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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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明日、当サイトは12歳になります。小学校6年生です。わお。
ここに書いたか書いてないか忘れたので書きますが、今年度から主任になったからか、まー、異様に忙しい。グループで新しいシステムの導入をしたんですが、ほぼ私が面倒を見ている状態。いや、クライアント数2500だぜ? 『VS俺』てオイ(笑)

とはいえ、来週から待ちに待った夏季休暇です。友人に唆され・・・アドバイスをもらい、ちょぴっと小ネタを考えているので、せめてそれくらいは更新出来たらいいなぁ、と思います。
メインは四ツ子になるのかな。

もしかするとしばらく更新出来ないかも知れないので、さわりをちょこっと・・・。




**********

「・・・あり、ません・・・っ!」
「ありがとうございました」

唇どころか、奥歯を噛みしめる少年を前に、ロンドは礼儀正しく頭を下げた。
その瞬間、息を詰めて見守っていた周囲の人間がワッと声を上げた。
それは歓声であったり、悲鳴のようなどよめきだったり様々であったが、渦中の少年は少し困ったような表情ではあるものの、その天使のような顔はどこかほっとしているようにも見えた。
それを少し離れたところから見ていた艶やかな黒髪の少年は、形の良い唇をゆったりと持ち上げた。
その怜悧な美貌には『当然だろう』と書かれているが、室内の人間は盤面を挟んで向かい合うふたりに釘付けで、彼に意識を向けているものはいない──否、ひとりだけいた。

「フーちゃん、終わったから帰ろう」

声を掛けたのはロンドだが、その表情に『助けて』と書いてあるのがフーガにはよく分かる。

「皆、話し掛けたそうだけど?」

目の前に来た同い年の兄に、ささやくように言ってやる。

「・・・帰るよ」
「うん」

少しばかり強引に手を引かれたフーガはにっこりと微笑んで周囲の視線を奪っていたが、本人は気にした様子がない。
あぁ、こんなに気分が良いのはどれくらいぶりだろう!
少なくとも、学校にいるときにこれ程気分が高揚することはない。
だから、男女問わず熱の篭った目で見られようとも、そんなことはどうでも良かった。

「もう、ああいうのナシね」
「ああいうのって?」

学校から家までの帰り道、仲良く手を繋ぎながらの道中、ロンドの言葉にフーガは不思議そうな顔で首を傾げた。
宝石のような紫紺の瞳には純粋な疑問しか浮かんでいない──ように見える。

「フーちゃん。そんな可愛い顔しても、ダメなものはダメ」

『めっ』と窘める兄にも、フーガは機嫌良さそうににこにこするばかり。


**********

うん、こんな話。
フーちゃんマジ天使。

明日は妹様が私の誕生日を祝ってくれるそうで、日曜まで戻らないかも知れないのでフライングでした。

それでは、どうぞ12年目もよろしくお願いいたします。
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