小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
可愛い子が好きな橘は、FEの烈火に出てくるヒースというドラゴンナイトの青年も大好きです。最初は敵なんですが、「女子供とは戦えないから貴軍に投降する」と言っちゃう真っ直ぐな子です。そして、けっこうおちょくら・・・可愛がられる体質です。
【黒い牙】で盗賊やってた【疾風】の異名を持つラガルトっておっさん・・・いや、まだ二十代なんでおっさんてほどおっさんじゃないですけど、ニノに「ラガルトおじちゃんっ」て呼ばれてるからつい・・・あ、いや、そのラガルトとの支援会話があって、支援Aになるとこんな感じに・・・
ラガルト:「ひとつ、協力しないかい? お互いの敵には、協力してあたるってことで」
ヒース:「・・・俺の敵は大陸最強の軍隊だ。どう考えても、あんたの方が不利な取引だろ。なんで、俺のためにそこまでする?」
ラガルト:「ん? まあ、いわゆる愛ってやつかね。(ヒース右端へ引く) 退くなよ! 冗談だって。逃げなくていい」
ヒース:「・・・」
っていう、まぁ、楽しい会話があるんですよ。ラガルトはチャラく見えるけど苦悩も抱えてて、何事にも本気になりそうもなくて、実はとても真摯という。声当てるとしたら絶対平田広明だと思う(笑)そして、ひー君は櫻井さんだな。生真面目なんだ、ひー君は。ルイーズさんとも支援会話あるんです。ルイーズさんにちょっとばかり憧憬の念を抱いたり(笑)まぁ、美人でおしとやかで、弓の腕もあって叱ってくれる(笑)わんこにはたまらんお方ですよね(笑)残念だなぁ、ひー君・・・パント様、えげつない方だから(笑)
面白いんですよ。ひー君とルイーズさんの支援会話で、ルイーズさんが「主人が呼んでいますわ、私行かないと」っていうのがあるんですよ。いや、パント様、そんな人様の支援会話でまで邪魔しなくても(笑)相手は純情な好青年じゃないですか(笑)って、いつも思うんです(笑)
今やっている章では、そのヒースと、遊牧民のラスが仲間になります。あ、イサドラさんって女性パラディンもいるけど、使わないので勘定に入れてません(コラ)ラスは寡黙。ひー君はひたすら可愛い。烈火は好きなキャラが多すぎて、出撃人数少ない章とかとても困ります・・・。
からの、ヴァンシェラ(なぜ)
【黒い牙】で盗賊やってた【疾風】の異名を持つラガルトっておっさん・・・いや、まだ二十代なんでおっさんてほどおっさんじゃないですけど、ニノに「ラガルトおじちゃんっ」て呼ばれてるからつい・・・あ、いや、そのラガルトとの支援会話があって、支援Aになるとこんな感じに・・・
ラガルト:「ひとつ、協力しないかい? お互いの敵には、協力してあたるってことで」
ヒース:「・・・俺の敵は大陸最強の軍隊だ。どう考えても、あんたの方が不利な取引だろ。なんで、俺のためにそこまでする?」
ラガルト:「ん? まあ、いわゆる愛ってやつかね。(ヒース右端へ引く) 退くなよ! 冗談だって。逃げなくていい」
ヒース:「・・・」
っていう、まぁ、楽しい会話があるんですよ。ラガルトはチャラく見えるけど苦悩も抱えてて、何事にも本気になりそうもなくて、実はとても真摯という。声当てるとしたら絶対平田広明だと思う(笑)そして、ひー君は櫻井さんだな。生真面目なんだ、ひー君は。ルイーズさんとも支援会話あるんです。ルイーズさんにちょっとばかり憧憬の念を抱いたり(笑)まぁ、美人でおしとやかで、弓の腕もあって叱ってくれる(笑)わんこにはたまらんお方ですよね(笑)残念だなぁ、ひー君・・・パント様、えげつない方だから(笑)
面白いんですよ。ひー君とルイーズさんの支援会話で、ルイーズさんが「主人が呼んでいますわ、私行かないと」っていうのがあるんですよ。いや、パント様、そんな人様の支援会話でまで邪魔しなくても(笑)相手は純情な好青年じゃないですか(笑)って、いつも思うんです(笑)
今やっている章では、そのヒースと、遊牧民のラスが仲間になります。あ、イサドラさんって女性パラディンもいるけど、使わないので勘定に入れてません(コラ)ラスは寡黙。ひー君はひたすら可愛い。烈火は好きなキャラが多すぎて、出撃人数少ない章とかとても困ります・・・。
からの、ヴァンシェラ(なぜ)
**********
──忙しいのは分かってるけど!!
思い出しても腹が立つ!! と、シェラは柳眉を吊り上げてキッチンに立っていた。
ここ最近ヴァンツァーの帰宅時間は遅く、朝は早い。
体調管理を怠るような男ではないし、かつてほど無茶な仕事の仕方をするわけではないが、それでも気になるものは気になるのだ。
だから、せめて帰ってきたときにあたたかい食事と風呂と寝床くらいは用意出来るように、と思っていたのに。
「まだ片付けなければならない仕事がある。部屋には入って来るな。食事は必要ない。先に寝ていろ」
帰ってくるなり、シェラが何か言う前に言いたいことだけ言って、自室に篭ってしまったのだ。
しばらく呆然としてヴァンツァーの部屋の前に立ち尽くしていたシェラだったが、やがてふつふつと怒りがわいて来た。
──あんな風に邪険にしなくてもいいじゃないか!!
そりゃあ、私が手伝える仕事なんてほとんどないけれど!! と、シェラはやり場のない怒りをぶつけるようにしてお菓子を作り始めた。
それも、とても甘いやつだ。
──あいつが絶対に食べられないものを作ってやる! ざまぁみろ!!
ふんっ! と鼻を鳴らしながら、鬼の形相でチョコレートを湯煎にかけたり、粉を篩ったりしている。
キッチンに漂う甘い香りと、全然そぐわない表情だ。
見事な手際でタネを作り終えると、ケーキ型に流し込んでオーブンへ。
あとは焼き上がりを待つだけになってしまい、スイッチの切れたシェラはしょぼんとしてリビングへと向かった。
「・・・知るか、あんな馬鹿」
むぅ、と唇を尖らせ、ソファの上で膝を抱える。
「・・・あんな言い方、しなくてもいいじゃないか・・・」
まるで、『役立たず』と言われたようで、思い出しても胸がズキズキと痛む。
ピカピカに磨いた風呂場も、栄養バランスを考えて一生懸命作った食事も、びしっと整えたベッドも、何ひとつ役に立たない。
今ヴァンツァーが向かっているであろう無機質な端末の方が役に立つのかと思うと、腹立たしいのを通り越して情けなくなってきた。
「・・・ばか・・・」
ぐすん、と鼻を啜ると、ドアの開く音がした。
勢い良く顔を上げたシェラの目に、深夜だというのにやたらと姿勢の良い男がいた。
一瞬、驚いたように目を瞠るヴァンツァー。
「寝ていろと言わなかったか」
「何をしていようと、私の勝手だろう」
ふん! と顔を背ける。
抱えていた膝を伸ばし、弱気だった自分をなかったことにするシェラ。
近寄ってきたヴァンツァーは、「まぁな」と言うと、ごろん、と横になったのである。
「──なっ」
シェラの膝の上に、黒い頭が乗っている。
「おまっ」
「煩い」
「・・・・・・」
「少し休む」
「休むならベッドで」
「まだ仕事が残っているんだ」
「・・・・・・」
「少しだけ」
ゴソゴソと、身動ぎしては寝心地の良い場所を探すヴァンツァー。
やがて満足する場所を見つけたのか、胸の前で腕を組んだ格好で目を閉じる。
「・・・先に寝てろって、言ったくせに」
シェラがぼそっと悪態をつくと、ゆっくりと藍色の瞳が開かれた。
「シェラ」
「・・・・・・」
ツン、と顎を逸らすシェラの手を取るヴァンツァー。
「おい」
「髪・・・」
「は?」
「髪、撫でてくれ」
「はぁ?」
「少しの間でいい」
取ったシェラの手を、そのまま自分のこめかみの辺りに導くヴァンツァー。
「おま」
「・・・落ち着く」
「・・・・・・」
「こうしてお前に触れられていると、とても、落ち着く」
その言葉に嘘はないのか、呼吸は規則正しく、表情はどこまでも穏やかだ。
仕方なく、シェラは言われるままに髪を撫でてやることにした。
5分ほど経っただろうか。
「・・・シェラ」
「寝たんじゃないのか」
ちょっと嫌味を言ってやったつもりのシェラに、ヴァンツァーは何事もないように呟いた。
「・・・甘い」
「は?」
「甘い匂いがする」
「ケーキを焼いているからだろう」
「・・・甘い・・・」
焼き上がりが近くなれば、チョコレートの香りは強くなる。
好きな人にはたまらないが、甘いものが苦手なこの男には地獄かも知れない。
いい気味だ、と思うはずなのに、先ほどまで穏やかだった表情が苦しげなものに変わると、何だかとてつもない罪悪感が生まれたシェラだった。
「おい」
やっぱり寝室で寝ろ、と言おうとしたが、何を思ったのかぐりぐりと頭を動かしたヴァンツァーは、シェラの腹の辺りに顔を埋めてしまった。
「──ちょっ!」
ぎょっとしたシェラだったが、見下ろしたヴァンツァーの口許にちいさな笑みが刻まれているのを見てもっと驚いた。
「・・・こっちの方が、いい匂いだ」
「・・・・・・」
どこか舌っ足らずな物言いに、シェラは荒げかけた言葉を呑み込んだ。
「シェラ、髪」
梳け、ということだろう。
何なんだこの我が儘男は、と思いはしたものの、結局シェラは言われるままに髪を梳いてやった。
規則正しい呼吸が聴こえてくると、膝の上の頭が重みを増した。
おそらく30分程度寝るつもりなのだろう。
言ってることとやってることが違うじゃないか、と思ったシェラだったのだけれど。
──・・・まったく。
最初からこうやって素直に甘えてくるなら、少しはこちらとしても対処の仕方を考えてやらんこともないのに、とため息を零す。
──ビターチョコケーキにするんだったなぁ・・・。
甘い、甘い香りを漂わせているオーブンの中身を思い描き、「・・・ばかめ」と呟いて、指触りの良い黒髪を撫でたのだった。
**********
ヴァンツァーは猫科の生き物なので。
わんこキャラを愛でると、反動で猫科も書きたくなります。
──忙しいのは分かってるけど!!
思い出しても腹が立つ!! と、シェラは柳眉を吊り上げてキッチンに立っていた。
ここ最近ヴァンツァーの帰宅時間は遅く、朝は早い。
体調管理を怠るような男ではないし、かつてほど無茶な仕事の仕方をするわけではないが、それでも気になるものは気になるのだ。
だから、せめて帰ってきたときにあたたかい食事と風呂と寝床くらいは用意出来るように、と思っていたのに。
「まだ片付けなければならない仕事がある。部屋には入って来るな。食事は必要ない。先に寝ていろ」
帰ってくるなり、シェラが何か言う前に言いたいことだけ言って、自室に篭ってしまったのだ。
しばらく呆然としてヴァンツァーの部屋の前に立ち尽くしていたシェラだったが、やがてふつふつと怒りがわいて来た。
──あんな風に邪険にしなくてもいいじゃないか!!
そりゃあ、私が手伝える仕事なんてほとんどないけれど!! と、シェラはやり場のない怒りをぶつけるようにしてお菓子を作り始めた。
それも、とても甘いやつだ。
──あいつが絶対に食べられないものを作ってやる! ざまぁみろ!!
ふんっ! と鼻を鳴らしながら、鬼の形相でチョコレートを湯煎にかけたり、粉を篩ったりしている。
キッチンに漂う甘い香りと、全然そぐわない表情だ。
見事な手際でタネを作り終えると、ケーキ型に流し込んでオーブンへ。
あとは焼き上がりを待つだけになってしまい、スイッチの切れたシェラはしょぼんとしてリビングへと向かった。
「・・・知るか、あんな馬鹿」
むぅ、と唇を尖らせ、ソファの上で膝を抱える。
「・・・あんな言い方、しなくてもいいじゃないか・・・」
まるで、『役立たず』と言われたようで、思い出しても胸がズキズキと痛む。
ピカピカに磨いた風呂場も、栄養バランスを考えて一生懸命作った食事も、びしっと整えたベッドも、何ひとつ役に立たない。
今ヴァンツァーが向かっているであろう無機質な端末の方が役に立つのかと思うと、腹立たしいのを通り越して情けなくなってきた。
「・・・ばか・・・」
ぐすん、と鼻を啜ると、ドアの開く音がした。
勢い良く顔を上げたシェラの目に、深夜だというのにやたらと姿勢の良い男がいた。
一瞬、驚いたように目を瞠るヴァンツァー。
「寝ていろと言わなかったか」
「何をしていようと、私の勝手だろう」
ふん! と顔を背ける。
抱えていた膝を伸ばし、弱気だった自分をなかったことにするシェラ。
近寄ってきたヴァンツァーは、「まぁな」と言うと、ごろん、と横になったのである。
「──なっ」
シェラの膝の上に、黒い頭が乗っている。
「おまっ」
「煩い」
「・・・・・・」
「少し休む」
「休むならベッドで」
「まだ仕事が残っているんだ」
「・・・・・・」
「少しだけ」
ゴソゴソと、身動ぎしては寝心地の良い場所を探すヴァンツァー。
やがて満足する場所を見つけたのか、胸の前で腕を組んだ格好で目を閉じる。
「・・・先に寝てろって、言ったくせに」
シェラがぼそっと悪態をつくと、ゆっくりと藍色の瞳が開かれた。
「シェラ」
「・・・・・・」
ツン、と顎を逸らすシェラの手を取るヴァンツァー。
「おい」
「髪・・・」
「は?」
「髪、撫でてくれ」
「はぁ?」
「少しの間でいい」
取ったシェラの手を、そのまま自分のこめかみの辺りに導くヴァンツァー。
「おま」
「・・・落ち着く」
「・・・・・・」
「こうしてお前に触れられていると、とても、落ち着く」
その言葉に嘘はないのか、呼吸は規則正しく、表情はどこまでも穏やかだ。
仕方なく、シェラは言われるままに髪を撫でてやることにした。
5分ほど経っただろうか。
「・・・シェラ」
「寝たんじゃないのか」
ちょっと嫌味を言ってやったつもりのシェラに、ヴァンツァーは何事もないように呟いた。
「・・・甘い」
「は?」
「甘い匂いがする」
「ケーキを焼いているからだろう」
「・・・甘い・・・」
焼き上がりが近くなれば、チョコレートの香りは強くなる。
好きな人にはたまらないが、甘いものが苦手なこの男には地獄かも知れない。
いい気味だ、と思うはずなのに、先ほどまで穏やかだった表情が苦しげなものに変わると、何だかとてつもない罪悪感が生まれたシェラだった。
「おい」
やっぱり寝室で寝ろ、と言おうとしたが、何を思ったのかぐりぐりと頭を動かしたヴァンツァーは、シェラの腹の辺りに顔を埋めてしまった。
「──ちょっ!」
ぎょっとしたシェラだったが、見下ろしたヴァンツァーの口許にちいさな笑みが刻まれているのを見てもっと驚いた。
「・・・こっちの方が、いい匂いだ」
「・・・・・・」
どこか舌っ足らずな物言いに、シェラは荒げかけた言葉を呑み込んだ。
「シェラ、髪」
梳け、ということだろう。
何なんだこの我が儘男は、と思いはしたものの、結局シェラは言われるままに髪を梳いてやった。
規則正しい呼吸が聴こえてくると、膝の上の頭が重みを増した。
おそらく30分程度寝るつもりなのだろう。
言ってることとやってることが違うじゃないか、と思ったシェラだったのだけれど。
──・・・まったく。
最初からこうやって素直に甘えてくるなら、少しはこちらとしても対処の仕方を考えてやらんこともないのに、とため息を零す。
──ビターチョコケーキにするんだったなぁ・・・。
甘い、甘い香りを漂わせているオーブンの中身を思い描き、「・・・ばかめ」と呟いて、指触りの良い黒髪を撫でたのだった。
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ヴァンツァーは猫科の生き物なので。
わんこキャラを愛でると、反動で猫科も書きたくなります。
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