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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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キニアンは、馬鹿正直です。そらもう、嘘を吐くとギリギリと頭が締め付けられるのか、というくらい、嘘が吐けません。そんなキニアン、ほんとにバスケなんて出来るのか、もっと言うならフェイントなんてかけられるのか、という疑問を抱く人もいるかも知れません(←いねーよ)

しかし、たとえフェイントかけられなくても(←かけられねーのかよ)、キニアンには大きな武器があるのです。

──耳。

以上(コラ)普段は音を切っているキニアンですが、それでも半端ない彼の聴力は、周囲のものごとを把握するのに十分すぎるほどに発達しています。見なくても、誰がどこにいて、どこにパスを出せばボールが繋がり、得点に繋げられるのか、判断することが出来るのです。ゲームメーカーですな。司令塔。その司令に先輩たちがついていくかはともかくとして(オイ)

やればデキる子なんだから。

**********

「普段はモノトーンが多い?」
「あぁ、うん」
「シャツにデニム?」
「あ、はい」
「アクセは?」
「あんまり・・・」
「苦手か?」
「いえ・・・そういうの選ぶの、得意じゃなくて」

こちらをちらり、とも見ずに矢継ぎ早に質問をされて、キニアンは相槌を打つ程度の返事しか出来ない。
デザイナーと芸術家がその形の良い頭の中で何を考えているのかよく分からないので、キニアンは黙ってついていくしかない。

「ヴィヴィッドカラーだな」
「且つ爽やか」
「ちょっとした色気」
「ドキッとするほどハード」

具体的な服装や形ではなく、イメージで会話しているからキニアンには余計ついていけない。

──・・・俺、どんなんなっちゃうんだろう・・・?

ちょっとした不安と、カノンはどんな反応をするかな、という期待と、──とりあえず、煩いくらい騒いでいる女性たちの視線が気になってしかたのない思春期真っ盛りの少年なのだった。


**********

あー、時間切れだ。

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