子には気づいていないらしいシェラは、「でも」と唇を尖らせた。
「兄が『最終幻想』なんて軟弱なゲーム、俺はやらん、って言ってやってくれないんですよぅ」
「軟弱?」
「HPが9999とかまで上がるのが訳分からん、って」
「ははぁ。確かに、『ドラゴン探索』じゃあ、ダメージはせいぜい100ちょっと。HPも1000いくつとかだからな」
「そうなんです。だから簡単にクリア出来るに決まってる、って」
「雑魚はともかく、ボス戦なんかはそうでもねぇんだけどな」
「何か、『最終幻想』派と『ドラゴン探索』派で派閥があるらしくて」
「あるある」
「両方やればいいじゃない、って言ったら、そんな煮え切らんことはしない、って・・・そんな、ゲームごときで真剣にならなくても・・・」
言ってしまってから、はっとしたシェラである。
「ご、ごめんなさい・・・お義兄様たちも、開発してらっしゃるのに・・・」
「いや、構わねぇよ? そういうどうでもいいことで熱くなれちまうのが、男だからな」
困ったもんだ、と苦笑する様子も様になっている男は、「それなら」とテーブルの上に肘をついて指を組んだ。
「ちょーっとばっかし、お嬢ちゃんには厳しいかもなぁ」
「・・・厳しい?」
「そのゲームさ。それはシミュレーションRPG。自分が軍師になって軍隊を動かし、敵を倒すゲームだ」
「RPGと何か違うんですか?」
「まぁ、大きく違うのは行動範囲と攻撃方法が特殊ってことだ」
「特殊?」
「フィールドはマス目状に区切られていて、ユニットによって行動可能範囲が違う。たとえば騎馬系ユニットは行動範囲が広く、歩兵系、特に重歩兵系は動きが遅く行動範囲も狭い」
「たくさん動ける方が有利そう」
「ところが、そうでもない。重歩兵は守備力が高い。魔法攻撃には弱いが、相手が物理攻撃を仕掛けてくる場合ダメージが少ない」
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
「ん?」
「どの攻撃に強いとか、弱いとかあるんですか?」
「あぁ。重歩兵は守備力は高いが魔法防御力が低く魔法に弱い。ドラゴンナイトやペガサスナイトは行動範囲は広いが弓兵に弱い。武器の相性で『3すくみ』ってのもあって」
「ちょ・・・ちょっ・・・」
頭を抱え出したシェラであった。
「武器の相性・・・?」
「槍は剣に強く、剣は斧に強く、斧は槍に強い。魔法にも同じように相性がある」
「・・・・・・全部魔法でどかーんっとかないんですか?」
「戦闘は必ず1対1。だいたい、フィールドには味方12~3人、敵がその3倍以上。敵には増援が来る。そして、魔道士は守備力が低いから前線に出すぎると返り討ちに遭う」
「・・・・・・それって、武器やユニットの相性を考慮しながら、移動距離の違うユニットを工夫して動かして、多勢に無勢な状況で勝たなきゃいけないってことですか?」
「完璧な理解だな」
「いや、褒められても・・・」
そんなん無理だろ、初心者に・・・と絶望的な顔になったシェラだったが、「大丈夫だよ」とサリエラは慈愛に満ちた表情を浮かべた。
「最初の3章とか5章なら、そんなに難しくはないからね。ユニットの動かし方を覚えるための練習ステージみたいなものだ」
「明日までに出来ますか・・・?」
「食事の時間以外を費やせばね」
「・・・・・・」
「あとは、明日の何時までに終わらせたいか、ということかな」
「早い方がいいですよ・・・その方が、長い時間デート出来ますもん・・・」
デートなんてまともにしたことないんだから、と唇を尖らせるシェラに、ジャスミンは提案した。
「時間を気にするなら、海賊にでもやってもらえ」
「──え?」
「ひと通りクリアしてるはずだ」
「・・・ダメです」
「3時間もあれば終わるぞ?」
「う・・・」
それはとても魅力的だけれど・・・とシェラはため息を吐いた。
「自分でやらないと。だって、ヴァンツァーから話しかけてくれたし、分からなかったら訊いていいって言ってくれたし、それに・・・私を黙らせるためとはいえ、キスまでしてくれたから・・・」
あれが愛情のこもったキスだったら、もっと嬉しかったのになぁ、と苦笑するシェラ。
「いや、十分愛情はこもってると思うぜ?」
「え、ど、どういうことですか?」
ケリーの言葉に、思わず身を乗り出す。
「何ていうか・・・それは、あいつなりの『お願い』なのさ」
「おね・・・がい?」
「まぁ、俺と親父がいけないんだけどな」
「・・・何ですか」
「いや、昔、あいつが天使みたいに可愛かったときにな? 玩具やゲームを欲しがったら、『キスしたら何でも言うこと聞いてやるよ』って、言っててな」
「・・・・・・」
「そうしたら、『おねがいっ!』って言いながらちゅーって・・・あぁ、思い出しても可愛い・・・」
額を抑えてまるで嘆いているかのようだが、その実悶えているに違いない男前。
「じゃ、じゃあ、ヴァンツァーは誰にでも」
「いや、それは違う」
「・・・お義父様・・・?」
「あの子はなかなか人見知りが激しくてね。心を許した相手にしか、そんなことはしない。それに、今のあの子は昔と違って欲しいものは自分の力で手に入れることが出来るからね」
「じゃあ、どうして・・・」
これには苦笑したサリエラであった。
「たぶん、分からなかったんじゃないかな」
「分からない・・・?」
「どうやったら、きみがお願いを聞いてくれるのか。分からないから、わたしたちにしていたようにしたんだろう」
「・・・・・・」
「だから、あの子にとっては、きっときみはわたしたち家族と同じくらいには、大事な存在なんだと思うよ」
「・・・・・・そうでしょうか・・・?」
「そうでなければ、あの子が自分のテリトリーに他人を入れるわけがないからね」
「──テリトリー?」
「そう。きみに、自分の大好きなゲームをやって欲しかった。それは、共通の話題が欲しいということだ。ゲームについて質問してもいいと言っていたんだろう?」
「はい・・・」
「きみも驚いていたように、あの子は自分の空間に他人が入ってくることを極端に嫌っている。だから、ゲームに集中している間に話しかけるとすこぶる不機嫌になる」
「はい」
「けれど、今回は話しかけてもいいと言っていた──つまり、ちょっと大袈裟だけれど、きみはあの子のテリトリーに入ることを許されたということだ」
「・・・・・・」
確かに、そう言われるとすごいことのような気がしてきた。
「・・・ヴァンツァーは本当に私と結婚する気があるんでしょうか・・・」
これには、ジャスミンが反応した。
「この国の法律では、同性の結婚は許されていない」
「はい。でも、書類の上とかじゃなくて・・・」
「挙式とか、披露宴とか?」
「すごく、憧れます。私は男だし、同性愛者でもないです。でもヴァンツァーのこと好きで、一緒にいたいなって思って・・・ヴァンツァーも、そうなのかな、どうなのかな、って・・・男である私と結婚したいって言えば、家の人たちが煩く言うこともなくなるから、って・・・」
「──煩く? あの子がそう言ったのかい?」
「・・・? はい・・・あの・・・?」
これには、また顔を見合わせたサリエラとケリーであった。
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そのうち終わるよ。うん。
それでは、おやすみなさ~い。
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