小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
イガイガイガイガイガイガイガイガ・・・寒いからなぁ。家では加湿器もめいっぱい頑張ってくれてるけど、事務所はビルの中にパーティションもドアもなく設えられているので、加湿器はあってないようなもの。いや、なかった頃よりマシですが。でも、加湿器あるのに湿度30%超えたの見たことないし・・・邪魔なんですが、マスクをすることに決めました。喉をやられると一撃で発熱なのでね。イガイガザワザワな程度で済ませないと。
さぁ。今日から2月です。今週いっぱいはとても寒いらしいので、皆様もどうぞ体調にお気をつけて。頭の中をあったかくしましょう。
さぁ。今日から2月です。今週いっぱいはとても寒いらしいので、皆様もどうぞ体調にお気をつけて。頭の中をあったかくしましょう。
**********
ヴァンツァーはオタクだけど、顔はとってもかっこいい。
二次元にしか興味がなくて、ゲームとアニメが大好きで、「あ」とか「え」とかのひと言で声優の声を聴き分けられるくらいの、ある意味特殊能力の持ち主だ。
やさしくなんてほとんどしてもらったことはないし、デートだってアニ○イトとコ○ケばっかりだけど、それでも『プリキ○ア』Tシャツを着て外出しようとするのを死ぬ気で止めて、それなりに見られる服装──ほとんどアウターで隠してしまうのだが──をさせて街を歩けば、道行くすべての女性が振り返る美貌の主だ。
ちょっと冷たい感じのする銀縁眼鏡だって、ゲームで視力が悪くなったんだと分からなければ「あら、知的vv」で済む。
身長だって190近いし、完全インドアなのに結構筋肉ついてるし、本当に、外見だけなら完璧に近いのだ。
──しかし。
いるところには、いるのである。
「・・・Mr.Perfectだ」
シェラがそう評価したのは、ヴァンツァーの兄のことである。
長身なヴァンツァーよりも更に長身、冷たい美貌のヴァンツァーとは趣が異なるが、少年のような悪戯っぽさを残した顔は超がつくほどの二枚目だ。
見苦しくはない程度に細身で筋骨質の身体は、服の上からであっても思わず見惚れてしまうほど。
30代前半の、若さと才気溢れる自信に満ちた容貌に、人当たりの良さも抜群、上場企業の社長という重職に就いてはいるが非常に気さくで、気難しいところなどまるでない。
「・・・兄弟?」
おいおいほんとかよ、とシェラが思わず我が目を疑ってしまっても仕方のないことと言えた。
「あぁ、こりゃあ確かにお前さんが好きそうな美少女だな」
「だから男だよ」
「パンツスーツか、もったいねぇ。──スカートは嫌いかい?」
話を向けられたシェラは、「へ?」と素っ頓狂な声を上げた。
琥珀色の、不思議な魅力を持った瞳に見つめられると何だかドキドキする。
「白いワンピースとか、似合うと思うんだがな」
「あの・・・」
「嫌いかい?」
「いえ・・・あの、男なので」
「『男は普通スカートなんてはかないから』──ってことは、嫌いじゃねぇならプレゼントしても構わねぇか?」
「──え?!」
「ヴァンツァー、いいか?」
「好きにすれば」
珍しくゲーム機は持っていない男だったし、よく出来た執事のおかげで今日はとてもまともな服装をしているのだが、その顔には『めんどくさい』とはっきり書いてある。
早く終わらせてゲームの続きを、と思っていることは間違いない。
「あ、あの・・・ケリーさん?」
「ん?」
「そんな、プレゼントとか、いただけません」
「あん? こいつからもらったことは?」
「あるわk・・・ありません」
ちょっとむすっとしたシェラの表情に、ケリーはぺちっと額を叩いてみせた。
「ひでぇ冗談だ。ヴァンツァー、お前さん、こんな可愛い彼女にプレゼントのひとつもしてないのか?」
「彼『女』じゃない」
律儀に何度も訂正するヴァンツァーだったが、ケリーは気の毒そうな顔でシェラを見たものである。
「もっとねだりゃいいのに」
「いや、ヴァンツァーがゲームと漫画以外にお金出すわけないですよ。デートだってめんどくさがって連れてってくれないのに」
思わず素直に言ってしまったシェラだった。
ケリーはちょっと考える顔つきになったあと、にやり、と唇を持ち上げた。
「──ちょっと付き合いな」
そして、きょとん、とした顔のシェラを連れて部屋を出たのだった。
**********
私ならケリーがいい(コラ)愛人でいいから、ケリーがいい(おい)
さ、続きはどうなることやら。
ヴァンツァーはオタクだけど、顔はとってもかっこいい。
二次元にしか興味がなくて、ゲームとアニメが大好きで、「あ」とか「え」とかのひと言で声優の声を聴き分けられるくらいの、ある意味特殊能力の持ち主だ。
やさしくなんてほとんどしてもらったことはないし、デートだってアニ○イトとコ○ケばっかりだけど、それでも『プリキ○ア』Tシャツを着て外出しようとするのを死ぬ気で止めて、それなりに見られる服装──ほとんどアウターで隠してしまうのだが──をさせて街を歩けば、道行くすべての女性が振り返る美貌の主だ。
ちょっと冷たい感じのする銀縁眼鏡だって、ゲームで視力が悪くなったんだと分からなければ「あら、知的vv」で済む。
身長だって190近いし、完全インドアなのに結構筋肉ついてるし、本当に、外見だけなら完璧に近いのだ。
──しかし。
いるところには、いるのである。
「・・・Mr.Perfectだ」
シェラがそう評価したのは、ヴァンツァーの兄のことである。
長身なヴァンツァーよりも更に長身、冷たい美貌のヴァンツァーとは趣が異なるが、少年のような悪戯っぽさを残した顔は超がつくほどの二枚目だ。
見苦しくはない程度に細身で筋骨質の身体は、服の上からであっても思わず見惚れてしまうほど。
30代前半の、若さと才気溢れる自信に満ちた容貌に、人当たりの良さも抜群、上場企業の社長という重職に就いてはいるが非常に気さくで、気難しいところなどまるでない。
「・・・兄弟?」
おいおいほんとかよ、とシェラが思わず我が目を疑ってしまっても仕方のないことと言えた。
「あぁ、こりゃあ確かにお前さんが好きそうな美少女だな」
「だから男だよ」
「パンツスーツか、もったいねぇ。──スカートは嫌いかい?」
話を向けられたシェラは、「へ?」と素っ頓狂な声を上げた。
琥珀色の、不思議な魅力を持った瞳に見つめられると何だかドキドキする。
「白いワンピースとか、似合うと思うんだがな」
「あの・・・」
「嫌いかい?」
「いえ・・・あの、男なので」
「『男は普通スカートなんてはかないから』──ってことは、嫌いじゃねぇならプレゼントしても構わねぇか?」
「──え?!」
「ヴァンツァー、いいか?」
「好きにすれば」
珍しくゲーム機は持っていない男だったし、よく出来た執事のおかげで今日はとてもまともな服装をしているのだが、その顔には『めんどくさい』とはっきり書いてある。
早く終わらせてゲームの続きを、と思っていることは間違いない。
「あ、あの・・・ケリーさん?」
「ん?」
「そんな、プレゼントとか、いただけません」
「あん? こいつからもらったことは?」
「あるわk・・・ありません」
ちょっとむすっとしたシェラの表情に、ケリーはぺちっと額を叩いてみせた。
「ひでぇ冗談だ。ヴァンツァー、お前さん、こんな可愛い彼女にプレゼントのひとつもしてないのか?」
「彼『女』じゃない」
律儀に何度も訂正するヴァンツァーだったが、ケリーは気の毒そうな顔でシェラを見たものである。
「もっとねだりゃいいのに」
「いや、ヴァンツァーがゲームと漫画以外にお金出すわけないですよ。デートだってめんどくさがって連れてってくれないのに」
思わず素直に言ってしまったシェラだった。
ケリーはちょっと考える顔つきになったあと、にやり、と唇を持ち上げた。
「──ちょっと付き合いな」
そして、きょとん、とした顔のシェラを連れて部屋を出たのだった。
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私ならケリーがいい(コラ)愛人でいいから、ケリーがいい(おい)
さ、続きはどうなることやら。
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