小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
やはり、4日はあっという間に終わってしまいました。小説を書こうと画面に向かうも、気づいたら昼寝をしていたり(笑)いや~、昼近くまで寝てたのに、まだ寝るのかい、という。
皆様にとっては、どのようなGWだったでしょうか? 普通に働いていた方もいらっしゃるでしょう。勉強していた方もいらっしゃるかも知れません。私のように、基本インドアだった方もいるに違いない(笑)
どのような過ごし方だったにせよ、少しでもほっとしたり、笑えたりする時間があったらいいなぁ。私はまた明日から仕事ですが、うん、まぁ、給料分は働いてくるよ。
さ。景気付けに一発いきますか!
皆様にとっては、どのようなGWだったでしょうか? 普通に働いていた方もいらっしゃるでしょう。勉強していた方もいらっしゃるかも知れません。私のように、基本インドアだった方もいるに違いない(笑)
どのような過ごし方だったにせよ、少しでもほっとしたり、笑えたりする時間があったらいいなぁ。私はまた明日から仕事ですが、うん、まぁ、給料分は働いてくるよ。
さ。景気付けに一発いきますか!
**********
「あの子に『結婚しなさい』なんて言ったことはないんだよ」
ジャスミンの言葉に、シェラは目を丸くした。
「え、だって・・・」
「ジャスミン。言葉は正確に使ってくれないと困る」
シェラが疑問を口にする前に、ヴァンツァーが苛立ったような口調で話始めた。
「ジャスミンたちは言ってないかも知れないけど」
「かも、じゃなくて言ってない。そっちも正確に」
にやり、と獰猛な笑みを浮かべる女傑に、ヴァンツァーは思い切り顔を顰めた。
「・・・ジャスミンたちは言ってないけど、煩いのがいるじゃないか」
「あぁ、叔母上たちだろう?」
「おばさま・・・?」
首を傾げるシェラの銀髪を撫でながら、ジャスミンは少し困ったような顔になった。
「ご当主の妹君夫婦が、何というか・・・ちょっと変わった人たちなんだ」
「ちょっとじゃない。ジャスミンが淑女に見えるくらいにはオカシくてイヤなヤツらだ」
「そうだな。半日ゲーム機に触っていないヴァンツァーと同じくらいには、変だな」
「・・・それはすごく変ですね」
ヴァンツァーの苦々しい口調にジャスミンが真顔で頷き、更にそのジャスミンの言葉にシェラが戦慄いた。
外出したって車の中でゲームばかりしているのだ。
よく酔わないなぁ、と感心しそうになったものだ。
「その変わったおばさまが、どうかしたんですか?」
「昔から、ヴァンツァーを大層気に入っていてね」
何となくピンときたシェラだった。
「え、ショタコン?」
「性癖はともかく、見目の良い少年が好きでね。困ったことに、ご夫君も同じ趣味ときている。これもちいさい頃は憎まれ口もきかないし、本当に天使みたいだったからな。で、叔母上のご息女も、その血を受け継いでいてね。是非縁組を、と言ってきていたわけだ。ヴァンツァーはご当主や我が夫同様、容姿端麗を絵に描いたような男だからな。多少性格に難があるのは見えないらしい」
しみじみ語るジャスミンに、「あれ?」と首を捻ったシェラである。
「そういえば、お義姉様って、ちいさい頃のヴァンツァーもご存知なんですか」
「あぁ、わたしはこの家とは遠縁に当たる家の出でね。まぁ、一族ぐるみで舵取りをしているグループ企業だから、何かと顔を合わせることがあってね」
「そうなんですね・・・私、知らないことばっかり・・・」
これからのことが一気に不安になってきたシェラだった。
そもそも、何だか偉い人らしいこの屋敷の当主の次男の『嫁』が男でも良いものだろうか?
そんなシェラの不安を払拭したのは、この家の嫡男だった。
「知らないことは、知っていきゃいいのさ。それに、少なくともこの屋敷にいる人間はお前さんを気に入っているから安心しな。他はどうとでもなる。──何せ親父さんが白と言えば、カラスだって白くなっちまう一族だからな」
「え、何それすごい!」
純粋に目を丸くするシェラに、サリエラはくすくすと笑った。
「きっとこの子は、きみに何も話してはいないのだろうね」
「あ、あの・・・」
「こらこら。責めているわけではないよ? この子がきみを護ろうとして、あえて伝えていないのだろうからね」
「違う」
やさしい声の当主の言葉を、ピシャリと否定するヴァンツァー。
「言っても分からないだろうから言わないだけだ」
「そ、そんなことないもん!」
「自分が働いてる店のソフトの在り処も分からないくせに」
「最初の3ヶ月だけですぅ! もう覚えてるんだから! だいたい、カテゴリー分けしてあるんだから、いちいち聞かないで自分で探せばいいでしょ?!」
「煩いなぁ」
耳を塞いだヴァンツァーは、これ見よがしにため息を吐くと、等身大『セレ○ティ@シェラ』パネルを抱え、部屋を出て行ってしまったのだった。
出て行きがてら、
「めんどくさい」
と呟いて。
しっかりそれを聞いてしまったシェラは「まったく!」と肩をいからせたわけだが、年長者3人は如何にして笑いを堪えようかと必死になっていたのだった。
**********
進んだ・・・? いや、進んでいる!
何か、段々とヴァンツァーが可愛く見えてきた。橘、病気かも知れません。
「あの子に『結婚しなさい』なんて言ったことはないんだよ」
ジャスミンの言葉に、シェラは目を丸くした。
「え、だって・・・」
「ジャスミン。言葉は正確に使ってくれないと困る」
シェラが疑問を口にする前に、ヴァンツァーが苛立ったような口調で話始めた。
「ジャスミンたちは言ってないかも知れないけど」
「かも、じゃなくて言ってない。そっちも正確に」
にやり、と獰猛な笑みを浮かべる女傑に、ヴァンツァーは思い切り顔を顰めた。
「・・・ジャスミンたちは言ってないけど、煩いのがいるじゃないか」
「あぁ、叔母上たちだろう?」
「おばさま・・・?」
首を傾げるシェラの銀髪を撫でながら、ジャスミンは少し困ったような顔になった。
「ご当主の妹君夫婦が、何というか・・・ちょっと変わった人たちなんだ」
「ちょっとじゃない。ジャスミンが淑女に見えるくらいにはオカシくてイヤなヤツらだ」
「そうだな。半日ゲーム機に触っていないヴァンツァーと同じくらいには、変だな」
「・・・それはすごく変ですね」
ヴァンツァーの苦々しい口調にジャスミンが真顔で頷き、更にそのジャスミンの言葉にシェラが戦慄いた。
外出したって車の中でゲームばかりしているのだ。
よく酔わないなぁ、と感心しそうになったものだ。
「その変わったおばさまが、どうかしたんですか?」
「昔から、ヴァンツァーを大層気に入っていてね」
何となくピンときたシェラだった。
「え、ショタコン?」
「性癖はともかく、見目の良い少年が好きでね。困ったことに、ご夫君も同じ趣味ときている。これもちいさい頃は憎まれ口もきかないし、本当に天使みたいだったからな。で、叔母上のご息女も、その血を受け継いでいてね。是非縁組を、と言ってきていたわけだ。ヴァンツァーはご当主や我が夫同様、容姿端麗を絵に描いたような男だからな。多少性格に難があるのは見えないらしい」
しみじみ語るジャスミンに、「あれ?」と首を捻ったシェラである。
「そういえば、お義姉様って、ちいさい頃のヴァンツァーもご存知なんですか」
「あぁ、わたしはこの家とは遠縁に当たる家の出でね。まぁ、一族ぐるみで舵取りをしているグループ企業だから、何かと顔を合わせることがあってね」
「そうなんですね・・・私、知らないことばっかり・・・」
これからのことが一気に不安になってきたシェラだった。
そもそも、何だか偉い人らしいこの屋敷の当主の次男の『嫁』が男でも良いものだろうか?
そんなシェラの不安を払拭したのは、この家の嫡男だった。
「知らないことは、知っていきゃいいのさ。それに、少なくともこの屋敷にいる人間はお前さんを気に入っているから安心しな。他はどうとでもなる。──何せ親父さんが白と言えば、カラスだって白くなっちまう一族だからな」
「え、何それすごい!」
純粋に目を丸くするシェラに、サリエラはくすくすと笑った。
「きっとこの子は、きみに何も話してはいないのだろうね」
「あ、あの・・・」
「こらこら。責めているわけではないよ? この子がきみを護ろうとして、あえて伝えていないのだろうからね」
「違う」
やさしい声の当主の言葉を、ピシャリと否定するヴァンツァー。
「言っても分からないだろうから言わないだけだ」
「そ、そんなことないもん!」
「自分が働いてる店のソフトの在り処も分からないくせに」
「最初の3ヶ月だけですぅ! もう覚えてるんだから! だいたい、カテゴリー分けしてあるんだから、いちいち聞かないで自分で探せばいいでしょ?!」
「煩いなぁ」
耳を塞いだヴァンツァーは、これ見よがしにため息を吐くと、等身大『セレ○ティ@シェラ』パネルを抱え、部屋を出て行ってしまったのだった。
出て行きがてら、
「めんどくさい」
と呟いて。
しっかりそれを聞いてしまったシェラは「まったく!」と肩をいからせたわけだが、年長者3人は如何にして笑いを堪えようかと必死になっていたのだった。
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進んだ・・・? いや、進んでいる!
何か、段々とヴァンツァーが可愛く見えてきた。橘、病気かも知れません。
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