小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
やってみますか。ヲタ。でも、今回はちょっとヲタれないような・・・。
**********
──・・・何だかとても、場違いなところに来てしまった。
店に入った直後、シェラはたらり、と冷や汗を流した。
「三次元に興味はない」と公言する超絶美形の恋人からのほとんど初めてのプレゼントはゲーム機で、でもでも何だって嬉しいんだもんっ! とESと3DESの入った袋を抱えてご満悦だったシェラ。
車に乗って、じゃあじゃあ今度は私の行きたいお店ね! と運転手に行き先を告げようとしたところ。
「──あ。忘れてた」
と呟いたお坊ちゃま。
目をぱちくりさせるシェラを無視して、次の行き先を勝手に決めてしまったのだった。
「え、ちょっ、ヴァンツァー!」
酷い、酷い、約束は?! と涙目になるシェラに、ヴァンツァーは言った。
「開けないの?」
「え?」
「3DES」
「・・・・・・」
そりゃあ、ちょっとは楽しみだけど、でもでも、本当はデートがしたかったんだもん! と。
頬を膨らませたシェラは、ぶーぶー唇を尖らせながら今しがた買ってきたゲーム機を箱から出した。
そして、シガーソケットから充電しながら電源を入れ、ヴァンツァーに聞きながら使用者情報を登録をしたのだった。
「・・・どこ行くの?」
表情がぶすくれてしまうのは仕方のないこと。
だって、本当に今日のデートを楽しみにしていて、そのために一生懸命慣れないゲームを進めたのだ。
──・・・確かに、やってみたらちょっと面白かったけどさ・・・。
何だか悔しいのでそれは言わないでいたが、約束は守ってよね、と思うわけだ。
「買い物」
ただそれだけを返したヴァンツァーは、自分も3DESの新色を箱から出して、何やらゲームを始めてしまった。
もちろん、その後の車内は無言だ。
──なんだよ、もう!!
ぷんすか頭にちいさな角を生やしたシェラだったが、20分後到着した建物を見て、あんぐりと口を開けたのだった。
「・・・ヴァンツァー・・・?」
「なに?」
「ここ・・・」
「カーサ。一緒に来て」
ぽかん、としているシェラの後ろから、「はいはい、坊ちゃま」と嬉しそうな顔で初老の男がやってきた。
ふたりで店に入ろうとしたところで、背が高く、外見だけは言うことのない男が立ち尽くしているシェラを振り返った。
「買い物行きたいんだったら、さっさと好きなの選んで」
「・・・・・・」
そして、いつも通りの無愛想な顔で、ハイジュエラーの店内へと入っていったのであった。
**********
・・・これっぽっちもヲタク要素がない・・・ダメだ、それはダメだ・・・きっと眠くて頭が働かないからヲタれないんだ・・・くっ!!
そんなわけで、婚約指輪を買いに。坊ちゃまは、一切興味がありませんが(笑)
──・・・何だかとても、場違いなところに来てしまった。
店に入った直後、シェラはたらり、と冷や汗を流した。
「三次元に興味はない」と公言する超絶美形の恋人からのほとんど初めてのプレゼントはゲーム機で、でもでも何だって嬉しいんだもんっ! とESと3DESの入った袋を抱えてご満悦だったシェラ。
車に乗って、じゃあじゃあ今度は私の行きたいお店ね! と運転手に行き先を告げようとしたところ。
「──あ。忘れてた」
と呟いたお坊ちゃま。
目をぱちくりさせるシェラを無視して、次の行き先を勝手に決めてしまったのだった。
「え、ちょっ、ヴァンツァー!」
酷い、酷い、約束は?! と涙目になるシェラに、ヴァンツァーは言った。
「開けないの?」
「え?」
「3DES」
「・・・・・・」
そりゃあ、ちょっとは楽しみだけど、でもでも、本当はデートがしたかったんだもん! と。
頬を膨らませたシェラは、ぶーぶー唇を尖らせながら今しがた買ってきたゲーム機を箱から出した。
そして、シガーソケットから充電しながら電源を入れ、ヴァンツァーに聞きながら使用者情報を登録をしたのだった。
「・・・どこ行くの?」
表情がぶすくれてしまうのは仕方のないこと。
だって、本当に今日のデートを楽しみにしていて、そのために一生懸命慣れないゲームを進めたのだ。
──・・・確かに、やってみたらちょっと面白かったけどさ・・・。
何だか悔しいのでそれは言わないでいたが、約束は守ってよね、と思うわけだ。
「買い物」
ただそれだけを返したヴァンツァーは、自分も3DESの新色を箱から出して、何やらゲームを始めてしまった。
もちろん、その後の車内は無言だ。
──なんだよ、もう!!
ぷんすか頭にちいさな角を生やしたシェラだったが、20分後到着した建物を見て、あんぐりと口を開けたのだった。
「・・・ヴァンツァー・・・?」
「なに?」
「ここ・・・」
「カーサ。一緒に来て」
ぽかん、としているシェラの後ろから、「はいはい、坊ちゃま」と嬉しそうな顔で初老の男がやってきた。
ふたりで店に入ろうとしたところで、背が高く、外見だけは言うことのない男が立ち尽くしているシェラを振り返った。
「買い物行きたいんだったら、さっさと好きなの選んで」
「・・・・・・」
そして、いつも通りの無愛想な顔で、ハイジュエラーの店内へと入っていったのであった。
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・・・これっぽっちもヲタク要素がない・・・ダメだ、それはダメだ・・・きっと眠くて頭が働かないからヲタれないんだ・・・くっ!!
そんなわけで、婚約指輪を買いに。坊ちゃまは、一切興味がありませんが(笑)
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