小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
最近毎朝水道が凍るんです・・・マンションだけど、3階建てで4世帯なので、大きめのマンションみたいに貯水タンクないんです。それにしても、凍るのかよ・・・仕方ないのでペットボトルに水を汲み置きしておいて、それで洗顔してますよ。この前なんて、休みの日に7時くらいに起きて水道捻ったらまだ水出て来なくて(笑)7時でもダメなのかよ! と笑った記憶があります。
埼玉は寒い・・・。
でも、頭の中は常夏です(笑)昨日のヲタネタは、本当に書きたかったところは全然あれのもっと先なんです。例によってそこまで進まなかったので、ちょっと続きをば。
埼玉は寒い・・・。
でも、頭の中は常夏です(笑)昨日のヲタネタは、本当に書きたかったところは全然あれのもっと先なんです。例によってそこまで進まなかったので、ちょっと続きをば。
**********
「では坊ちゃま。お着替えはこちらに」
「うん。ありがとうカーサ」
「お屋敷にお戻りになられればよろしいのに」
「嫌だよ。あの家は、広いけど窮屈だ」
「坊ちゃま・・・」
初老の男性は困ったような、寂しいような表情を浮かべた。
「ですが、こうして可愛らしいご婚約者様もおいでになることですし」
「それ、そんな顔してても男だから」
「男でも。坊ちゃまの見初めた方なのですから、きっと旦那様や兄上様もお喜びになられます」
「見初めてない。押しかけてきたから置いてるだけ」
「──ひどっ!!」
『それ』呼ばわりされても黙っていたシェラだったが、さすがに今の台詞は聞き捨てならなかったらしい。
「身の回りのお世話にしても、お屋敷にいらして下さればもっと手厚くして差し上げることが出来ますのに」
「いいよ別に。あぁ。面倒だったらそれにやらせるから」
「さっきから『それ』って何?!」
「家事、得意なんだろう?」
「得意だけど!」
『それ』はあんまりなんじゃない?! と怒っても、誰もシェラを責められないはずだ。
「坊ちゃま。このカーサめは、坊ちゃまたちのお世話をさせていただくのが生きがいなのでございます。面倒だなどとはとんでもない。ただ、何か不自由があるのではないかと、そればかりが気がかりなのでございます」
「別に。不自由してないよ。頼んでおいた服以外に礼服だのスーツだのが時々紛れ込んでるのが困るくらいで」
「何かのときのために、数着はご用意しておかれた方がよろしいのです」
「パーティーだの何だのは兄貴が出るんだから、俺にはあんなの必要ないよ」
「わたくしが坊ちゃまの礼服姿を見たのは、成人式のときが最後でございます。ご立派なお姿に目から熱いものが」
「ネクタイ嫌いなんだよ。スーツは動きにくいし」
「せっかくのご器量なのですから、もったいのうございます」
「無理して着飾ったって仕方ないだろう」
「それにしても、何やら少女の顔がプリントされたシャツばかりというのは」
「──可愛いだろう?!」
「はぁ、そうですな。白い肌に大きな瞳が大変愛らしいお顔立ちで」
「だろう! カーサなら分かってくれると思った!」
──いや、そこでそんな全開の笑顔見せられても・・・っていうか、私にはそんな顔見せてくれたことないのに。
ため息とともに魂まで抜け出して行きそうになっているシェラ。
あー、やっぱり笑うと美人だなぁ、と思いはするのだが、話題がゲームの美少女キャラというのがどうにもイタイ。
「坊ちゃま。お屋敷にお戻りになられないにしても、一度ご婚約者様をお連れになって下さいませ。皆様楽しみにしてらっしゃるのですから」
「はいはい、分かったよ。そのうちね」
「来週は久々に旦那様がお戻りですから、お迎えに上がります」
「気が早いなぁ」
「結納とお式の日取りも決めませんと」
「いいよそんなの。そいつ男なんだから」
「性別は関係ありません。こういうことはきちんと形式に則って」
「はいはい、分かりました。全部カーサに任せるよ」
「では、土曜日の7時にお迎えに上がります」
「早くない?」
「こういうことは午前中から動くのが」
「あー、はいはい。分かった、分かった。いいよ、任せるって言ったのは俺だから」
「それでは」
ヴァンツァーに頭を下げ、それからシェラに向き直る初老の執事。
「シェラ様、でしたな」
「は、はい!」
「坊ちゃまはちょっと素直でないところがおありですが、とてもおやさしい方です」
「はぁ・・・」
逆に何かとても素直な気がするんですが特に自分に対して、と思ったけれど、シェラは黙っていた。
きっと、この執事さんは、坊ちゃまが可愛くて仕方ないんだろうな、と思うと同時に、あのヴァンツァーから「はい」という言葉を引き出した魔法使いみたいな人だからだ。
「末永く、よろしくお願いいたします」
「あ、こ、こちらこそ!」
ぺこり、と頭を下げるふたりを、ヴァンツァーはどうでも良さそうな顔で見ていた。
**********
こんなこと書いてますが、書きたい場面はハネムーンだって言ったら怒られますか?(笑)
ハネムーン書くためにどんだけ前置きするんだ、って話ですよ。
それから、キャラが全然残ってなくてごめんなさい(笑)誰だよ、ヴァンツァーって名前なだけの別人じゃねーかよ(笑)でも、年上の押しには弱いという特徴はよく残っているはずです(コラ)
「では坊ちゃま。お着替えはこちらに」
「うん。ありがとうカーサ」
「お屋敷にお戻りになられればよろしいのに」
「嫌だよ。あの家は、広いけど窮屈だ」
「坊ちゃま・・・」
初老の男性は困ったような、寂しいような表情を浮かべた。
「ですが、こうして可愛らしいご婚約者様もおいでになることですし」
「それ、そんな顔してても男だから」
「男でも。坊ちゃまの見初めた方なのですから、きっと旦那様や兄上様もお喜びになられます」
「見初めてない。押しかけてきたから置いてるだけ」
「──ひどっ!!」
『それ』呼ばわりされても黙っていたシェラだったが、さすがに今の台詞は聞き捨てならなかったらしい。
「身の回りのお世話にしても、お屋敷にいらして下さればもっと手厚くして差し上げることが出来ますのに」
「いいよ別に。あぁ。面倒だったらそれにやらせるから」
「さっきから『それ』って何?!」
「家事、得意なんだろう?」
「得意だけど!」
『それ』はあんまりなんじゃない?! と怒っても、誰もシェラを責められないはずだ。
「坊ちゃま。このカーサめは、坊ちゃまたちのお世話をさせていただくのが生きがいなのでございます。面倒だなどとはとんでもない。ただ、何か不自由があるのではないかと、そればかりが気がかりなのでございます」
「別に。不自由してないよ。頼んでおいた服以外に礼服だのスーツだのが時々紛れ込んでるのが困るくらいで」
「何かのときのために、数着はご用意しておかれた方がよろしいのです」
「パーティーだの何だのは兄貴が出るんだから、俺にはあんなの必要ないよ」
「わたくしが坊ちゃまの礼服姿を見たのは、成人式のときが最後でございます。ご立派なお姿に目から熱いものが」
「ネクタイ嫌いなんだよ。スーツは動きにくいし」
「せっかくのご器量なのですから、もったいのうございます」
「無理して着飾ったって仕方ないだろう」
「それにしても、何やら少女の顔がプリントされたシャツばかりというのは」
「──可愛いだろう?!」
「はぁ、そうですな。白い肌に大きな瞳が大変愛らしいお顔立ちで」
「だろう! カーサなら分かってくれると思った!」
──いや、そこでそんな全開の笑顔見せられても・・・っていうか、私にはそんな顔見せてくれたことないのに。
ため息とともに魂まで抜け出して行きそうになっているシェラ。
あー、やっぱり笑うと美人だなぁ、と思いはするのだが、話題がゲームの美少女キャラというのがどうにもイタイ。
「坊ちゃま。お屋敷にお戻りになられないにしても、一度ご婚約者様をお連れになって下さいませ。皆様楽しみにしてらっしゃるのですから」
「はいはい、分かったよ。そのうちね」
「来週は久々に旦那様がお戻りですから、お迎えに上がります」
「気が早いなぁ」
「結納とお式の日取りも決めませんと」
「いいよそんなの。そいつ男なんだから」
「性別は関係ありません。こういうことはきちんと形式に則って」
「はいはい、分かりました。全部カーサに任せるよ」
「では、土曜日の7時にお迎えに上がります」
「早くない?」
「こういうことは午前中から動くのが」
「あー、はいはい。分かった、分かった。いいよ、任せるって言ったのは俺だから」
「それでは」
ヴァンツァーに頭を下げ、それからシェラに向き直る初老の執事。
「シェラ様、でしたな」
「は、はい!」
「坊ちゃまはちょっと素直でないところがおありですが、とてもおやさしい方です」
「はぁ・・・」
逆に何かとても素直な気がするんですが特に自分に対して、と思ったけれど、シェラは黙っていた。
きっと、この執事さんは、坊ちゃまが可愛くて仕方ないんだろうな、と思うと同時に、あのヴァンツァーから「はい」という言葉を引き出した魔法使いみたいな人だからだ。
「末永く、よろしくお願いいたします」
「あ、こ、こちらこそ!」
ぺこり、と頭を下げるふたりを、ヴァンツァーはどうでも良さそうな顔で見ていた。
**********
こんなこと書いてますが、書きたい場面はハネムーンだって言ったら怒られますか?(笑)
ハネムーン書くためにどんだけ前置きするんだ、って話ですよ。
それから、キャラが全然残ってなくてごめんなさい(笑)誰だよ、ヴァンツァーって名前なだけの別人じゃねーかよ(笑)でも、年上の押しには弱いという特徴はよく残っているはずです(コラ)
PR
この記事にコメントする