小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
おかしい・・・新しいPCが届いた喜びと、FF7ACCを見た興奮と、戦国BASARAの小政の影響か、頭の中でシェラが女王様状態です。いやー、パーリー、パーリー(笑)
ご存知の方がどれくらいいるか分かりませんが、昔『爆れつハンター』っていう小説のアニメが放映されていましてね。そこに出てくるショコラって姐さんが軍帽に革っぽいパンツにブーツで戦うんですが、まー、素敵な露出具合でね。デル戦で言うところの銀線みたいな針金っぽい武器使って戦うんですが、戦いのときは冷酷無比で。そんな感じのシェラが頭の中でうろうろしてるんです。
前から思っていたことではあるんですが、橘はどうしてもヴァンツァーをドMにしたくて仕方ないらしいです。いや、あの男は元からMなんですが、こう、『シェラに蔑まれ隊』というか・・・ブーツ履いてても、素足でもいいんですが、シェラに爪先でヴァンツァーの顎をクイッと持ちあげて欲しい欲求が収まらないといいますか・・・(コラ)ヴァンツァーさんは縛られてても、縛られてなくてもどっちでもいいんですが、あ、いや、肉体的には自由なんだけど、精神的に縛られてる方が萌えるな、うん。
まぁ、ここに載せられる範囲でちょっとだけ。
ご存知の方がどれくらいいるか分かりませんが、昔『爆れつハンター』っていう小説のアニメが放映されていましてね。そこに出てくるショコラって姐さんが軍帽に革っぽいパンツにブーツで戦うんですが、まー、素敵な露出具合でね。デル戦で言うところの銀線みたいな針金っぽい武器使って戦うんですが、戦いのときは冷酷無比で。そんな感じのシェラが頭の中でうろうろしてるんです。
前から思っていたことではあるんですが、橘はどうしてもヴァンツァーをドMにしたくて仕方ないらしいです。いや、あの男は元からMなんですが、こう、『シェラに蔑まれ隊』というか・・・ブーツ履いてても、素足でもいいんですが、シェラに爪先でヴァンツァーの顎をクイッと持ちあげて欲しい欲求が収まらないといいますか・・・(コラ)ヴァンツァーさんは縛られてても、縛られてなくてもどっちでもいいんですが、あ、いや、肉体的には自由なんだけど、精神的に縛られてる方が萌えるな、うん。
まぁ、ここに載せられる範囲でちょっとだけ。
**********
「いやぁ、本当に、お若いのによく出来た奥様だ!」
「料理も抜群に美味い!」
「何より、お綺麗でいらっしゃる!」
専務が羨ましい、と。
矢継ぎ早に賛辞を口にする年上の部下たちに、ヴァンツァーは苦笑した。
「愚妻ですが・・・」
「またまた御謙遜を」
「いや、本当に美味い」
言葉に嘘はないのだろう、箸の止まらぬ様子に、男たちから絶賛されている『奥様』は聖母のような微笑を浮かべた。
「ふふ。お口に合って何よりです」
「シェラ」
「はい、じきにお燗がつきますから」
「うん」
夫から空いた徳利を受け取ると、パタパタと台所へ向かう若妻。
清流のごとき長い銀の髪は、給仕をしやすいよう今は束ねられている。
それでもそれと分かる見事な髪と、人形のように整った顔、細やかな気配りの出来る様子と抜群の料理の腕に、倍近くは歳の離れていようかという男たちは感嘆のため息を零すばかりであった。
「まさしく、大和撫子ですなぁ」
「美男美女の夫婦など、芸能界かドラマの中にしかいないと思っていましたが」
「いや、本当に羨ましい」
「・・・褒めすぎです」
困ったように曖昧な笑みを零す青年は、その後もしばらく部下たちの賛辞を受け止めることとなったのである。
+++++
ふぅ、と。
風呂から上がり、ようやくひと息吐く。
父親の経営する会社に就職し、若くして重役となったのはいいが、人との付き合いというものはどうも苦手だ、とヴァンツァーは軽く瞼を伏せた。
次期社長である自分に取り入ろうとする人間はあまりに多く、敵を作らないように、しかし日課であるかのように食事や宴席に誘われるのを断るのは、かなり骨が折れる。
言い訳だけでもなかったが、帰りを待つ妻に申し訳ないから、と言えば引き下がる人間が多かったのも事実。
また、そんな中から数人選んで自宅に招けば、今回のように「これ程の料理の腕ならば帰りたくもなるでしょう」と納得を見せたりもする。
ほっとした気持ちと、余計な噂が立って「我も」と言い出す人間がいなければいいが、と。
何度目かのため息を零して、寝室の扉を開ける。
「──遅い」
ダウンライトの明かりだけが灯された室内から、低く鋭い声が放たれた。
「すまな・・・すみません」
ベッドサイドに腰掛け、ガウン1枚の姿で悠然と脚を組んでいる人間が、『大和撫子』と評された人物と一緒だと。
満足そうな顔で帰っていった部下たちが見たら顎でも外すだろうか、と。
考えて足が止まっていた一瞬も気に入らなかったらしい。
ちいさく舌打ちをするのが耳に入り、大股でベッドへ近づく。
そのまま、カーペットに膝をついた。
「・・・ありがとう。今日は、助かった」
見上げるようにしてそう口にすれば、薄暗い中では聖母というよりももっと妖艶な何かに見える美貌がゆったりと笑みを浮かべた。
さわり、と。
背中がちいさく騒ぎ出す。
「別にあれくらいは構わない。私はお前の妻だからな」
「うん・・・」
頷いたまま、視線を伏せる。
思い出す、一瞬前に見た、笑みを浮かべながらも真っ直ぐこちらの胸を射抜くかのような視線。
否、俯いていても、それは感じることが出来た。
怒っているわけではない、機嫌が悪いわけでもない。
とくとく、と心臓は音を立て、頬に熱が上る。
「──ヴァンツァー」
クイッ、と。
組んだ脚の爪先で、顎を持ち上げられる。
見上げたシェラの美貌は愉しそうに笑みを浮かべていて、思わず喉を鳴らした男は瞬きすら出来ずに相手を見つめている。
「寒い。お前のおかげで冷えた」
「・・・すみません」
「暖めろ」
命じているというのにその響きはまるで睦言のようで。
「──はい」
嬉しそうに微笑みを浮かべて呟くと、ヴァンツァーは恭しくシェラの爪先に口づけた。
**********
まぁ、こんな感じでしょうか? ほんと、ヴァンツァーをどうしたいのかな、自分。
頭ん中がひと足先に春なんだ。大丈夫、大丈夫。橘はこれで通常運転。
「いやぁ、本当に、お若いのによく出来た奥様だ!」
「料理も抜群に美味い!」
「何より、お綺麗でいらっしゃる!」
専務が羨ましい、と。
矢継ぎ早に賛辞を口にする年上の部下たちに、ヴァンツァーは苦笑した。
「愚妻ですが・・・」
「またまた御謙遜を」
「いや、本当に美味い」
言葉に嘘はないのだろう、箸の止まらぬ様子に、男たちから絶賛されている『奥様』は聖母のような微笑を浮かべた。
「ふふ。お口に合って何よりです」
「シェラ」
「はい、じきにお燗がつきますから」
「うん」
夫から空いた徳利を受け取ると、パタパタと台所へ向かう若妻。
清流のごとき長い銀の髪は、給仕をしやすいよう今は束ねられている。
それでもそれと分かる見事な髪と、人形のように整った顔、細やかな気配りの出来る様子と抜群の料理の腕に、倍近くは歳の離れていようかという男たちは感嘆のため息を零すばかりであった。
「まさしく、大和撫子ですなぁ」
「美男美女の夫婦など、芸能界かドラマの中にしかいないと思っていましたが」
「いや、本当に羨ましい」
「・・・褒めすぎです」
困ったように曖昧な笑みを零す青年は、その後もしばらく部下たちの賛辞を受け止めることとなったのである。
+++++
ふぅ、と。
風呂から上がり、ようやくひと息吐く。
父親の経営する会社に就職し、若くして重役となったのはいいが、人との付き合いというものはどうも苦手だ、とヴァンツァーは軽く瞼を伏せた。
次期社長である自分に取り入ろうとする人間はあまりに多く、敵を作らないように、しかし日課であるかのように食事や宴席に誘われるのを断るのは、かなり骨が折れる。
言い訳だけでもなかったが、帰りを待つ妻に申し訳ないから、と言えば引き下がる人間が多かったのも事実。
また、そんな中から数人選んで自宅に招けば、今回のように「これ程の料理の腕ならば帰りたくもなるでしょう」と納得を見せたりもする。
ほっとした気持ちと、余計な噂が立って「我も」と言い出す人間がいなければいいが、と。
何度目かのため息を零して、寝室の扉を開ける。
「──遅い」
ダウンライトの明かりだけが灯された室内から、低く鋭い声が放たれた。
「すまな・・・すみません」
ベッドサイドに腰掛け、ガウン1枚の姿で悠然と脚を組んでいる人間が、『大和撫子』と評された人物と一緒だと。
満足そうな顔で帰っていった部下たちが見たら顎でも外すだろうか、と。
考えて足が止まっていた一瞬も気に入らなかったらしい。
ちいさく舌打ちをするのが耳に入り、大股でベッドへ近づく。
そのまま、カーペットに膝をついた。
「・・・ありがとう。今日は、助かった」
見上げるようにしてそう口にすれば、薄暗い中では聖母というよりももっと妖艶な何かに見える美貌がゆったりと笑みを浮かべた。
さわり、と。
背中がちいさく騒ぎ出す。
「別にあれくらいは構わない。私はお前の妻だからな」
「うん・・・」
頷いたまま、視線を伏せる。
思い出す、一瞬前に見た、笑みを浮かべながらも真っ直ぐこちらの胸を射抜くかのような視線。
否、俯いていても、それは感じることが出来た。
怒っているわけではない、機嫌が悪いわけでもない。
とくとく、と心臓は音を立て、頬に熱が上る。
「──ヴァンツァー」
クイッ、と。
組んだ脚の爪先で、顎を持ち上げられる。
見上げたシェラの美貌は愉しそうに笑みを浮かべていて、思わず喉を鳴らした男は瞬きすら出来ずに相手を見つめている。
「寒い。お前のおかげで冷えた」
「・・・すみません」
「暖めろ」
命じているというのにその響きはまるで睦言のようで。
「──はい」
嬉しそうに微笑みを浮かべて呟くと、ヴァンツァーは恭しくシェラの爪先に口づけた。
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まぁ、こんな感じでしょうか? ほんと、ヴァンツァーをどうしたいのかな、自分。
頭ん中がひと足先に春なんだ。大丈夫、大丈夫。橘はこれで通常運転。
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